クラス転移したけど能力が低いのでリセマラされる前にバックレる

第75話念願の魔道具作り

運河建設うんがけんせつを無事に終了した翌日――念願の予算が下りた。どうやらカポンがラルカ公爵に口利くちききしてくれたらしい．．．約束を守るとは感心だ．．．まあ反故ほごにしやがったら余った攻城戦用の爆薬を使って運河の水でリヴォニア市を水浸しにしてやったけど．．．

そんな、こんなで一波乱あったが魔灯まとうランプを作ろうと思う！

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石ころを加工した石材で予習していたので失敗する事もなく俺はすんなり製作に漕ぎつけた．．．下りた予算で高価なエレンダ王国で産出された魔石を買えたお陰で予想以上の素晴らしい出来だ！しかも俺なりに改良かいりょうを加えたので既製品きせいひんより全体的に30％性能が良い！既製品の魔灯ランプより30％明るいのに30％魔石の消費が抑えられた魔灯ランプだ！

余談だが魔石は、もちろんエレンダ商会から買ったのだが、いつの間にか支店長から常務男爵じょうむだんしゃくに昇進していたバールハイト氏――本人が持ってきたのでビビりました‼とりあえずバールハイト氏の昇格しょうかく祝いにカポン卿から返してもらった総資産を使ってルクルサ神権国で製造されているという高級ワイン一瓶を宮廷を通して送ってもらう事になったので個人的には安心したが．．．

話は戻るが――取りあえず国の資産で魔灯ランプを作ったので献上けんじょうしないといけないらしい．．．残念だ．．．

まぁ内緒で帳簿ちょうぼを誤魔化ごまかして、もう一つ作るけどね！テヘぇ！