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第131話:一筋縄ではいかない
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――嶺山紗弓
私たちは坂下さん達が先遣隊と共に初戦で魔王軍の戦闘部隊を打ち破り構築済みの野戦陣地に到着すると既に連合軍の設営隊が準備に取りかかっていた
意外だったのは―――あの素行の悪いグループ・・・五丹波くん達が魔王軍の戦闘部隊を遊撃してくれているお陰で後続部隊の私たちが一度も戦闘に巻き込まれずに、ここまで来れたという事実だ
その事も手伝い聖アリュレイン王国軍を率いている偉い人達によれば緒戦の趨勢はコチラ側に傾きつつあるらしい...
心入れ替えたのかな?と思わず五丹波くん達を疑ってしまう。ただ相手の素行が悪かったとはいえ他人を疑うなど自分らしくもない。傾向としては良い事なのだから素直に良い事実として受け止めて思い直すべきだと叱咤する自分も心の中にいるのも事実なのだ
とは言え・・・いずれにせよ、そんな事で悩んでいる暇もない
次の作戦では、いよいよ私たちに出番だ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・しっかりしないと」
私は、そう自分に言い聞かせるよう独り言を呟くと大声を挙げながら私は両手で持ったハルバードで敵を薙ぎ伏せる!
私たちが勇者として戦う初めての戦いの場所は、なんと――初めて勇者として召喚された・・・あの川を背にした城だった...
真井君が生きていたのだから、もはや――ここで感傷に浸る必要も無い!
すべては、ここから始まるのだ!
私たちの役目は、この城砦を立て籠もる攻城部隊の援護だ。破城槌や攻城塔を装備した彼らを城砦の壁に取り付けるようにするのが与えられた任務だった。
私は、もう誰にも死んでほしくなかったそれは例え異世界の人でも例外ではない。
だからこそ最初から私は全力を尽くした...
城砦から飛んでくる矢や投石をウエポンズスキルで撃ち落とし死傷者を出さないようにしながら城砦に一番に乗り込んだのだ
当然、雪ちゃんからは『サユミちゃん!無理しないで!』と心配されたが、それでも私は止まる事など出来ない
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ 」
親友の制止も聞かず私は銀色に光輝く斬撃で敵を薙いだ!
そして私は異変に気づく...
先ほどからウエポンズスキルを使い城砦に立て籠もった魔物達を駆除しているが一向に敵が減る気配がない!
「ツッ!なんて数なの?!城砦に、これだけの数の敵がいるなんて!」
「ま、マズいよ!サユミちゃん!」
幸いなのは既に城砦内の閉所にいる為、一定数の敵と戦えば良いという事だが――それでもこの数は多すぎる!なんとか城砦内の敵の大多数を片付ける頃には私は息が上がりきっていた...
***
嶺山は最後に自分たちが召喚された部屋である大広間に残る敵を片付けようと大扉を押し室内に入るとソイツらは居た...
彼らは破壊された玉座の近くにおり今までの雑魚達とは明らかに違う恐ろしい風貌と雰囲気を纏っていて非常に近づき難い!
「ヌハァ!ハァ!ハァ!お前達、人間は本当に馬鹿な奴らばかりだな!」
「わざわざ俺たちの晩飯になりに来たか 人間」
待っていたのは他でもない魔王軍において緒戦の戦いを任された先遣隊の指揮官であるオーガのソゴグとゴムルだ。彼らは邪悪な視線は明らかに笑っており――まるで、ここまでたどり着いた嶺山達を嘲笑するようである
それでなくとも威圧感のあるソゴグとゴムルが一段高い玉座の段から降りると彼らの重量感のある足音が既にボロボロの広い部屋に響く――その足音は嶺山達の命の期限をカウントしているかのようである
嶺山紗弓の後に続いてやって来たクラスメイトの殆どが滝のような冷や汗を流し閉口する・・・そんな中――彼女だけが恐怖に負けず口を開いた
「ハァ・・・ハァ・・・あなた達が、この戦いの首謀者ね!もう、あなた達の配下の魔物達は、みんな倒したわ!ハァ・・・諦めて降参しなさい!」
嶺山は律儀にも降伏を勧告するが既に、ここに来るまでに息の上がりきった彼女の発言にソゴグとゴムルは笑いながら『ゲヘェ!ヘェ!ヘェ!女ぁーテメェの、その馬鹿でかい胸を抉りとって喰うのが愉しみだぁあああ!!!』と言いながら暴力に訴えてきた!
