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第97話;同級生との再会
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安の殺害を取り敢えず棚に置いた俺はビレネー坑道からの脱出を目標に脱出の為に地図とコンパスを取り出しヴァレンド洞窟国の方向を確認していた。すると、その最中――背後の方から、だんだんと喧騒が広がってきたので警戒していると日本語らしき人語と共に他の何か良くないモノまで接近しているなと理解できた...
(ほんと...顔見知りが多すぎる...この坑道...)
クラスメイトの顔ぶれ次第では敵を擦りつけられる危険性もあるが、しかし・・・
ここで、ひとり逃げたとしても既に聞き取れる近距離にまで喧騒は迫っている...追いつかれ各個撃破される恐れも十分あった...
(どうするべきか...)考えている間にも喧騒は刻一刻と迫ってきている...
これまでもバックレることは何回か成功したものの今回も成功するとは限らない...今からひとりで逃げ切れるだろうか?いや・・・無理かも知れない...
そこで俺は見えてきた顔ぶれ次第で一緒に逃げるか・それとも協力せず敵を擦りつけられる前に独自に逃げるか決めることとした...
決断してスグに不鮮明だった喧騒が明確に聞こえ始める...
「はぁ、はぁ。もう・・・だめ...」
「そんな事、言わないで!頑張って――二人とも走って!」
姿を現したのはクラスメイトの朱鷺原美咲・鳳風花・そして、何回かg学校で会話をした事がある梨島日和の三人だった...
少なくとも俺の知っている三人のひととなりの限りでは彼女ら敵を擦りつけるような人物ではない。その点については安心したが...良くないのは後ろからやって来るアンツサウロイドたちだ...
「三人とも死にたくなければ、そのまま走り切って!」
三人は幽霊でも見たかのような顔で「真井くん?!」と驚きつつも俺の前を通り過ぎてくれたのでヴァレンド製の火炎瓶を使い通路を塞ぐことが出来た...
「真井くん!あなた死んだんじゃ・・いったい今まで、どこに?!」
さすがは陸上部・・・朱鷺原は息も切らさず質問をぶつけてきた...
「う~ん...そんな質問をされても困るんだけど...ひとまずアリンコ達もいるし話は移動しながらにしよう...」
会話よりもアンツサウロイド達から離れるが優先なので俺は歩き出すと三人は後から一緒についてきた...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
歩きながら三人と会話をすると話を聞く限りでは、どうやら三人とも――もともと別のパーティーにいたようだが・・・そのパーティーを抜けて嶺山のパーティーを追って遠路はるばるビレネー坑道に来たようだ...
「で?なんて,たって...こんな危険な所に...そのパーティーに居ればよかったんじゃないか?」
疑問をぶつけると何故か三人とも頬を赤らめ朱鷺原は歯切れが悪くなりながらも俺に怒りながら理由を吐いた...
「一緒になんて居られるワケないじゃない!わ、わたしたちのぱ、ぱ...んつやブラジャーで...その...」
「あ、ああ、うん...なんとなく分かった。みなまで言うな」
安のしようとした事やした事に比べれば随分と可愛らしい事だが彼女たちは許せなかったのだろう...
「そんな事より!あなたこそ!なんで、ここに?いったい、どこで何を」
朱鷺原の質問に他の二人も無言で、うんうんと頷いている...
「おれ?・・・見ての通りさ...個人的な興味で――ここに、どんな鉱石があるか調査してんだ...ところが、どっこい...嶺山さん達の姿を見かけたから去ろうとしたら君たちがアリンコどもと一緒にご登場・・・って、ところさ...」
もちろん3人には――いつもの調子で色々と事実を伏せながら本当の事の言った...事実を伏せた理由は自由ユガン同盟やヴァレンド洞窟国の話し出すと長くなるし集団で、やって来られても迷惑だからだ...
なにより坂上や水谷みたいな連中のおこないで俺の評判まで下げられては困る。特に五丹波翔吾たちには来て欲しくない!
安は間違って始末してしまったから、もう問題を起こさない。だから放っておいても問題ないが彼らは生きているだけで害悪だ...
少なくとも俺のユガンでの立場が、もっと盤石になるまではクラスメイトの連中には来て欲しくない...
