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第149話:棚にあげるのは任せておけ!!
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「サナイ特別名誉伯――御意によりて馳せ参じた次第。我がユガンを統べる皇帝陛下よりサナイ殿の意見を是非に聴きたい、宮殿へと参上されたし、との仰せです!」
今朝――朝飯を食べていると皇帝直属の伝令の服を着ている男が旧庁舎に現れたかと思ったら―――ラーイ帝が呼び出しているから宮廷に来いっと朝っぱらから面倒な事を伝えに来た。
勿論――皇帝を待たせる度量などない俺は朝食を掻き込むと上等な外套を着ると待たせておいた馬車で、すぐに皇居へと赴く...
***
しばらくして皇居に着いたので門の前を警備している近衛兵に聞く用件を言うと『サナイ殿、話しなら伺っています。陛下は談話室にてお待ちです。どうぞ、お通り下さい。』っと言われたので警備が厳重な区画を顔パスで通る
アーレ皇太子を助ける為に、ここに強制的に誘拐された時には下級の近衛兵たちにも猜疑の視線を向けられていたが形骸化してこそいるものの曲がりなりにも爵位を褒美として与えられてからは最初の頃とは打って変わって彼らの対応が変わったのは素直に嬉しい...
やっぱり、みんな仲良く平和が一番である!
無論――近衛兵たちの対応が変わっただけで相変わらず彼らの上司である近衛騎士達の目線は厳しいが...
あと、そこのメイドさん達!
俺を見ながらヒソヒソ噂話をするのはヤメよ?
元の世界でボッチだった俺の辛い学校生活がフラッシュバックしてSAN値が地味に侵されていくから!!!
精神的なダメージを受けながら、ようやくラーイ帝のいる談話室にしかめっ面のこの騎士に睨み付けながら通されると少しだけ安堵したが俺が何かしたか?・・・お前らに!!
だが安堵したのも束の間・・・
「おっと?・・・これは、これはサナイ特別名誉伯。ようこそお越しなさいました。随分の遅い、ご到着で・・・」
ラーイ帝の隣の椅子に腰掛けていた人物を見て俺は顔を歪めた...
俺の苦手っと言うか・・・嫌いな宮中伯のウィンダム卿が座って居やがったからだ!
この片眼鏡を掛けている神経質で潔癖症な男は内面や外見にも、その性格が滲み出ているが・・・コイツの家系は先祖代々――宮中伯を任されている上に内務卿の地位まで与えられているので、ほとんどの人間は逆らえない!
コイツがせめて謙虚であれば俺も彼を尊敬できるのだが・・・残念な事にコイツは自身の華麗なる出自を鼻に掛けているので尊敬できないどころか、重箱の隅を楊枝でほじくり返すようなネチネチとした物言いを全員にしてくる面倒な奴なのである!
先ほどの挨拶も言葉こそ丁寧だが・・・苦々しい表情や言葉の節々から感じる雰囲気は非常に嫌みたらしい💢遅れていない所か急いで来た俺に向かって、その言い草はないんじゃないだろうか?!
はあ"~あ"あ"~ マジで、その片眼鏡を掛けてる顔面に、めり込むくらいパンチを喰らわせてぇ~
「申し訳ありません陛下、ウィンダム卿。急いで来たのですが何分――ケルダンから宮廷までは物理的な距離があるモノで...」
・・・いや!コイツが上でも下でもやらないけど!
そんな気分になるくらい腹立たしい奴である!
いちお、自由ユガンの貴族は同格であれば対等という建前はあるとは言え・・・エレンダ人の血統にユガン人の血が混ざっている皇帝一家にならってエレンダ貴族→ユガン貴族→成り上がり貴族っと言う感じに暗黙の順序があり成り上がりの貴族に当たる俺はエレンダ貴族のウィンダム卿に暴言を吐く訳にはいかない...
仕方ないので俺は、こうして愛想笑いを浮かべながら言い訳するしかないわけだ
だからだろうか?・・・俺の言い訳など最初から、どうでもいいウィンダムは『フン!本当に早く来る努力したかも怪しいが・・・まあ良い・・・』っと面白くなさそうに鼻を鳴らすと無視するかのように、そっぽを向く
別に無視してくれるなら良い・・・嫌いな奴と出会った事で朝の爽やかな気分を害したが...嫌な奴と同じ空気を一分一秒でも吸いたくない俺はラーイ帝に如何にも申し訳なさそうな態度で用件を尋ねる事にした
「それで陛下・・・私めからお尋ねするのは憚られますが今日のご用向きは何でございましょうか...」
勿論――その態度には理由があった。この態度はラーイ帝の顔色を窺っていると言うよりも近衛騎士の顔色を窺っているのだ
上下関係が厳しい封建社会の――この異世界では基本的に自分よりも階級が上の貴族には当人の許可がなければ勝手に発言してはいけない。
何故なら自身より上の人間に意見する事は一種の特権であり各々が自由に発言しては一部の声の大きな人間の声だけ取り上げられるし上の階級の貴族にとっては権威に欠くからだ。
どうしても自身の意見を述べたい時には時間と手間が掛かるが周囲に根回するのが通例であり礼とされている
もちろん俺の少し礼に欠く態度に――近衛騎士達はに一瞬ムッっとした表情を見せたが場が非公式の場である事、今までの経緯から皇帝であるラーイ帝が俺の態度を許している事、俺の低姿勢な申し訳なそうな言動と態度が合わさった事で幸い何を言われる事はなかった為、言葉を続ける...
「僭越ながら私めの見立てによると・・・内務卿で有 せ られるウィンダム卿が陛下のお側に侍る名誉を授かられておられる、ご様子から・・・内政に関する事柄とお見受けしますが...」
自分の見立てを述べるとラーイ帝はポンっと片手で、もう一方の手を叩き『おぉ!誠に、その事よ!サナイ』っと思い出したように俺を呼び出した訳を語り始めた。
――忘れていやがったな?コイツ・・・
「実はな――先刻、我が内務卿、ウィンダムより増税の申し出があってな」
ラーイ帝の話しが回りくどかったので要約すると...
1.(つい最近の庶民は貴族への敬意が足りない!けしかねん!)っと歴史ある家柄に生まれたウィンダムは考えている。庶民に貴族も同じ人間だと思われるのは支配者として貴族の沽券に関わる事だ!ゆえに支配層と被支配層の違いを明確にする必要がある!
彼は貴族は前帝国時代の貴族達がしたように着飾り趣向を凝らしたパーティーなどの行事を執り行ない贅沢をする事で自分達が特権階級である事を誇示する必要があると強く皇帝に主張した。
2.だが、前時代の貴族のような生活には大金が掛かる。そこで貴族の諸侯が身分に相応しい品位を保てるよう――財源を確保する必要がある
3.しかし増税には、この国の象徴である皇帝の承諾がいるため彼と同じような家柄良い――古い風習を大切にする古い貴族であるウィンダムは増税を承諾するようラーイ帝に求めてきている。
しかし、当のラーイ帝は優柔不断な性格なので煮え切らない態度をウィンダム卿に見せ続けた結果...
けっして――口には出さないがイライラとしている様子が態度からも分かるくらいウィンダムが激怒している事が一目瞭然だったので気の弱い皇帝は、どうすれば良いのか勘案した挙げ句――
『ここは庶民兼【異世界人】の俺の意見を聞きたい』と、もっともらしい意見を言い俺を呼び出したと言う事だった←今ここ
サナイは犠牲になったのだ・・・いや!フザけんなよ!!!お前!!
陛下――俺、領主としての仕事を、ほっぽり出して来たんですがねー?!
・・・っつーか!近衛騎士!テメェ💢
相手が内務卿だったら態度を窘めねぇーのかぁ?!お前らは💢
それでも騎士かー?!このチキン野郎!
もちろん相手を見て対応を変える近衛騎士達には本当は面と向かって言ってやれたら痛快なのだが・・・近衛騎士には初対面の時に現住大陸から来た勇者という理由で斬られかけた過去があるので怖いから決して、そんな口は聞けない!
っと言う事で――『左様でございますか~ それで私めは呼ばれた訳ですね~ いや~それにしても重ねがさね先ほどは私の方から話しを進めるお願いをしてしまい申し訳ありませんでした~ 陛下』と言いラーイ帝の許しの言葉を俺は誘発すると...
(せめて非難がましい目で見てやろう!)っと思い...
「それにしても――やはり陛下の名誉と身を普段から守っておられる近衛騎士の方々は優秀ですね!まさに騎士の中の騎士!この真井!感動いたしましたー!きっと彼らのような崇高な騎士様なら自分達より立場が高貴である人間にも臆せず、その態度を諫めるのでしょう~(棒)イヤ~ 臆病な自分には真似できないなぁ~(ジト目)」っと白白しく近衛騎士を遠回しに批判しておいた
すると案の定――俺の比喩表現に含まれる意図を察したのだろう・・・目を逸らしやがった!コイツら💢
自身もウィンダム卿やラーイ帝には何も言えないのに自分の事は棚に上げて近衛騎士には厳しいアユムなのでした...(次回につづく)
今朝――朝飯を食べていると皇帝直属の伝令の服を着ている男が旧庁舎に現れたかと思ったら―――ラーイ帝が呼び出しているから宮廷に来いっと朝っぱらから面倒な事を伝えに来た。
勿論――皇帝を待たせる度量などない俺は朝食を掻き込むと上等な外套を着ると待たせておいた馬車で、すぐに皇居へと赴く...
***
しばらくして皇居に着いたので門の前を警備している近衛兵に聞く用件を言うと『サナイ殿、話しなら伺っています。陛下は談話室にてお待ちです。どうぞ、お通り下さい。』っと言われたので警備が厳重な区画を顔パスで通る
アーレ皇太子を助ける為に、ここに強制的に誘拐された時には下級の近衛兵たちにも猜疑の視線を向けられていたが形骸化してこそいるものの曲がりなりにも爵位を褒美として与えられてからは最初の頃とは打って変わって彼らの対応が変わったのは素直に嬉しい...
やっぱり、みんな仲良く平和が一番である!
無論――近衛兵たちの対応が変わっただけで相変わらず彼らの上司である近衛騎士達の目線は厳しいが...
あと、そこのメイドさん達!
俺を見ながらヒソヒソ噂話をするのはヤメよ?
元の世界でボッチだった俺の辛い学校生活がフラッシュバックしてSAN値が地味に侵されていくから!!!
精神的なダメージを受けながら、ようやくラーイ帝のいる談話室にしかめっ面のこの騎士に睨み付けながら通されると少しだけ安堵したが俺が何かしたか?・・・お前らに!!
だが安堵したのも束の間・・・
「おっと?・・・これは、これはサナイ特別名誉伯。ようこそお越しなさいました。随分の遅い、ご到着で・・・」
ラーイ帝の隣の椅子に腰掛けていた人物を見て俺は顔を歪めた...
俺の苦手っと言うか・・・嫌いな宮中伯のウィンダム卿が座って居やがったからだ!
この片眼鏡を掛けている神経質で潔癖症な男は内面や外見にも、その性格が滲み出ているが・・・コイツの家系は先祖代々――宮中伯を任されている上に内務卿の地位まで与えられているので、ほとんどの人間は逆らえない!
コイツがせめて謙虚であれば俺も彼を尊敬できるのだが・・・残念な事にコイツは自身の華麗なる出自を鼻に掛けているので尊敬できないどころか、重箱の隅を楊枝でほじくり返すようなネチネチとした物言いを全員にしてくる面倒な奴なのである!
先ほどの挨拶も言葉こそ丁寧だが・・・苦々しい表情や言葉の節々から感じる雰囲気は非常に嫌みたらしい💢遅れていない所か急いで来た俺に向かって、その言い草はないんじゃないだろうか?!
はあ"~あ"あ"~ マジで、その片眼鏡を掛けてる顔面に、めり込むくらいパンチを喰らわせてぇ~
「申し訳ありません陛下、ウィンダム卿。急いで来たのですが何分――ケルダンから宮廷までは物理的な距離があるモノで...」
・・・いや!コイツが上でも下でもやらないけど!
そんな気分になるくらい腹立たしい奴である!
いちお、自由ユガンの貴族は同格であれば対等という建前はあるとは言え・・・エレンダ人の血統にユガン人の血が混ざっている皇帝一家にならってエレンダ貴族→ユガン貴族→成り上がり貴族っと言う感じに暗黙の順序があり成り上がりの貴族に当たる俺はエレンダ貴族のウィンダム卿に暴言を吐く訳にはいかない...
仕方ないので俺は、こうして愛想笑いを浮かべながら言い訳するしかないわけだ
だからだろうか?・・・俺の言い訳など最初から、どうでもいいウィンダムは『フン!本当に早く来る努力したかも怪しいが・・・まあ良い・・・』っと面白くなさそうに鼻を鳴らすと無視するかのように、そっぽを向く
別に無視してくれるなら良い・・・嫌いな奴と出会った事で朝の爽やかな気分を害したが...嫌な奴と同じ空気を一分一秒でも吸いたくない俺はラーイ帝に如何にも申し訳なさそうな態度で用件を尋ねる事にした
「それで陛下・・・私めからお尋ねするのは憚られますが今日のご用向きは何でございましょうか...」
勿論――その態度には理由があった。この態度はラーイ帝の顔色を窺っていると言うよりも近衛騎士の顔色を窺っているのだ
上下関係が厳しい封建社会の――この異世界では基本的に自分よりも階級が上の貴族には当人の許可がなければ勝手に発言してはいけない。
何故なら自身より上の人間に意見する事は一種の特権であり各々が自由に発言しては一部の声の大きな人間の声だけ取り上げられるし上の階級の貴族にとっては権威に欠くからだ。
どうしても自身の意見を述べたい時には時間と手間が掛かるが周囲に根回するのが通例であり礼とされている
もちろん俺の少し礼に欠く態度に――近衛騎士達はに一瞬ムッっとした表情を見せたが場が非公式の場である事、今までの経緯から皇帝であるラーイ帝が俺の態度を許している事、俺の低姿勢な申し訳なそうな言動と態度が合わさった事で幸い何を言われる事はなかった為、言葉を続ける...
「僭越ながら私めの見立てによると・・・内務卿で有 せ られるウィンダム卿が陛下のお側に侍る名誉を授かられておられる、ご様子から・・・内政に関する事柄とお見受けしますが...」
自分の見立てを述べるとラーイ帝はポンっと片手で、もう一方の手を叩き『おぉ!誠に、その事よ!サナイ』っと思い出したように俺を呼び出した訳を語り始めた。
――忘れていやがったな?コイツ・・・
「実はな――先刻、我が内務卿、ウィンダムより増税の申し出があってな」
ラーイ帝の話しが回りくどかったので要約すると...
1.(つい最近の庶民は貴族への敬意が足りない!けしかねん!)っと歴史ある家柄に生まれたウィンダムは考えている。庶民に貴族も同じ人間だと思われるのは支配者として貴族の沽券に関わる事だ!ゆえに支配層と被支配層の違いを明確にする必要がある!
彼は貴族は前帝国時代の貴族達がしたように着飾り趣向を凝らしたパーティーなどの行事を執り行ない贅沢をする事で自分達が特権階級である事を誇示する必要があると強く皇帝に主張した。
2.だが、前時代の貴族のような生活には大金が掛かる。そこで貴族の諸侯が身分に相応しい品位を保てるよう――財源を確保する必要がある
3.しかし増税には、この国の象徴である皇帝の承諾がいるため彼と同じような家柄良い――古い風習を大切にする古い貴族であるウィンダムは増税を承諾するようラーイ帝に求めてきている。
しかし、当のラーイ帝は優柔不断な性格なので煮え切らない態度をウィンダム卿に見せ続けた結果...
けっして――口には出さないがイライラとしている様子が態度からも分かるくらいウィンダムが激怒している事が一目瞭然だったので気の弱い皇帝は、どうすれば良いのか勘案した挙げ句――
『ここは庶民兼【異世界人】の俺の意見を聞きたい』と、もっともらしい意見を言い俺を呼び出したと言う事だった←今ここ
サナイは犠牲になったのだ・・・いや!フザけんなよ!!!お前!!
陛下――俺、領主としての仕事を、ほっぽり出して来たんですがねー?!
・・・っつーか!近衛騎士!テメェ💢
相手が内務卿だったら態度を窘めねぇーのかぁ?!お前らは💢
それでも騎士かー?!このチキン野郎!
もちろん相手を見て対応を変える近衛騎士達には本当は面と向かって言ってやれたら痛快なのだが・・・近衛騎士には初対面の時に現住大陸から来た勇者という理由で斬られかけた過去があるので怖いから決して、そんな口は聞けない!
っと言う事で――『左様でございますか~ それで私めは呼ばれた訳ですね~ いや~それにしても重ねがさね先ほどは私の方から話しを進めるお願いをしてしまい申し訳ありませんでした~ 陛下』と言いラーイ帝の許しの言葉を俺は誘発すると...
(せめて非難がましい目で見てやろう!)っと思い...
「それにしても――やはり陛下の名誉と身を普段から守っておられる近衛騎士の方々は優秀ですね!まさに騎士の中の騎士!この真井!感動いたしましたー!きっと彼らのような崇高な騎士様なら自分達より立場が高貴である人間にも臆せず、その態度を諫めるのでしょう~(棒)イヤ~ 臆病な自分には真似できないなぁ~(ジト目)」っと白白しく近衛騎士を遠回しに批判しておいた
すると案の定――俺の比喩表現に含まれる意図を察したのだろう・・・目を逸らしやがった!コイツら💢
自身もウィンダム卿やラーイ帝には何も言えないのに自分の事は棚に上げて近衛騎士には厳しいアユムなのでした...(次回につづく)
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