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第157話:新しい家とムッツリひよりちゃん!
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わたしは梨島日和。
ある日――突然、クラスメイトと一緒に剣と魔法の異世界に連れて来られた私は色々な理由があって既に死んでしまったと思っていた真井君に出会い戦闘向きではない自分の天恵から来る不安から彼に付いて行く事に決めた。
結果的に真井くんに付いて行けたのは正解だった・・・彼は勝手に付いてきた私に不自由させまいと様々な事をしてくれたからだ
初めに――これから住む事になると言うボロボロの旧庁舎を見せられた時は、不安だったが彼は先立つモノが必要だろうと定期的にまとまった金貨をくれた
その後もすぐに温かいシャワーに入れるようにしてくれただけでなくご飯も――元の世界では貧相だけど、この世界では贅沢だと言われる食事を自由に食べさせてくれたのだ
真井君には感謝しかない...
今わたしが居るケルダン郊外に新たに建てられた3階建てのエレンダ様式の館も――いつまでもボロボロの旧庁舎に住んでいられないとケルダンの財政が安定したのを見計らって真井くんが異世界の職人さん達に建てさせたモノで白を基調とした外壁の漆喰が美しい建物だ
最初は三階建ての建物なんて大丈夫なの?と思ったけど・・・なんでも真井くん曰くこの世界のエレンダ人が発明した梁を使っているから三階建てでも頑丈なんだって...
ちなみに――この館の各個室には水洗トイレやバスタブが置かれ何時でもボイラーで暖められた暖かいお湯に入れるようになって他の貴族の館では見られない上級貴族に相応しい豪華な作りになっているとニニムさん達が驚いていたのが印象に残った
あと『梨島さんにもプライバシーが守れるプライベートな空間が必要だろう』っと私専用の一人で過ごすには十分すぎる広い私室も彼は用意してくれたので有り難く使わせて貰っている
しかも、どうやって作ったのか解らなかったけどルスリス産のヤシの実?・・・から抽出したパーム油と硫酸から作ったラウリル硫酸ナトリウムとか言う液体石鹸まで用意してくれていたので綺麗好きな私としては――いつでも体を清められるのは有り難い
ちなみに私の部屋には藁のベットよりも快適なコイルポケット式のクイーンサイズのお姫様ベットを置いてくれたので――なんだかお姫様にでもなった気分だ
食事に関しても元の世界では普通の食事だけど元宮廷料理人のヴァーニャさんがサラダや焼きたての白パンやステーキなど作ってくれるので――この世界の一般的な貴族と比べても良い暮らしぶりをさせて貰っていて...
――時々、領主の真井くんの権力に肖りたいと解っているとは言え『これは、これは・・・領主さまの奥方様ですかな?』と礼儀正しく親切にも挨拶して来てくれるので、なんだか自分まで偉くなった気分である
まさか異世界で――こんな良い建物や食生活が出来るとは思わなかった...
ただ――つい最近お世話をしてくれているメイドさんの一人であるルルナさんが垢抜けたような感じになり・・・真井くんがヴァーニャさんやメイドさん達を見て鼻の下を伸ばしている所を何度か目撃したせいだろうか?
異性の同級生としては複雑な胸中だよ...
真井くんも男の子なので仕方ないとは思うけど・・・け、結婚もしてないのに
未成年が・・・え、えっちなことなんてしちゃいけないと思います!
そんな事を思っているくせに意外にもメイドさん達の最近の性事情に聞き耳を立ててしまうエッチな事に興味津々のひよりなのであった...
ある日――突然、クラスメイトと一緒に剣と魔法の異世界に連れて来られた私は色々な理由があって既に死んでしまったと思っていた真井君に出会い戦闘向きではない自分の天恵から来る不安から彼に付いて行く事に決めた。
結果的に真井くんに付いて行けたのは正解だった・・・彼は勝手に付いてきた私に不自由させまいと様々な事をしてくれたからだ
初めに――これから住む事になると言うボロボロの旧庁舎を見せられた時は、不安だったが彼は先立つモノが必要だろうと定期的にまとまった金貨をくれた
その後もすぐに温かいシャワーに入れるようにしてくれただけでなくご飯も――元の世界では貧相だけど、この世界では贅沢だと言われる食事を自由に食べさせてくれたのだ
真井君には感謝しかない...
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最初は三階建ての建物なんて大丈夫なの?と思ったけど・・・なんでも真井くん曰くこの世界のエレンダ人が発明した梁を使っているから三階建てでも頑丈なんだって...
ちなみに――この館の各個室には水洗トイレやバスタブが置かれ何時でもボイラーで暖められた暖かいお湯に入れるようになって他の貴族の館では見られない上級貴族に相応しい豪華な作りになっているとニニムさん達が驚いていたのが印象に残った
あと『梨島さんにもプライバシーが守れるプライベートな空間が必要だろう』っと私専用の一人で過ごすには十分すぎる広い私室も彼は用意してくれたので有り難く使わせて貰っている
しかも、どうやって作ったのか解らなかったけどルスリス産のヤシの実?・・・から抽出したパーム油と硫酸から作ったラウリル硫酸ナトリウムとか言う液体石鹸まで用意してくれていたので綺麗好きな私としては――いつでも体を清められるのは有り難い
ちなみに私の部屋には藁のベットよりも快適なコイルポケット式のクイーンサイズのお姫様ベットを置いてくれたので――なんだかお姫様にでもなった気分だ
食事に関しても元の世界では普通の食事だけど元宮廷料理人のヴァーニャさんがサラダや焼きたての白パンやステーキなど作ってくれるので――この世界の一般的な貴族と比べても良い暮らしぶりをさせて貰っていて...
――時々、領主の真井くんの権力に肖りたいと解っているとは言え『これは、これは・・・領主さまの奥方様ですかな?』と礼儀正しく親切にも挨拶して来てくれるので、なんだか自分まで偉くなった気分である
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ただ――つい最近お世話をしてくれているメイドさんの一人であるルルナさんが垢抜けたような感じになり・・・真井くんがヴァーニャさんやメイドさん達を見て鼻の下を伸ばしている所を何度か目撃したせいだろうか?
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