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第65話・・・?もしかして・・・俺のせい?
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案の定――サレンドラ皇后は激怒したが幸い俺にではなく、あの偉そうな死んだ研究員に対してだった。
「自身の嫉妬の為にアーレの命を狙うなど、まったく持って許せません!サナイ殿の仕掛けた爆弾で死んでいなければ、わたし自ら処していた所です!!」
俺が処されず何よりだ...
「サレンドラ皇后陛下・・・研究員の凶行未遂で一難ありましたが朗報がございます・・・今まで魔物の動物実験で経過を見ていましたが彼らは死んだ者もおりませんゆえ・・・その・・・近日中に血液製剤の量産と動物実験の結果から更に改良をおこなった血液製剤をアーレ皇太子殿下への少量づつの投与ですが・・・補充療法を開始したく思いますが、よろしいでしょうか?」
俺はサレンドラ皇后の気の変わらない内に早々に話題を変えた...後から、『やはり、サナイの人徳に問題ガー!!』『やっぱり、サナイも処罰するぅー!!』とかになったら俺の命が危ないと思ったからだ...
「ようやくですか?!その時を首を長くして待っていました!!それは、いつから開始するのです?!」
「動物実験で十分な観察期間を頂きましたので明日からにでも安全性の証明を終えた血液製剤を投与できるかと...」
動物実験で三か月もの経過観察をしたのだ...完全ではないかもしれないが一定の安全性は担保《たんぽ》されたと考えてもいいだろう...もし、これで皇太子が不運にも死んだなら、さすがの俺もお手上げだ・・・劣悪な環境と低い技術力・・・何より限られた資源のなかで全力尽くしたの結果なら命の諦めもつく...
「す、素晴らしい!!もし、これでアーレが新しい人生を歩めたのなら母として、貴方に感謝します!!成功を祈っていますよ!サナイ殿!!」
俺はサレンドラ皇后の期待に臆する事もなく「はい・・・陛下。それでは私めは、これにて失礼します・・・」と答え皇后と謁見した部屋を後にした...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
――次の日・・・
俺は洗浄殺菌済みの自作した血液パックと輸血用のビン針・輸血チューブ・点滴筒・ローラクレメント・混注口・エアペント付きろ過装置・逆流防止用の弁・開放型三方活栓コックなどセット一式を乗せた台車を押してアーレ皇太子のいる部屋へお付きの連中と共に出向いていた...
「それでは、皇太子殿下...血液製剤による補充療法をおこないたいと思います。少しチクッとしますが我慢して下さい。」
出来るだけ折れない強度で可能な限り小さく細い【留置針】を作ったがアーレ皇太子の顔には恐怖の感情が表情に表れていた...
「ちょ!ちょっと待ってくれ...その針を僕に本当に刺すの・・・?」
言葉を濁しても恐怖心を煽るだけだろうと思い「もちろんでございます。そうでなければ薬液を入れられません。」と答える
「・・・やだ...いやだ!」
そんな事を言われても困る...
「大丈夫です。痛いのは一瞬だけです。」
「大丈夫じゃないよ!いやだ!他の方法はないの?!」と問われたが、こちらとしては「ご納得いただく他ありません...」としか言いようがない
こんな押し問答が30分くらい続いたが粘り強く説得しアーレ皇太子は最終的には観念した...
ルクルサ産の天然ゴムで作ったゴム紐を皇太子の腕に巻くと細いが青白い血管が出たので一安心する。これで静脈が出なかったら、もっと痛い足首から針を刺す事になっただろう...
エタノール溶液を塗り【留置針】を斜めに傾け刺すちゃんと血管に刺さった証拠であると血液が延長チューブから出てきた...
俺は、ひとまず一安心しローラクレンメを回すと点滴スタンドにかかった血液製剤からチューブつたって点滴筒へと落ち始めた...
(問題ないようだ...)
これなら3~40分で終わるだろう...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アーレ皇太子の補充療法を繰り返して3週間が経とうとしていた・・・皇太子の体調は良い方向へと向きつつある...
