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52−4 後日
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急な大雨に、レナが驚きながらも悲鳴を上げるが、構っている暇はない。目の前が霞むほどの水が降って、あっという間に濡れた。冷えた風が舞い込み、強風に木々が揺れて雨が横殴りになってくる。大荷物のレナが荷物ごと落ちないか気にしながら森を駆けた。
レナの家に着いた時には、空は闇に覆われたように真っ暗になって、地面は池のようになっていた。レナが急いで家に駆け込むが、なぜか窓から入り込み、裏口を開ける。
「入ってください。今、うちのごわごわタオルを」
ごわごわタオルってなんだ。それより鍵があるのにどうして窓から出入りしているのか。まだ強盗が入ることを心配しているのかもしれないが、窓から出入りはないだろう。
急いで階段を駆け上がり、レナが戻ってくる。手に持っていたのはタオルだが、それが魔法を使えない者であるという明確な答えだと、彼女は知らない。
魔法で自身を乾かすと、レナが口をぽっかり開けた。レナのそのふぬけ顔を見ているのもいいが、あまりに濡れそぼって震えているのを見ているわけにはいかない。頭に触れれば、レナが見る見るうちに顔を綻ばせて、頬を紅潮させた。
「わああ。魔法すごー。ふわふわ。ふわふわだ。あ、リリちゃんもふわふわになってる。すごーい。ありがとうございます!」
「大したことない……」
「でもすごーい。ふわっふわ。それにしても、すごい雨ですねえ。その辺座ってください。ご飯作りますからー。お肉焼いちゃおー。コーヒー出しますね。お待ちください」
レナは灯りを入れると、部屋に招き、雨が入らない方の窓を開け、靴を履き替えて、いそいそと台所へ戻っていく。その後ろ姿を横目にして、口元を覆った。なぜか、顔が熱く感じたからだ。
部屋の中が暖かいせいかもしれない。外は大雨だが、密閉されていた部屋の中は暖かった。
手持ち無沙汰で部屋の中を眺めると、織り機が増えているのに気づく。オクタヴィアンが贈った物だろう。使い始めているのか、少しだけ布ができあがっている。この家に入るのは何度目か、入るたびに物が増えているようだった。
「ひえ!」
雷の音が大きく鳴るたびに、レナが悲鳴を上げる。雷は近くなっていた。台所に入れば、開いている裏口から外に出ていた。井戸水を汲みにいったのだ。またびしょびしょに濡れてしまったではないか。タオルを頭に乗せていたが、意味がない。
「避雷針ないから怖いですよね。雷近すぎません? っぎゃーっ!」
乾かしてやろうと手を伸ばそうとすれば、雷が近くに落ちた音がし、レナが飛び上がりそうなほど驚くので、笑いそうになる。すぐに憎らしげにこちらを睨みつけてきた。
「雷落ちてきたら、この家燃えちゃうかもしれないんですから!」
「ここに落ちる前に木に落ちるだろう」
「地面通ってビリビリしちゃいますよ!」
「そんなに心配か?」
レナは大きく頷く。木からなんめーとる離れてればいいんだっけー。と呟いて、まだ土砂降りの外を見やった。森から家は少しだけ離れている。雷が落ちても、木に落ちるだけで家には影響ないだろう。木が倒れてくる可能性はあるが。
平民の家に防御魔法などかけられていないのだから、心配するのも当然か。金がある者ならば祈祷師に依頼し、家の守りを固めるものだ。主に強盗などに対してだが、家が壊されないように魔法をかけてもらう。
再び、ドガン、と大仰な音が轟く。レナが飛び上がって悲鳴を上げた。
「絶対落ちた。すぐ近くで落ちた!」
「季節の変わり目だからな。これくらいはこの辺りでは普通のことだ」
「季節の変わり目に、雷大雨ですか?」
「この時期になるとピングレンが鳴く。冬に活動する魔物で、冬を呼び込むんだ」
「冬!? 忘れてた! 冬支度しなきゃいけなかったんだ! ああっ! まだ、なにも補充してないのに。羽毛。毛糸。薪」
「薪は必要だろうな」
「お洋服もお布団もです! ううっ。頑張って織ろう」
「今からか? ピングレンが鳴いたのだから、雪が降るぞ」
そんなことも知らないのか。他国ではピングレンが現れないのだろうか。
ピングレンは春から秋にかけて地中で眠り、冬になる頃に目覚める。その時に溜めていた魔力を放出した。力は空気を振動させ雷を呼び、大雨を降らせる。そうして、暖かな空気は一掃されて、雪雲を呼び込んだ。遠い山の奥に住む、大魔獣とも呼ばれる魔物。何匹もの魔物が一斉に目覚めるので、雷と大雨があれば冬になる。
「雪!?」
「雨が止む頃には急激に冷えて、雪になる。明日の朝には膝下くらいまで積もっているはずだ」
「季節の変わり目、一瞬すぎません!?」
「今年は少し早いな。まだ冬支度を終えていない家もあるだろう」
ちらりと横目で見たレナは、のけ反って今にも倒れそうな顔をした。冬支度などまったくしていない顔だ。城に閉じ込められていたこともあるが、今年はピングレンの目覚めが早い。村人たちも驚いているだろう。さすがになにも用意していないことはないだろうが。
レナが悶えるように頭を抱えた。これから布を織ろうとしているくらいだ。なにも用意していないのがうかがえた。
「ううっ! なにが必要かもわかってないのに!」
「明日、町に買いに行け。雪はしばらく続く。ピングレンが目覚めて十日ほどは雪だ」
「十日!?」
「それから段々寒くなる」
「そこからもっと寒くなるんですか!?」
「吹雪になったりするからな。この地方の冬は厳しい。その格好では、凍死するぞ」
「ひえ」
悲鳴を上げている場合ではない。さっさと用意しなければ、買える物も買えなくなるだろう。急に来た冬のせいで、遅く用意をしている者たちも焦っているはずだ。
「認可局で認可を受けたのだろう。金を使って冬物を購入しろ。靴も新調しないと。毛の入ったブーツだ」
「毛入り!?」
「森に行くだろう」
「はっ。そうですね。そっか、ホッカイロとかないから、温石とか作らないと。湯たんぽだと入れるものないしな」
レナはまた聞き慣れない言葉を使った。
「なんだって?」
「温かさ長持ちの道具です。石を焼いて、布に巻いてお布団に入れたり。お湯を入れて、抱っこしたり。やりませんか? 討伐隊騎士は冬寒い時、どうしてるんです?」
「道具がある。聖女の作った。この辺りには売っていないが」
「たかそ」
「あんたなら買えるだろ」
「つまり高いってこと。はあ、じゃあ、明日町行くかー。靴に布でも巻いて、シーツにくるまって。スキー板必要? ソリは必要だな。荷物運ぶのに。材料考えよ。足はツルでかんじき作ってー。ソリは、板、雪で埋まる前に、救出しに行こう」
庭に目をやって、木材が置かれているところを見つめる。大雨で木材は膨張しているだろう。なにを作る気か知らないが、そんな簡単に作れる物なのだろうか。
「明日、迎えにきてやる。買った荷物は業者に頼んで運んでもらえ。大荷物になるだろう。さすがにそこまで運べない。高い買い物が嫌なら、古着屋があるはずだ。そこで冬物は揃えられるだろう。急にピングレンが目覚めたから混んでいるだろうが、すぐに買いに行った方がいい。これから物を作るとか、無理にも程がある」
「いいんですか?」
二度は言わない。目をすがめると、レナは首を垂れて、お願いします。と両手の平を合わせた。ありがたやー、と呟いて。よくわからない動作だ。ただ、相当感謝しているのはわかった。フェルナンさん、神! とかわけのわからない感謝の声も上げた。
「じゃあ、お詫びのご飯を、豪華に、すぐに! と、雨やんだら雪ってことは、いつ帰れるんです?」
「雨がやむ頃に出ていく」
「おいしいもの作ります! まずはコーヒー!」
すぐにコーヒーなるものが出てきて、いつも通り手拭き用の濡れた温かい布が出てくる。
「待っててくださいねー」
包丁の音、鍋を混ぜる音。時折鼻歌が聞こえて、独り言も耳に入る。
台所には立ち入らず、織り機のある部屋でコーヒーを口にした。少々の酸味と苦味のあるその飲み物は温かく、香りが鼻腔をくすぐる。
変なものを入れるのではと、警戒する必要はない。レナに欲心を感じることはないからだ。
ここで待つのが嫌にならないのは、この緩やかな空気が思ったよりも心地よく、穏やかな時を過ごすことができるからだろうか。
ーーー ここまでお読みいただきありがとうございます。
こちらで第一部完になります。第二部まで少々お待ちください ーーー
レナの家に着いた時には、空は闇に覆われたように真っ暗になって、地面は池のようになっていた。レナが急いで家に駆け込むが、なぜか窓から入り込み、裏口を開ける。
「入ってください。今、うちのごわごわタオルを」
ごわごわタオルってなんだ。それより鍵があるのにどうして窓から出入りしているのか。まだ強盗が入ることを心配しているのかもしれないが、窓から出入りはないだろう。
急いで階段を駆け上がり、レナが戻ってくる。手に持っていたのはタオルだが、それが魔法を使えない者であるという明確な答えだと、彼女は知らない。
魔法で自身を乾かすと、レナが口をぽっかり開けた。レナのそのふぬけ顔を見ているのもいいが、あまりに濡れそぼって震えているのを見ているわけにはいかない。頭に触れれば、レナが見る見るうちに顔を綻ばせて、頬を紅潮させた。
「わああ。魔法すごー。ふわふわ。ふわふわだ。あ、リリちゃんもふわふわになってる。すごーい。ありがとうございます!」
「大したことない……」
「でもすごーい。ふわっふわ。それにしても、すごい雨ですねえ。その辺座ってください。ご飯作りますからー。お肉焼いちゃおー。コーヒー出しますね。お待ちください」
レナは灯りを入れると、部屋に招き、雨が入らない方の窓を開け、靴を履き替えて、いそいそと台所へ戻っていく。その後ろ姿を横目にして、口元を覆った。なぜか、顔が熱く感じたからだ。
部屋の中が暖かいせいかもしれない。外は大雨だが、密閉されていた部屋の中は暖かった。
手持ち無沙汰で部屋の中を眺めると、織り機が増えているのに気づく。オクタヴィアンが贈った物だろう。使い始めているのか、少しだけ布ができあがっている。この家に入るのは何度目か、入るたびに物が増えているようだった。
「ひえ!」
雷の音が大きく鳴るたびに、レナが悲鳴を上げる。雷は近くなっていた。台所に入れば、開いている裏口から外に出ていた。井戸水を汲みにいったのだ。またびしょびしょに濡れてしまったではないか。タオルを頭に乗せていたが、意味がない。
「避雷針ないから怖いですよね。雷近すぎません? っぎゃーっ!」
乾かしてやろうと手を伸ばそうとすれば、雷が近くに落ちた音がし、レナが飛び上がりそうなほど驚くので、笑いそうになる。すぐに憎らしげにこちらを睨みつけてきた。
「雷落ちてきたら、この家燃えちゃうかもしれないんですから!」
「ここに落ちる前に木に落ちるだろう」
「地面通ってビリビリしちゃいますよ!」
「そんなに心配か?」
レナは大きく頷く。木からなんめーとる離れてればいいんだっけー。と呟いて、まだ土砂降りの外を見やった。森から家は少しだけ離れている。雷が落ちても、木に落ちるだけで家には影響ないだろう。木が倒れてくる可能性はあるが。
平民の家に防御魔法などかけられていないのだから、心配するのも当然か。金がある者ならば祈祷師に依頼し、家の守りを固めるものだ。主に強盗などに対してだが、家が壊されないように魔法をかけてもらう。
再び、ドガン、と大仰な音が轟く。レナが飛び上がって悲鳴を上げた。
「絶対落ちた。すぐ近くで落ちた!」
「季節の変わり目だからな。これくらいはこの辺りでは普通のことだ」
「季節の変わり目に、雷大雨ですか?」
「この時期になるとピングレンが鳴く。冬に活動する魔物で、冬を呼び込むんだ」
「冬!? 忘れてた! 冬支度しなきゃいけなかったんだ! ああっ! まだ、なにも補充してないのに。羽毛。毛糸。薪」
「薪は必要だろうな」
「お洋服もお布団もです! ううっ。頑張って織ろう」
「今からか? ピングレンが鳴いたのだから、雪が降るぞ」
そんなことも知らないのか。他国ではピングレンが現れないのだろうか。
ピングレンは春から秋にかけて地中で眠り、冬になる頃に目覚める。その時に溜めていた魔力を放出した。力は空気を振動させ雷を呼び、大雨を降らせる。そうして、暖かな空気は一掃されて、雪雲を呼び込んだ。遠い山の奥に住む、大魔獣とも呼ばれる魔物。何匹もの魔物が一斉に目覚めるので、雷と大雨があれば冬になる。
「雪!?」
「雨が止む頃には急激に冷えて、雪になる。明日の朝には膝下くらいまで積もっているはずだ」
「季節の変わり目、一瞬すぎません!?」
「今年は少し早いな。まだ冬支度を終えていない家もあるだろう」
ちらりと横目で見たレナは、のけ反って今にも倒れそうな顔をした。冬支度などまったくしていない顔だ。城に閉じ込められていたこともあるが、今年はピングレンの目覚めが早い。村人たちも驚いているだろう。さすがになにも用意していないことはないだろうが。
レナが悶えるように頭を抱えた。これから布を織ろうとしているくらいだ。なにも用意していないのがうかがえた。
「ううっ! なにが必要かもわかってないのに!」
「明日、町に買いに行け。雪はしばらく続く。ピングレンが目覚めて十日ほどは雪だ」
「十日!?」
「それから段々寒くなる」
「そこからもっと寒くなるんですか!?」
「吹雪になったりするからな。この地方の冬は厳しい。その格好では、凍死するぞ」
「ひえ」
悲鳴を上げている場合ではない。さっさと用意しなければ、買える物も買えなくなるだろう。急に来た冬のせいで、遅く用意をしている者たちも焦っているはずだ。
「認可局で認可を受けたのだろう。金を使って冬物を購入しろ。靴も新調しないと。毛の入ったブーツだ」
「毛入り!?」
「森に行くだろう」
「はっ。そうですね。そっか、ホッカイロとかないから、温石とか作らないと。湯たんぽだと入れるものないしな」
レナはまた聞き慣れない言葉を使った。
「なんだって?」
「温かさ長持ちの道具です。石を焼いて、布に巻いてお布団に入れたり。お湯を入れて、抱っこしたり。やりませんか? 討伐隊騎士は冬寒い時、どうしてるんです?」
「道具がある。聖女の作った。この辺りには売っていないが」
「たかそ」
「あんたなら買えるだろ」
「つまり高いってこと。はあ、じゃあ、明日町行くかー。靴に布でも巻いて、シーツにくるまって。スキー板必要? ソリは必要だな。荷物運ぶのに。材料考えよ。足はツルでかんじき作ってー。ソリは、板、雪で埋まる前に、救出しに行こう」
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「明日、迎えにきてやる。買った荷物は業者に頼んで運んでもらえ。大荷物になるだろう。さすがにそこまで運べない。高い買い物が嫌なら、古着屋があるはずだ。そこで冬物は揃えられるだろう。急にピングレンが目覚めたから混んでいるだろうが、すぐに買いに行った方がいい。これから物を作るとか、無理にも程がある」
「いいんですか?」
二度は言わない。目をすがめると、レナは首を垂れて、お願いします。と両手の平を合わせた。ありがたやー、と呟いて。よくわからない動作だ。ただ、相当感謝しているのはわかった。フェルナンさん、神! とかわけのわからない感謝の声も上げた。
「じゃあ、お詫びのご飯を、豪華に、すぐに! と、雨やんだら雪ってことは、いつ帰れるんです?」
「雨がやむ頃に出ていく」
「おいしいもの作ります! まずはコーヒー!」
すぐにコーヒーなるものが出てきて、いつも通り手拭き用の濡れた温かい布が出てくる。
「待っててくださいねー」
包丁の音、鍋を混ぜる音。時折鼻歌が聞こえて、独り言も耳に入る。
台所には立ち入らず、織り機のある部屋でコーヒーを口にした。少々の酸味と苦味のあるその飲み物は温かく、香りが鼻腔をくすぐる。
変なものを入れるのではと、警戒する必要はない。レナに欲心を感じることはないからだ。
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