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第125話:やった!ご褒美だ!
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結果的に言えばアーレ皇太子は助かった・・・だが...
あの後、何故アーレ皇太子が敗血症に罹患したのか判明した
驚く事に――この世界の医療では手洗いや消毒などしないのが一般的なようなのだ...
魔法なんて超自然的現象があるにも関わらず、この世界の消毒方法は――なんと香料の煙で消毒するのが一般的だと言う...
確かに木片などを不完全燃焼で燃やし燻した排煙には正露丸などに含まれるフェノール類の一種である木クレオソートなどが含まれていて強い消毒効果が確認されていてその他にも古来から燻製に利用されている例もあるし
脚注(木クレオソートには強い殺菌力がある事が知られている。煙中に含まれている殺菌成分が食品に浸透すると同時に長時間の燻煙によって食品の水分量が減少する水分活性(細菌や微生物が増殖する際に必要な水分量)の低下が起こる為だ...ちなみに日本の法律では正露丸は生薬であり漢方薬ではない呼び方も石炭由来の石炭クレオソートいわゆるクレオソート油と区別する為にクレオソートとは呼ばすに日局クレオソートまたは正式名である木クレオソートと呼ぶのが妥当である)
元の世界でも古代アテナイをペストが襲った時――古代ギリシャ出身で西洋医学の父と賞されるヒポクラテスは町の消毒のために大量の香木《こうぼく》焚いて火を起こし煙で街を覆いアテナイの人々を救ったという逸話《いつわ》もあるので排煙による消毒が完全に科学的根拠がないという訳でもない...
(まあ・・・ヒポクラテスの逸話は実際には裏付けがないので、そんな史実はないという説が有力だが...)
さて無駄知識の披露は、さておき原因を究明したのが原因で奴らたちの『そんな話は聞いた事がない!適当な事を言うな!』という十八番が案の定炸裂するわ...
実際に証明するために死体を触った後の手術前などの消毒の徹底などをさせ実際に町病院の死亡者が低下したらしいので『私は人を助ける所か自らの手で多くの人の死を招いていたのか?』と事実を受け止められない医者はショックを受け自殺する医者は続発したし...
『患者を診るたびに手を洗ってられるか!医療は人の命を助ける神聖な仕事だ!医者の手が汚れているハズがない!謀略で医者を自殺に追い込む、この人殺しめ!』『貴様!自分の保身のために神聖で崇高な医療行為を、まるで不浄なものように言ったそうだな!この背神者め!!』と余計に反発する奴は出るわで――ともかく大変、面倒であっただった...
無論――悪い事ばかりだった訳でもない...
少なくともコチラの頑張りは認められサルファ剤の製造施設の作る進言は認められたし皇帝夫婦の信頼は勝ち取れた・・・問題はその先だ...
***
==自由都市同盟ユガン==
――州都リヴォニア――
――皇居宮殿――
=皇帝の玉座
アーレ皇太子を救った功績が認められ皇帝であるラーイ帝は俺に褒美をくれた...褒美をとらせるという知らせを聴いて俺は勿論喜んで受け取る事にした何せ褒美の内容が上級貴族への叙勲だったからだ...
上級貴族という事は最低でも伯爵・・・つまり男爵や子爵より偉い!
通常――ユガンに限らず、どの国でも貴族になるには軍務に5年服して市民権を得て元の世界でいう士官学校の士官に相当する従士になり更に5年軍務に服し騎士になって相応の戦功を挙げるか、はたまた商人として豪農や豪商となり国家に多額の献金をして、ようやく貴族になれるのだ...
だが俺は市民権すらない流民から例えるなら――いきなり近世日本で大名に相当する大貴族に出世したのだ...これはまさに異例中の異例の出来事であった...
ゆえに今日の俺が叙勲される叙勲式には遠路遙々皇帝に呼びつけられた貴族連中が皇帝の玉座の片隅で妬みなのか陰口を叩いていた...
『チィ!・・・どこぞ骨とも判らぬ田舎者が出世したものよ...』
『噂によれば怪しげな妖術でアーレ殿下の病を治したとか・・・』
『そのような者に信頼を置くなど皇帝陛下は何を考えておいでなのだ?』
『しっ!聞こえるぞ?!』
めちゃくちゃ陰口を囁いておられる?!・・・っと言うか聞こえているからな💢お前ら💢
そう悪態付きつつもパイプオルガンの音色が響く中、皇帝の玉座に向かって敷かれたレッドカーペットを進み皇帝一家のいる何か高そうな大理石のようなモノで作られた階段の裾に向かう...
チラッと一瞬皇帝一家の方に――目線をやると玉座の前に立っているラーイ帝の右側にサレンドラ皇后が控えており左側から順番にラーイ帝の優しい雰囲気を受け継いだ栗色の髪と双眸を持った柔和な雰囲気のノルフェミナ第一皇女・サレンドラ皇后譲りの美しい金髪と水色の双眸を持ったロナフェミア第二皇女。まだ子どもたらしい幼さを残る、くりっとした愛らしい目とノルフェミナ皇女を同じくラーイ帝――譲りの優しい雰囲気をした金髪碧眼のアナスタシア第三皇女...
そして誰かが担いで来たのだろう...
病み上がりなのに可哀想に・・・神輿のようなモノに椅子が固定された台の上にアーレ皇太子いた...
病み上がりの皇太子を出席させるとかコイツらには人の心がないのか?と思いながらも控えていた近衛騎士に先ほど入室前に渡された儀式用のロングソードを明け渡し跪き、こうべを垂れる...
近衛騎士が近づいて来た文官が持っている青い内装が施された白色の木製トレーに儀式用のロングソードを置くと文官は、そのまま大臣と思われる人間の元へロングソードを持って行った...
王冠を被ったラーイ帝が、それを受け取り――いよいよ儀式の始まる...
「それでは、これよりアユム・サナイの叙任の議を執り行う。神聖な儀式なので私語は控えるように...」
誰かは知らないし分からないが誰かが冒頭でそう述べた...
「オホン・・・それではサナイよ。ワシに続いて宣誓の言葉を述べるのだ。覚悟は良いな?」
俺は『はい...』と了諾するとラーイ帝の言葉の後に続いた...
「私は貴方さまをユガンの正当なる支配者と認め忠誠を誓います。」
「我が命ある限り皇帝の忠実なる臣下として最後の日まで献身する事を誓います。」
「私の魂が、この地上にある限り陛下の眼前にて我が命に賭けて御身を御守りいたす事を誓います...」
「・・・時至らば我が剣をもって陛下の傍らで共に戦う事を誓います」
「たとえ剣折れ、矢尽きようとも四肢が力失せるとも、この命ある限り主君を守らん...」
「戦時には陛下の大義を掲げ!陛下の子らをも御守りいたそう!」
「そしてユガンの皇帝と正しき道を歩み、皇帝の世継ぎをも我が主と認め献身いたそう...」
陛下が「よろしい・・・とても神聖な誓いを立てました。」と言ったので宣誓が終わったと分かった。そして俺は宣誓を終え思った...
(ちょょおおお?!!なんか思ってたのと違う!てか、宣誓の内容が猟奇的すぎじゃありませんかね?!陛下?!)
四肢が動かなくても皇帝の為に身を盾にしないといけないとか・・・
えええ・・・嫌だよ...だってブラック企業よりブラックじゃん?!
戦争になったら、そんな必死で戦わないとイケないの?・・・マジで?
せめて怪我をしたら怪我が完全に治るまで休ませて欲しい...
痛くて苦しい死に際は嫌である!・・・というか死にとうない!
う、ウソだよね?陛下・・・あの内容は、さすがに比喩だよね...
無論、顔には出さないが...
「うむ!誠に堅い誓いであったな!サナイ。」
猟奇的過ぎる宣誓の内容に俺は内心震えているがラーイ帝は、とても満足そうだ!
アンタの・・その笑顔が怖い!
陛下に愛想笑いをしているとロナフェミアが笑顔で少し手を振ってくれた。ハッキリ言って、この場での唯一の癒やしだ...ラーイ帝が真顔に戻り言葉を続ける...
どうやら、まだ俺の叙任式は終わっていなかったらしい...
「今この時をもって――ソナタを我が家臣にして従者である事を、ここに宣言する!」
普段は一見頼りなさげなラーイ帝だが力強く宣言するその様は皇帝としての威厳と権威に満ち溢れていて思わず傅《かしづ》きたくなってしまう姿だ...
「今この時をもって・・・ワシはソナタを庇護し我が名において武器を携える事を許し、法と秩序そして――この地の習慣、同胞の正当な裁きによらずんばソナタの生命と自由――財産を奪わせぬ事を、ここで誓おう。」
皇帝の玉座の間が拍手で包まれる...
無論――俺に対する拍手ではなく皇帝に対する儀式的な意味を持つ拍手だ...
「その上でワシはソナタにケルダンを封土として授け、その地からもたされる収益を全てソナタのモノとする!」
(やった!これで税金で飯が食え・・・っん?...ケルダン・・・どこかで聞いたような...)
・・・これが俺の悪夢の始まりだった...
***
そして現在・・・
「な、なぜだ・・・ど、どうしてこうなった...」
白目で風が吹きすさぶ度にギコギコと揺れる壊れかけの看板がついた旧庁舎・兼自宅を見ながら俺は唖然と立ち尽くしていた...
俺の隣には・・・
「どうして私がこんな目に遭わなくちゃいけないですかー?!わたしがビレネー人だからですか?」
官僚のニニムと・・・
「チィ!・・・コチラの台詞だ!なぜ、この私が色無しネズミなんかと・・・」
綺麗な顔立ちを苦々しく歪ませながら口論するユガン騎士団の女性騎士ヨルミネイトの姿があるが・・・
「君たち・・・ほんと!仲が悪いね?!」
それは、またの機会に話そうと思う!!
あの後、何故アーレ皇太子が敗血症に罹患したのか判明した
驚く事に――この世界の医療では手洗いや消毒などしないのが一般的なようなのだ...
魔法なんて超自然的現象があるにも関わらず、この世界の消毒方法は――なんと香料の煙で消毒するのが一般的だと言う...
確かに木片などを不完全燃焼で燃やし燻した排煙には正露丸などに含まれるフェノール類の一種である木クレオソートなどが含まれていて強い消毒効果が確認されていてその他にも古来から燻製に利用されている例もあるし
脚注(木クレオソートには強い殺菌力がある事が知られている。煙中に含まれている殺菌成分が食品に浸透すると同時に長時間の燻煙によって食品の水分量が減少する水分活性(細菌や微生物が増殖する際に必要な水分量)の低下が起こる為だ...ちなみに日本の法律では正露丸は生薬であり漢方薬ではない呼び方も石炭由来の石炭クレオソートいわゆるクレオソート油と区別する為にクレオソートとは呼ばすに日局クレオソートまたは正式名である木クレオソートと呼ぶのが妥当である)
元の世界でも古代アテナイをペストが襲った時――古代ギリシャ出身で西洋医学の父と賞されるヒポクラテスは町の消毒のために大量の香木《こうぼく》焚いて火を起こし煙で街を覆いアテナイの人々を救ったという逸話《いつわ》もあるので排煙による消毒が完全に科学的根拠がないという訳でもない...
(まあ・・・ヒポクラテスの逸話は実際には裏付けがないので、そんな史実はないという説が有力だが...)
さて無駄知識の披露は、さておき原因を究明したのが原因で奴らたちの『そんな話は聞いた事がない!適当な事を言うな!』という十八番が案の定炸裂するわ...
実際に証明するために死体を触った後の手術前などの消毒の徹底などをさせ実際に町病院の死亡者が低下したらしいので『私は人を助ける所か自らの手で多くの人の死を招いていたのか?』と事実を受け止められない医者はショックを受け自殺する医者は続発したし...
『患者を診るたびに手を洗ってられるか!医療は人の命を助ける神聖な仕事だ!医者の手が汚れているハズがない!謀略で医者を自殺に追い込む、この人殺しめ!』『貴様!自分の保身のために神聖で崇高な医療行為を、まるで不浄なものように言ったそうだな!この背神者め!!』と余計に反発する奴は出るわで――ともかく大変、面倒であっただった...
無論――悪い事ばかりだった訳でもない...
少なくともコチラの頑張りは認められサルファ剤の製造施設の作る進言は認められたし皇帝夫婦の信頼は勝ち取れた・・・問題はその先だ...
***
==自由都市同盟ユガン==
――州都リヴォニア――
――皇居宮殿――
=皇帝の玉座
アーレ皇太子を救った功績が認められ皇帝であるラーイ帝は俺に褒美をくれた...褒美をとらせるという知らせを聴いて俺は勿論喜んで受け取る事にした何せ褒美の内容が上級貴族への叙勲だったからだ...
上級貴族という事は最低でも伯爵・・・つまり男爵や子爵より偉い!
通常――ユガンに限らず、どの国でも貴族になるには軍務に5年服して市民権を得て元の世界でいう士官学校の士官に相当する従士になり更に5年軍務に服し騎士になって相応の戦功を挙げるか、はたまた商人として豪農や豪商となり国家に多額の献金をして、ようやく貴族になれるのだ...
だが俺は市民権すらない流民から例えるなら――いきなり近世日本で大名に相当する大貴族に出世したのだ...これはまさに異例中の異例の出来事であった...
ゆえに今日の俺が叙勲される叙勲式には遠路遙々皇帝に呼びつけられた貴族連中が皇帝の玉座の片隅で妬みなのか陰口を叩いていた...
『チィ!・・・どこぞ骨とも判らぬ田舎者が出世したものよ...』
『噂によれば怪しげな妖術でアーレ殿下の病を治したとか・・・』
『そのような者に信頼を置くなど皇帝陛下は何を考えておいでなのだ?』
『しっ!聞こえるぞ?!』
めちゃくちゃ陰口を囁いておられる?!・・・っと言うか聞こえているからな💢お前ら💢
そう悪態付きつつもパイプオルガンの音色が響く中、皇帝の玉座に向かって敷かれたレッドカーペットを進み皇帝一家のいる何か高そうな大理石のようなモノで作られた階段の裾に向かう...
チラッと一瞬皇帝一家の方に――目線をやると玉座の前に立っているラーイ帝の右側にサレンドラ皇后が控えており左側から順番にラーイ帝の優しい雰囲気を受け継いだ栗色の髪と双眸を持った柔和な雰囲気のノルフェミナ第一皇女・サレンドラ皇后譲りの美しい金髪と水色の双眸を持ったロナフェミア第二皇女。まだ子どもたらしい幼さを残る、くりっとした愛らしい目とノルフェミナ皇女を同じくラーイ帝――譲りの優しい雰囲気をした金髪碧眼のアナスタシア第三皇女...
そして誰かが担いで来たのだろう...
病み上がりなのに可哀想に・・・神輿のようなモノに椅子が固定された台の上にアーレ皇太子いた...
病み上がりの皇太子を出席させるとかコイツらには人の心がないのか?と思いながらも控えていた近衛騎士に先ほど入室前に渡された儀式用のロングソードを明け渡し跪き、こうべを垂れる...
近衛騎士が近づいて来た文官が持っている青い内装が施された白色の木製トレーに儀式用のロングソードを置くと文官は、そのまま大臣と思われる人間の元へロングソードを持って行った...
王冠を被ったラーイ帝が、それを受け取り――いよいよ儀式の始まる...
「それでは、これよりアユム・サナイの叙任の議を執り行う。神聖な儀式なので私語は控えるように...」
誰かは知らないし分からないが誰かが冒頭でそう述べた...
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俺は『はい...』と了諾するとラーイ帝の言葉の後に続いた...
「私は貴方さまをユガンの正当なる支配者と認め忠誠を誓います。」
「我が命ある限り皇帝の忠実なる臣下として最後の日まで献身する事を誓います。」
「私の魂が、この地上にある限り陛下の眼前にて我が命に賭けて御身を御守りいたす事を誓います...」
「・・・時至らば我が剣をもって陛下の傍らで共に戦う事を誓います」
「たとえ剣折れ、矢尽きようとも四肢が力失せるとも、この命ある限り主君を守らん...」
「戦時には陛下の大義を掲げ!陛下の子らをも御守りいたそう!」
「そしてユガンの皇帝と正しき道を歩み、皇帝の世継ぎをも我が主と認め献身いたそう...」
陛下が「よろしい・・・とても神聖な誓いを立てました。」と言ったので宣誓が終わったと分かった。そして俺は宣誓を終え思った...
(ちょょおおお?!!なんか思ってたのと違う!てか、宣誓の内容が猟奇的すぎじゃありませんかね?!陛下?!)
四肢が動かなくても皇帝の為に身を盾にしないといけないとか・・・
えええ・・・嫌だよ...だってブラック企業よりブラックじゃん?!
戦争になったら、そんな必死で戦わないとイケないの?・・・マジで?
せめて怪我をしたら怪我が完全に治るまで休ませて欲しい...
痛くて苦しい死に際は嫌である!・・・というか死にとうない!
う、ウソだよね?陛下・・・あの内容は、さすがに比喩だよね...
無論、顔には出さないが...
「うむ!誠に堅い誓いであったな!サナイ。」
猟奇的過ぎる宣誓の内容に俺は内心震えているがラーイ帝は、とても満足そうだ!
アンタの・・その笑顔が怖い!
陛下に愛想笑いをしているとロナフェミアが笑顔で少し手を振ってくれた。ハッキリ言って、この場での唯一の癒やしだ...ラーイ帝が真顔に戻り言葉を続ける...
どうやら、まだ俺の叙任式は終わっていなかったらしい...
「今この時をもって――ソナタを我が家臣にして従者である事を、ここに宣言する!」
普段は一見頼りなさげなラーイ帝だが力強く宣言するその様は皇帝としての威厳と権威に満ち溢れていて思わず傅《かしづ》きたくなってしまう姿だ...
「今この時をもって・・・ワシはソナタを庇護し我が名において武器を携える事を許し、法と秩序そして――この地の習慣、同胞の正当な裁きによらずんばソナタの生命と自由――財産を奪わせぬ事を、ここで誓おう。」
皇帝の玉座の間が拍手で包まれる...
無論――俺に対する拍手ではなく皇帝に対する儀式的な意味を持つ拍手だ...
「その上でワシはソナタにケルダンを封土として授け、その地からもたされる収益を全てソナタのモノとする!」
(やった!これで税金で飯が食え・・・っん?...ケルダン・・・どこかで聞いたような...)
・・・これが俺の悪夢の始まりだった...
***
そして現在・・・
「な、なぜだ・・・ど、どうしてこうなった...」
白目で風が吹きすさぶ度にギコギコと揺れる壊れかけの看板がついた旧庁舎・兼自宅を見ながら俺は唖然と立ち尽くしていた...
俺の隣には・・・
「どうして私がこんな目に遭わなくちゃいけないですかー?!わたしがビレネー人だからですか?」
官僚のニニムと・・・
「チィ!・・・コチラの台詞だ!なぜ、この私が色無しネズミなんかと・・・」
綺麗な顔立ちを苦々しく歪ませながら口論するユガン騎士団の女性騎士ヨルミネイトの姿があるが・・・
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