「以前のような慢性的な出血症状も極端に少なくなりつつありますね・・・この調子で2日に一度のペースで補充療法を続けていけば無事、成人を迎えるのも夢ではないでしょう。おめでとうございます。よく頑張って下さいました。皇太子殿下・・・」
最初、肌が青白く今にも死にそうだった皇太子は今では傍目《はため》から見てもだいぶ血色が良くなったように見える。俺の努力は報われたのだ...
「アーレ!」
サレンドラ皇后は嬉しさのあまりアーレ皇太子に抱きつく...
「あはっはっ!痛うございます。母上。」
最近では、アーレ皇太子の笑顔も増えた。ようやく彼は年相応の笑顔を出せるようになって俺もホッとしている...これでアーレ皇太子が急変でもしない限り処刑執行人を呼ばれる事はない・・・と信じたい...
「よくやってくれました!サナイ殿!大儀でした!」
「あっ、はい。ありがとう・・・ございます?」
サレンドラ皇后も喜んでいるし、これで恐らく良かったのだろう...早く元の生活に戻りたいものだ・・・貴重な物品や薬草・薬品が使い放題という意味ではここでの生活も悪くなかったが、ここのアホどもが勝手に蹴破って押し入った店が心配だ。店の中の物は、すべてない事は覚悟しておいた方が良いだろう...
幸い金銭は銀行にいくらか預けてあるし例のバールハイト氏との契約も続行中だ。少額だが命あっての物種だ、何とかやっていけるだろう...
「それで、いつ病気は治るのです?サナイ殿・・・」
「はい?いや、現在のユガンの・・・いえ、今、世界に現存している技術力では血友病は治りませんよ?」
その言葉を聴いてサレンドラ皇后は固まり・・・
「えっ・・・いえ、その・・・アーレの病気は治るのではなくて?」
「いいえ、今のこの世界に現存している技術力では根治は難しいでしょう。」
俺の言葉を聴いてショックを受けたサレンドラ皇后は卒倒した・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いや~はや~...大変でしたな~ サレンドラ皇后が気絶なされて。」
「・・・・・・」
無言の騎士に囲まれているのが耐えられなくなり、つい軽口を叩いてしまったのがマズかった・・・
「他人事のように言うな!!貴さまぁあー!!」
中年の騎士が額に青筋を浮かべながら俺の胸ぐらを掴む!!
「いや・・・だって、ウソを言うわけにもいかないですし・・・つーぅか・・・血友病が治らないのは俺のせいですか?」
「どう考えても貴様のせいだろう!!」
強面の騎士様にメチャメチャ怒られ散々だ...血友病が根治しないのは俺のせいじゃないのに...
「やめんか!!貴様ら!!確かにソイツの態度は気に食わんが・・・ソイツに何かあったら皇太子殿下が亡くなるやも知れんのだぞ!!」
たぶん、状況から見て詰問している騎士たちより偉いのだろう...『ですが!副騎士団長!ツッ!このクズ野郎が...』とか言って引き下がった...
「はあぁ~」と心理的圧力から解放された溜息が出る...いったいどうしろと言うのか...
俺は一体何処に連れて行かれるのか?先ほどの副団長・・・?の言葉を察するあたり処刑場ではなさそうだが...
連れてこられた馬鹿デカい壮麗な装飾が施された両開き扉が両側にいる衛兵の手によって開けられると、後ろの騎士の誰かが俺のケツを蹴り突き飛ばした!俺は盛大に転倒すると重々しい雰囲気の荘厳《そうごん》な天蓋《てんがい》を確認するハメになった。
「痛っぇ~」
「ひとまずとはいえ倅《せがれ》の恩人だ。もう少し丁寧に扱ってやって欲しい。」
声を聞こえた方へ体勢を正すとで堂々としているが優しそうな顔つきで、ねずみ色の長髪が印象的な中年男性が玉座に座っているのが目に入った...ひと目だけ見ただけだが・・・直感した!
(この人の良さそうな男性が、この国の皇帝...)
恐らく間違いない・・・この目の前の人物が...
(第二三代皇帝ラーイ・エル・ユガン...)
「自身の嫉妬の為にアーレの命を狙うなど、まったく持って許せません!サナイ殿の仕掛けた爆弾で死んでいなければ、わたし自ら処していた所です!!」
俺が処されず何よりだ...
「サレンドラ皇后陛下・・・研究員の凶行未遂で一難ありましたが朗報がございます・・・今まで魔物の動物実験で経過を見ていましたが彼らは死んだ者もおりませんゆえ・・・その・・・近日中に血液製剤の量産と動物実験の結果から更に改良をおこなった血液製剤をアーレ皇太子殿下への少量づつの投与ですが・・・補充療法を開始したく思いますが、よろしいでしょうか?」
俺はサレンドラ皇后の気の変わらない内に早々に話題を変えた...後から、『やはり、サナイの人徳に問題ガー!!』『やっぱり、サナイも処罰するぅー!!』とかになったら俺の命が危ないと思ったからだ...
「ようやくですか?!その時を首を長くして待っていました!!それは、いつから開始するのです?!」
「動物実験で十分な観察期間を頂きましたので明日からにでも安全性の証明を終えた血液製剤を投与できるかと...」
動物実験で三か月もの経過観察をしたのだ...完全ではないかもしれないが一定の安全性は担保《たんぽ》されたと考えてもいいだろう...もし、これで皇太子が不運にも死んだなら、さすがの俺もお手上げだ・・・劣悪な環境と低い技術力・・・何より限られた資源のなかで全力尽くしたの結果なら命の諦めもつく...
「す、素晴らしい!!もし、これでアーレが新しい人生を歩めたのなら母として、貴方に感謝します!!成功を祈っていますよ!サナイ殿!!」
俺はサレンドラ皇后の期待に臆する事もなく「はい・・・陛下。それでは私めは、これにて失礼します・・・」と答え皇后と謁見した部屋を後にした...
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俺は洗浄殺菌済みの自作した血液パックと輸血用のビン針・輸血チューブ・点滴筒・ローラクレメント・混注口・エアペント付きろ過装置・逆流防止用の弁・開放型三方活栓コックなどセット一式を乗せた台車を押してアーレ皇太子のいる部屋へお付きの連中と共に出向いていた...
「それでは、皇太子殿下...血液製剤による補充療法をおこないたいと思います。少しチクッとしますが我慢して下さい。」
出来るだけ折れない強度で可能な限り小さく細い【留置針】を作ったがアーレ皇太子の顔には恐怖の感情が表情に表れていた...
「ちょ!ちょっと待ってくれ...その針を僕に本当に刺すの・・・?」
言葉を濁しても恐怖心を煽るだけだろうと思い「もちろんでございます。そうでなければ薬液を入れられません。」と答える
「・・・やだ...いやだ!」
そんな事を言われても困る...
「大丈夫です。痛いのは一瞬だけです。」
「大丈夫じゃないよ!いやだ!他の方法はないの?!」と問われたが、こちらとしては「ご納得いただく他ありません...」としか言いようがない
こんな押し問答が30分くらい続いたが粘り強く説得しアーレ皇太子は最終的には観念した...
ルクルサ産の天然ゴムで作ったゴム紐を皇太子の腕に巻くと細いが青白い血管が出たので一安心する。これで静脈が出なかったら、もっと痛い足首から針を刺す事になっただろう...
エタノール溶液を塗り【留置針】を斜めに傾け刺すちゃんと血管に刺さった証拠であると血液が延長チューブから出てきた...
俺は、ひとまず一安心しローラクレンメを回すと点滴スタンドにかかった血液製剤からチューブつたって点滴筒へと落ち始めた...
(問題ないようだ...)
これなら3~40分で終わるだろう...
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アーレ皇太子の補充療法を繰り返して3週間が経とうとしていた・・・皇太子の体調は良い方向へと向きつつある...
「以前のような慢性的な出血症状も極端に少なくなりつつありますね・・・この調子で2日に一度のペースで補充療法を続けていけば無事、成人を迎えるのも夢ではないでしょう。おめでとうございます。よく頑張って下さいました。皇太子殿下・・・」
最初、肌が青白く今にも死にそうだった皇太子は今では傍目《はため》から見てもだいぶ血色が良くなったように見える。俺の努力は報われたのだ...
「アーレ!」
サレンドラ皇后は嬉しさのあまりアーレ皇太子に抱きつく...
「あはっはっ!痛うございます。母上。」
最近では、アーレ皇太子の笑顔も増えた。ようやく彼は年相応の笑顔を出せるようになって俺もホッとしている...これでアーレ皇太子が急変でもしない限り処刑執行人を呼ばれる事はない・・・と信じたい...
「よくやってくれました!サナイ殿!大儀でした!」
「あっ、はい。ありがとう・・・ございます?」
サレンドラ皇后も喜んでいるし、これで恐らく良かったのだろう...早く元の生活に戻りたいものだ・・・貴重な物品や薬草・薬品が使い放題という意味ではここでの生活も悪くなかったが、ここのアホどもが勝手に蹴破って押し入った店が心配だ。店の中の物は、すべてない事は覚悟しておいた方が良いだろう...
幸い金銭は銀行にいくらか預けてあるし例のバールハイト氏との契約も続行中だ。少額だが命あっての物種だ、何とかやっていけるだろう...
「それで、いつ病気は治るのです?サナイ殿・・・」
「はい?いや、現在のユガンの・・・いえ、今、世界に現存している技術力では血友病は治りませんよ?」
その言葉を聴いてサレンドラ皇后は固まり・・・
「えっ・・・いえ、その・・・アーレの病気は治るのではなくて?」
「いいえ、今のこの世界に現存している技術力では根治は難しいでしょう。」
俺の言葉を聴いてショックを受けたサレンドラ皇后は卒倒した・・・
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「いや~はや~...大変でしたな~ サレンドラ皇后が気絶なされて。」
「・・・・・・」
無言の騎士に囲まれているのが耐えられなくなり、つい軽口を叩いてしまったのがマズかった・・・
「他人事のように言うな!!貴さまぁあー!!」
中年の騎士が額に青筋を浮かべながら俺の胸ぐらを掴む!!
「いや・・・だって、ウソを言うわけにもいかないですし・・・つーぅか・・・血友病が治らないのは俺のせいですか?」
「どう考えても貴様のせいだろう!!」
強面の騎士様にメチャメチャ怒られ散々だ...血友病が根治しないのは俺のせいじゃないのに...
「やめんか!!貴様ら!!確かにソイツの態度は気に食わんが・・・ソイツに何かあったら皇太子殿下が亡くなるやも知れんのだぞ!!」
たぶん、状況から見て詰問している騎士たちより偉いのだろう...『ですが!副騎士団長!ツッ!このクズ野郎が...』とか言って引き下がった...
「はあぁ~」と心理的圧力から解放された溜息が出る...いったいどうしろと言うのか...
俺は一体何処に連れて行かれるのか?先ほどの副団長・・・?の言葉を察するあたり処刑場ではなさそうだが...
連れてこられた馬鹿デカい壮麗な装飾が施された両開き扉が両側にいる衛兵の手によって開けられると、後ろの騎士の誰かが俺のケツを蹴り突き飛ばした!俺は盛大に転倒すると重々しい雰囲気の荘厳《そうごん》な天蓋《てんがい》を確認するハメになった。
「痛っぇ~」
「ひとまずとはいえ倅《せがれ》の恩人だ。もう少し丁寧に扱ってやって欲しい。」
声を聞こえた方へ体勢を正すとで堂々としているが優しそうな顔つきで、ねずみ色の長髪が印象的な中年男性が玉座に座っているのが目に入った...ひと目だけ見ただけだが・・・直感した!
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