12 / 237
第12話街
しおりを挟む
手作り感満載の簡素なイカダは巨大な川の流れ身を任せ順調に流れに沿って移動して、はや3日となる。最初は異世界という事なのでクリーチャーの存在を危惧して武器を常に手に持って周囲を気にしていたが、流石にこうも平和だと緊張感がなくなってくる
変化した事と言えば周りの景色が山林地帯から丘陵地帯へと移り変わり今は野草も疎らな広大な平野が眼前に広がっているとゆうことくらいだ。退屈しながら下流を見ていると黒い点が見えた。何かと思い目を凝らす・・・点が近づき段々と大きくなっていくと詳細が見えてきた
あれは街だ!大量の船と町並みが見える!
どうやら川は終点のようだ・・・街の向こうには海が広がっていた。焦る気持ちを抑えながら急いで木の棒を使い街のある方角へ着岸した。3日ぶりに陸に足をつける・・・肩の荷が下りた気分だ
一安心して街へ行こうと一歩を踏み出した時だった
「サハギン!」
川の方から声がしたので後ろを振り返ると首にエラらしき切込みと手足にヒレの付いた魚顔で二足歩行の人形化け物が水面から上がってきた!!ゲームや漫画とかでしか見たことないが恐らくサハギンと言う奴ではないだろうか?!鳴き声がサハギンなのは色々ツッコミどころではあるが・・・おっと!そんな事を考えている場合ではなかった!
「あー・・・そのなんだ・・・ご機嫌いかがですか?」
「サハギン!!」
コミニュケーションを取れるか試して見たが、やはり駄目だった!サハギンさんの手には銛が握られており、どうも友愛しにきた訳ではないらしい・・・
「アハハハ・・・・それじゃ、俺はこれで!!」
俺は少しでも足止めになればと思い廃村で見つけた斧をサハギン目がけてぶん投げ全力で走った!!
「サハギーーーーン!!!」
ブチギレたサハギンが追って来る!!!
「チョーーー!!斧を投げつけて直撃したのにコイツ硬すぎだろう!!!」
サハギンは鱗にヒビこそ入っていたが元気いっぱいだ!全く持ってピンピンしている!むしろ俺に先に攻撃されて【絶対殺すマン】状態だ!!
「すいませんでしたーー!!勘弁して下さい!!」
逃げながら許しと乞うて見たがサハギンの怒りは収まらない!!
「サハギーーーーン!!!」
やはり許してはくれないらしい!!幸い向こうは足が遅い為、追いつかれる事はないが追いつかれたら八つ裂きでは済まないだろう!!サハギンから逃亡して3分くらい経っただろうか?ようやく城門が眼前に見えてきた!!
「助けてーー!!!!助けて下さい!!!!」
全力で走り手を振りながら城門の衛兵に助けを求める!!衛兵は最初こそ驚愕の表情を浮かべていたが、その行動は極めて冷静で
「うわぁ!なんだ!!イカれた奴が魔物を一匹連れてきたぞ!サハギンだ!弓兵!!構え!!撃てぇー!!」
城門の弓兵が一斉に弓を放つと矢はコチラの頭越しに飛んでいき俺を追ってきたサハギンに複数命中するとサハギンは断末魔もあげられず地に伏した!
「ゼェー ゼェー ふぅ~ はぁー マジでヤバかったぁー 」
肩を大きく揺らし息を切らしながら尻もちをつく・・・
「とりあえず街の中に入るか・・・」
息を整え門へと進む・・・
「ありがとうございます・・・助かりました。」
衛兵に感謝の言葉を述べたが・・・
「ああ 街の中に入りたいのか?」
「はい」
衛兵はしかめっ面でコチラに応対した。感じが悪い人だと思ったが・・・・
「お前見ない顔だな? ・・・・・・・ どこの村出身だ?」
どうやら疑われているらしい・・・
ウソをついてもバレるだろうが正直に話す訳にもいかない・・・・・・どうしたものか
「すいません 遠くから来たましたので・・・村の名前もわかりせん」
衛兵は首を傾げると、なんと持っていた槍先をコチラに向けた!!
「この怪しい奴め!! 遠くから来た?! 村の名前も分からんだと?! 訳の分からん事を言うな!! そんな奴は、この近辺にはおらん!! お前を拘束する!!」
「いや?! ちょ?!」
しまった!!しくじったか!と思うのが俺にできる精一杯だった!!俺は衛兵にいきなり殴り飛ばされ気を失った・・・
変化した事と言えば周りの景色が山林地帯から丘陵地帯へと移り変わり今は野草も疎らな広大な平野が眼前に広がっているとゆうことくらいだ。退屈しながら下流を見ていると黒い点が見えた。何かと思い目を凝らす・・・点が近づき段々と大きくなっていくと詳細が見えてきた
あれは街だ!大量の船と町並みが見える!
どうやら川は終点のようだ・・・街の向こうには海が広がっていた。焦る気持ちを抑えながら急いで木の棒を使い街のある方角へ着岸した。3日ぶりに陸に足をつける・・・肩の荷が下りた気分だ
一安心して街へ行こうと一歩を踏み出した時だった
「サハギン!」
川の方から声がしたので後ろを振り返ると首にエラらしき切込みと手足にヒレの付いた魚顔で二足歩行の人形化け物が水面から上がってきた!!ゲームや漫画とかでしか見たことないが恐らくサハギンと言う奴ではないだろうか?!鳴き声がサハギンなのは色々ツッコミどころではあるが・・・おっと!そんな事を考えている場合ではなかった!
「あー・・・そのなんだ・・・ご機嫌いかがですか?」
「サハギン!!」
コミニュケーションを取れるか試して見たが、やはり駄目だった!サハギンさんの手には銛が握られており、どうも友愛しにきた訳ではないらしい・・・
「アハハハ・・・・それじゃ、俺はこれで!!」
俺は少しでも足止めになればと思い廃村で見つけた斧をサハギン目がけてぶん投げ全力で走った!!
「サハギーーーーン!!!」
ブチギレたサハギンが追って来る!!!
「チョーーー!!斧を投げつけて直撃したのにコイツ硬すぎだろう!!!」
サハギンは鱗にヒビこそ入っていたが元気いっぱいだ!全く持ってピンピンしている!むしろ俺に先に攻撃されて【絶対殺すマン】状態だ!!
「すいませんでしたーー!!勘弁して下さい!!」
逃げながら許しと乞うて見たがサハギンの怒りは収まらない!!
「サハギーーーーン!!!」
やはり許してはくれないらしい!!幸い向こうは足が遅い為、追いつかれる事はないが追いつかれたら八つ裂きでは済まないだろう!!サハギンから逃亡して3分くらい経っただろうか?ようやく城門が眼前に見えてきた!!
「助けてーー!!!!助けて下さい!!!!」
全力で走り手を振りながら城門の衛兵に助けを求める!!衛兵は最初こそ驚愕の表情を浮かべていたが、その行動は極めて冷静で
「うわぁ!なんだ!!イカれた奴が魔物を一匹連れてきたぞ!サハギンだ!弓兵!!構え!!撃てぇー!!」
城門の弓兵が一斉に弓を放つと矢はコチラの頭越しに飛んでいき俺を追ってきたサハギンに複数命中するとサハギンは断末魔もあげられず地に伏した!
「ゼェー ゼェー ふぅ~ はぁー マジでヤバかったぁー 」
肩を大きく揺らし息を切らしながら尻もちをつく・・・
「とりあえず街の中に入るか・・・」
息を整え門へと進む・・・
「ありがとうございます・・・助かりました。」
衛兵に感謝の言葉を述べたが・・・
「ああ 街の中に入りたいのか?」
「はい」
衛兵はしかめっ面でコチラに応対した。感じが悪い人だと思ったが・・・・
「お前見ない顔だな? ・・・・・・・ どこの村出身だ?」
どうやら疑われているらしい・・・
ウソをついてもバレるだろうが正直に話す訳にもいかない・・・・・・どうしたものか
「すいません 遠くから来たましたので・・・村の名前もわかりせん」
衛兵は首を傾げると、なんと持っていた槍先をコチラに向けた!!
「この怪しい奴め!! 遠くから来た?! 村の名前も分からんだと?! 訳の分からん事を言うな!! そんな奴は、この近辺にはおらん!! お前を拘束する!!」
「いや?! ちょ?!」
しまった!!しくじったか!と思うのが俺にできる精一杯だった!!俺は衛兵にいきなり殴り飛ばされ気を失った・・・
0
お気に入りに追加
542
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる