176 / 237
第176話:頭が可哀想な人
しおりを挟む
性的暴行を受けた桐谷の元取り巻き女子達には卵から生成したエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンを調整するステロイドであるアフターピルや抗生物質で治療したが...
身体の方はそうでもないが心理的にダメージは深かった為――気分を改善させる精神安定剤や抗精神病薬を服用させている
男の俺には無理な事があったとしても幸いにも梨島が彼女達に付いてくれるので少しとは言え彼女らの心理的には心が和らぐハズだ
ルルナやリリナ、ナナリも良くやってくれているしササミとココアの破天荒な言動と行動のお陰で笑顔も見えるようになったので俺は仕事に打ち込めているワケだしササミにも少しくらい感謝してやっても良い...
***
「おはよう!諸君!諸君に今から学んでもらうカリキュラムではケルダン領軍の正式装備である武器の効果的な使い方、野戦での応急手当を始めとしたサバイバル術、また単独になってしまった際の敵地における偵察方法や兵士としての集団戦への心構えを学んでもらう!」
今日は午前から新兵たちの練兵をして初期に兵士達に兵士としての徹底な体力作りの大切さを説き...
「サナイ主任、ご相談したい事が・・・主任が主導しておられる新型兵器である戦車用の大出力エンジンの開発が上手くいきません。出力を上げた途端に爆発したり燃えるんです。これ以上――開発に手間取れば予算を打ち止めすると上層部が...」
「マジか?!あいつら無煙火薬を使った銃器開発の時も『時間の金と無駄だ。国の予算なんだから――もっと直ぐに使える即戦力なモノを作れ』って妨害して来たばかりだろう?!俺の主導した開発計画を全て止めないと気が済まないのかよ?!」
「いかが致しましょう?」
「・・・取り敢えず『私の齎した新しい技術が成熟しないと他の既存技術を応用したモノすら作れない』と抗議してくる💢」
「で、ですが・・・そんな事をなされては『既存技術すら応用する能力がないのか?』と上に言われるだけでは?」
「構うものかー💢俺は既にトラック自動車や止血剤にマッチを作った実績がある皇帝陛下のお気に入りだ💢アイツら――いったい何様だよ💢」
「私に怒られましても・・・それに止血剤は【外傷ならポーションで良いし】マッチやライターでは【火を付けたいなら火炎魔法を使えばいいじゃん】っと貴方様の開発した物と能力に疑問の声が挙がっています。このままでは貴方は自己満足で国の予算と資源を使っていると批判が...」
「だぁ~からー💢なんで説明してあげているに、みんな解らないかなぁ~💢一定の人間が使えるモノじゃダメなんだよぉ~💢に俺のもたらした画期的で安価な物が全員の手元にあれば、みんな苦労せずに火を起こせて外傷ポーションが手元になくても命を繋げるようになるって何回も俺💢言ってるじゃん💢」
難癖を付けてくる異世界人どもに技術力と工業力のがあれば一部の人間だけでなく国民全員が一定の事が出来るようになるので総合的に見れば全体の生産力や国力は上がる!!『お前らは黙ってろ💢』とキレ散らかしたり...
忙しくも充実した日々を送る事ができた...
ちなみに戦車用の大出力エンジンの開発は凍結されたので激おこプンプン丸である
・・・あの分からず屋どもめッ!💢
・・・っとは言え――今まで農耕などに向かないと諦めていたケルダン南部でのポドゾル土や泥炭土などをオムツとかに使う高分子ポリマーとユーカリやマングローブを使った土壌改良や開墾を行《おこな》い...
その結果――燕麦やビレネー芋を収穫できるようなった成果が認められたので『実に野心的で素晴らしい計画だ!!』だと珍しくお国の役人も褒めてくれたので...
――心の広い俺は、ひとまず良しとしておいてやった!!(全力の負け惜しみ!!)
べ、別に“国の資産を無駄遣いしたら打ち首になるよ”と言われたのが怖いワケじゃないだからねっ?!!・・・ほら只、国の資産を無駄にするワケには行かないじゃないか?!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ...
「さ、さて領主としての執務もあるし!今日は帰ろうかな?!!」
***
逃げるように上役の執務室から館に帰るとササミとココアが俺がニニムにやろうと思って持ち帰ったマッチやライターを物珍しそうに眺めていたので驚かせてやろうと思い目の前で、どう使うのか披露してやった!
しかし彼女達は驚く所か...
「えっ・・・火を付けるだけです?・・・火を付けるだけなら外灯の松明から火種を貰って来れば良いだけなのではないですか?」と、もっともな言い始め...
「領主様は、もしかして頭が可哀想な人なのですか?」
「・・・れすぅ~?」
とスゴく酷い事を言われた!!
しかも本気で哀れんでいるようで憐愍の視線を注いで来る!
「や、やめろ・・・俺を、そんな目で見るなぁぁ"あ"あ"あ"!!!」
なお余談だが、俺が発狂した――そののちにライターを片手にドヤ顔のニニムが『ふふふ・・・これで私も魔力持ちに遅れをとりません――天才火付け魔法士ニニムちゃん爆誕です!』とアピールしてきてウザかったので...