「なっ!ーッツ!」
嶺山は何とかゴムルの攻撃を避けたがソゴグの攻撃が彼女にヒットし吹き飛ばされてしまう!
「サユミちゃん!・・・くっ!この!」
事の次第を見ていた結城雪奈が逆上し――後から来たクラスメイト達も勇気を振り絞り攻撃を仕掛けるが――
「フハァ!ハハハ!その程度か!」
「オラ!オラ!オラ!オラァー!!!」
敵軍を任されるだけあってソゴグとゴムルの強さは圧倒的だ!しかも二体は笑いながら流れるが如く勇者達の猛攻を避けていき反撃までしてくるのだ!
これには勇者一行も堪らず「チィ!ヤバい!」「どうすんだ!」「知るか!反撃しろー!」「もう!ヤダぁー!怖いよぉー!」「し、死ぃぬ!お家に返してぇー!!」と混乱するほどだ
だが、それも無理からぬことだった...そもそも彼らは本来――戦争とは無縁の日本の学生なのだから・・・そんな戦いを繰り広げる内に彼女らは城砦の広場まで押し戻されてしまった!
広場には吹き飛ばされた嶺山紗弓が石壁を突き破り倒れていたが幸いにも戦う前に女神ヴィネスに掛けて貰った加護と古武道で習った受け身のお陰で彼女は、まだ生きていて意識もハッキリしている
「くっ・・・油断したわ...」
だが彼女は頭から血を流しており――とても戦えるような状態には見えない!
幸い広場には雪崩れ込んだ多数の兵士もおり勇者一行に彼らも弓矢で加勢しながら彼女の元に駆けつけ嶺山を介抱している
「大丈夫ですかー?!嶺山殿ー!」
「閣下!大変恐れながら進言させて頂きます!勇者さま方の損耗が激し過ぎます!勇者さま方の強力な天恵があっても一筋縄にはいかない模様です!このままでは・・」
「ぐぅぅ・・・敵戦力は大多数は減らした・・・誠に遺憾ながら一時、城砦外まで組織的後退をおこなう!後退!」
その後――兵士達から次々と「後退!」という言葉が発せられ攻城戦部隊は城砦外まで組織的後退をおこなった
***
攻撃には参加しなかったが偉そうな態度で城砦外に待機していた桐谷拓哉は敗走してくる連中を尻目にソゴグとゴムルを待ち構えていた
彼は城砦外の小高い丘から嶺山がペース配分を誤り彼女一人が倒れただけで攻略部隊の全員が退けられた様子を見ており...
(やはり雑魚は雑魚に任せるに限るな・・・)
――っと、いつも通り王者を気取りながら彼は万全の状態でソゴグとゴムルと戦う事を選んだと言う訳だ...
彼曰く――(別に手柄を横取りしにきた訳じゃーない・・・戦略と戦術さ)
そう彼は戦略家?なのだ!
そうこうしている内に城砦外に居る桐谷に目の前にソゴグとゴムルを引き連れた結城雪奈達が姿を現した...
結城・・・彼女が氷を発現しながら戦っている姿は穿った見方が多い桐谷から見ても、まるで氷の妖精を彷彿とさせるほど美しい・・・見ていて愉しくなるほどだ
それに比べ結城雪奈以外のクラスメイトは随分と屁っ放り腰な戦いが強調され彼には非常に醜く映った...
(勇者の恥さらしめ・・・あんな連中と一緒にされては堪らないなぁ~)
***
「ハァ~ お前ら、もういいぞ 引いてもらっても」
桐谷が声をかけると、その場にいた全員が「桐谷?!」「桐谷くん?!」「勇者桐谷?!」と驚いた...それもそのハズ・・・現行最強の勇者である桐谷が自らわざわざ救援に駆けつけてやったのだ
「助かりますー!桐谷殿ー!」
これには逃げるのに必死な兵士たちの声も自ずと明るくなる
「フハァハハハ!お前達、人間は弱い!」
「ヌハァハハハ!馬鹿な人間が、また死にに来たかー!」
桐谷は嘲笑するソゴグとゴムル目がけて急加速して急接近した!
「さて、死合おうか・・・」
今、ここにソゴグとゴムルと現行最強の戦いが始まろうとしていた...
私たちは坂下さん達が先遣隊と共に初戦で魔王軍の戦闘部隊を打ち破り構築済みの野戦陣地に到着すると既に連合軍の設営隊が準備に取りかかっていた
意外だったのは―――あの素行の悪いグループ・・・五丹波くん達が魔王軍の戦闘部隊を遊撃してくれているお陰で後続部隊の私たちが一度も戦闘に巻き込まれずに、ここまで来れたという事実だ
その事も手伝い聖アリュレイン王国軍を率いている偉い人達によれば緒戦の趨勢はコチラ側に傾きつつあるらしい...
心入れ替えたのかな?と思わず五丹波くん達を疑ってしまう。ただ相手の素行が悪かったとはいえ他人を疑うなど自分らしくもない。傾向としては良い事なのだから素直に良い事実として受け止めて思い直すべきだと叱咤する自分も心の中にいるのも事実なのだ
とは言え・・・いずれにせよ、そんな事で悩んでいる暇もない
次の作戦では、いよいよ私たちに出番だ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・しっかりしないと」
私は、そう自分に言い聞かせるよう独り言を呟くと大声を挙げながら私は両手で持ったハルバードで敵を薙ぎ伏せる!
私たちが勇者として戦う初めての戦いの場所は、なんと――初めて勇者として召喚された・・・あの川を背にした城だった...
真井君が生きていたのだから、もはや――ここで感傷に浸る必要も無い!
すべては、ここから始まるのだ!
私たちの役目は、この城砦を立て籠もる攻城部隊の援護だ。破城槌や攻城塔を装備した彼らを城砦の壁に取り付けるようにするのが与えられた任務だった。
私は、もう誰にも死んでほしくなかったそれは例え異世界の人でも例外ではない。
だからこそ最初から私は全力を尽くした...
城砦から飛んでくる矢や投石をウエポンズスキルで撃ち落とし死傷者を出さないようにしながら城砦に一番に乗り込んだのだ
当然、雪ちゃんからは『サユミちゃん!無理しないで!』と心配されたが、それでも私は止まる事など出来ない
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ 」
親友の制止も聞かず私は銀色に光輝く斬撃で敵を薙いだ!
そして私は異変に気づく...
先ほどからウエポンズスキルを使い城砦に立て籠もった魔物達を駆除しているが一向に敵が減る気配がない!
「ツッ!なんて数なの?!城砦に、これだけの数の敵がいるなんて!」
「ま、マズいよ!サユミちゃん!」
幸いなのは既に城砦内の閉所にいる為、一定数の敵と戦えば良いという事だが――それでもこの数は多すぎる!なんとか城砦内の敵の大多数を片付ける頃には私は息が上がりきっていた...
***
嶺山は最後に自分たちが召喚された部屋である大広間に残る敵を片付けようと大扉を押し室内に入るとソイツらは居た...
彼らは破壊された玉座の近くにおり今までの雑魚達とは明らかに違う恐ろしい風貌と雰囲気を纏っていて非常に近づき難い!
「ヌハァ!ハァ!ハァ!お前達、人間は本当に馬鹿な奴らばかりだな!」
「わざわざ俺たちの晩飯になりに来たか 人間」
待っていたのは他でもない魔王軍において緒戦の戦いを任された先遣隊の指揮官であるオーガのソゴグとゴムルだ。彼らは邪悪な視線は明らかに笑っており――まるで、ここまでたどり着いた嶺山達を嘲笑するようである
それでなくとも威圧感のあるソゴグとゴムルが一段高い玉座の段から降りると彼らの重量感のある足音が既にボロボロの広い部屋に響く――その足音は嶺山達の命の期限をカウントしているかのようである
嶺山紗弓の後に続いてやって来たクラスメイトの殆どが滝のような冷や汗を流し閉口する・・・そんな中――彼女だけが恐怖に負けず口を開いた
「ハァ・・・ハァ・・・あなた達が、この戦いの首謀者ね!もう、あなた達の配下の魔物達は、みんな倒したわ!ハァ・・・諦めて降参しなさい!」
嶺山は律儀にも降伏を勧告するが既に、ここに来るまでに息の上がりきった彼女の発言にソゴグとゴムルは笑いながら『ゲヘェ!ヘェ!ヘェ!女ぁーテメェの、その馬鹿でかい胸を抉りとって喰うのが愉しみだぁあああ!!!』と言いながら暴力に訴えてきた!
「なっ!ーッツ!」
嶺山は何とかゴムルの攻撃を避けたがソゴグの攻撃が彼女にヒットし吹き飛ばされてしまう!
「サユミちゃん!・・・くっ!この!」
事の次第を見ていた結城雪奈が逆上し――後から来たクラスメイト達も勇気を振り絞り攻撃を仕掛けるが――
「フハァ!ハハハ!その程度か!」
「オラ!オラ!オラ!オラァー!!!」
敵軍を任されるだけあってソゴグとゴムルの強さは圧倒的だ!しかも二体は笑いながら流れるが如く勇者達の猛攻を避けていき反撃までしてくるのだ!
これには勇者一行も堪らず「チィ!ヤバい!」「どうすんだ!」「知るか!反撃しろー!」「もう!ヤダぁー!怖いよぉー!」「し、死ぃぬ!お家に返してぇー!!」と混乱するほどだ
だが、それも無理からぬことだった...そもそも彼らは本来――戦争とは無縁の日本の学生なのだから・・・そんな戦いを繰り広げる内に彼女らは城砦の広場まで押し戻されてしまった!
広場には吹き飛ばされた嶺山紗弓が石壁を突き破り倒れていたが幸いにも戦う前に女神ヴィネスに掛けて貰った加護と古武道で習った受け身のお陰で彼女は、まだ生きていて意識もハッキリしている
「くっ・・・油断したわ...」
だが彼女は頭から血を流しており――とても戦えるような状態には見えない!
幸い広場には雪崩れ込んだ多数の兵士もおり勇者一行に彼らも弓矢で加勢しながら彼女の元に駆けつけ嶺山を介抱している
「大丈夫ですかー?!嶺山殿ー!」
「閣下!大変恐れながら進言させて頂きます!勇者さま方の損耗が激し過ぎます!勇者さま方の強力な天恵があっても一筋縄にはいかない模様です!このままでは・・」
「ぐぅぅ・・・敵戦力は大多数は減らした・・・誠に遺憾ながら一時、城砦外まで組織的後退をおこなう!後退!」
その後――兵士達から次々と「後退!」という言葉が発せられ攻城戦部隊は城砦外まで組織的後退をおこなった
***
攻撃には参加しなかったが偉そうな態度で城砦外に待機していた桐谷拓哉は敗走してくる連中を尻目にソゴグとゴムルを待ち構えていた
彼は城砦外の小高い丘から嶺山がペース配分を誤り彼女一人が倒れただけで攻略部隊の全員が退けられた様子を見ており...
(やはり雑魚は雑魚に任せるに限るな・・・)
――っと、いつも通り王者を気取りながら彼は万全の状態でソゴグとゴムルと戦う事を選んだと言う訳だ...
彼曰く――(別に手柄を横取りしにきた訳じゃーない・・・戦略と戦術さ)
そう彼は戦略家?なのだ!
そうこうしている内に城砦外に居る桐谷に目の前にソゴグとゴムルを引き連れた結城雪奈達が姿を現した...
結城・・・彼女が氷を発現しながら戦っている姿は穿った見方が多い桐谷から見ても、まるで氷の妖精を彷彿とさせるほど美しい・・・見ていて愉しくなるほどだ
それに比べ結城雪奈以外のクラスメイトは随分と屁っ放り腰な戦いが強調され彼には非常に醜く映った...
(勇者の恥さらしめ・・・あんな連中と一緒にされては堪らないなぁ~)
***
「ハァ~ お前ら、もういいぞ 引いてもらっても」
桐谷が声をかけると、その場にいた全員が「桐谷?!」「桐谷くん?!」「勇者桐谷?!」と驚いた...それもそのハズ・・・現行最強の勇者である桐谷が自らわざわざ救援に駆けつけてやったのだ
「助かりますー!桐谷殿ー!」
これには逃げるのに必死な兵士たちの声も自ずと明るくなる
「フハァハハハ!お前達、人間は弱い!」
「ヌハァハハハ!馬鹿な人間が、また死にに来たかー!」
桐谷は嘲笑するソゴグとゴムル目がけて急加速して急接近した!
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