23 / 123
12 リトリト
しおりを挟む
「うん? なんか、鳴き声?」
草むらから、みゃあみゃあと、愛らしい声が届いてくる。猫か、猫だろうか。癒しか?
そっと草むらをかき分けて、声のする方へ向かうと、草木に混じった倒木の上に、なにかに齧り付いている動物がいた。
焦茶色の毛。お尻からリスのように長く太い尻尾が生えている。尖った耳と、前歯。うさぎのような、ネズミのような。げっ歯類もどきか。しかし、中型の犬くらいある大きさだ。
前足で餌を食べ、後ろ足で立ち上がるように二本足で体を支えている。
「可愛い、かな。可愛いような。なんというか」
どことなく、カピパラにも見える。赤い目をし、一点を見つめて、小さい手を使いながら、一生懸命ぽりぽり食べているのに、みゅうみゅう、みゃあみゃあ言っている。一匹で独り言を話しているみたいだ。
一心不乱に食べているのは、木から落ちた実で、どんぐりや栗のように、硬い皮に包まれている実だ。
あれは、食べられるのではないだろうか。どんぐりだって食べられる。栗なら万歳。
いくつも食べているのか、実の殻が周りに落ちている。食べられそうなら、いただいて帰りたいところだ。
一歩足を前に出すと、パキリ、と足元の小枝が鳴った。瞬間、カピパラもどきが、赤い目をギロリとこちらに向けた。途端、みゃうみゃうの鳴き声が、カラスのような濁声になり、激しく鳴き始める。
「え、なに。警戒した?」
ギャーギャー、ギーギー。その鳴き声は森に響く。その声に応えるかのように、遠くでも、ギャーギャー、ギーギー。と鳴き声が聞こえてくる。
嫌な予感がする。カラスが遠くにいる仲間と話しているのと同じだ。
後ずさると、カピパラもどきは木の実を放り投げて、いざ飛び付かんとお尻を高く上げた。ついでに尾っぽも。そして、その尾を、剣山のように尖らせた。
「ひえっ!」
玲那は走り出した。カピパラもどきも走り出す。
「なにあれ、なにあれ!!」
尾っぽの針を飛ばしてくる気配はないが、あれでぶっ叩いてくる気だ。立てたままブンブン回して追ってくる。
「ちょ、無理、無理! しつこいよ! なんか、なんか!」
なにかないのか! 後方を確認しながら走っていれば、小さな段差で、足をぐきりと捻った。
「あだっ!」
膝を突くことはなく耐えたが、バランスを崩した。後ろから、カピパラもどきが迫っていた。
お尻を向けて、飛び上がってくる。
ヤマアラシかよ! 心の中で叫んで、カゴで叩き落とそうと立ち向かう姿勢をすれば、突然カピパラもどきが、横に飛んだ。
「えっ!?」
どこからか飛んできた矢に、射抜かれたのだ。いとも簡単に吹っ飛んだカピパラもどきが、地面に矢ごと突き刺さる。
誰が射ったのか。弓を下ろす男の姿を見て、玲那は大きく息を吐いた。
フェルナンだ。
「大丈夫かーい」
オレードが駆け寄ってくる。カピパラもどきは即死したか、鳴き声が止まったので、遠くで聞こえていた声も消えた。仲間を呼ぼうとしたのだろう。声が止んで、仲間も来るのを止めたようだ。
「大丈夫です。ありがとうございます。フェルナンさん。助かりました」
フェルランに礼を言うと、軽く眇めた目で見てくる。この人はいつもこういう態度だ。なにやってんだ、お前? の視線は気にせず、手を伸ばしてきたオレードにも礼を言って、その手を取る。
「危なかったねえ。リトリトの食事の邪魔しちゃった?」
「リトリトって言うんですか。名前は可愛いですね。丁度お食事中に、小枝踏んじゃって、気付かれちゃったんです」
「リトリトは餌を食べている間、凶暴になる。それくらい知っておけ」
フェルナンが冷たい声音で言いながら、鼻で笑って馬鹿にしてくるが、可愛い名前を口にしたのを聞いたので、笑わないで聞いておく。
食事中凶暴なリトリトは、群れで食事を探すが、食べ物を食べている間はみゃうみゃう鳴き、異変があったら、ギャーギャー鳴いて、仲間に知らせる。そうすると、仲間が助けに来てくれるそうだ。集団で尖った尾っぽを振り回し、敵を撃退する。
お尻を向けてジャンプして飛んでくるあたり、完全にヤマアラシである。
「レナちゃん、この網カゴで倒そうとした?」
「武器がそれしかなかったんで」
背中に背負っていたのは、枝や草を入れたカゴだ。本で叩くには相手が大きすぎたし、攻撃を先に受けると思い、カゴで撃退するしかなかった。カゴは網カゴなので、穴だらけだが、叩き落とすくらいはできただろう。多分。
すると、オレードがいきなり吹き出した。そうして、お腹を抱えて笑い出す。
「ちょっと、レナちゃん。強すぎじゃない? かっこいー」
かっこいいのはフェルナンだよ。あのスピードで、矢で射抜いたのだから。
口にはせず、苦しそうにお腹を押さえているオレードを放っておいて、もう身動きひとつしないリトリトを見遣る。フェルナンがナイフを出して、いきなりリトリトの尾を切り落としたからだ。
「なにするんです??」
「ちょうど、食事をするところだった」
フェルナンの返答に、つい耳を大きくする。お食べになるのでしょうか?
「食べれるんですか?」
「なにも知らないんだな。リトリトは、故郷にいないのか?」
「私が見たことないだけです」
フェルナンがリトリト言うと、なんだか笑いそうになる。それを堪えて、軽く首を振っておいた。自分の故郷がどこなのか設定がわからないのに、変なことは言いたくない。
フェルナンは気にしないか、足首に切り込みを入れると、お尻側から皮を剥いだ。
「おう……」
つい声を出して、フェルナンに睨み付けられる。
ワイルドすぎて、つい声が漏れてしまっただけだ。見たくはないけれど、見ておかなければならない。
フェルナンは食べるために、リトリトの下処理をしはじめたのだ。皮は使うのだろう。血がつかないように、綺麗に剥いで、皮をつなげたまま首を切り落とし、その辺の枝に引っ掛ける。手際が良すぎる。慣れているのがよく分かる。
その辺にある大きめの石の上に置いて、さっさと下処理だ。内臓を一つずつ取り出して、その辺の葉っぱを使って、包んだ。内臓はなにかに使うのだろう。脂肪も葉っぱに包んだ。あれは油になるに違いない。
あっという間に骨と肉をバラバラにしてしまい、肋骨をその辺に捨てた。さすがにそれはいらないようだ。
骨は出汁になるのにな。とは言わないでおいた。また睨まれる。
先ほどまで笑っていたオレードが、火の用意をしはじめた。石を重ねている。ここで食べる気だ。
草むらから、みゃあみゃあと、愛らしい声が届いてくる。猫か、猫だろうか。癒しか?
そっと草むらをかき分けて、声のする方へ向かうと、草木に混じった倒木の上に、なにかに齧り付いている動物がいた。
焦茶色の毛。お尻からリスのように長く太い尻尾が生えている。尖った耳と、前歯。うさぎのような、ネズミのような。げっ歯類もどきか。しかし、中型の犬くらいある大きさだ。
前足で餌を食べ、後ろ足で立ち上がるように二本足で体を支えている。
「可愛い、かな。可愛いような。なんというか」
どことなく、カピパラにも見える。赤い目をし、一点を見つめて、小さい手を使いながら、一生懸命ぽりぽり食べているのに、みゅうみゅう、みゃあみゃあ言っている。一匹で独り言を話しているみたいだ。
一心不乱に食べているのは、木から落ちた実で、どんぐりや栗のように、硬い皮に包まれている実だ。
あれは、食べられるのではないだろうか。どんぐりだって食べられる。栗なら万歳。
いくつも食べているのか、実の殻が周りに落ちている。食べられそうなら、いただいて帰りたいところだ。
一歩足を前に出すと、パキリ、と足元の小枝が鳴った。瞬間、カピパラもどきが、赤い目をギロリとこちらに向けた。途端、みゃうみゃうの鳴き声が、カラスのような濁声になり、激しく鳴き始める。
「え、なに。警戒した?」
ギャーギャー、ギーギー。その鳴き声は森に響く。その声に応えるかのように、遠くでも、ギャーギャー、ギーギー。と鳴き声が聞こえてくる。
嫌な予感がする。カラスが遠くにいる仲間と話しているのと同じだ。
後ずさると、カピパラもどきは木の実を放り投げて、いざ飛び付かんとお尻を高く上げた。ついでに尾っぽも。そして、その尾を、剣山のように尖らせた。
「ひえっ!」
玲那は走り出した。カピパラもどきも走り出す。
「なにあれ、なにあれ!!」
尾っぽの針を飛ばしてくる気配はないが、あれでぶっ叩いてくる気だ。立てたままブンブン回して追ってくる。
「ちょ、無理、無理! しつこいよ! なんか、なんか!」
なにかないのか! 後方を確認しながら走っていれば、小さな段差で、足をぐきりと捻った。
「あだっ!」
膝を突くことはなく耐えたが、バランスを崩した。後ろから、カピパラもどきが迫っていた。
お尻を向けて、飛び上がってくる。
ヤマアラシかよ! 心の中で叫んで、カゴで叩き落とそうと立ち向かう姿勢をすれば、突然カピパラもどきが、横に飛んだ。
「えっ!?」
どこからか飛んできた矢に、射抜かれたのだ。いとも簡単に吹っ飛んだカピパラもどきが、地面に矢ごと突き刺さる。
誰が射ったのか。弓を下ろす男の姿を見て、玲那は大きく息を吐いた。
フェルナンだ。
「大丈夫かーい」
オレードが駆け寄ってくる。カピパラもどきは即死したか、鳴き声が止まったので、遠くで聞こえていた声も消えた。仲間を呼ぼうとしたのだろう。声が止んで、仲間も来るのを止めたようだ。
「大丈夫です。ありがとうございます。フェルナンさん。助かりました」
フェルランに礼を言うと、軽く眇めた目で見てくる。この人はいつもこういう態度だ。なにやってんだ、お前? の視線は気にせず、手を伸ばしてきたオレードにも礼を言って、その手を取る。
「危なかったねえ。リトリトの食事の邪魔しちゃった?」
「リトリトって言うんですか。名前は可愛いですね。丁度お食事中に、小枝踏んじゃって、気付かれちゃったんです」
「リトリトは餌を食べている間、凶暴になる。それくらい知っておけ」
フェルナンが冷たい声音で言いながら、鼻で笑って馬鹿にしてくるが、可愛い名前を口にしたのを聞いたので、笑わないで聞いておく。
食事中凶暴なリトリトは、群れで食事を探すが、食べ物を食べている間はみゃうみゃう鳴き、異変があったら、ギャーギャー鳴いて、仲間に知らせる。そうすると、仲間が助けに来てくれるそうだ。集団で尖った尾っぽを振り回し、敵を撃退する。
お尻を向けてジャンプして飛んでくるあたり、完全にヤマアラシである。
「レナちゃん、この網カゴで倒そうとした?」
「武器がそれしかなかったんで」
背中に背負っていたのは、枝や草を入れたカゴだ。本で叩くには相手が大きすぎたし、攻撃を先に受けると思い、カゴで撃退するしかなかった。カゴは網カゴなので、穴だらけだが、叩き落とすくらいはできただろう。多分。
すると、オレードがいきなり吹き出した。そうして、お腹を抱えて笑い出す。
「ちょっと、レナちゃん。強すぎじゃない? かっこいー」
かっこいいのはフェルナンだよ。あのスピードで、矢で射抜いたのだから。
口にはせず、苦しそうにお腹を押さえているオレードを放っておいて、もう身動きひとつしないリトリトを見遣る。フェルナンがナイフを出して、いきなりリトリトの尾を切り落としたからだ。
「なにするんです??」
「ちょうど、食事をするところだった」
フェルナンの返答に、つい耳を大きくする。お食べになるのでしょうか?
「食べれるんですか?」
「なにも知らないんだな。リトリトは、故郷にいないのか?」
「私が見たことないだけです」
フェルナンがリトリト言うと、なんだか笑いそうになる。それを堪えて、軽く首を振っておいた。自分の故郷がどこなのか設定がわからないのに、変なことは言いたくない。
フェルナンは気にしないか、足首に切り込みを入れると、お尻側から皮を剥いだ。
「おう……」
つい声を出して、フェルナンに睨み付けられる。
ワイルドすぎて、つい声が漏れてしまっただけだ。見たくはないけれど、見ておかなければならない。
フェルナンは食べるために、リトリトの下処理をしはじめたのだ。皮は使うのだろう。血がつかないように、綺麗に剥いで、皮をつなげたまま首を切り落とし、その辺の枝に引っ掛ける。手際が良すぎる。慣れているのがよく分かる。
その辺にある大きめの石の上に置いて、さっさと下処理だ。内臓を一つずつ取り出して、その辺の葉っぱを使って、包んだ。内臓はなにかに使うのだろう。脂肪も葉っぱに包んだ。あれは油になるに違いない。
あっという間に骨と肉をバラバラにしてしまい、肋骨をその辺に捨てた。さすがにそれはいらないようだ。
骨は出汁になるのにな。とは言わないでおいた。また睨まれる。
先ほどまで笑っていたオレードが、火の用意をしはじめた。石を重ねている。ここで食べる気だ。
130
お気に入りに追加
500
あなたにおすすめの小説
辺境のいかつい領主様に嫁ぐことになりましたが、どうやら様子がおかしいようです
MIRICO
恋愛
アルベルティーヌは辺境の雪国の領主、クロヴィスとの婚約のために城へやってきた。
領地も広く鉱山のある大金持ちで、妖精のような男だと噂に聞いていたが、初めて会ったクロヴィスは頬に傷のある、がたいの良い大男だった。
クロヴィスは婚約破棄が続いていたため、姉の婚約者であるフローラン王子に勧められて婚約をすることになったが、どうやらクロヴィスは気が進まない様子。
アルベルティーヌを何とか都に帰らせようとしているが、どうやら様子がおかしい。
クロヴィスが大男だろうが、寒くて住みにくい土地だろうが、ドラゴンがいようが気にしないアルベルティーヌだったが、クロヴィスは秘密を持っていて……。
小説家になろう掲載済みです。
貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!
小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。
これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。
真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
転生したアラサーオタク女子はチートなPCと通販で異世界でもオタ活します!
ねこ専
ファンタジー
【序盤は説明が多いので進みがゆっくりです】
※プロローグを読むのがめんどくさい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
テンプレ展開でチートをもらって異世界に転生したアラサーオタクOLのリリー。
現代日本と全然違う環境の異世界だからオタ活なんて出来ないと思いきや、神様にもらったチートな「異世界PC」のおかげでオタ活し放題!
日本の商品は通販で買えるし、インターネットでアニメも漫画も見られる…!
彼女は異世界で金髪青目の美少女に生まれ変わり、最高なオタ活を満喫するのであった。
そんなリリーの布教?のかいあって、異世界には日本の商品とオタク文化が広まっていくとかいかないとか…。
※初投稿なので優しい目で見て下さい。
※序盤は説明多めなのでオタ活は後からです。
※誤字脱字の報告大歓迎です。
まったり更新していけたらと思います!
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる