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第99話;マジですか...
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暖かい食事を摂り全員が気力を取り戻したと思う...
嶺山を見かけた所まで案内しているが先ほどより彼女たちの表情は明るい...
特に鳳風花に笑顔が見え始めた事にアユムはホッとした...
ネズミ色のショートボブに黄銅色の瞳した彼女は資産家の一人娘であるにも関わらず、それを鼻にかけない目立たない生徒で温和な雰囲気を常に漂わせているような女の子で...
その――おっとりした外見と雰囲気にアユムは惹かれた...なぜならアユムの母親は苛烈な人物で、あのDV父親にも向かっていき反撃するような恐ろしい女だったからだ...その影響もあってかアユムは、お淑やかな良家の彼女を好きになった...
だが父の血を引く浮気性なアユムには実はもうひとり意中の人物がいる...
その人物は結城雪奈のグループにいた中院重音である...
彼女は鳳風花とは正反対の女の子でツインテールが、よく似合っている高飛車な高慢な女子だが宮家に仕えた元華族と言う事もあり品のある良家の息女である彼女にもアユムは惹かれていた...
だが中院重音には性格に難があるのでアユムの中の思い人ランキングでは鳳が1位で中院重音が2位となっている...結局、男も女も優しいの一番だとアユムは考えているからだ...
(鳳さんに、いい所を見せていい仲になりたい...)
結局なんだかんだ言っても真井歩も年相応の男子であった...
そんな事を思っていると先行していたアユムがビクン!と反応した!
全員が歩を進めるのを止める...前方に敵である...
(よーし...鳳さんに良い所を見せるぞ...)
そうアユムは心中で張り切っていたが...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅー みんな終わったわ」
アユムは目を疑った!前方にいたキノコの魔物は朱鷺原美咲が、まとめて10秒も経たずに倒したではないか?!
(えっっつつえええ?!!!)
なにソレ・・・?お前メチャクチャ強ぇえーじゃねぇか?!朱鷺原ぁああ?!!
朱鷺原の放った威力にビックリである!凄まじい光と共に地面が抉れ、さっきまでピョンピョン跳ね回っていたキノコの化け物がイケナイほど凄惨な姿へと変わってしまった!!
「えっ?・・・なにソレ...」目を点しながらパチクリと瞬きをしながらアユムが朱鷺原に尋ねると「えっ?ウエポンズスキルだけど・・・」と⦅えっ?わたし何かしちゃいました?⦆的な感じでケロッした態度で答えたではないか?!
「ああ...いえ...なんでもないです...」と答えながらも内心(コイツには逆らわんとこ?!)と思ったアユムでなのでした...
嶺山を見かけた所まで案内しているが先ほどより彼女たちの表情は明るい...
特に鳳風花に笑顔が見え始めた事にアユムはホッとした...
ネズミ色のショートボブに黄銅色の瞳した彼女は資産家の一人娘であるにも関わらず、それを鼻にかけない目立たない生徒で温和な雰囲気を常に漂わせているような女の子で...
その――おっとりした外見と雰囲気にアユムは惹かれた...なぜならアユムの母親は苛烈な人物で、あのDV父親にも向かっていき反撃するような恐ろしい女だったからだ...その影響もあってかアユムは、お淑やかな良家の彼女を好きになった...
だが父の血を引く浮気性なアユムには実はもうひとり意中の人物がいる...
その人物は結城雪奈のグループにいた中院重音である...
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(鳳さんに、いい所を見せていい仲になりたい...)
結局なんだかんだ言っても真井歩も年相応の男子であった...
そんな事を思っていると先行していたアユムがビクン!と反応した!
全員が歩を進めるのを止める...前方に敵である...
(よーし...鳳さんに良い所を見せるぞ...)
そうアユムは心中で張り切っていたが...
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「ふぅー みんな終わったわ」
アユムは目を疑った!前方にいたキノコの魔物は朱鷺原美咲が、まとめて10秒も経たずに倒したではないか?!
(えっっつつえええ?!!!)
なにソレ・・・?お前メチャクチャ強ぇえーじゃねぇか?!朱鷺原ぁああ?!!
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