クラス転移したけどリセマラされる前にバックレる

シューニャ

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第192話:復讐の芽は摘んでおく

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「ぐぬぬ・・・ꐦ 」

見るからにアユムはイライラしていた。
彼がイライラするのも無理もない・・・

あの日――以来、領の生命線である輸出入を逆恨みした小貴族達に交易路を遮断されたりチンピラを使って交易品を奪われ妨害されているのだ。それで仕方なく皇帝であるラーイ帝に助けを請うた書状を自身のスカイランナーであるアルマに届けさせたが...

先ほど届いた返事には『其方そなたにはアーレを助けて貰った恩があるが・・・ユガン統合の象徴として、其方だけを特別扱いは出来ない。対話を通じての両者の和解を望む...』と言う旨だけが記されていたのだ!!

失望した!!!可能な限り穏当に済ませようと思って助力を求めたのに・・・この返答は予想外だ...
落胆するアユムに日和達が『ごめんね?・・・真井くん...』『私たちのせいで・・・』と謝るが...

けっして彼女達のせいではない...
「謝るな・・・決して君たちのせいなんかじゃない・・・」

優柔不断のラーイ帝に何かを期待していた訳ではないが・・・もはや対話で解決できるような段階でもない・・・自助による解決しか方法はないようだ
腹を決めるべきかも知れない...

「やむを得ない・・・軍を発する!」

アユムの発言にヨルミネイトは驚愕し『お待ち下さい!閣下!勝手に皇帝の膝元である州都の近くで許可なく領軍を動かすなど謀反を疑われます!!どうかお考え直し下さい!!!閣下!!!』と激しく動揺したがアユムの決意は揺るがない...そんな事は百も承知だ

「君の懸念はもっともだ、ヨルミネイト。しかし、これ以上――座してケルダンを弱らせる訳にもいかないのだ・・・全責任は私が取る。不安だと言うのであれば、お前達の責任が追及されないように覚書を書いて渡そう。だから幹部達を呼んで部隊を招集するんだ。上から阻止命令が来る前にな...」

***

「諸君、忙しい中よく集まってくれた・・・諸君らも知って通り現在、我が領は小貴族連合の妨害行為を受けており状況は深刻な状態にある...我が領は再三、彼らに公平な立場で交渉の席に着くように要請してきたが残念ながら彼らは態度を改める事なく交渉は決裂し徒労に終わってきた・・・そこで私は最後の手段として皇帝陛下への助力を求めたが...」

アリーゼやホイットニー・・・エブリにセーラ、護衛をして貰っているヤヤハとユユスが集まり攻撃目標を説明すると――顔を強ばらせ者や深刻な表情を浮かべ真剣な徐々に顔へと変わっていった。

「・・・よって【最早これ以上の交渉は領民の生命と財産を無駄に危険に晒すだけである。】と私は結論づける。私は皇帝陛下ラーイから与えられた全権限を行使し武力による小貴族連合の排除をおこなう事を――ここに宣言する!これより各部隊の指揮官である諸君らには可能な限り秘密裏に、そして速やかに軍事行動を起こせる体制に移行して貰いたい...」

「もちろん――この軍事行動を起こすにあたり君たちに責任が及ばないように尽力する事を、この場に約束する。これは今回の行動を起こすにあたり作成した私に責任があると示す命令書である。これを、これから各員に配るので紛失しないように大切に保管し、もし君たちが上層部に責任の所在を問われた場合には提示するように・・・以上だ」

演説を終えると各部隊の指揮官たちと作戦の日時や攻略目標・・・各領の抵抗が激しかった場合の撤退経路や現地住民が小貴族達に加勢した場合などの交戦規定を詰めていく...

「攻撃目標は、あくまで小貴族のいると思われる領主の館とする。可能な限り敵方の使用人を含め民間人の被害は出すな...しかし抵抗してきた場合や反抗の意思や行動を見せた場合は殺害を含めた無力化を許可する。」

「標的の小貴族と――その家族や肉親は殺害せよ・・・絶対に情けは掛けるな。相手が例え子どもや老人でもだ。非情だと思うが復讐の芽は絶対に摘んでおかねばならない...小貴族達への見せしめも含め遺体は必ず晒し者にし隷下の部隊には持ち主のいなくなった館での略奪を許可する・・・略奪に夢中になりすぎて敵方の館への放火を忘れるなよ?」

ヤルのであれば徹底的にやらねば意味がない・・・非情のようだがアユムは見せしめの意味の含め敵施設の徹底破壊を命じる。

幸い――徹底的に叩きのめすと言ってもアユムのやり口は、この異世界では――まだ手ぬるい範疇である為...

ヨルミネイト達から反対意見や反発などもなかったし疑問すら挟まれる事などなかったが小貴族たちが徒党を組んでコチラの貿易を妨害してきたとは言え同じ陣営に属している挑戦的な仲間を焼き討ちする命令を受けた部下の表情が晴れやかなモノとはいえないのも無理からぬ事であった。

***

各部隊が人員の招集を終えると兵員が戦闘以外で疲れないように金に物言わせて配備していた兵員輸送用の馬車が可能な限り騒ぎにならないように2部隊づつ・・・かなりの間隔を空けながらケルダンを出発していく!

弾薬積載用の馬車には有りっ丈の弓矢やクロスボウのクロスボウ用の矢ボルトが乗せられているが露見しないようにリアカーテンは閉め切られている!

隣の州都リヴォニアの門兵もんぺいたちが異常を感じ始めたのは第3隊目が遠目に差し掛かり第4隊目がケルダンから出発していく最中であった...

***

「おい 見ろよ・・・ケルダンの連中は、また行軍演習か?」

「ハッハッハッ(笑) きっと暇なんだろうよ 今は小貴族連合の奴らに経済封鎖されているから」「うへぇ・・・俺。ケルダン領軍に所属してなくて良かったぜ 毎日あんな訓練ばっかりじゃ耐えられないよ」

「(笑)ああ お前は不真面目だもんな。」
「(笑)やれやれ それにしても――ほんと、ご苦労な事で...」

2隊目の馬車集団がケルダンを離れていく姿を見て最初は笑みを浮かべながら雑談していたリヴォニアの門兵達だったが間隔を空けて3隊目が出て行くと何人か違和感を感じ始めた

「うん? 3隊目?」「今日は3隊で演習するのか・・・珍しいな」
「確かにケルダンの連中にしては珍しいが別に三隊で訓練する事もあるだろう~」
「それも、そうだな・・・」

それでも夜間の人員と交代して、まだ勤務を開始して間もないのに酒を飲みながらカードゲームをして駄弁っている...
しかし4隊目が差し掛かると流石の彼らもおかしいと感じた!!

「おい・・・流石におかしくないか? 出て行く部隊の数が多すぎる・・・周辺で何かあったか?」

「いや?確かに朝早くから領兵達が多く郊外に行っているが何かあったならリヴォニアにも上から報告が入っているハズだ。周辺で何かあったとは聞いてないが・・・お前、夜番の連中に何か聞いたか?」「いや?何も。」

しかしリヴォニアの門兵達が問答をしている間にも次々とケルダンから領軍の部隊が出動していく!!

「お、おい!これはマズいじゃないか?!」
「さすがに上に報告した方が良いんじゃ?!」

第7隊、第8隊目が通り過ぎてから――ようやく報告にいくが報告がした時点で既に13隊目がケルダンを去った後であった...

***

何とか馬車一台分まで小型化した無線通信馬車でヨルミネイト隊とアリーゼ隊に通信を送ると2隊とも戦略目標手前へ到着したとの報告が入ったので速やかに攻撃命令を無線で攻撃命令を下す...

「さて・・・始めるぞ...」

ちなみにアリーゼ隊にはラブリ隊、ヤヤハ隊がヨルミネイトにはセーラ隊とユユス隊が随伴していてコチラにはホイットニー隊が随伴させている

小貴族達の領地は近場に存在しているため糧食は手持ち分しか必要ないし持ってきてないが代わりに治癒用の回復ポーションを嫌と言うほど持ってきた、準備万端だ・・・目指すは小貴族達の死のみ。

「閣下、戦列が整いました。ご指示を...」

ホイットニーから行軍隊形から戦闘向きの隊列に並び終えた報告を受けたアユムが『よろしい、部隊を前進させてくれたまえ...』前進の指示を出すと...

「部隊が移動するぞ!大隊!!前ぇぇー!!!」

全体に命令を伝える軍楽隊の音楽と共に戦闘部隊が前進を開始した!!

***

防衛側の小貴族側の衛兵達からすれば――それは突然現れた...

「うん?太鼓の音?」

最初は耳の良い住民と衛兵達が違和感を感じた程度だったが徐々に遠くから聞こえてきた太鼓の音は大きく鮮明に誰もが聞こえてくるほどになると人々は不安を覚え騒ぎ始めた。

魔物や敵国の軍隊が攻めてきた時の為に一応は木製で出来た防壁や杭の防衛陣地があるが安心は出来ない。規模の大きい軍隊が本気を出せば――あっと言う間に突破されかねない防御力しかない為だ

門に防衛に当たるため衛兵達が集まる。
しかし装備は整っているとは言え兵士とは言え普段は農業にも従事する民兵・・・屯田兵に過ぎない...
全員が不安な表情を浮かべており士気など推して知るべしであった。

やがて軍楽と共に現れた今まで見たことない軍隊が彼らの前に現れる...

一糸乱れぬ戦列行進はユガン帝国の残党であるメリザエフ公爵率いる北部軍区の練度に引けをとっていないように見えるばかりか――規格統一された射程装備や防具が一兵卒にまで行き渡り...

中には型落ち品とは言え・・・東部軍区の中央軍であるラルカ公爵の精鋭くらいでしか配備されていないであろうヴァレンド洞窟国製の雷銃や機械式クロスボウなど最新鋭装備までが、ちらほら見える――まごう事なき大金をつぎ込んだ精強な軍隊ではないか?!

旗手の持つ軍旗には治療薬として有名なカレンデュラ(キンセンカ)と水薬ポーションの瓶が描かれた軍旗が、はためいている!!

謎の軍隊は村落の門の近い戦略的、戦術的に優位であろう小高い丘の上に陣取り号令と共に停止すると――しばらくして若い男の声が大音量で彼らに語りかけてきた!

「村落の防衛部隊に告ぐ!私はユガンが第二三代皇帝――ラーイ・エル・ユガン皇帝陛下にお仕えしている旧都ケルダンが上級貴族――サナイアユム特別名誉伯である!!」
「私の要求は、ただ1つ!!!貴様らの仕えている小貴族一族の命だ!!可能であれば諸君を傷つけたくない!黙って今すぐ門を開けるか、お前達の君主の身柄を引き渡せ!!抵抗するなら対処させてもらう・・・手荒にな!!!」

スピーカーと言うモノを知らない防衛側の衛兵達は大音量で話しかけられ未知の恐怖に恐れおののく!

「ひぃぃいいい~~!!!なんだ?!あんな遠くから声が聞こえてきたぞ?!!」「知るか!魔法兵が伝令で使う風の囁きじゃないのか?!!」
「いや!違う!風魔法なら、もっと耳に近くで直接的に聞こえるハズだ!」

「で、でも聞こえたぞ!大なり小なり魔法を使える奴なら微かでも魔力を感じられるが魔力なんて感じなかったぞ!!」
「なら、なんで!!声がここまで届くんだ!!!悪魔に化かされた気分だ!!」

「と、ともかく!領主様の指示を仰ごう!伝令は!」
「騒ぎが始まってから――最初に行ったよ!!そろそろ返事が来るハズだ!」

***

「・・・な、などと言う道理の通らぬ事を要求しております!!い、如何いたしましょうか?!!子爵閣下!!」

部下に――どう対応をするべきか!問われると醜く太った貴族は長卓に置かれた丸皿をなぎ払い激怒した!!

「なんだꐦ その質問はꐦ ふざけるな~~!!お前達はワシと家族に命を差し出せと申しておるのか!!」

「ち、違います!卿!断じて私は、そのような事は・・・」

部下達は皆――額に冷や汗を滲ませながら応対するが醜く太った小貴族の男は、すこぶる機嫌が悪いようで...

「えーいꐦ あの若造の軍隊など――どうせ見てくれだけで大したことはなかろう!!徹底抗戦だ!!今すぐ奴の軍を蹴散らしてこーい!!」

と部下に無茶ぶりをする始末だ。

「しょ、承知いたしました!閣下!では防衛部隊の指揮をお願いします!」

「な、何を言っておるのか~~?!!このアホウがぁ~~!!!高貴な身分にあるワシが死んだら――どうする気だ!!ちぃーとは考えんか!!」

そんな男が当然――家族や部下の為に自身の命をなげうって戦う高潔さを持ち合わせている訳もない!

「し、しかし閣下・・・包囲している敵軍は敵司令官が直接――指揮を執っている為に士気が高いと思われ・・・」

「うるさい!ともかく!皇帝のスカイランナーが奴の軍を止めるまで時間を稼げ!!」

そんな風に論争している間にも時間は過ぎてゆき...

***

「(イライラꐦ)遅いꐦ (イライラꐦ) 遅すぎるꐦ 」

こっちは急いでいるにもかかわらず既に警告から3分が経とうとしている

「(ブッチꐦ )もういい・・・時間切れだ...」

最後にスピーカーのマイクを手に取り『俺の忍耐を試すべきじゃなかったな...』と捨て台詞を吐くと攻撃命令を下す!

「攻撃を開始しろ...」

「はっ!承知いたしました!名誉伯!」

『クロス・ボウ隊!!前えーー!!!』と言う掛け声が掛かりクロス・ボウ隊が前衛隊と入れ替わる形で前へ出る!

「炸裂ボルト!!装填!!!総員!!門を狙え!!!放て!!!」

各員が矢先に付けられた安全ピン抜くと炸裂矢をクロスボウに装填すると兵士長の号令と共に一点に集中して斉射した!
――しばらくして木々が裂けるような破裂音が辺り一帯を駆け巡る!

***

「わぁぁあああーーー!!!」「攻撃してきたぞーー!!!」

アユムの攻撃命令と共に領軍の攻撃が開始され――村は怒号と悲鳴が交差していた!
村民は――この世界の人々が避難所として利用する事が常識とされている教会や集会所へと駆け込んで身の安全を女神に祈る他ない!

領軍は三段撃ちのような形で間髪入れることなく断続的な攻撃を仕掛け――門と、いくつかの木製の柵塁さくるいと木壁を粉砕し、その場で一番高価な軍種であろうホイットニー率いる重装騎士隊を惜しむことも無く!

空いた間隙から突入させ後方へと浸透させ内部を混乱させると...

木製構造物に陣取っていた防衛部隊が混乱している――その隙に伸縮式の梯子を担いだ軽装歩兵隊が重装騎士達に続くように出来た間隙かんげきや木壁へと取り付き

四方八方からの包囲を恐れた防衛部隊の屯田兵達の士気はあっと言う間に瓦解!!所詮は半農民兵だけで構成された彼らは戦う間もなく逃走や降伏を余儀なくされた...

防衛拠点を素早く制圧したケルダン領軍は我が物顔で整然と秩序だった隊列で醜く太った子爵の館へと行進していく!!

***

「ひぃぃいいい!!!」

丸々肥え太った子爵は最後まで『お、お前達!ワシを守れ!!』『こ、こらーー!!に、逃げるでない!!』と見苦しくも抵抗したが彼に人望はなく最後まで自身の命を擲ってまで戦ってくれる臣下は――とうとう誰もいなかった...

突入するや否や使用人と兵士達は蜘蛛の子を散らすかの如く逃走し対して抵抗もなく、あっさり捕まり縄を打たれると館の外でルスリス獣人国産の葉巻を吹かしながら待っていた冷酷な表情のアユムの前に家族諸共、地面に蹴り跪かされてしまう始末である...

なお縄を縛られる際に『な、なにをする~~!!!わ、ワシを誰だと思うておる!薄汚い亜人や色なしネズミの分際でワシに触れるな~~!!!』と悪態をついたが為に兵士達にボコボコにされたのは言うまでもない...

「き、貴様ꐦ こんな事をして只で済むと思っているのかꐦ 」
「こんな冷酷な事をしてꐦ 女神アリアの天罰が下りますよꐦ 」

アユムは葉巻を吹かして咳き込むと『ん"ん"ーん" 格好つけるもんじゃないな...』と言いながら火を消すと...

「如何にも小物らしい名台詞をどうも・・・それと、はじめして伯爵夫人――そして、さようなら...」

と言いながら内心(やれやれ散々――交易路で妨害してきておいて、よく言う...)と呆れ果てる...

側室に愛人・・・子どもも含め首を刎ねるように部下に申しつけると――当然、子爵とその一族は戦慄し『な、なんだと~~?!!』『この人殺し~~!!!』『わ、私たちの――こ、子ども達まで『殺せ』なんてアンタは悪魔の化身よ~~!!』と抗議してきたが――そんな程度の事で彼らの命を助けるのであれば初めから、そんな大それた事はしていない...

「命を助けるのであれば初めから、そんな大それた事はしていない...カエルの子はカエル・・・獅子の子は獅子・・・うぬらの子どもに復讐される可能性を――この私が残しておくと思うか...」

『殺せ...』と再び指示し「や、やだぁ~~!!」「や、やめて~~!!!」「こ、殺さないで~~!!」泣き叫ぶ子爵の醜い子ども達の姿を眺め自分の起こした事の顛末を見届けた...

全員の首を刎ね終えると――全員の遺骸を串刺しにして晒しモノにし子爵の自宅である領主の館を絵画にガラス細工などの芸術品から――銀食器から木皿・・・調理用の大きなスプーンに至るまで略奪し最後に兵士達に館に火を放たせ手に持っていた葉巻を燃え盛る建物へ投げ入れ任務は完了...

他のヨルミネイト隊とアリーゼ隊の状況終了との報告を無電を受け全てが終わった数時間後に――ようやく皇帝のスカイランナーであるエルマが『即時軍事行動を中止せよ!!!』との勅命との封書が届いたが、その時は既に大量の回復ポーションを村に置いていき代わりに子爵の館から頂いた略奪品を積み込み終えて帰る所だった。

エルマは燃えさかる子爵邸の惨状と見せしめに子どもまで串刺しにされた無残な遺体を見て青ざめ全てが終わっている事を悟り「ここまでする必要があったのですか?」とアユムを非難がましい視線をアユムへと送ったが当の本人は『貴族として舐められていた私には――やるべき理由があったのだ』とだけ返して静かに軍と共にケルダンへの帰路へと着くのであった...
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