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23 ー王都エンリルー
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川を行き交う小舟の旗が狼の紋章から冠の紋章に変わると、川幅もぐんと広がって、立ち並ぶ建物の数もぐっと増えた。独特の雰囲気は建物の高さと町の中心に見える幾つもの塔と牙城のせいだろう。あちこちに小さな砦が建てられて、鎧の軍団がうろついているのが目にとれた。
川に挟まれた、王都エンリル。
支流には水路が繋がり、大きな鉄格子に封じられた水路から水が流れていた。水路はエンリル中にはり巡らされており、川が溢れても水路に流れる作りになっている。
トンネルの中を流れたり深く掘られた所を流れたり。それに繋がっているエンリルの川。これがなければ十年前に逃げることはできなかった。
とうとう戻ってきたのだ。
船頭に別れを告げ、降り立った場所は小さな砦のすぐ隣。川に沿って八方円形に建てられた塔の側に砦がある。川からの侵入を拒む為に作られた物見用だ。
仰け反った高い壁の上で旗が揺らめき、兵士達の警備を見ている分には物々しい。
しかし、下を歩く人々は昼食を終えた後の休憩中で、船から降りる二人を気にもせず談笑中だ。その中を過って市場の集まる広場を避け、人込みの少ない路地に入り込んだ。
遠方に見えるとんがった建物がどこを歩いても目について、ロンはそれを目にしながらシェインの後をついていく。
あの建物の下には王族が住んでいるのだ。
広大な敷地にある庭園の側には王宮薬師の建物が隣接し、回廊で繋がった大聖騎士団の建物もある。
遠目に見る分には何も変わりはなかった。だが、十年も経てば新しい建物も増えただろう。幼き時に住んだこの王都は、良くできた絵画のように幻想に見えた。
決して訪れることのない遠い幻だ。
「ロン、薬を飲め。仲間の所に着く」
シェインはロンの手を引きながら言った。
ロンはシェインと同じくお尋ね者だ。女の姿では母親アリアの面影があるかもしれない。大聖騎士団に会うのなら女の姿は危険だ。ロンは頷いてすぐに薬を飲んだ。
赤色の石畳の道に足を踏み入れると、道は更に細くなり城の裏手に辿り着いた。下水の上に小さな石橋が幾つも渡って、迷路のように入り組んだ水路が続いている。
石橋をくぐり水路に面した小さな扉の前で、シェインはやっと足を止めた。
そこには体格のある、やけに人相の悪い男が座り込んでいた。
「おーっと、店はまだ開いてないぜ。夜で直してきなよ。おねえちゃん、ここで働きたいとかかい?後ろの子供は立ち入り禁止だ」
男の言葉に、ここが何の店か分かった。昼間は営業していない、夜の闇に紛れた暗黙の世界だ。開いた扉から漂う安っぽい香水の匂いも、残った酒の嗅ぎ慣れない匂いも、ロンが関わる必要のない場所だった。
「剣を持つ者だ」
シェインが投げた言葉に、男は表情を変えると扉の前を無言で退いた。その前をシェインが通りロンも後に続こうとする。
「このガキもか?」
「連れだ」
一言で男はもう何も言わない。二人が通ると扉を閉めた。
中は開店前の店とは思えない暗さだ。
ロンは光陰にまどって階段を滑り落ちそうになった。シェインはロンの手を引いたまま、無造作に並べられた机を避けて、カウンターにいた女性も気にせず隣の扉を開けると、廊下を経て一番奥にある部屋へ入った。この中も薄暗く、酒の貯蔵庫になっていた。壁にはめこまれた小さな戸を開くと、更に廊下が続いている。
ロンは呆気に取られながらシェインを追った。長く歩いてやっと扉に辿り着くと、シェインが小さく笑って銀の剣を作り、扉を引いた。
中から漏れたあまりに明るい光。眩しさに目を瞑ると、いきなり剣の打つ音が聞こえて、慌てて目を凝らした。
「おーや、お早いお帰りで。いつ帰ってきたのさ。今日?」
届いた声は間の抜けた軽口。けれどシェインが手にしていた剣は、他の者のそれと力試しのように宙で重なり、受け止めていた。伸びた銀の剣は、マントを羽織った年若い男の手で、シェインごと押し付けている。
驚愕に声を出しそうになったが、剣を抜いている二人は余裕の笑みが浮き出ていた。
「やけに色気増やしちゃって、いつから女に生まれ変わったの?後ろのお子さまは?自分の子じゃないでしょ?」
軽口を叩いた男は、小さな部屋の中央で机に頬杖をついていた。マントの中は胸のはだけた服を適当に着て、腰の帯は垂れ下がったままで軽く結んであるだけの軽装だ。
「あんたと一緒にしないでくれ。これは薬師のロン。命の恩人だ」
交えた剣を軽く離し、銀色の剣を草に戻して地面から消すと、シェインはロンを紹介する為に背中を押して脇に立たせた。
状況の飲み込めないロンはシェインや回りの男を目にしてばかりだ。辛うじて部屋にいる男を数えて四人と気付く。ベッドに座る男、中央の机にいる男、その隣に立つ男、そして、シェインに剣を向けた男だ。
シェインを襲った男も剣を鞘に戻した。その剣の紋章をロンは見逃さない。紋章は剣。
大聖騎士団だ。
姿を偽っても使い慣れた剣までは変えない。紋章が見えにくいようにマントで隠している。
「命の恩人。薬師のロン、ね。あらまあ、どこからそんな子連れてきたやら。かわいいからって駄目でしょう。子連れで逃げてるって聞いたけど、結構でかいお子さま連れだったわけね。当分外にいるはずが、こんなに早く帰ってきたわけだ。こんな可愛い子連れて逃げられないものね。初めましてロン君。俺の名前はティオ。どうぞよろしく」
人好きのする笑顔を見せて立ち上がると、ティオはロンの顔の目の前に屈んで挨拶をしてみせた。金色の髪は綺麗にカットされて、目にかからないようにしている。
柔らかな微笑みは好青年に見えるが、瞳の奥でロンを見定めていた。ただの好青年ではなかろう。
シェインはすかさずロンの服を後ろに引いた。
「近付くとバカがうつる」
「バカって、バカはお前でしょ。こんないたいけな子巻き込んでるんだから」
人さし指でシェインの額に小突くと、シェインが心底嫌そうな顔を見せて払い除けた。
ティオの年はシェインより上に見える。他の男達はティオより年が上だろうか。
ティオはこの中では中心人物のようで、他の三人は何も話さずティオとシェインの話を無言で聞いているだけだ。ティオに従っているのがすぐに分かった。ティオはそれなりの身分があるのだ。
三人の男達は同じくらいの年だろうか。とりあえずロンの知っている顔はいなかった。
セウを知っている者は三十を過ぎているのだから彼等は大丈夫だろう。どう見ても二十代半ばだ。
「リングが出てきたから油断しただけだ。あとは問題ない」
「リング?奴が出たっての?」
その名が出た途端、男達が顔を見合わせた。王族専属薬師の名は高いのだろうか。
「お前の討伐にリングは入ってないよ。妙な薬を作って薬師に配ったかもしれないけど、勝手に動いてるとは思えない。今は城にいるしねえ。ふらふら薬草取りに行ってるのにはち合わせた?運が悪いなあ」
「あんたが南に逃げろと言ったんだ」
ぷい、と背けた顔がまるで子供だ。シェインは若いので、可愛がられているのか、虐められているのか、両方だろう。
「南の方が季節がいいと思って~。温かくなると色々虫も増えて面倒だけどね」
含みのある言い方に、シェインが真顔に戻った。男達もティオに集中する。
「第一王子暗殺の計画が練られてるんだ。パンドラを手に入れられたら困るから、先に殺すって算段かな。単純な話に涙が出るよ」
「動きだしたのか?」
「薬師を使ってこそこそと。妙な薬草も隣国から不正輸入。リングが関わっている証拠はまだ出てないけど、攻撃的な薬は奴が作った物だろうね。こないだなんて、木がその枝振り回してきたんだよ。あり得ないよ、まったく。リングはマルディンの配下だからねえ、手伝ってるのは間違いないんだけどさあ」
