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第145話:汚物は消毒だぁぁあああ!!!
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俺に腹立たしい言動を浴びせてきたカルティエだったが彼女が有能な事には変わりない訓練を終え装備が行き渡ったとの報告を受けた俺は即日、部隊を招集した。当初から計画していた作戦を今日――決行する!
夜明け前――意図的に残しておいたスラムの区画を取り囲むように領軍の部隊が配置についた。一カ所だけスラムの区画を残す事で追い立てた犯罪者は一カ所に纏まっている。
これで犯罪組織の残党を物理的・心理的に隔離できたので可能な限り民間人の巻き添えを最小限に抑える事が出来るだろう...
徴集兵たちが残ったスラム区画の包囲を完了すると地平線から朝日が昇るタイミングで俺とヨルミネイトは、それぞれ30人からなる小隊を率いて攻撃を開始する!
初めから賊は皆殺しにするつもりだったので戦いは虐殺に近い一方的なモノになった
「ヒャッハー!!賊どもぉぉおおお!!全員、死に晒せやぁぁあああ!!!(※こんな発言ですが・・・主人公です!)」
「うわぁぁあああ!!なんだ!コイツ!」
「領軍だー!武器を・・・ぎゃあああ!!」
「逃げる奴は臆病な盗賊だァー!!武器を持って抵抗する奴は、よく訓練された盗賊だァー!(※こんな奴ですが!主人公です!!)」
「ひいぃ!コイツ頭がおか・・・ア"ァ"ー!!」
「賊は全員、皆殺しだァ"ー!!!(※大切な事なので――もう一度書きます!こんな奴ですが、主人公です!!!)」
無論、犯罪組織の残党も――やられるだけでなく少数である事や建物を生かしスグに抵抗に移り反撃してくるのでコチラも弓矢で反撃する
えっ?民間人はいないのか?って?
大丈夫!ここに民間人はいない!
もし居たとしても賊と取引をする奴は一般人じゃないし――もし一般人だったとしても、ここに居るだけで有罪確定だ!法の体現者であり領主である――この俺が、この場で、そう決めたのだ!だから問題ない!
それに――ここで取引されるモノは大半が国家が認めない違法なモノなのだ!ここで行われている事は単なる――いち犯罪ではなく既に国家に対する組織的反逆行為である!もはや彼らは犯罪者ですらない!国家の敵なのだ!容赦などしない!
「ひぃぃいいい!頼む!殺さないでくれ!」
「この人殺し!御上の人間なら何をしても良いと思っているのかー?!」
「そうだぞ!!こんな非道な行いが許されると思っているのか?!ここには取引に来ただけの無関係な奴らだっているんだぞー!!」
なにやら訳の分からん詭弁を述べる輩も居るが――俺の答えは、ただ一つ...
「そうだ!お前達の言う通り――大義があれば政府は人を殺しても良いんだ!それに、こんな所で取引している奴が無関係なハズがない!足を洗う機会も何度もあったにもかからず今日まで犯罪者であり続ける選択をしたのは他でもないお前達自身だ!お前達のような極悪人が法に則って裁判して貰えるとでも思っていたのか?!そんな考えなんぞ――俺には端からないぞ!お前達のような更生の見込みもない極悪人には逮捕される権利もない!死ねぇぇえええー!!」
このアホ共は、いったい何を勘違いしているんだ?
本当の正義は悪人にも反省を促し更生を図るかも知れないが見ての通り俺は正義を成しに来た訳ではない!
無論――武装していない無抵抗の人間や子どもまで殺す訳ではない...
身寄りの無い孤児が――やむを得ず生活しているかも知れないし諸事情でスラムで暮らさざる負えないケースも人によっては考えられるからだ!
念のために予め交戦規定を定めておいたので初めから抵抗せずに投降した者には裁判で裁かれる権利くらいは与えてやっていい...
しかしながら無罪の証拠がなければ行き着く判決は死刑以外ないし――今回この場で拘束された人間は例え大多数の人間が訴え出ない限り全体の利益の為に一生刑務所で暮らして貰うつもりだ!
ちなみにコチラを攻撃するだけ無駄である...
全員に行き渡っている革鎧のお陰に死傷しにくいというだけでなく負傷者が隊に発生した時点で...
「負傷者が出た!第一分隊は負傷者を連れて離脱する!」
「第二部隊の隊長が指揮を引き継ぎます!」「了解!第三部隊は第二部隊の指揮下に入る!」「予備戦力の第四部隊が増援として到着するまで戦闘しながら待機!」
――っという感じに安全な所に待機していた予備戦力から10人構成の分隊が丸ごと入れ替わる形で治癒魔法を受けにいくので次の人間を負傷させた時には後方で、ゆっくり傷を癒やした兵員が再び戦闘に参加する為に戻ってくるだけだ
つまり賊共にとっては無限ループ!しかも、それに加え遠距離での攻撃に乏しい賊共ではコチラの兵員を死傷する事すら叶わないので今のところ死傷者は出ていない!
もちろん槍で突かれたりしたら皮鎧では一溜まりもないが緊急事態用に回復用ポーションを各員が携帯しているので、その点でも安心だ。余程の事でも無い限り回復用ポーションを使う必要など無いけどね!
幸いにも今の所は回復用ポーションを使うような状況には陥っていない...
「フハハハ!永遠に俺のター・・・」
永遠に俺のターンと言おうとしたのがフラグだったのか?
突如――俺の率いている部隊の直近で強烈な爆発音と共に爆風が襲い掛かってきた!
何事かと思い辺りをキョロキョロ見回して見ると...
「チィ!何やってんだ!!外してるじゃねぇか?!」
「うるせー!!俺だってマジックロッドなんて初めて使うんだ!仕方ねぇだろう!」
なんと!素人でも一定の火力が出せるゆえに自衛武器として使用が魔物以外に制限されているマジックロッドを賊の一人が、その手に握りしめているではないかぁぁあああ?!!
「お、同じ人間相手に?!――こ、この凶悪犯罪者どもがぁぁあああ!!!」
恐怖心の余り思わず冷静さを欠いた俺は人差し指を指し賊共を非難するが賊共は勿論ゲラゲラ下品に笑いながら『ハ!なに言ってんだ、アイツ!』「犯罪者に犯罪者だってよ! バッカじゃねぇのー?!」と笑い転げていた!
(く、くっそぉぉおおおー!!犯罪者の割りに、やたら弁が立つじゃないかぁぁあああ!!クソ!許さんぞ!アイツら💢)
8秒くらい賊の残党どもの卑劣な攻撃手段にキレていた俺だったが...
(あ、あれ?俺の率いていた部下ちゃん達は?)
しかし、自分の状況を理解した頃には、そんな怒りはアッという間に引っ込んだ!
なんと!先ほどのマジックロッドによる攻撃のせいで建物一部が倒壊し率いていた部下達と分断されてしまっているではないかぁぁあああ?!!
や、ヤバいー!ピンチであ"るぅぅう"う"う"!!
「こ、こうなったら俺の最終奥義を見せてやる!」
俺が、そう言いながら凄むと賊どもは『な、なんだ!』『なにをする気だ?!』『何か来るのか?』と戦々恐々となりながら警戒する!チャンス!!
「うりゃぁぁあああ!!!」
もちろん!俺が今まで秘密にしていた能力が開放され――
る訳もなく・・・状況の不利を察した俺は脱兎の如く逃亡を開始した!背後から『あ、あの野郎!!逃げたぞー!!殺せー!!』と言う大変、物騒な声が聞こえる!!ヤバい!捕まったら殺されるだけじゃ済まない!
「たしゅけてー!! ヨルミネートー!!」
涙目になりながら逃げ出した俺はヨルミネイトの部隊に合流する事にした...
・・・とは言え――ここは賊共の巣窟...
味方と合流すると言っても、なかなか困難だ!
「見つけたぞォー!」「殺せぇー!」「豚のように、なぶり殺しにしてやる!」
何処へ行っても賊だらけである!
「し、死ぬぅぅううう!!(泣)」
なんとか建物の陰や物陰、汚臭漂うゴミの中にまで隠れる事で賊共をやり過ごしたものの迷路のような街並みも相まって方向感覚が完全に狂ってしまい俺は街の中で完全に迷子になってしまった...
(お、おのれ・・・賊共め・・・許さん!)
そんな事を思いつつ、なんか隠れるのに最適そうな地下部屋に続く階段を下っていくと中に吊された四角い鉄籠があり中に女の子が入れられていたので話しかける...
「あのー・・・大丈夫ですか?」
最初は憔悴し陰気な様子の彼女だったが、なぜ捕まっているのか?事情を聴くが『もう、どうでも良いんです...放っておいて下さい...』と返す言われたが、『いや?!檻に入れられた人を見て、そう言う訳にも行かないだろう?!なんとか開けられる方法はないか探して見るよ』と当然の事を言うと何故か大変、驚かれた...
「えっ?私はハーフエルフなんですよ?!怖くないんですか?!」
「えっ?なんで、お前驚いているんだよ?!こっちの方がビックリだわ!」
俺が『出られるのに嬉しくないのか?!』と問うと少女は『いや、私が本気を出せば直ぐに壊せますけど・・・』と言ったので『ファ?!いや!自分で出れるなら早く出ろよ?!!君、閉じ込められるのが好きな特殊な人なの?!』っと当然のツッコミを入れておく!
本人の言っていた通り彼女は鉄檻の鍵の部分を、いとも簡単に壊したので疑問に思った俺は――そんなに簡単に出れるのなら、なぜ捕まっていたのか?事情を聴くと...
彼女曰く被差別民であるビレネー人が良い生活をしていると言う噂を耳にし希望を胸にケルダンに来たところ――そのビレネー人達から差別されショックで適当に逃げ出したら気が付けば犯罪者に囲まれていて余りの自身の不運に人生が、どうでもよくなってしまったのだという...
(自身が差別されるのは気に食わないが他者を差別するのは好きっと言うのは変わらないっと言うことか...)
なんと悲しい境遇の子だろうか?!!彼女の不憫な話しは俺の心に響いたので『それは大変だったねぇ~(泣)ハグしてあげよう!』っと元アメリカ出身者らしく抱擁してあげよう!
そう思い『さあ~おいで』っと手を広げた!俺に彼女は...
「くっさ!よく見たら汚い!嫌です!近づかないで下さい!!」
えええー!!!優しさを踏みにじられたっー!ひ、酷い!酷すぎる!!
確かにゴミの中にも隠れたけれども!!差別反対!!!
最後の最後で女の子から親切心を踏みにじられるアユムであった...
夜明け前――意図的に残しておいたスラムの区画を取り囲むように領軍の部隊が配置についた。一カ所だけスラムの区画を残す事で追い立てた犯罪者は一カ所に纏まっている。
これで犯罪組織の残党を物理的・心理的に隔離できたので可能な限り民間人の巻き添えを最小限に抑える事が出来るだろう...
徴集兵たちが残ったスラム区画の包囲を完了すると地平線から朝日が昇るタイミングで俺とヨルミネイトは、それぞれ30人からなる小隊を率いて攻撃を開始する!
初めから賊は皆殺しにするつもりだったので戦いは虐殺に近い一方的なモノになった
「ヒャッハー!!賊どもぉぉおおお!!全員、死に晒せやぁぁあああ!!!(※こんな発言ですが・・・主人公です!)」
「うわぁぁあああ!!なんだ!コイツ!」
「領軍だー!武器を・・・ぎゃあああ!!」
「逃げる奴は臆病な盗賊だァー!!武器を持って抵抗する奴は、よく訓練された盗賊だァー!(※こんな奴ですが!主人公です!!)」
「ひいぃ!コイツ頭がおか・・・ア"ァ"ー!!」
「賊は全員、皆殺しだァ"ー!!!(※大切な事なので――もう一度書きます!こんな奴ですが、主人公です!!!)」
無論、犯罪組織の残党も――やられるだけでなく少数である事や建物を生かしスグに抵抗に移り反撃してくるのでコチラも弓矢で反撃する
えっ?民間人はいないのか?って?
大丈夫!ここに民間人はいない!
もし居たとしても賊と取引をする奴は一般人じゃないし――もし一般人だったとしても、ここに居るだけで有罪確定だ!法の体現者であり領主である――この俺が、この場で、そう決めたのだ!だから問題ない!
それに――ここで取引されるモノは大半が国家が認めない違法なモノなのだ!ここで行われている事は単なる――いち犯罪ではなく既に国家に対する組織的反逆行為である!もはや彼らは犯罪者ですらない!国家の敵なのだ!容赦などしない!
「ひぃぃいいい!頼む!殺さないでくれ!」
「この人殺し!御上の人間なら何をしても良いと思っているのかー?!」
「そうだぞ!!こんな非道な行いが許されると思っているのか?!ここには取引に来ただけの無関係な奴らだっているんだぞー!!」
なにやら訳の分からん詭弁を述べる輩も居るが――俺の答えは、ただ一つ...
「そうだ!お前達の言う通り――大義があれば政府は人を殺しても良いんだ!それに、こんな所で取引している奴が無関係なハズがない!足を洗う機会も何度もあったにもかからず今日まで犯罪者であり続ける選択をしたのは他でもないお前達自身だ!お前達のような極悪人が法に則って裁判して貰えるとでも思っていたのか?!そんな考えなんぞ――俺には端からないぞ!お前達のような更生の見込みもない極悪人には逮捕される権利もない!死ねぇぇえええー!!」
このアホ共は、いったい何を勘違いしているんだ?
本当の正義は悪人にも反省を促し更生を図るかも知れないが見ての通り俺は正義を成しに来た訳ではない!
無論――武装していない無抵抗の人間や子どもまで殺す訳ではない...
身寄りの無い孤児が――やむを得ず生活しているかも知れないし諸事情でスラムで暮らさざる負えないケースも人によっては考えられるからだ!
念のために予め交戦規定を定めておいたので初めから抵抗せずに投降した者には裁判で裁かれる権利くらいは与えてやっていい...
しかしながら無罪の証拠がなければ行き着く判決は死刑以外ないし――今回この場で拘束された人間は例え大多数の人間が訴え出ない限り全体の利益の為に一生刑務所で暮らして貰うつもりだ!
ちなみにコチラを攻撃するだけ無駄である...
全員に行き渡っている革鎧のお陰に死傷しにくいというだけでなく負傷者が隊に発生した時点で...
「負傷者が出た!第一分隊は負傷者を連れて離脱する!」
「第二部隊の隊長が指揮を引き継ぎます!」「了解!第三部隊は第二部隊の指揮下に入る!」「予備戦力の第四部隊が増援として到着するまで戦闘しながら待機!」
――っという感じに安全な所に待機していた予備戦力から10人構成の分隊が丸ごと入れ替わる形で治癒魔法を受けにいくので次の人間を負傷させた時には後方で、ゆっくり傷を癒やした兵員が再び戦闘に参加する為に戻ってくるだけだ
つまり賊共にとっては無限ループ!しかも、それに加え遠距離での攻撃に乏しい賊共ではコチラの兵員を死傷する事すら叶わないので今のところ死傷者は出ていない!
もちろん槍で突かれたりしたら皮鎧では一溜まりもないが緊急事態用に回復用ポーションを各員が携帯しているので、その点でも安心だ。余程の事でも無い限り回復用ポーションを使う必要など無いけどね!
幸いにも今の所は回復用ポーションを使うような状況には陥っていない...
「フハハハ!永遠に俺のター・・・」
永遠に俺のターンと言おうとしたのがフラグだったのか?
突如――俺の率いている部隊の直近で強烈な爆発音と共に爆風が襲い掛かってきた!
何事かと思い辺りをキョロキョロ見回して見ると...
「チィ!何やってんだ!!外してるじゃねぇか?!」
「うるせー!!俺だってマジックロッドなんて初めて使うんだ!仕方ねぇだろう!」
なんと!素人でも一定の火力が出せるゆえに自衛武器として使用が魔物以外に制限されているマジックロッドを賊の一人が、その手に握りしめているではないかぁぁあああ?!!
「お、同じ人間相手に?!――こ、この凶悪犯罪者どもがぁぁあああ!!!」
恐怖心の余り思わず冷静さを欠いた俺は人差し指を指し賊共を非難するが賊共は勿論ゲラゲラ下品に笑いながら『ハ!なに言ってんだ、アイツ!』「犯罪者に犯罪者だってよ! バッカじゃねぇのー?!」と笑い転げていた!
(く、くっそぉぉおおおー!!犯罪者の割りに、やたら弁が立つじゃないかぁぁあああ!!クソ!許さんぞ!アイツら💢)
8秒くらい賊の残党どもの卑劣な攻撃手段にキレていた俺だったが...
(あ、あれ?俺の率いていた部下ちゃん達は?)
しかし、自分の状況を理解した頃には、そんな怒りはアッという間に引っ込んだ!
なんと!先ほどのマジックロッドによる攻撃のせいで建物一部が倒壊し率いていた部下達と分断されてしまっているではないかぁぁあああ?!!
や、ヤバいー!ピンチであ"るぅぅう"う"う"!!
「こ、こうなったら俺の最終奥義を見せてやる!」
俺が、そう言いながら凄むと賊どもは『な、なんだ!』『なにをする気だ?!』『何か来るのか?』と戦々恐々となりながら警戒する!チャンス!!
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もちろん!俺が今まで秘密にしていた能力が開放され――
る訳もなく・・・状況の不利を察した俺は脱兎の如く逃亡を開始した!背後から『あ、あの野郎!!逃げたぞー!!殺せー!!』と言う大変、物騒な声が聞こえる!!ヤバい!捕まったら殺されるだけじゃ済まない!
「たしゅけてー!! ヨルミネートー!!」
涙目になりながら逃げ出した俺はヨルミネイトの部隊に合流する事にした...
・・・とは言え――ここは賊共の巣窟...
味方と合流すると言っても、なかなか困難だ!
「見つけたぞォー!」「殺せぇー!」「豚のように、なぶり殺しにしてやる!」
何処へ行っても賊だらけである!
「し、死ぬぅぅううう!!(泣)」
なんとか建物の陰や物陰、汚臭漂うゴミの中にまで隠れる事で賊共をやり過ごしたものの迷路のような街並みも相まって方向感覚が完全に狂ってしまい俺は街の中で完全に迷子になってしまった...
(お、おのれ・・・賊共め・・・許さん!)
そんな事を思いつつ、なんか隠れるのに最適そうな地下部屋に続く階段を下っていくと中に吊された四角い鉄籠があり中に女の子が入れられていたので話しかける...
「あのー・・・大丈夫ですか?」
最初は憔悴し陰気な様子の彼女だったが、なぜ捕まっているのか?事情を聴くが『もう、どうでも良いんです...放っておいて下さい...』と返す言われたが、『いや?!檻に入れられた人を見て、そう言う訳にも行かないだろう?!なんとか開けられる方法はないか探して見るよ』と当然の事を言うと何故か大変、驚かれた...
「えっ?私はハーフエルフなんですよ?!怖くないんですか?!」
「えっ?なんで、お前驚いているんだよ?!こっちの方がビックリだわ!」
俺が『出られるのに嬉しくないのか?!』と問うと少女は『いや、私が本気を出せば直ぐに壊せますけど・・・』と言ったので『ファ?!いや!自分で出れるなら早く出ろよ?!!君、閉じ込められるのが好きな特殊な人なの?!』っと当然のツッコミを入れておく!
本人の言っていた通り彼女は鉄檻の鍵の部分を、いとも簡単に壊したので疑問に思った俺は――そんなに簡単に出れるのなら、なぜ捕まっていたのか?事情を聴くと...
彼女曰く被差別民であるビレネー人が良い生活をしていると言う噂を耳にし希望を胸にケルダンに来たところ――そのビレネー人達から差別されショックで適当に逃げ出したら気が付けば犯罪者に囲まれていて余りの自身の不運に人生が、どうでもよくなってしまったのだという...
(自身が差別されるのは気に食わないが他者を差別するのは好きっと言うのは変わらないっと言うことか...)
なんと悲しい境遇の子だろうか?!!彼女の不憫な話しは俺の心に響いたので『それは大変だったねぇ~(泣)ハグしてあげよう!』っと元アメリカ出身者らしく抱擁してあげよう!
そう思い『さあ~おいで』っと手を広げた!俺に彼女は...
「くっさ!よく見たら汚い!嫌です!近づかないで下さい!!」
えええー!!!優しさを踏みにじられたっー!ひ、酷い!酷すぎる!!
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