皇帝に近づく俺を疎ましく思っているユガンの小貴族を中心とした内部の勢力がクラスメイトたちを引き込むかもしれないしクラスメイト連中の起こした大義名分をもとに現在の地位から引きずり降ろそうとしてくるかもしれない...
ともかく色んな危険性が考えられる以上――リスクは最小限にするべきだ...
「嶺山さん!嶺山さん達を見たの?!」
朱鷺原め...質問の多い奴だ...
「うん...チラリとだけど...結城さんたちはデカいダンゴムシから逃げていて嶺山さんは・・・その安に襲われそうになってた...」
「はぁ?・・・襲うって?・・・はぁ?!安くんが嶺山さんを襲おうって・・・あ、あなた!嶺山さんを見捨てたの?!」
安のことは伏せていても――いづれバレるだろう...
なにせ坂上と水谷は俺の携帯していたヴァレンド製の機械式クロスボウを目撃しているのだから...余計な疑念をクラスメイトに産む前に正直に報告してしまうべきだろう...そもそもワザとじゃないし...
「いや?誤解して欲しくないな...ちゃんと助けたさ...ただ...」
さすがの俺も同級生を殺した事実を告げようと思うと歯切れが悪くなる...
「その...誰かを傷つけたかった訳じゃないけれど・・・嶺山さんに乱暴しようとしていた安くんを...うん...間違って・・・その・・・殺したちゃったと...いうか...なんと・・・いうか...」
三人が俺の告発に固まり空気が重くなっていくのがわかる...
「安くんを...殺した?・・・あなたが?」
沈黙が続く懸命に事実を理解しようとしているのだろう...三人とも信じられない様子だ。それはそうだ、...いきなり顔を知っているクラスメイトから同じ学び舎の仲間を殺したと言われたのだ...
「な、なにも、こ、殺さなくても...」と鳳風花は述べたが
「いや・・・殺そうとした訳じゃ...結果的に殺してしまったけど・・・状況的に――し、仕方がなかったんだ!俺も安を殺すつもりなんて!」
そう安を殺すつもりなんてなかったのだ...
大怪我をしてもらいたかっただけで...
「し、仕方がなかったって!?あなた...」
朱鷺原が反論しそうだったので「なら、見捨てて逃げれば良かったのか?!あのままじゃ嶺山さんが...」と俺は逆に朱鷺原を責めたてて反論を封じる...
「だ、誰も・・・そんな事は...」
「必死に止めようとしたさ!だが、安が突然うごいて狙いが逸れたんだ!君たちだって安が、どういう奴だったか知っているだろう!自分が嶺山さんと同じ状況になったと想像して見ろよ...」
俺は必死で自分は悪くないという事を彼女たちに強く訴える...
「おれだって安を殺すつもりじゃ...クソ...あの時・・・安さえ動かなければ瀕死の重傷で済んだハズなんだ...すぐに動けるわけじゃないにしても...市販の回復ポーションで一命を...取り留められたハズなんだ...」
すると、あら不思議・・・
安の日頃の態度の悪さや人柄を三人が知っている事も手伝い――
いつの間にか俺の立場は逆転し朱鷺原たちの態度は軟化していく...
「そ、そうよね...悪かったわ。貴方は貴方に出来る範囲で最善をしたのよね...」
「真井くん...」
もちろん安が既に死んでいるという事実や三人が安の死に方を見ていないというのも大きく働いているだろうが結局のところ泣いたもの勝ち――生きている者が有利で一番偉く・強いという事だろう死人に口なしという奴だ...
実際に安の酷い死を見たのは嶺山だけだし仮に嶺山が安の死に様を語ったとしても聞いた人間は想像しかできないのだ...
しかも、さきほど述べたように安は自分で被害を口にする事ができない...
なのに生きている俺は周囲に同情さえ買えればスグにではないにせよ生きていれば許される機会が、いくらでもある...
無論このやり口に嫌悪感を抱く人もいるだろうが俺のとった手法は元の世界でも国々でも使われる戦略と戦術だ...
特に、このやり口は歴史の解釈において、その威力を遺憾なく発揮する...現代の価値観や倫理感で相手を裁き相手国の印象さえ悪く出来れば例え事実であろうが、なかろうが実際――国際社会において有利・不利が明確に働く事は、その界隈では広く知られていることだ...
当然――これは人は事実よりも、まず印象や雰囲気に目を向ける生き物であるからだ...
「うん...ありがとう...と言って良いのか・・・分からないけど...」
ひとまず三人から一定の理解が得られた事に安心したら空腹なのに気が付いた...
腹ごしらえをするべきだろう...
(ほんと...顔見知りが多すぎる...この坑道...)
クラスメイトの顔ぶれ次第では敵を擦りつけられる危険性もあるが、しかし・・・
ここで、ひとり逃げたとしても既に聞き取れる近距離にまで喧騒は迫っている...追いつかれ各個撃破される恐れも十分あった...
(どうするべきか...)考えている間にも喧騒は刻一刻と迫ってきている...
これまでもバックレることは何回か成功したものの今回も成功するとは限らない...今からひとりで逃げ切れるだろうか?いや・・・無理かも知れない...
そこで俺は見えてきた顔ぶれ次第で一緒に逃げるか・それとも協力せず敵を擦りつけられる前に独自に逃げるか決めることとした...
決断してスグに不鮮明だった喧騒が明確に聞こえ始める...
「はぁ、はぁ。もう・・・だめ...」
「そんな事、言わないで!頑張って――二人とも走って!」
姿を現したのはクラスメイトの朱鷺原美咲・鳳風花・そして、何回かg学校で会話をした事がある梨島日和の三人だった...
少なくとも俺の知っている三人のひととなりの限りでは彼女ら敵を擦りつけるような人物ではない。その点については安心したが...良くないのは後ろからやって来るアンツサウロイドたちだ...
「三人とも死にたくなければ、そのまま走り切って!」
三人は幽霊でも見たかのような顔で「真井くん?!」と驚きつつも俺の前を通り過ぎてくれたのでヴァレンド製の火炎瓶を使い通路を塞ぐことが出来た...
「真井くん!あなた死んだんじゃ・・いったい今まで、どこに?!」
さすがは陸上部・・・朱鷺原は息も切らさず質問をぶつけてきた...
「う~ん...そんな質問をされても困るんだけど...ひとまずアリンコ達もいるし話は移動しながらにしよう...」
会話よりもアンツサウロイド達から離れるが優先なので俺は歩き出すと三人は後から一緒についてきた...
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歩きながら三人と会話をすると話を聞く限りでは、どうやら三人とも――もともと別のパーティーにいたようだが・・・そのパーティーを抜けて嶺山のパーティーを追って遠路はるばるビレネー坑道に来たようだ...
「で?なんて,たって...こんな危険な所に...そのパーティーに居ればよかったんじゃないか?」
疑問をぶつけると何故か三人とも頬を赤らめ朱鷺原は歯切れが悪くなりながらも俺に怒りながら理由を吐いた...
「一緒になんて居られるワケないじゃない!わ、わたしたちのぱ、ぱ...んつやブラジャーで...その...」
「あ、ああ、うん...なんとなく分かった。みなまで言うな」
安のしようとした事やした事に比べれば随分と可愛らしい事だが彼女たちは許せなかったのだろう...
「そんな事より!あなたこそ!なんで、ここに?いったい、どこで何を」
朱鷺原の質問に他の二人も無言で、うんうんと頷いている...
「おれ?・・・見ての通りさ...個人的な興味で――ここに、どんな鉱石があるか調査してんだ...ところが、どっこい...嶺山さん達の姿を見かけたから去ろうとしたら君たちがアリンコどもと一緒にご登場・・・って、ところさ...」
もちろん3人には――いつもの調子で色々と事実を伏せながら本当の事の言った...事実を伏せた理由は自由ユガン同盟やヴァレンド洞窟国の話し出すと長くなるし集団で、やって来られても迷惑だからだ...
なにより坂上や水谷みたいな連中のおこないで俺の評判まで下げられては困る。特に五丹波翔吾たちには来て欲しくない!
安は間違って始末してしまったから、もう問題を起こさない。だから放っておいても問題ないが彼らは生きているだけで害悪だ...
少なくとも俺のユガンでの立場が、もっと盤石になるまではクラスメイトの連中には来て欲しくない...
皇帝に近づく俺を疎ましく思っているユガンの小貴族を中心とした内部の勢力がクラスメイトたちを引き込むかもしれないしクラスメイト連中の起こした大義名分をもとに現在の地位から引きずり降ろそうとしてくるかもしれない...
ともかく色んな危険性が考えられる以上――リスクは最小限にするべきだ...
「嶺山さん!嶺山さん達を見たの?!」
朱鷺原め...質問の多い奴だ...
「うん...チラリとだけど...結城さんたちはデカいダンゴムシから逃げていて嶺山さんは・・・その安に襲われそうになってた...」
「はぁ?・・・襲うって?・・・はぁ?!安くんが嶺山さんを襲おうって・・・あ、あなた!嶺山さんを見捨てたの?!」
安のことは伏せていても――いづれバレるだろう...
なにせ坂上と水谷は俺の携帯していたヴァレンド製の機械式クロスボウを目撃しているのだから...余計な疑念をクラスメイトに産む前に正直に報告してしまうべきだろう...そもそもワザとじゃないし...
「いや?誤解して欲しくないな...ちゃんと助けたさ...ただ...」
さすがの俺も同級生を殺した事実を告げようと思うと歯切れが悪くなる...
「その...誰かを傷つけたかった訳じゃないけれど・・・嶺山さんに乱暴しようとしていた安くんを...うん...間違って・・・その・・・殺したちゃったと...いうか...なんと・・・いうか...」
三人が俺の告発に固まり空気が重くなっていくのがわかる...
「安くんを...殺した?・・・あなたが?」
沈黙が続く懸命に事実を理解しようとしているのだろう...三人とも信じられない様子だ。それはそうだ、...いきなり顔を知っているクラスメイトから同じ学び舎の仲間を殺したと言われたのだ...
「な、なにも、こ、殺さなくても...」と鳳風花は述べたが
「いや・・・殺そうとした訳じゃ...結果的に殺してしまったけど・・・状況的に――し、仕方がなかったんだ!俺も安を殺すつもりなんて!」
そう安を殺すつもりなんてなかったのだ...
大怪我をしてもらいたかっただけで...
「し、仕方がなかったって!?あなた...」
朱鷺原が反論しそうだったので「なら、見捨てて逃げれば良かったのか?!あのままじゃ嶺山さんが...」と俺は逆に朱鷺原を責めたてて反論を封じる...
「だ、誰も・・・そんな事は...」
「必死に止めようとしたさ!だが、安が突然うごいて狙いが逸れたんだ!君たちだって安が、どういう奴だったか知っているだろう!自分が嶺山さんと同じ状況になったと想像して見ろよ...」
俺は必死で自分は悪くないという事を彼女たちに強く訴える...
「おれだって安を殺すつもりじゃ...クソ...あの時・・・安さえ動かなければ瀕死の重傷で済んだハズなんだ...すぐに動けるわけじゃないにしても...市販の回復ポーションで一命を...取り留められたハズなんだ...」
すると、あら不思議・・・
安の日頃の態度の悪さや人柄を三人が知っている事も手伝い――
いつの間にか俺の立場は逆転し朱鷺原たちの態度は軟化していく...
「そ、そうよね...悪かったわ。貴方は貴方に出来る範囲で最善をしたのよね...」
「真井くん...」
もちろん安が既に死んでいるという事実や三人が安の死に方を見ていないというのも大きく働いているだろうが結局のところ泣いたもの勝ち――生きている者が有利で一番偉く・強いという事だろう死人に口なしという奴だ...
実際に安の酷い死を見たのは嶺山だけだし仮に嶺山が安の死に様を語ったとしても聞いた人間は想像しかできないのだ...
しかも、さきほど述べたように安は自分で被害を口にする事ができない...
なのに生きている俺は周囲に同情さえ買えればスグにではないにせよ生きていれば許される機会が、いくらでもある...
無論このやり口に嫌悪感を抱く人もいるだろうが俺のとった手法は元の世界でも国々でも使われる戦略と戦術だ...
特に、このやり口は歴史の解釈において、その威力を遺憾なく発揮する...現代の価値観や倫理感で相手を裁き相手国の印象さえ悪く出来れば例え事実であろうが、なかろうが実際――国際社会において有利・不利が明確に働く事は、その界隈では広く知られていることだ...
当然――これは人は事実よりも、まず印象や雰囲気に目を向ける生き物であるからだ...
「うん...ありがとう...と言って良いのか・・・分からないけど...」
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