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第45話:下準備は大事だよね!
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見事、オレはバールハイト氏を口説き落とした!他力本願も良い所だが、これで他人の金と販路で大手を振ってエレンダ商会のバールハイト氏の名を使いながら商売が出来る!
いま現在、オレはエレンダの就業員と共に店の空き地に文字を書いて各従業員が担当する業務内容を決めている・・・このように事前に決めたほうが、より効率的に客を回転させる事ができるハズだ。
調味料作りも順調だ。ウスターソースは、まだだが・・・野菜ドレッシングは拍子抜けするくらいアッサリ完成した。エレンダ商会が塩や砂糖、サラダ油を確保してくれたので醸造酢や醸造酒・魚醤を適量加えていき、追加で刻んだハーブや野菜、果物なども混ぜて、いくつかの野菜ドレッシングが完成した。
元の世界のドレッシングには劣るが、何もかけずに食うよりはマシである。野菜嫌いな子どももコレで減るだろう。
そして!何故か!なんと驚くべき事に、ついでにマスタードまで出来た!
エレンダ商会の倉庫で偶然カラシナの種みたいな植物の種が麻袋いっぱいに山積みなっていたので「なんですか?これ?」と質問したら「ああ、それはユガン自由都市同盟の南の隣国にあたるルスリス獣人国のケットシー自治領 ダヌクール産の香辛料ですよ。ニャルグルグルとしか言ってなかったので...なんの種かは分かりません。」
「なんで、こんな所に・・・山積みに?」と試しに一粒口に含んで見ると鼻の奥に和カラシを突っ込んだような激痛が走った!!
倉庫で山積みになっていた原因は恐らくコレだろう・・・勿体ないので醸造酢と、水や糖類や小麦粉を加え調整し、腸詰め肉ソーセージや貧民向けの屑肉を挽き肉したパテに野菜とパンを挟み、ハンバーガーもどきとホットドックもどきが出来たので全員で試食する...
俺からすれば不完全だが食文化の発達していない、この異世界では――この未完成の品も立派な料理らしい...
エレンダ商会の連中が「ウマい!ウマい!こんなウマい料理は食べた事ない!」と涙を流しながら大絶賛していたので正直引きました・・・
いま現在、オレはエレンダの就業員と共に店の空き地に文字を書いて各従業員が担当する業務内容を決めている・・・このように事前に決めたほうが、より効率的に客を回転させる事ができるハズだ。
調味料作りも順調だ。ウスターソースは、まだだが・・・野菜ドレッシングは拍子抜けするくらいアッサリ完成した。エレンダ商会が塩や砂糖、サラダ油を確保してくれたので醸造酢や醸造酒・魚醤を適量加えていき、追加で刻んだハーブや野菜、果物なども混ぜて、いくつかの野菜ドレッシングが完成した。
元の世界のドレッシングには劣るが、何もかけずに食うよりはマシである。野菜嫌いな子どももコレで減るだろう。
そして!何故か!なんと驚くべき事に、ついでにマスタードまで出来た!
エレンダ商会の倉庫で偶然カラシナの種みたいな植物の種が麻袋いっぱいに山積みなっていたので「なんですか?これ?」と質問したら「ああ、それはユガン自由都市同盟の南の隣国にあたるルスリス獣人国のケットシー自治領 ダヌクール産の香辛料ですよ。ニャルグルグルとしか言ってなかったので...なんの種かは分かりません。」
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