168 / 237
第168話;閑話:絶対にダメだからな?!
しおりを挟む
「いやぁ~ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"!!!領主さま!ココアもぉー!ねぇ!ココアも"ぉー!!ココアもキャラメルが食べたいれすぅ"ぅ"ぅ"う"う"う"う"!!!」
思ったんだが豊かな暮らしや幸せを知らなければ人間は不幸なんて知らないと――つい最近、俺はしみじみ感じるんだ...
「コラぁ💢ココア!諦めやがれですー!!このキャラメルは――もう全部!ササミのモノなのですー!!」
「びぇぇぇえええーんんん!!(泣)」
バターキャラメルなんてモノを、この異世界に生み出したのは間違いだった!
領軍の士官用に試作して貰ったバターキャラメルの匂いが芳醇すぎてササミが『貴族ばっかりズルい!』『つまみ食いをさせろ!』と騒ぎだしたら――すぐにこの騒ぎである!!
当然、俺は『いや!ダメに決まっているだろう?ササミ!・・・お前は何を言っているんだ?これは命をかける階級に所属する騎士や貴族だけが食べられるモノでお前達が食べるなんて20年早い!!』とバターキャラメルは拒否すると彼女達は『びぇぇぇえええーんんん!!(泣)』とグズり...
なんと俺を泣き落としに掛かってきたではないか?!
「ダメだ!ダメだぞ?!絶対にダメだからな?!・・・そんなに泣いても騙されないからな?!」
今回ばかりは心を鬼にして・・・
――10分後...
「おいしいか?」
「うまいのですー♪」「おいしいのれすー♪」
やっぱり泣く子ども達には勝てなかったダメなアユムであった...
思ったんだが豊かな暮らしや幸せを知らなければ人間は不幸なんて知らないと――つい最近、俺はしみじみ感じるんだ...
「コラぁ💢ココア!諦めやがれですー!!このキャラメルは――もう全部!ササミのモノなのですー!!」
「びぇぇぇえええーんんん!!(泣)」
バターキャラメルなんてモノを、この異世界に生み出したのは間違いだった!
領軍の士官用に試作して貰ったバターキャラメルの匂いが芳醇すぎてササミが『貴族ばっかりズルい!』『つまみ食いをさせろ!』と騒ぎだしたら――すぐにこの騒ぎである!!
当然、俺は『いや!ダメに決まっているだろう?ササミ!・・・お前は何を言っているんだ?これは命をかける階級に所属する騎士や貴族だけが食べられるモノでお前達が食べるなんて20年早い!!』とバターキャラメルは拒否すると彼女達は『びぇぇぇえええーんんん!!(泣)』とグズり...
なんと俺を泣き落としに掛かってきたではないか?!
「ダメだ!ダメだぞ?!絶対にダメだからな?!・・・そんなに泣いても騙されないからな?!」
今回ばかりは心を鬼にして・・・
――10分後...
「おいしいか?」
「うまいのですー♪」「おいしいのれすー♪」
やっぱり泣く子ども達には勝てなかったダメなアユムであった...
0
お気に入りに追加
542
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる