203 / 316
レブロン
しおりを挟む
「明日、フィルリーネとイムレスが魔導訓練を行う。その時に周囲を注視しておけ。妙な輩がいれば確認を」
ルヴィアーレの言葉に集まった者たちは、頭を垂れてその命令を聞いた。
フィルリーネ王女がイムレスと魔導訓練をするのに、ここまで大きな会場で、しかもこれほど大勢の観客が集まるとは、露ほども思わなかったが。
イムレスの放出した魔導を避けたフィルリーネは、時間をかけずに魔法陣を描き上げ、氷柱の刃でイムレスを攻撃した。
素早い動きをしながら正確な魔法陣を作り上げるのは、王直属の魔導士レベルである。イムレスがそれを行うことに何の疑問も持たないが、フィルリーネがそれを当たり前に行うのを目の当たりにして、観客に来ていた者たちと同じく口を開いたまま唖然としてその様を見ていた。
王を捕らえるのにフィルリーネ王女自身が戦ったのは知っている。ルヴィアーレ様と共に王女の戦いに加わったが、魔導士のように戦うのだと驚いた。
手加減をしていたわけではないだろうが、大技などは使わず、確実に一人一人を倒していく。
あれでよく魔導がないなどとごまかしていたものだと感嘆したが、今の戦いはそれを凌ぐほどの攻撃力だった。
結界側に炎が飛び散ると、わっと歓声が上がる。イムレスはそれを軽々避けて、フィルリーネに躊躇せず稲光の攻撃を与えた。しかしフィルリーネは当たり前のように水の壁を作ると、稲光で放電した水をイムレスへ飛ばす。
激しい攻防に驚愕に目を見開いている者と、当たり前に歓声を上げている者とで、フィルリーネの仲間なのかそうでないのかが分かりやすかった。
「すごいな…」
つい感嘆の声を上げると、隣でイアーナが困惑しているような驚愕しているような、信じられないものを見たような表情を浮かべ、口を大きく開け戦いを眺めていた。
頭の処理が追いつかないのだろう。フィルリーネがあそこまで魔導を使用した戦いに長けているとは、誰も想像していない。
ルヴィアーレも知っているはずだが、ルヴィアーレですらフィルリーネを射るように目で追った。
ルヴィアーレ様も複雑そうだな。馬鹿で高飛車な王女と思っていたら、ここまで別人だったと誰が想定しただろう。
周囲にいる者たちの中に眉を顰めている者がいないか目線だけで確認する。王騎士団のアシュタルと同じく、視線だけで周囲を鋭く見回す者たちがいた。
誰がどんな表情をしてこの戦いを見ているのか、当然調べているわけなのだ。
これはただの公開演技ではない。敵を牽制しつつ観衆の反応を確認するためのものだ。
フィルリーネが素早い動きで前転し攻撃を避けると、両手のひらに描かれた魔法陣が発動した。
吹き出した水が波を押し寄せるようにイムレスを狙う。大量の水に舞台の周囲にいた者たちが悲鳴を上げた。ざばーんと波打った水は結界から出ることはなかったが、一気に押し寄せた水を見て腰を抜かす。
広い舞台に流れた水をイムレスは防御している。しかし、フィルリーネはさらに魔法陣を描くとその水を凍らせた。流れていた水は氷になり、氷河が崩れるようにイムレスを襲う。
何と言う戦いなのか。これほどの実力なのか?
最初の歓声はなくなり、今はフィルリーネとイムレスの戦いに声を失った。愕然とした表情を見せる者は少なくない。魔導院の魔導士たちですら、二の句が告げぬほど驚愕していた。
「あの魔法陣は」
ルヴィアーレが呟いた瞬間、フィルリーネから火球が飛ばされ、結界側にいたイムレスへ繰り出された。
ドオオォンと大仰な音が爆風と共に耳に届く。
何故爆風が結界を通り越して届くのか。そう考える前に、魔導によって作られた結界が崩れていくのが見えた。
悲鳴を上げながら近くにいた者たちが逃げ始める。火球の飛び火がマントに当たり炎に巻かれそうになった者が、突如水びたしになった。
「ごめんなさい。大丈夫?」
炎がフィルリーネによって鎮火された。炎に包まれたと思ったら水をかけられた騎士が、呆然とフィルリーネの言葉にかくかく頷く。
「君、もう少し考えて攻撃しなさいよ」
「結界壊れるとは思いませんよ。あなたたち、怪我はない!?」
飄々と、フィルリーネとイムレスは言いながら攻撃を止めた。結界を張っていた魔導士たちが地面に寝転がっている。魔導の反撃を受けたようなものだ。魔導士たちは当てられた魔導により反動で吹き飛ばされた。
観衆たちは唖然とその様を見つめた。結界を張っていた魔導士は一人ではない。大きな舞台なため十人以上が配備されていた。それらが協力して張った魔導防御を弾けさせるほどの攻撃力である。
「魔導量が少ないなんて、誰が言ったんだ」
「魔導力もその辺の魔導士の比じゃないじゃないか」
口々に言う者たちは驚きに顔色を変えている。それと違い誇らしげにフィルリーネを見遣る者たちはフィルリーネに傅く者たちだ。
「あれほどの力でも、まだ余裕がありそうですが」
サラディカも驚きを表情にのせていたが、ルヴィアーレは口を閉じたまま、ただフィルリーネを見つめていただけだった。
想定していたのだろうか。あの力であればルヴィアーレ様にも匹敵するかもしれない。ルヴィアーレ様より強力な魔導力だとは思わないが…。
しかし、あれほどの力を目の当たりにすると、背筋が寒くなってくる。
フィルリーネとイムレスはこれ以上戦えないと、転がった魔導士に怪我はないかを確認した。
魔導院院長との対決は互角で終わりだ。周囲の惜しみない拍手に、フィルリーネは満面の笑顔を見せた。
殺人的な攻撃を見せた人とは思えない、嫣然たる笑みと秀麗な姿に周囲がフィルリーネに目を奪われた。
さすがに眉目秀麗と言われた王女だ。隣にいたイアーナですら顔を赤らめる。
ついルヴィアーレを見遣れば、フィルリーネをじっと見つめていた。
心奪われる。とはいかなそうだな。
あれほどの魔導力を見せられて、むしろ刺激されたのではないだろうか。
周囲の惚けを感じながら、そうではない者たちに視線を伸ばす。舞台から背を向ける者の顔を覚えて、騎士の一人がそれを追うのを確認する。
不機嫌な顔をしている奴らは数人いるな。
それを見ている者もいる。それらは王女の手の者だろう。
「腕を上げたね」
「速さをもう少し上げたいんですけれどね」
あまり疲れた顔をしていない二人は、戦い方について話し始めた。観衆たちは戦いは終えたのだと散らばり始める。ルヴィアーレの手の者含め何人かがその跡を追った。
不穏だと思われる者の確認だ。これだけの騒ぎで様子を見に来た王派も多かったようである。
これも作戦のうち。フィルリーネの魔導量に不安を覚えていた者も、魔導量の少なさを盾に王の代理として動くことを非難する者も黙らせることができるだろう。
もちろん一筋縄では行かないだろうが。
フィルリーネとイムレスの戦いは城中で噂された。その噂の早さや、あっという間である。その噂が城だけでなく街の者たちにまで回っていると言うのだから、皆この話に当分釘付けだろう。
ルヴィアーレの言葉に集まった者たちは、頭を垂れてその命令を聞いた。
フィルリーネ王女がイムレスと魔導訓練をするのに、ここまで大きな会場で、しかもこれほど大勢の観客が集まるとは、露ほども思わなかったが。
イムレスの放出した魔導を避けたフィルリーネは、時間をかけずに魔法陣を描き上げ、氷柱の刃でイムレスを攻撃した。
素早い動きをしながら正確な魔法陣を作り上げるのは、王直属の魔導士レベルである。イムレスがそれを行うことに何の疑問も持たないが、フィルリーネがそれを当たり前に行うのを目の当たりにして、観客に来ていた者たちと同じく口を開いたまま唖然としてその様を見ていた。
王を捕らえるのにフィルリーネ王女自身が戦ったのは知っている。ルヴィアーレ様と共に王女の戦いに加わったが、魔導士のように戦うのだと驚いた。
手加減をしていたわけではないだろうが、大技などは使わず、確実に一人一人を倒していく。
あれでよく魔導がないなどとごまかしていたものだと感嘆したが、今の戦いはそれを凌ぐほどの攻撃力だった。
結界側に炎が飛び散ると、わっと歓声が上がる。イムレスはそれを軽々避けて、フィルリーネに躊躇せず稲光の攻撃を与えた。しかしフィルリーネは当たり前のように水の壁を作ると、稲光で放電した水をイムレスへ飛ばす。
激しい攻防に驚愕に目を見開いている者と、当たり前に歓声を上げている者とで、フィルリーネの仲間なのかそうでないのかが分かりやすかった。
「すごいな…」
つい感嘆の声を上げると、隣でイアーナが困惑しているような驚愕しているような、信じられないものを見たような表情を浮かべ、口を大きく開け戦いを眺めていた。
頭の処理が追いつかないのだろう。フィルリーネがあそこまで魔導を使用した戦いに長けているとは、誰も想像していない。
ルヴィアーレも知っているはずだが、ルヴィアーレですらフィルリーネを射るように目で追った。
ルヴィアーレ様も複雑そうだな。馬鹿で高飛車な王女と思っていたら、ここまで別人だったと誰が想定しただろう。
周囲にいる者たちの中に眉を顰めている者がいないか目線だけで確認する。王騎士団のアシュタルと同じく、視線だけで周囲を鋭く見回す者たちがいた。
誰がどんな表情をしてこの戦いを見ているのか、当然調べているわけなのだ。
これはただの公開演技ではない。敵を牽制しつつ観衆の反応を確認するためのものだ。
フィルリーネが素早い動きで前転し攻撃を避けると、両手のひらに描かれた魔法陣が発動した。
吹き出した水が波を押し寄せるようにイムレスを狙う。大量の水に舞台の周囲にいた者たちが悲鳴を上げた。ざばーんと波打った水は結界から出ることはなかったが、一気に押し寄せた水を見て腰を抜かす。
広い舞台に流れた水をイムレスは防御している。しかし、フィルリーネはさらに魔法陣を描くとその水を凍らせた。流れていた水は氷になり、氷河が崩れるようにイムレスを襲う。
何と言う戦いなのか。これほどの実力なのか?
最初の歓声はなくなり、今はフィルリーネとイムレスの戦いに声を失った。愕然とした表情を見せる者は少なくない。魔導院の魔導士たちですら、二の句が告げぬほど驚愕していた。
「あの魔法陣は」
ルヴィアーレが呟いた瞬間、フィルリーネから火球が飛ばされ、結界側にいたイムレスへ繰り出された。
ドオオォンと大仰な音が爆風と共に耳に届く。
何故爆風が結界を通り越して届くのか。そう考える前に、魔導によって作られた結界が崩れていくのが見えた。
悲鳴を上げながら近くにいた者たちが逃げ始める。火球の飛び火がマントに当たり炎に巻かれそうになった者が、突如水びたしになった。
「ごめんなさい。大丈夫?」
炎がフィルリーネによって鎮火された。炎に包まれたと思ったら水をかけられた騎士が、呆然とフィルリーネの言葉にかくかく頷く。
「君、もう少し考えて攻撃しなさいよ」
「結界壊れるとは思いませんよ。あなたたち、怪我はない!?」
飄々と、フィルリーネとイムレスは言いながら攻撃を止めた。結界を張っていた魔導士たちが地面に寝転がっている。魔導の反撃を受けたようなものだ。魔導士たちは当てられた魔導により反動で吹き飛ばされた。
観衆たちは唖然とその様を見つめた。結界を張っていた魔導士は一人ではない。大きな舞台なため十人以上が配備されていた。それらが協力して張った魔導防御を弾けさせるほどの攻撃力である。
「魔導量が少ないなんて、誰が言ったんだ」
「魔導力もその辺の魔導士の比じゃないじゃないか」
口々に言う者たちは驚きに顔色を変えている。それと違い誇らしげにフィルリーネを見遣る者たちはフィルリーネに傅く者たちだ。
「あれほどの力でも、まだ余裕がありそうですが」
サラディカも驚きを表情にのせていたが、ルヴィアーレは口を閉じたまま、ただフィルリーネを見つめていただけだった。
想定していたのだろうか。あの力であればルヴィアーレ様にも匹敵するかもしれない。ルヴィアーレ様より強力な魔導力だとは思わないが…。
しかし、あれほどの力を目の当たりにすると、背筋が寒くなってくる。
フィルリーネとイムレスはこれ以上戦えないと、転がった魔導士に怪我はないかを確認した。
魔導院院長との対決は互角で終わりだ。周囲の惜しみない拍手に、フィルリーネは満面の笑顔を見せた。
殺人的な攻撃を見せた人とは思えない、嫣然たる笑みと秀麗な姿に周囲がフィルリーネに目を奪われた。
さすがに眉目秀麗と言われた王女だ。隣にいたイアーナですら顔を赤らめる。
ついルヴィアーレを見遣れば、フィルリーネをじっと見つめていた。
心奪われる。とはいかなそうだな。
あれほどの魔導力を見せられて、むしろ刺激されたのではないだろうか。
周囲の惚けを感じながら、そうではない者たちに視線を伸ばす。舞台から背を向ける者の顔を覚えて、騎士の一人がそれを追うのを確認する。
不機嫌な顔をしている奴らは数人いるな。
それを見ている者もいる。それらは王女の手の者だろう。
「腕を上げたね」
「速さをもう少し上げたいんですけれどね」
あまり疲れた顔をしていない二人は、戦い方について話し始めた。観衆たちは戦いは終えたのだと散らばり始める。ルヴィアーレの手の者含め何人かがその跡を追った。
不穏だと思われる者の確認だ。これだけの騒ぎで様子を見に来た王派も多かったようである。
これも作戦のうち。フィルリーネの魔導量に不安を覚えていた者も、魔導量の少なさを盾に王の代理として動くことを非難する者も黙らせることができるだろう。
もちろん一筋縄では行かないだろうが。
フィルリーネとイムレスの戦いは城中で噂された。その噂の早さや、あっという間である。その噂が城だけでなく街の者たちにまで回っていると言うのだから、皆この話に当分釘付けだろう。
15
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい
宇水涼麻
恋愛
ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。
「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」
呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。
王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。
その意味することとは?
慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?
なぜこのような状況になったのだろうか?
ご指摘いただき一部変更いたしました。
みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。
今後ともよろしくお願いします。
たくさんのお気に入り嬉しいです!
大変励みになります。
ありがとうございます。
おかげさまで160万pt達成!
↓これよりネタバレあらすじ
第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。
親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。
ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
転生した元悪役令嬢は地味な人生を望んでいる
花見 有
恋愛
前世、悪役令嬢だったカーラはその罪を償う為、処刑され人生を終えた。転生して中流貴族家の令嬢として生まれ変わったカーラは、今度は地味で穏やかな人生を過ごそうと思っているのに、そんなカーラの元に自国の王子、アーロンのお妃候補の話が来てしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる