118 / 237
第118話:ゲテモノ料理
しおりを挟む
「うぅ~ぅ サナイ様・・・」
ハーフリングの女性に囲まれるアユムを物陰から見つめるラウラ王女は、ひとり危機感を強めていた...理由は単純・・・アユムが他の女性に浮ついているからだ...
(浮気っです!お母様の時と言い許せません!)
エリシフ王妃に大きな胸を押し付けられた時も彼は鼻の下を伸ばしているように見えた...このままでは誰かに盗られてしまうかもしれない...
「早々に何か手を打たなければ・・・」
***
「殿方の|籠絡(ろうらく)と言えば手作り料理です!」「胃袋を掴めばコチラのモノです!ラウラさま!」
お父様の臣下の娘たちからの助言を受けてラウラは早速――自身の好物である洞窟エビで手作り料理を作ってみた...
(これでサナイ様も・・・きゃ♡)
きっと喜んでくれるに違いない!
そう思いラウラはアユムに腕によりをかけ洞窟エビの手料理を振る舞ったが...
***
「ひ、ひぇ・・・(汗)」
ラウラ王女の腕によりかけた手料理をひと目見て出た俺の第一声がコレだった...
「今の時期は産卵する為に凶暴な洞窟エビが手に入って良かったです💖」
そう言いながらラウラ王女が卓上に出してきたのが、なんと――あの結城雪奈の恋人の岩屋が食い殺されたというダイオウグソクムシ似の洞窟エビではないか?!
アユムは思った...
(ちょー?!おま?!ゲテモノやないかい?!!・・・えっえええー)
あの可憐なラウラ王女がゲテモノ料理など作るハズがない!
見間違いかと思い何度も目を擦るが現実は変わらない...
他の女性にかまけていたバチがあったのである!!
(ひぇえええええーーーー!!!(泣))
食欲が湧かない料理・・・とは言え仮にも他国の王女が作った手料理・・・(食べれません)と言えるハズがなかった...
「サナイさまぁあああ?!!!」
「・・・チーン!(アユムは成仏した...)」
ちなみにエビやカニのような味がしました...
ハーフリングの女性に囲まれるアユムを物陰から見つめるラウラ王女は、ひとり危機感を強めていた...理由は単純・・・アユムが他の女性に浮ついているからだ...
(浮気っです!お母様の時と言い許せません!)
エリシフ王妃に大きな胸を押し付けられた時も彼は鼻の下を伸ばしているように見えた...このままでは誰かに盗られてしまうかもしれない...
「早々に何か手を打たなければ・・・」
***
「殿方の|籠絡(ろうらく)と言えば手作り料理です!」「胃袋を掴めばコチラのモノです!ラウラさま!」
お父様の臣下の娘たちからの助言を受けてラウラは早速――自身の好物である洞窟エビで手作り料理を作ってみた...
(これでサナイ様も・・・きゃ♡)
きっと喜んでくれるに違いない!
そう思いラウラはアユムに腕によりをかけ洞窟エビの手料理を振る舞ったが...
***
「ひ、ひぇ・・・(汗)」
ラウラ王女の腕によりかけた手料理をひと目見て出た俺の第一声がコレだった...
「今の時期は産卵する為に凶暴な洞窟エビが手に入って良かったです💖」
そう言いながらラウラ王女が卓上に出してきたのが、なんと――あの結城雪奈の恋人の岩屋が食い殺されたというダイオウグソクムシ似の洞窟エビではないか?!
アユムは思った...
(ちょー?!おま?!ゲテモノやないかい?!!・・・えっえええー)
あの可憐なラウラ王女がゲテモノ料理など作るハズがない!
見間違いかと思い何度も目を擦るが現実は変わらない...
他の女性にかまけていたバチがあったのである!!
(ひぇえええええーーーー!!!(泣))
食欲が湧かない料理・・・とは言え仮にも他国の王女が作った手料理・・・(食べれません)と言えるハズがなかった...
「サナイさまぁあああ?!!!」
「・・・チーン!(アユムは成仏した...)」
ちなみにエビやカニのような味がしました...
0
お気に入りに追加
542
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる