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第187話:あ、あの~仕事があるんですけど?
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「マネージャー ササラ~ おなか減ったꐦ 軽食を何か買って来てꐦ」
「あっ!は、はい!ただ今!」
軍事パレードの翌日――俺は自軍に所属しているアイドルの女の子たちに、何故か小間使いをさせられていた!
この子達に、こき使われいる理由は――つい数分前の出来事のせいだ!
***
「領主様!なんで私がセンターじゃないんですか?!」
と他のアイドルの子達に詰め寄られた俺は困惑していた
それもそのハズ・・・ユガン人やエレンダ人の子達のみならずビレネー人の子達まで不満を申し立てて来たからだ!
理由はビレネーとユガン人のハーフであるササラをアイドルグループのセンターに起用したからである
ビレネーとユガン人の混血であるササラを、わざわざセンターに起用したのはビレネー人も先住であるユガン人やエレンダ人と共に生きていける社会を目指すケルダンをアピールする為にハーフであるササラがアイドルグループの象徴となる事こそが、ふさわしいと考えたからだったが...
実際にササラをセンターにしてアイドルグループを始動した途端に他のメンバーから混血がメインに据えられているのは、やっぱり領主の決定と言えど納得ができないと――なんとグループの全員が申立てきたのだ!
どうやら、この異世界では聞いていた以上に混血の人間は悪く捉えられているようで混血している人間は純血の自分達の悪い所を全て煮詰めたような・・・酷く劣った存在として認識されているのが原因らしい・・・ここに来る前に彼女らが話していた会話の内容でも...
「あら?ユガンの方って私たちエレンダ人より腕や足が太いんですね~♪編み目タイツがボンレスハムみたい♪」
「ああ、それには同意しちゃうなぁ~♪花を摘みに行こうと席を立ったら、いつの間にか大木でも生えてきたのかと思っちゃいました♪」
「ふ~ん。でもシミ、ソバカス、出来物だらけエレンダ人より私たちはマシだわ♪エレンダの女の人って化粧品をいっぱい使わなきゃいけないから大変よね♪」
「はあ"?」
「アハハ♪でも、それってユガン人も同じですよね~♪それに比べて私たちビレネー人は、どの民族よりも肌が白くて美しいですからユガンやエレンダの方々の気持ちが分からないな~♪ユガンやエレンダの女の人って肌が汚くて大変なんですね♪」
「あ"あ"ん(ꐦ°᷄д°᷅)」
「アンタ達は肌が白い寄生虫の間違いでしょう?」「そうよ!いくら肌が白くても内面は真っ暗じゃないꐦ 嘘に紛れた卑しい娼婦崩れのくせにꐦ この男に媚びるしかない色なしメスネズミがꐦ」
「なんなんですかーꐦ ビレネー人差別ですかーꐦ」
「うわっー エレンダ人とユガン人の女って男みたいで怖ーい♪・・・チィ!婦女暴行犯に乱暴されて死ねばいいのに...」
スタッフに挨拶するササラ→「お疲れ様で~す♪」
「・・・あの混血女がꐦ」「いま思ったんですけど――あの人より純血の私達の方がチームリーダーにふさわしくないですか~?なんであの人がリーダーなんでしょう~?私より肌も汚いし腕や太ももが太いじゃないですか~?」
「ほんと、あのブスꐦ 一体どんな手を使ったでしょうね?」
「そうですよね~ プロデューサーでも、あらせられる領主様は――あの肉厚女の何がそんなに気に入ったですかね?領主様にも言った方がいいじゃない?あの淫売、誰にもでも媚びを売るし♪」
「フフフ・・・あら?酷い言い方するのね?それなら仕方ないじゃない♪あの汚らしい混血女は誰にでも媚びを売らないと、やっていけないだから。」
「やだ。みんなヒドーい♪(全員で笑う声・・・ケラケラ♪ケラケラ♪)」
っと言う言葉が聞こえてきたのだ
勿論――彼女ら陰口を聞いたアユムが...
(うわっぁぁあああ!!!あんなに可愛いアイドルの子達の陰口を聞こえてきたぁぁあああ!!!、どうぢぃよぉぉお"お"お"お"ー!!!)っと、しばらくドアの前で立ち尽くしたのは言うまでも無い...
だが、いつまでもそうしている訳にもいかないので平静を装って彼女の部屋に入室した訳だが...
「領主様!なんで私がセンターじゃないんですか?!」「そうですよ!でも、その性格の悪いエレンダの人より私の方がセンターに、ふさわしいと思います!」
「ꐦ なんですって?!」
・・・っと言うことがあったのだ...
でもって・・・いつまで経っても言い争いが収まりそうにないと悟ったアユムが話を切り上げる心算も含めて仕事を持ってきた旨を述べると喜んで全員が集まってきた彼女らに仕事の説明すると...
「そのー・・・とても言いにくいだけど・・・ボヤかして言うのも良くないな、君たちの事をエラく気に入ってくれた貴族がいてね。その人達をベッドの上で接待してきて・・・くれません?」
持ってきた仕事が枕営業だった事もあり彼女らに『〔貴族様と寝て来い〕なんて、どう言う事ですかꐦ最低ーꐦ』『そうですよꐦ売春婦みたいな惨めな思いをしなくて済むと思ったから、この仕事に就いたのにꐦ』と案の定ガチギレされました!(泣)
『いちお、これも仕事だからさ?!』っと食い下がったがササラちゃんにも『どう言う事ですかꐦ 私の歌と踊りを認めてくれたんじゃないんですかーꐦ 最低ッーꐦ』とガチギレされた上に彼女らの抵抗が激しい事や話が漏れて領内で、またデモでもされたら堪らないので最終的に
「ごめんなさいぃぃいいいーーー!!!」
と謝る事態になったのは言うまでも無い...それと!なんで!さっきまで――あんなに仲が悪かったのに!俺が枕営業の話を持って来た途端に結束してるんだい?!君たち?!
こうして――彼女らに許して貰う為に彼女らの奴隷のように身の回りの世話をするハメになったのである!
(な、なんで、こんな事になっちまったんだよー?!)
「プロデューサーꐦ 惣菜パンだけじゃんꐦ 飲み物はーꐦ」
「ひぃいいいー!!ごめんなさいぃぃいいいーーー!!!」
(うるうる(゚இωஇ゚)゚しくしく 後悔してます!許してくださーい!)
アイドル達の要求に泣き喚きながら右往左往するアユムなのでした...つづく
「あっ!は、はい!ただ今!」
軍事パレードの翌日――俺は自軍に所属しているアイドルの女の子たちに、何故か小間使いをさせられていた!
この子達に、こき使われいる理由は――つい数分前の出来事のせいだ!
***
「領主様!なんで私がセンターじゃないんですか?!」
と他のアイドルの子達に詰め寄られた俺は困惑していた
それもそのハズ・・・ユガン人やエレンダ人の子達のみならずビレネー人の子達まで不満を申し立てて来たからだ!
理由はビレネーとユガン人のハーフであるササラをアイドルグループのセンターに起用したからである
ビレネーとユガン人の混血であるササラを、わざわざセンターに起用したのはビレネー人も先住であるユガン人やエレンダ人と共に生きていける社会を目指すケルダンをアピールする為にハーフであるササラがアイドルグループの象徴となる事こそが、ふさわしいと考えたからだったが...
実際にササラをセンターにしてアイドルグループを始動した途端に他のメンバーから混血がメインに据えられているのは、やっぱり領主の決定と言えど納得ができないと――なんとグループの全員が申立てきたのだ!
どうやら、この異世界では聞いていた以上に混血の人間は悪く捉えられているようで混血している人間は純血の自分達の悪い所を全て煮詰めたような・・・酷く劣った存在として認識されているのが原因らしい・・・ここに来る前に彼女らが話していた会話の内容でも...
「あら?ユガンの方って私たちエレンダ人より腕や足が太いんですね~♪編み目タイツがボンレスハムみたい♪」
「ああ、それには同意しちゃうなぁ~♪花を摘みに行こうと席を立ったら、いつの間にか大木でも生えてきたのかと思っちゃいました♪」
「ふ~ん。でもシミ、ソバカス、出来物だらけエレンダ人より私たちはマシだわ♪エレンダの女の人って化粧品をいっぱい使わなきゃいけないから大変よね♪」
「はあ"?」
「アハハ♪でも、それってユガン人も同じですよね~♪それに比べて私たちビレネー人は、どの民族よりも肌が白くて美しいですからユガンやエレンダの方々の気持ちが分からないな~♪ユガンやエレンダの女の人って肌が汚くて大変なんですね♪」
「あ"あ"ん(ꐦ°᷄д°᷅)」
「アンタ達は肌が白い寄生虫の間違いでしょう?」「そうよ!いくら肌が白くても内面は真っ暗じゃないꐦ 嘘に紛れた卑しい娼婦崩れのくせにꐦ この男に媚びるしかない色なしメスネズミがꐦ」
「なんなんですかーꐦ ビレネー人差別ですかーꐦ」
「うわっー エレンダ人とユガン人の女って男みたいで怖ーい♪・・・チィ!婦女暴行犯に乱暴されて死ねばいいのに...」
スタッフに挨拶するササラ→「お疲れ様で~す♪」
「・・・あの混血女がꐦ」「いま思ったんですけど――あの人より純血の私達の方がチームリーダーにふさわしくないですか~?なんであの人がリーダーなんでしょう~?私より肌も汚いし腕や太ももが太いじゃないですか~?」
「ほんと、あのブスꐦ 一体どんな手を使ったでしょうね?」
「そうですよね~ プロデューサーでも、あらせられる領主様は――あの肉厚女の何がそんなに気に入ったですかね?領主様にも言った方がいいじゃない?あの淫売、誰にもでも媚びを売るし♪」
「フフフ・・・あら?酷い言い方するのね?それなら仕方ないじゃない♪あの汚らしい混血女は誰にでも媚びを売らないと、やっていけないだから。」
「やだ。みんなヒドーい♪(全員で笑う声・・・ケラケラ♪ケラケラ♪)」
っと言う言葉が聞こえてきたのだ
勿論――彼女ら陰口を聞いたアユムが...
(うわっぁぁあああ!!!あんなに可愛いアイドルの子達の陰口を聞こえてきたぁぁあああ!!!、どうぢぃよぉぉお"お"お"お"ー!!!)っと、しばらくドアの前で立ち尽くしたのは言うまでも無い...
だが、いつまでもそうしている訳にもいかないので平静を装って彼女の部屋に入室した訳だが...
「領主様!なんで私がセンターじゃないんですか?!」「そうですよ!でも、その性格の悪いエレンダの人より私の方がセンターに、ふさわしいと思います!」
「ꐦ なんですって?!」
・・・っと言うことがあったのだ...
でもって・・・いつまで経っても言い争いが収まりそうにないと悟ったアユムが話を切り上げる心算も含めて仕事を持ってきた旨を述べると喜んで全員が集まってきた彼女らに仕事の説明すると...
「そのー・・・とても言いにくいだけど・・・ボヤかして言うのも良くないな、君たちの事をエラく気に入ってくれた貴族がいてね。その人達をベッドの上で接待してきて・・・くれません?」
持ってきた仕事が枕営業だった事もあり彼女らに『〔貴族様と寝て来い〕なんて、どう言う事ですかꐦ最低ーꐦ』『そうですよꐦ売春婦みたいな惨めな思いをしなくて済むと思ったから、この仕事に就いたのにꐦ』と案の定ガチギレされました!(泣)
『いちお、これも仕事だからさ?!』っと食い下がったがササラちゃんにも『どう言う事ですかꐦ 私の歌と踊りを認めてくれたんじゃないんですかーꐦ 最低ッーꐦ』とガチギレされた上に彼女らの抵抗が激しい事や話が漏れて領内で、またデモでもされたら堪らないので最終的に
「ごめんなさいぃぃいいいーーー!!!」
と謝る事態になったのは言うまでも無い...それと!なんで!さっきまで――あんなに仲が悪かったのに!俺が枕営業の話を持って来た途端に結束してるんだい?!君たち?!
こうして――彼女らに許して貰う為に彼女らの奴隷のように身の回りの世話をするハメになったのである!
(な、なんで、こんな事になっちまったんだよー?!)
「プロデューサーꐦ 惣菜パンだけじゃんꐦ 飲み物はーꐦ」
「ひぃいいいー!!ごめんなさいぃぃいいいーーー!!!」
(うるうる(゚இωஇ゚)゚しくしく 後悔してます!許してくださーい!)
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