ロンはシェインの顔を仰いだ。リングは怪異を三匹も操る凄腕だ。薬草の不正輸入も旅の途中で耳にした。だが、第一王子暗殺の計画だなんて、話はシェインの盗み以上に物騒だ。
確かこの国に王子は二人いる。シェイン達は世襲の継承問題に暗躍しているのか。
それに、マルディンと言う名にも覚えがあった。
川に挟まれた、王都エンリル。
支流には水路が繋がり、大きな鉄格子に封じられた水路から水が流れていた。水路はエンリル中にはり巡らされており、川が溢れても水路に流れる作りになっている。
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とうとう戻ってきたのだ。
船頭に別れを告げ、降り立った場所は小さな砦のすぐ隣。川に沿って八方円形に建てられた塔の側に砦がある。川からの侵入を拒む為に作られた物見用だ。
仰け反った高い壁の上で旗が揺らめき、兵士達の警備を見ている分には物々しい。
しかし、下を歩く人々は昼食を終えた後の休憩中で、船から降りる二人を気にもせず談笑中だ。その中を過って市場の集まる広場を避け、人込みの少ない路地に入り込んだ。
遠方に見えるとんがった建物がどこを歩いても目について、ロンはそれを目にしながらシェインの後をついていく。
あの建物の下には王族が住んでいるのだ。
広大な敷地にある庭園の側には王宮薬師の建物が隣接し、回廊で繋がった大聖騎士団の建物もある。
遠目に見る分には何も変わりはなかった。だが、十年も経てば新しい建物も増えただろう。幼き時に住んだこの王都は、良くできた絵画のように幻想に見えた。
決して訪れることのない遠い幻だ。
「ロン、薬を飲め。仲間の所に着く」
シェインはロンの手を引きながら言った。
ロンはシェインと同じくお尋ね者だ。女の姿では母親アリアの面影があるかもしれない。大聖騎士団に会うのなら女の姿は危険だ。ロンは頷いてすぐに薬を飲んだ。
赤色の石畳の道に足を踏み入れると、道は更に細くなり城の裏手に辿り着いた。下水の上に小さな石橋が幾つも渡って、迷路のように入り組んだ水路が続いている。
石橋をくぐり水路に面した小さな扉の前で、シェインはやっと足を止めた。
そこには体格のある、やけに人相の悪い男が座り込んでいた。
「おーっと、店はまだ開いてないぜ。夜で直してきなよ。おねえちゃん、ここで働きたいとかかい?後ろの子供は立ち入り禁止だ」
男の言葉に、ここが何の店か分かった。昼間は営業していない、夜の闇に紛れた暗黙の世界だ。開いた扉から漂う安っぽい香水の匂いも、残った酒の嗅ぎ慣れない匂いも、ロンが関わる必要のない場所だった。
「剣を持つ者だ」
シェインが投げた言葉に、男は表情を変えると扉の前を無言で退いた。その前をシェインが通りロンも後に続こうとする。
「このガキもか?」
「連れだ」
一言で男はもう何も言わない。二人が通ると扉を閉めた。
中は開店前の店とは思えない暗さだ。
ロンは光陰にまどって階段を滑り落ちそうになった。シェインはロンの手を引いたまま、無造作に並べられた机を避けて、カウンターにいた女性も気にせず隣の扉を開けると、廊下を経て一番奥にある部屋へ入った。この中も薄暗く、酒の貯蔵庫になっていた。壁にはめこまれた小さな戸を開くと、更に廊下が続いている。
ロンは呆気に取られながらシェインを追った。長く歩いてやっと扉に辿り着くと、シェインが小さく笑って銀の剣を作り、扉を引いた。
中から漏れたあまりに明るい光。眩しさに目を瞑ると、いきなり剣の打つ音が聞こえて、慌てて目を凝らした。
「おーや、お早いお帰りで。いつ帰ってきたのさ。今日?」
届いた声は間の抜けた軽口。けれどシェインが手にしていた剣は、他の者のそれと力試しのように宙で重なり、受け止めていた。伸びた銀の剣は、マントを羽織った年若い男の手で、シェインごと押し付けている。
驚愕に声を出しそうになったが、剣を抜いている二人は余裕の笑みが浮き出ていた。
「やけに色気増やしちゃって、いつから女に生まれ変わったの?後ろのお子さまは?自分の子じゃないでしょ?」
軽口を叩いた男は、小さな部屋の中央で机に頬杖をついていた。マントの中は胸のはだけた服を適当に着て、腰の帯は垂れ下がったままで軽く結んであるだけの軽装だ。
「あんたと一緒にしないでくれ。これは薬師のロン。命の恩人だ」
交えた剣を軽く離し、銀色の剣を草に戻して地面から消すと、シェインはロンを紹介する為に背中を押して脇に立たせた。
状況の飲み込めないロンはシェインや回りの男を目にしてばかりだ。辛うじて部屋にいる男を数えて四人と気付く。ベッドに座る男、中央の机にいる男、その隣に立つ男、そして、シェインに剣を向けた男だ。
シェインを襲った男も剣を鞘に戻した。その剣の紋章をロンは見逃さない。紋章は剣。
大聖騎士団だ。
姿を偽っても使い慣れた剣までは変えない。紋章が見えにくいようにマントで隠している。
「命の恩人。薬師のロン、ね。あらまあ、どこからそんな子連れてきたやら。かわいいからって駄目でしょう。子連れで逃げてるって聞いたけど、結構でかいお子さま連れだったわけね。当分外にいるはずが、こんなに早く帰ってきたわけだ。こんな可愛い子連れて逃げられないものね。初めましてロン君。俺の名前はティオ。どうぞよろしく」
人好きのする笑顔を見せて立ち上がると、ティオはロンの顔の目の前に屈んで挨拶をしてみせた。金色の髪は綺麗にカットされて、目にかからないようにしている。
柔らかな微笑みは好青年に見えるが、瞳の奥でロンを見定めていた。ただの好青年ではなかろう。
シェインはすかさずロンの服を後ろに引いた。
「近付くとバカがうつる」
「バカって、バカはお前でしょ。こんないたいけな子巻き込んでるんだから」
人さし指でシェインの額に小突くと、シェインが心底嫌そうな顔を見せて払い除けた。
ティオの年はシェインより上に見える。他の男達はティオより年が上だろうか。
ティオはこの中では中心人物のようで、他の三人は何も話さずティオとシェインの話を無言で聞いているだけだ。ティオに従っているのがすぐに分かった。ティオはそれなりの身分があるのだ。
三人の男達は同じくらいの年だろうか。とりあえずロンの知っている顔はいなかった。
セウを知っている者は三十を過ぎているのだから彼等は大丈夫だろう。どう見ても二十代半ばだ。
「リングが出てきたから油断しただけだ。あとは問題ない」
「リング?奴が出たっての?」
その名が出た途端、男達が顔を見合わせた。王族専属薬師の名は高いのだろうか。
「お前の討伐にリングは入ってないよ。妙な薬を作って薬師に配ったかもしれないけど、勝手に動いてるとは思えない。今は城にいるしねえ。ふらふら薬草取りに行ってるのにはち合わせた?運が悪いなあ」
「あんたが南に逃げろと言ったんだ」
ぷい、と背けた顔がまるで子供だ。シェインは若いので、可愛がられているのか、虐められているのか、両方だろう。
「南の方が季節がいいと思って~。温かくなると色々虫も増えて面倒だけどね」
含みのある言い方に、シェインが真顔に戻った。男達もティオに集中する。
「第一王子暗殺の計画が練られてるんだ。パンドラを手に入れられたら困るから、先に殺すって算段かな。単純な話に涙が出るよ」
「動きだしたのか?」
「薬師を使ってこそこそと。妙な薬草も隣国から不正輸入。リングが関わっている証拠はまだ出てないけど、攻撃的な薬は奴が作った物だろうね。こないだなんて、木がその枝振り回してきたんだよ。あり得ないよ、まったく。リングはマルディンの配下だからねえ、手伝ってるのは間違いないんだけどさあ」
ロンはシェインの顔を仰いだ。リングは怪異を三匹も操る凄腕だ。薬草の不正輸入も旅の途中で耳にした。だが、第一王子暗殺の計画だなんて、話はシェインの盗み以上に物騒だ。
確かこの国に王子は二人いる。シェイン達は世襲の継承問題に暗躍しているのか。
それに、マルディンと言う名にも覚えがあった。
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