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第14話奴隷兵
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オレは、その日牢から出された。自由になった訳ではない・・・現在のオレの状況を端的に説明するとオレは足枷をされた状態で他の悪そうな囚人たち他の場所に移送され修練所のようなところで一緒に並ばされてる。
俺たちの並ばされた列の前には木製の台が設置されており、その台にはシャレオツなヒゲを生やしたナルシストぽい貴族らしき、おっさんとお供の怖そうな騎士さまが壇上から見下ろしていた
「いいか!!罪人ども! 貴様らは今日から、我がシーザー帝国の高貴なる貴族!エキスバン子爵の奴隷兵として誠心誠意戦い死ね! 分かったか! 」
と、お付きの騎士さまが訳の分からん事を言い出した! いやいや!ちょっと待って! 確かに廃村の集落から生き抜く為に火事場泥棒みたいな事はしたよ?! でも、ここまで重い罰を受けるほど重罪か?! 捨てられたモノを拾っただけだよ?!オレ!
他の囚人たちも「フザけんなー!!」とか「殺してやる」とか言っている。いいぞ!いいぞ!もっと言ってやれ!
「そんな死にたいなら今、殺してやろう……」
エキスバン子爵はボソッとそう呟やくとお付きの騎士が無言で手を振り下ろした!!
すると配下の兵士は素早く持っていた弩を構えると抗議していた囚人をなんと撃ち殺したではないか!!
(ひぇええー!! ヤベェェェ!!! マジ、ヤベえよ!この世界! 人の命軽すぎー!!)
あまりの理不尽な出来事にオレを含めた囚人たちは押し黙る・・・
「よいか!! 皆の者!! よく聞け!! 私と栄えある帝国のために死ぬのだ!! 価値のない貴様らの罪人の命で沢山の人間が救われるのだ少しは光栄に思え――クズの貴様らの最後に善行の機会を与えてやるのだ寛大な帝国に感謝しろ 」
(なんと恐ろしい!!感謝の気持ちなど起こるわけがない・・・こんな酷い演説は始めてだ!)
どうやら、ちゃんと独房でメシが出されたのは最低限戦えるよう弱らせない為だったようだ
かくしてオレは異世界で奴隷兵となった・・・
俺たちの並ばされた列の前には木製の台が設置されており、その台にはシャレオツなヒゲを生やしたナルシストぽい貴族らしき、おっさんとお供の怖そうな騎士さまが壇上から見下ろしていた
「いいか!!罪人ども! 貴様らは今日から、我がシーザー帝国の高貴なる貴族!エキスバン子爵の奴隷兵として誠心誠意戦い死ね! 分かったか! 」
と、お付きの騎士さまが訳の分からん事を言い出した! いやいや!ちょっと待って! 確かに廃村の集落から生き抜く為に火事場泥棒みたいな事はしたよ?! でも、ここまで重い罰を受けるほど重罪か?! 捨てられたモノを拾っただけだよ?!オレ!
他の囚人たちも「フザけんなー!!」とか「殺してやる」とか言っている。いいぞ!いいぞ!もっと言ってやれ!
「そんな死にたいなら今、殺してやろう……」
エキスバン子爵はボソッとそう呟やくとお付きの騎士が無言で手を振り下ろした!!
すると配下の兵士は素早く持っていた弩を構えると抗議していた囚人をなんと撃ち殺したではないか!!
(ひぇええー!! ヤベェェェ!!! マジ、ヤベえよ!この世界! 人の命軽すぎー!!)
あまりの理不尽な出来事にオレを含めた囚人たちは押し黙る・・・
「よいか!! 皆の者!! よく聞け!! 私と栄えある帝国のために死ぬのだ!! 価値のない貴様らの罪人の命で沢山の人間が救われるのだ少しは光栄に思え――クズの貴様らの最後に善行の機会を与えてやるのだ寛大な帝国に感謝しろ 」
(なんと恐ろしい!!感謝の気持ちなど起こるわけがない・・・こんな酷い演説は始めてだ!)
どうやら、ちゃんと独房でメシが出されたのは最低限戦えるよう弱らせない為だったようだ
かくしてオレは異世界で奴隷兵となった・・・
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