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35−2 忘れ物
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「めちゃくちゃ、重労働。時間足んないです」
「無理はなされないように。本は、いりませんね」
「いります。いります!」
「眺めているだけのようですので」
「ううっ。全ページ開いてるもん」
しっかり読んでいないし、実用には至っていないが。実用的でも材料が揃わないことが問題である。魔物とか、魔物とか、魔物。
魔物辞典も楽しく読ませていただいている。どこが弱いなどと、戦う前提のことが書かれているのが恐ろしい。その後にもらった、薬草辞典で使えということだったと思うと、さらにゾッとする。
「ビットバはお使いでないようですが、練習はされてくださいね。うっかり、やっては困りますから」
なにをやるって言うのか。真顔が怖い。間違って、なにをうっかりやることを想定しているのか。
森の中でビットバを使うとなると、新種の魔物でもいるのかと思われてしまう。結局、あれからどうなったのか聞いていないが、犯人は捕まらず、警戒だけはしているのではなかろうか。犯人は自分なのに。
「森の中で、もし、うっかり襲われでもして、うっかりビットバを飛ばすより、良いと思います」
いつの間にかビットバ呼びしているが、それでいいのか。
使徒の言うことも理解している。ラッカに使用した時、たまたま斜め上に向かってビットバを放ったため、そこまで周囲に影響はなかったが、もし魔物のいる森ではなく、村の方へ打ってしまったら、どうなっていたことか。
エネルギーがどこまでもつのかわからない。うっかり飛ばした方向に、人がいないとも限らない。
「では」
言うだけ言って、使徒は消えた。土産の本はなしだ。
話すためだけに訪れたらしい。一人でメソメソしていたので、気遣って来てくれたのだろう。そう思いたい。
「ビットバの練習か。仕掛けのカゴ作ったら、川に行って設置して、魔物の森で、練習、する?」
川向こうには魔物が出る。川から向こうと言っても、川にいて見たことはない。すぐ側に出るわけではなさそうなので、その先に行っても大丈夫だろうか。
せめて、魔物のいる森の方で、ビットバの練習はしなければ。
「使徒さん、何度も言ってくるもんね。森の中は他にも凶暴な獣いそうだし、練習しに、行く、かあ」
ため息混じりに口にして、魚釣りの網と仕掛けのカゴを作り終えようと作業を始めると、今度は玄関扉をノックする音が聞こえた。先ほどの男が戻ってきたのだろうか。
「レナさん、すみません。こんな時間に」
その声は、アンナの夫のビッグスの声だ。また何か手伝いでもあるのかと扉を開けると、ビッグスの隣に知らない男の子がいた。
「はじめまして! あなたが母のコルセットを作ってくれた方ですか! あのコルセット、どうやって考えたんですか! 母の腰が楽になるって聞いて、コルセットでどうして腰が楽になるのか、何言ってんだって思ったんですけれど、着けてみたら本当に腰の負担がなくなって、びっくりして!」
矢継ぎ早に言われて圧倒されていると、ビッグスがその男の頭を拳で殴った。ごつん、といい音がし、男が痛みにもだえて座り込む。
「すみません。うちの弟が。コルセットの話をしたら、どうしても会いたいと駄々をこねて」
「駄々なんてこねてないだろ!」
「今すぐ会いに行くって、飛び出したのはお前だろうが!」
「明日、朝から忙しくて、今しか時間がないんだよ!」
ビッグスはもう一度、男の頭を殴る。お前の都合に玲那を巻き込むのだから、先に謝れと言って。
「えと、弟さんですか」
「アルフと言います! 装飾品の職人をやっていて、たまたま今日帰ってきてたんですけど、母のコルセット見て、いても立ってもいられなくて!」
勢いが激しい。アルフは玲那に迫るようにずずいと前に近寄ってきて、ビッグスにもう一度頭を叩かれていた。
「そ、それで、どんな御用でしょうか?」
「母のコルセットを、俺の顧客にも作ってもらえませんか! 顧客っていうのは、貴族の偉い方なんですけど!」
「き、ぞく、ですか」
「貴族ですけど、とても良い方で! 怖がることはないです!!」
「いえ、でも。えーと」
貴族となると、また面倒そうだ。作り方を教えるので、そちらで作ってもらえないだろうか。
「とんでもない! レナさんの考えたコルセットを、俺が真似するなんて、あり得ません! 認可局に登録されているならともかく、母のために作ってくれた物で、あなたが考えた作品なんですから!!」
力説してくれるが、認可局に申請していないのだから、気にせず作ってくれれば良いと思うのだが、言うと、やはり全否定された。職人のプライドのようなものがあるらしく、人の作品を勝手に作ることはないと、断言してくる。
エミリーの話とは真逆のようだ。聖女が珍しいものを作り、認可局という行政が当たり前にあるこの国で、他人が考えたものを勝手に作るという行為は、誇りを持っている職人たちにとって、失礼なことに値するのかもしれない。
材木屋店長のバイロンのように、その人の案を他人が使うことに対し、たしなめてくるほどだった。職人たちのプライドは共通なのだ。
ならば、バイロンには悪いことを言ったかもしれない。気安くそっちで作ってとは言わない方が良さそうだ。
模倣でも、個人的に作るならば良いと思うところだが、個人的に作ることがこちらでは権利になるのだし、人の案を使うわけにはいかないのだ。
それでも、貴族相手に物を作るとなると、話が変わってくる。貴族がどんなものかは知らないが、あまり身分の高い人とは関わりたくなかった。身分制度が単純だとは思えないからだ。
「あのコルセットを欲しがるってことは、腰が悪いんですよね。治療士さんに治してもらえないんですか?」
「治療士に治してもらっても、再発してしまって。その度に治療士に頼むのは、あの方の場合、大変で。もちろん貴族ですから、治療士に依頼はできるんですけれど」
しどろもどろと話すあたり、事情があるのだろう。腰が悪いとなれば、年を召した人であろうし、こんなに一生懸命頼んでくるならば、悪い人ではないようだ。
けれど、
「私は医師でも治療士でもないですから、その人に合うコルセットが作れるわけではないですよ? 今回、たまたま、喜んでいただけましたけれど」
「わかっています。でも、もしかしたら、ということもあるので、お願いしたいんです!」
アルフは玲那の手を取ると、何度もお願いします! と頼み込んできた。無理を言うなとビッグスも止めていたが、あまりに熱心に頼んでくるので、結局、頷くことになったのだ。
「無理はなされないように。本は、いりませんね」
「いります。いります!」
「眺めているだけのようですので」
「ううっ。全ページ開いてるもん」
しっかり読んでいないし、実用には至っていないが。実用的でも材料が揃わないことが問題である。魔物とか、魔物とか、魔物。
魔物辞典も楽しく読ませていただいている。どこが弱いなどと、戦う前提のことが書かれているのが恐ろしい。その後にもらった、薬草辞典で使えということだったと思うと、さらにゾッとする。
「ビットバはお使いでないようですが、練習はされてくださいね。うっかり、やっては困りますから」
なにをやるって言うのか。真顔が怖い。間違って、なにをうっかりやることを想定しているのか。
森の中でビットバを使うとなると、新種の魔物でもいるのかと思われてしまう。結局、あれからどうなったのか聞いていないが、犯人は捕まらず、警戒だけはしているのではなかろうか。犯人は自分なのに。
「森の中で、もし、うっかり襲われでもして、うっかりビットバを飛ばすより、良いと思います」
いつの間にかビットバ呼びしているが、それでいいのか。
使徒の言うことも理解している。ラッカに使用した時、たまたま斜め上に向かってビットバを放ったため、そこまで周囲に影響はなかったが、もし魔物のいる森ではなく、村の方へ打ってしまったら、どうなっていたことか。
エネルギーがどこまでもつのかわからない。うっかり飛ばした方向に、人がいないとも限らない。
「では」
言うだけ言って、使徒は消えた。土産の本はなしだ。
話すためだけに訪れたらしい。一人でメソメソしていたので、気遣って来てくれたのだろう。そう思いたい。
「ビットバの練習か。仕掛けのカゴ作ったら、川に行って設置して、魔物の森で、練習、する?」
川向こうには魔物が出る。川から向こうと言っても、川にいて見たことはない。すぐ側に出るわけではなさそうなので、その先に行っても大丈夫だろうか。
せめて、魔物のいる森の方で、ビットバの練習はしなければ。
「使徒さん、何度も言ってくるもんね。森の中は他にも凶暴な獣いそうだし、練習しに、行く、かあ」
ため息混じりに口にして、魚釣りの網と仕掛けのカゴを作り終えようと作業を始めると、今度は玄関扉をノックする音が聞こえた。先ほどの男が戻ってきたのだろうか。
「レナさん、すみません。こんな時間に」
その声は、アンナの夫のビッグスの声だ。また何か手伝いでもあるのかと扉を開けると、ビッグスの隣に知らない男の子がいた。
「はじめまして! あなたが母のコルセットを作ってくれた方ですか! あのコルセット、どうやって考えたんですか! 母の腰が楽になるって聞いて、コルセットでどうして腰が楽になるのか、何言ってんだって思ったんですけれど、着けてみたら本当に腰の負担がなくなって、びっくりして!」
矢継ぎ早に言われて圧倒されていると、ビッグスがその男の頭を拳で殴った。ごつん、といい音がし、男が痛みにもだえて座り込む。
「すみません。うちの弟が。コルセットの話をしたら、どうしても会いたいと駄々をこねて」
「駄々なんてこねてないだろ!」
「今すぐ会いに行くって、飛び出したのはお前だろうが!」
「明日、朝から忙しくて、今しか時間がないんだよ!」
ビッグスはもう一度、男の頭を殴る。お前の都合に玲那を巻き込むのだから、先に謝れと言って。
「えと、弟さんですか」
「アルフと言います! 装飾品の職人をやっていて、たまたま今日帰ってきてたんですけど、母のコルセット見て、いても立ってもいられなくて!」
勢いが激しい。アルフは玲那に迫るようにずずいと前に近寄ってきて、ビッグスにもう一度頭を叩かれていた。
「そ、それで、どんな御用でしょうか?」
「母のコルセットを、俺の顧客にも作ってもらえませんか! 顧客っていうのは、貴族の偉い方なんですけど!」
「き、ぞく、ですか」
「貴族ですけど、とても良い方で! 怖がることはないです!!」
「いえ、でも。えーと」
貴族となると、また面倒そうだ。作り方を教えるので、そちらで作ってもらえないだろうか。
「とんでもない! レナさんの考えたコルセットを、俺が真似するなんて、あり得ません! 認可局に登録されているならともかく、母のために作ってくれた物で、あなたが考えた作品なんですから!!」
力説してくれるが、認可局に申請していないのだから、気にせず作ってくれれば良いと思うのだが、言うと、やはり全否定された。職人のプライドのようなものがあるらしく、人の作品を勝手に作ることはないと、断言してくる。
エミリーの話とは真逆のようだ。聖女が珍しいものを作り、認可局という行政が当たり前にあるこの国で、他人が考えたものを勝手に作るという行為は、誇りを持っている職人たちにとって、失礼なことに値するのかもしれない。
材木屋店長のバイロンのように、その人の案を他人が使うことに対し、たしなめてくるほどだった。職人たちのプライドは共通なのだ。
ならば、バイロンには悪いことを言ったかもしれない。気安くそっちで作ってとは言わない方が良さそうだ。
模倣でも、個人的に作るならば良いと思うところだが、個人的に作ることがこちらでは権利になるのだし、人の案を使うわけにはいかないのだ。
それでも、貴族相手に物を作るとなると、話が変わってくる。貴族がどんなものかは知らないが、あまり身分の高い人とは関わりたくなかった。身分制度が単純だとは思えないからだ。
「あのコルセットを欲しがるってことは、腰が悪いんですよね。治療士さんに治してもらえないんですか?」
「治療士に治してもらっても、再発してしまって。その度に治療士に頼むのは、あの方の場合、大変で。もちろん貴族ですから、治療士に依頼はできるんですけれど」
しどろもどろと話すあたり、事情があるのだろう。腰が悪いとなれば、年を召した人であろうし、こんなに一生懸命頼んでくるならば、悪い人ではないようだ。
けれど、
「私は医師でも治療士でもないですから、その人に合うコルセットが作れるわけではないですよ? 今回、たまたま、喜んでいただけましたけれど」
「わかっています。でも、もしかしたら、ということもあるので、お願いしたいんです!」
アルフは玲那の手を取ると、何度もお願いします! と頼み込んできた。無理を言うなとビッグスも止めていたが、あまりに熱心に頼んでくるので、結局、頷くことになったのだ。
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