ササミ達に心の中で“頭の可哀想な奴とは、こういう頭のめでたい奴の事を言うんやぞ!”と思ったなど今後も誰も知らない事であろう...
身体の方はそうでもないが心理的にダメージは深かった為――気分を改善させる精神安定剤や抗精神病薬を服用させている
男の俺には無理な事があったとしても幸いにも梨島が彼女達に付いてくれるので少しとは言え彼女らの心理的には心が和らぐハズだ
ルルナやリリナ、ナナリも良くやってくれているしササミとココアの破天荒な言動と行動のお陰で笑顔も見えるようになったので俺は仕事に打ち込めているワケだしササミにも少しくらい感謝してやっても良い...
***
「おはよう!諸君!諸君に今から学んでもらうカリキュラムではケルダン領軍の正式装備である武器の効果的な使い方、野戦での応急手当を始めとしたサバイバル術、また単独になってしまった際の敵地における偵察方法や兵士としての集団戦への心構えを学んでもらう!」
今日は午前から新兵たちの練兵をして初期に兵士達に兵士としての徹底な体力作りの大切さを説き...
「サナイ主任、ご相談したい事が・・・主任が主導しておられる新型兵器である戦車用の大出力エンジンの開発が上手くいきません。出力を上げた途端に爆発したり燃えるんです。これ以上――開発に手間取れば予算を打ち止めすると上層部が...」
「マジか?!あいつら無煙火薬を使った銃器開発の時も『時間の金と無駄だ。国の予算なんだから――もっと直ぐに使える即戦力なモノを作れ』って妨害して来たばかりだろう?!俺の主導した開発計画を全て止めないと気が済まないのかよ?!」
「いかが致しましょう?」
「・・・取り敢えず『私の齎した新しい技術が成熟しないと他の既存技術を応用したモノすら作れない』と抗議してくる💢」
「で、ですが・・・そんな事をなされては『既存技術すら応用する能力がないのか?』と上に言われるだけでは?」
「構うものかー💢俺は既にトラック自動車や止血剤にマッチを作った実績がある皇帝陛下のお気に入りだ💢アイツら――いったい何様だよ💢」
「私に怒られましても・・・それに止血剤は【外傷ならポーションで良いし】マッチやライターでは【火を付けたいなら火炎魔法を使えばいいじゃん】っと貴方様の開発した物と能力に疑問の声が挙がっています。このままでは貴方は自己満足で国の予算と資源を使っていると批判が...」
「だぁ~からー💢なんで説明してあげているに、みんな解らないかなぁ~💢一定の人間が使えるモノじゃダメなんだよぉ~💢に俺のもたらした画期的で安価な物が全員の手元にあれば、みんな苦労せずに火を起こせて外傷ポーションが手元になくても命を繋げるようになるって何回も俺💢言ってるじゃん💢」
難癖を付けてくる異世界人どもに技術力と工業力のがあれば一部の人間だけでなく国民全員が一定の事が出来るようになるので総合的に見れば全体の生産力や国力は上がる!!『お前らは黙ってろ💢』とキレ散らかしたり...
忙しくも充実した日々を送る事ができた...
ちなみに戦車用の大出力エンジンの開発は凍結されたので激おこプンプン丸である
・・・あの分からず屋どもめッ!💢
・・・っとは言え――今まで農耕などに向かないと諦めていたケルダン南部でのポドゾル土や泥炭土などをオムツとかに使う高分子ポリマーとユーカリやマングローブを使った土壌改良や開墾を行《おこな》い...
その結果――燕麦やビレネー芋を収穫できるようなった成果が認められたので『実に野心的で素晴らしい計画だ!!』だと珍しくお国の役人も褒めてくれたので...
――心の広い俺は、ひとまず良しとしておいてやった!!(全力の負け惜しみ!!)
べ、別に“国の資産を無駄遣いしたら打ち首になるよ”と言われたのが怖いワケじゃないだからねっ?!!・・・ほら只、国の資産を無駄にするワケには行かないじゃないか?!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ...
「さ、さて領主としての執務もあるし!今日は帰ろうかな?!!」
***
逃げるように上役の執務室から館に帰るとササミとココアが俺がニニムにやろうと思って持ち帰ったマッチやライターを物珍しそうに眺めていたので驚かせてやろうと思い目の前で、どう使うのか披露してやった!
しかし彼女達は驚く所か...
「えっ・・・火を付けるだけです?・・・火を付けるだけなら外灯の松明から火種を貰って来れば良いだけなのではないですか?」と、もっともな言い始め...
「領主様は、もしかして頭が可哀想な人なのですか?」
「・・・れすぅ~?」
とスゴく酷い事を言われた!!
しかも本気で哀れんでいるようで憐愍の視線を注いで来る!
「や、やめろ・・・俺を、そんな目で見るなぁぁ"あ"あ"あ"!!!」
なお余談だが、俺が発狂した――そののちにライターを片手にドヤ顔のニニムが『ふふふ・・・これで私も魔力持ちに遅れをとりません――天才火付け魔法士ニニムちゃん爆誕です!』とアピールしてきてウザかったので...
ササミ達に心の中で“頭の可哀想な奴とは、こういう頭のめでたい奴の事を言うんやぞ!”と思ったなど今後も誰も知らない事であろう...
10
お気に入りに追加
542
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる