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第一章
48−3 計画
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「あ、ありがとうございます。めっちゃ元気になりました」
「行くぞ」
ツンデレフェルナン。玲那の礼に反応せず、動こうとした。
しかし、ぐうう、と玲那のお腹が鳴ったので、ぴたりと足を止めた。
じっとり見ないでほしい。お腹は正直なので、我慢してくれないのだ。話すより大きな音になっても仕方がないではないか。
「大丈夫です。ほら。フェルナンさんもいりますか?」
「いらない」
ポケットから出したパンを出せば、視線も合わせずにつれなく断ってくる。フェルナンはさっさと食べろと注意して、周囲を見回した。兵士はいない。遠くで声は聞こえるが、この森には近付いていなかった。まだ玲那が建物の中にいると思っているのだろう。
そう思った瞬間、フェルナンが玲那を小脇に抱えた。何事? 口にする間もなく飛び上がり、木の枝に辿り着く。
「んぐっ」
どういう跳躍力。また心臓が口から漏れそうになる。咥えていたパンを喉に詰まらせそうになった。
誰かが近づいているのか、フェルナンは玲那を抱き上げると、動かないように前から抱っこした。
前からだ。
先ほどお姫様抱っこされた時よりずっと、フェルナンの顔が近い。顔は見えないが、首元にピッタリとくっついた。
子供のように抱っこされて、足は枝に届かず、ぶらぶらしている。玲那の腰を押さえているだけで、玲那の体重を片手で支えていた。そのせいで、体の密着度が半端ない。
一応、うら若き乙女ということを、わかっていらっしゃるのだろうか?
さすがに羞恥するのだが、フェルナンは周囲を注意深く見ているだけで、まったく気にしていない。意識するだけ無駄だとわかっているが、こちらはただのその辺の乙女なのだ。少しは気にしてほしい。
まだ口の中にパンが残っているのに、この状態でもぐもぐパンをはんでいいのか、そんなことを考える時点で乙女とは? とか言われそうだが、もぐもぐして良いだろうか。ごくりと飲み込み、その飲み込んだ音すらフェルナンの邪魔になりそうな気がして、息をするのすら緊張した。この沈黙が辛い。
長い。長いよ!!
もう我慢できない。大きく息を吸いたい!
しばらくして少しだけフェルナンの腕が緩んで、若干体が離れた。チャリ、と耳元に届いて、まだ首元近くにある自分の顔の横で、金属音がしたのが気になった。
別に見たかったわけではない。そこまで明るくなかったし、そんなによく見えたわけではないが、フェルナンの胸元が少しだけはだけて、ちょっぴり胸元が見えてしまった。
鎖に繋がった、細めの指輪。女性がしそうな、小さな宝石がついた指輪が見えた。
恋人のかな?
こちらでも、恋人と同じペアリングでもする習慣があるのだろうか。フェルナンは普段革手袋をしているため、肌は見えない。しかし、手袋をしていると指輪が邪魔になるのかもしれない。だからネックレスにしているのだろうか。
イケメン。恋人の一人や二人。いや二人はダメだ。フェルナンが好きになる恋人はどのような人なのか。純粋に興味がある。
この人をデレさせる女の人って、どんなだろ。
人の気配がなくなったのか、フェルナンが力を抜いた。玲那の足が枝に届いて、やっと体が離れたことに安堵する。けれど、暗い中で足を踏み外さないようにと、しっかり腰に腕が回ったままだった。フェルナンはそんなことどうでもいいと、葉っぱの隙間から遠くを睨みつけているだけだ。
この人には、何が見えて、何が聞こえているのだろう。
「城壁を越えたら、村に戻れ。月明かりでも、道は見えるだろう。門の外までは送ってやる」
うん? 急に言われて、玲那はフェルナンをじっと見つめてしまった。
「この度は、どこからが計画でらっしゃる? だから、リリちゃんを私に?」
「それは、」
「つまり、私が牢屋に入ることも、想定済みで?」
「いや、それは」
フェルナンが若干ひるんだ。
今、自分がどんな顔をしているか知らないが、口元が上がっているのはわかる。微笑んでいるかもしれないが、間違っても嬉しいわけではない。
どこから計画だった?
領主の手下であるフェルナンが、領主と対立しているオクタヴィアンと仲間だとは考えなかったが、フェルナンは事情を知っているようだ。そうでなければ、村に帰れ。とは言わない。このまま村に帰っても、また捕まる可能性がある。それを考えないわけがない。しかし、そう思わないのならば、解決できると考えているからだ。
「よく私が腕を怪我したの、知ってましたね」
「それは……」
助けに来てくれたのかな? なんて軽く考えたりしなかったのは、フェルナンが玲那の怪我を知っていたからだ。どこで知ることがあるのだろう。知って、助けに来てくれたのだろうか。
本当に?
鬼ごっこの話は、討伐隊騎士の耳にも入るかもしれない。城中を追いかける兵士がいることくらい、耳に入るだろう。だが、その追っている相手が、どうして玲那だとわかるのか。オクタヴィアンは度々遊び相手を見つけて、戯れをしているというのに。
どこからどうして、人を巻き込もうと思ったのか。
「いいから、今は、城を出るんだ」
フェルナンが顔を逸らして、玲那の腕を引いた。答える気はないということか。
「あ、私、急に大声出したくなりました」
「は?」
「わああああ! ここに、フェ、モゴモゴ」
口を大きな手のひらで塞がれて、フェルナンが玲那を凝視した。途端、どこかを睨んで、舌打ちをすると、玲那を抱えて飛び上がる。猿のように枝を飛び越えて、屋根の上に降り立った。神殿の屋根の上だ。長いプールのある表側ではなく、裏側の屋根だろう。堀のように水に囲まれた建物なので、すぐにわかる。
「あんた、なにを考えてるんだ!」
小声なのに怒りが滲んだ。しかし、怒るのはこちらの方だろう。玲那はずっとなにも知らされず、そちらの計画に加担させられていたのだから。
「え? ここまで巻き込んでおいて、まさか、一人で村まで歩いて帰れとか? 夜、暗い中、一人で、寂しく、またなにかに追われて、泣いちゃうかもしれないのに!?」
「リリックがいるだろう」
「リリちゃん、たまにどっかいっちゃうんですよ。私の頭の上、飽きちゃうのかな。あ、そうだ。お世話になった方に、ご挨拶しなくちゃ。今日で村に帰ります。ありがとうございました。って」
「なんでそうなるんだ!? 村に帰れるのだから、いいだろう??」
屋根から降りようとすると、フェルナンが玲那の襟元を掴んだ。小声でも困惑しているのがわかる。しかし、玲那の気持ちが、まったくわからないようだ。むしろ、もう帰っていいぞー。と言われて、はい帰りますねー。となると思っている方が不思議なのだが?
これだけ理不尽に巻き込んでおいて、素直に帰ると思うのか?
玲那の眼光に、フェルナンが再びひるんで、口元を歪めた。玲那の行動が理解できず、どう対処するべきか、考えているようだった。
「なにが望みだ?」
出てきた言葉がそれである。玲那の怒りを増長させたいのか?
本当にわからないのか。この怒りを。巻き込んでおきながら、相手がどう思うのか、まったく考えていないのか?
「私にも、心ってものはあるんですよ、フェルナンさん」
玲那が胸を小突けば、フェルナンは眉をひそめてきた。意味がわからないらしい。
「そちらは思惑があって、人を巻き込んだのでしょうけれど、こっちはなにもわからず、不安なまま動いていたんですよ。人をどうとでも扱えると思っているような奴らの前で」
「リリックがいただろう?」
「リリちゃんはありがたいですよ。でも、違うでしょう? リリちゃんがいて、安心感はあっても、なにもわからず渦中にいるのは、まったく違うでしょう? それで、もういいから、さっさと帰れって? 私が村人で、平民だから? 人をなんだと思ってるの?」
フェルナンは言葉を失ったかのように、呆然とした。話が理解できていないか、フェルナンには珍しく、何度か目を瞬かせた。
「行くぞ」
ツンデレフェルナン。玲那の礼に反応せず、動こうとした。
しかし、ぐうう、と玲那のお腹が鳴ったので、ぴたりと足を止めた。
じっとり見ないでほしい。お腹は正直なので、我慢してくれないのだ。話すより大きな音になっても仕方がないではないか。
「大丈夫です。ほら。フェルナンさんもいりますか?」
「いらない」
ポケットから出したパンを出せば、視線も合わせずにつれなく断ってくる。フェルナンはさっさと食べろと注意して、周囲を見回した。兵士はいない。遠くで声は聞こえるが、この森には近付いていなかった。まだ玲那が建物の中にいると思っているのだろう。
そう思った瞬間、フェルナンが玲那を小脇に抱えた。何事? 口にする間もなく飛び上がり、木の枝に辿り着く。
「んぐっ」
どういう跳躍力。また心臓が口から漏れそうになる。咥えていたパンを喉に詰まらせそうになった。
誰かが近づいているのか、フェルナンは玲那を抱き上げると、動かないように前から抱っこした。
前からだ。
先ほどお姫様抱っこされた時よりずっと、フェルナンの顔が近い。顔は見えないが、首元にピッタリとくっついた。
子供のように抱っこされて、足は枝に届かず、ぶらぶらしている。玲那の腰を押さえているだけで、玲那の体重を片手で支えていた。そのせいで、体の密着度が半端ない。
一応、うら若き乙女ということを、わかっていらっしゃるのだろうか?
さすがに羞恥するのだが、フェルナンは周囲を注意深く見ているだけで、まったく気にしていない。意識するだけ無駄だとわかっているが、こちらはただのその辺の乙女なのだ。少しは気にしてほしい。
まだ口の中にパンが残っているのに、この状態でもぐもぐパンをはんでいいのか、そんなことを考える時点で乙女とは? とか言われそうだが、もぐもぐして良いだろうか。ごくりと飲み込み、その飲み込んだ音すらフェルナンの邪魔になりそうな気がして、息をするのすら緊張した。この沈黙が辛い。
長い。長いよ!!
もう我慢できない。大きく息を吸いたい!
しばらくして少しだけフェルナンの腕が緩んで、若干体が離れた。チャリ、と耳元に届いて、まだ首元近くにある自分の顔の横で、金属音がしたのが気になった。
別に見たかったわけではない。そこまで明るくなかったし、そんなによく見えたわけではないが、フェルナンの胸元が少しだけはだけて、ちょっぴり胸元が見えてしまった。
鎖に繋がった、細めの指輪。女性がしそうな、小さな宝石がついた指輪が見えた。
恋人のかな?
こちらでも、恋人と同じペアリングでもする習慣があるのだろうか。フェルナンは普段革手袋をしているため、肌は見えない。しかし、手袋をしていると指輪が邪魔になるのかもしれない。だからネックレスにしているのだろうか。
イケメン。恋人の一人や二人。いや二人はダメだ。フェルナンが好きになる恋人はどのような人なのか。純粋に興味がある。
この人をデレさせる女の人って、どんなだろ。
人の気配がなくなったのか、フェルナンが力を抜いた。玲那の足が枝に届いて、やっと体が離れたことに安堵する。けれど、暗い中で足を踏み外さないようにと、しっかり腰に腕が回ったままだった。フェルナンはそんなことどうでもいいと、葉っぱの隙間から遠くを睨みつけているだけだ。
この人には、何が見えて、何が聞こえているのだろう。
「城壁を越えたら、村に戻れ。月明かりでも、道は見えるだろう。門の外までは送ってやる」
うん? 急に言われて、玲那はフェルナンをじっと見つめてしまった。
「この度は、どこからが計画でらっしゃる? だから、リリちゃんを私に?」
「それは、」
「つまり、私が牢屋に入ることも、想定済みで?」
「いや、それは」
フェルナンが若干ひるんだ。
今、自分がどんな顔をしているか知らないが、口元が上がっているのはわかる。微笑んでいるかもしれないが、間違っても嬉しいわけではない。
どこから計画だった?
領主の手下であるフェルナンが、領主と対立しているオクタヴィアンと仲間だとは考えなかったが、フェルナンは事情を知っているようだ。そうでなければ、村に帰れ。とは言わない。このまま村に帰っても、また捕まる可能性がある。それを考えないわけがない。しかし、そう思わないのならば、解決できると考えているからだ。
「よく私が腕を怪我したの、知ってましたね」
「それは……」
助けに来てくれたのかな? なんて軽く考えたりしなかったのは、フェルナンが玲那の怪我を知っていたからだ。どこで知ることがあるのだろう。知って、助けに来てくれたのだろうか。
本当に?
鬼ごっこの話は、討伐隊騎士の耳にも入るかもしれない。城中を追いかける兵士がいることくらい、耳に入るだろう。だが、その追っている相手が、どうして玲那だとわかるのか。オクタヴィアンは度々遊び相手を見つけて、戯れをしているというのに。
どこからどうして、人を巻き込もうと思ったのか。
「いいから、今は、城を出るんだ」
フェルナンが顔を逸らして、玲那の腕を引いた。答える気はないということか。
「あ、私、急に大声出したくなりました」
「は?」
「わああああ! ここに、フェ、モゴモゴ」
口を大きな手のひらで塞がれて、フェルナンが玲那を凝視した。途端、どこかを睨んで、舌打ちをすると、玲那を抱えて飛び上がる。猿のように枝を飛び越えて、屋根の上に降り立った。神殿の屋根の上だ。長いプールのある表側ではなく、裏側の屋根だろう。堀のように水に囲まれた建物なので、すぐにわかる。
「あんた、なにを考えてるんだ!」
小声なのに怒りが滲んだ。しかし、怒るのはこちらの方だろう。玲那はずっとなにも知らされず、そちらの計画に加担させられていたのだから。
「え? ここまで巻き込んでおいて、まさか、一人で村まで歩いて帰れとか? 夜、暗い中、一人で、寂しく、またなにかに追われて、泣いちゃうかもしれないのに!?」
「リリックがいるだろう」
「リリちゃん、たまにどっかいっちゃうんですよ。私の頭の上、飽きちゃうのかな。あ、そうだ。お世話になった方に、ご挨拶しなくちゃ。今日で村に帰ります。ありがとうございました。って」
「なんでそうなるんだ!? 村に帰れるのだから、いいだろう??」
屋根から降りようとすると、フェルナンが玲那の襟元を掴んだ。小声でも困惑しているのがわかる。しかし、玲那の気持ちが、まったくわからないようだ。むしろ、もう帰っていいぞー。と言われて、はい帰りますねー。となると思っている方が不思議なのだが?
これだけ理不尽に巻き込んでおいて、素直に帰ると思うのか?
玲那の眼光に、フェルナンが再びひるんで、口元を歪めた。玲那の行動が理解できず、どう対処するべきか、考えているようだった。
「なにが望みだ?」
出てきた言葉がそれである。玲那の怒りを増長させたいのか?
本当にわからないのか。この怒りを。巻き込んでおきながら、相手がどう思うのか、まったく考えていないのか?
「私にも、心ってものはあるんですよ、フェルナンさん」
玲那が胸を小突けば、フェルナンは眉をひそめてきた。意味がわからないらしい。
「そちらは思惑があって、人を巻き込んだのでしょうけれど、こっちはなにもわからず、不安なまま動いていたんですよ。人をどうとでも扱えると思っているような奴らの前で」
「リリックがいただろう?」
「リリちゃんはありがたいですよ。でも、違うでしょう? リリちゃんがいて、安心感はあっても、なにもわからず渦中にいるのは、まったく違うでしょう? それで、もういいから、さっさと帰れって? 私が村人で、平民だから? 人をなんだと思ってるの?」
フェルナンは言葉を失ったかのように、呆然とした。話が理解できていないか、フェルナンには珍しく、何度か目を瞬かせた。
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