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209 ー儀式ー
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フォーエンにばれるだろうなあ。会わない方が良かったんだろうけれど、こちらは断れる身分ではない。
スミアからもらった小袋の中には植物の種が入っていた。何の種かは見た感じわからないが、花が咲く植物だろうか。あの後スミアはルファンと共に建物へ行ってしまったので、植物の説明はされなかった。
一応小袋は胸元にしまってある。いきなりまた出会って何か言われてもすぐに出せるようにだ。スミアが何故自分をルファンの前に連れたのかわからない。ただ植物の種を与えたかった程度ならばいいのだが。
「リオン、松明持ってこっち来てくれる」
「はーい」
本日は収穫祭だ。収穫祭は女子禁制かと思っていたが、フォーエンがかなりの適当さで手伝いを許してくれた。ヘキ卿が眉をひそめたくらいだったのに、陛下がいいと言うならば、手伝ってもらおう。と許可が出たのである。
フォーエンは結構宗教観が適当なのだ。ウーゴに関しても信じていなそうだったので、女子がいては収穫が悪くなってしまう。などと全く思うわけがなかった。手伝える者がいれば手伝えばいいだろう。くらいである。さすがフォーエン。
ヨウに指示されながら、理音は松明を運んだ。収穫祭は夜に行い、ギミックを誤魔化す必要があり儀式の都合上できるだけ暗い中で行われる。フォーエンにとってはかなり危険な儀式になるだろう。そのため、用意に入られる人間が制限されていた。
場所は初めて入るところで、周囲は林に囲まれていた。明かりがなければ闇に包まれ真っ暗になりそうな場所で、建物からも遠く庭園でもない。しかし足元は白い石が敷き詰められているので、小さな広場と言ったところだろう。
そこに舞台のようなものが建てられている。石で組まれた舞台だが、他の建物と違った雰囲気なのは石しか使われていないからだ。
白石で組まれた舞台は屋根のないものだが段差のあるもので高く積まれており、そこにねじれて伸びたオブジェがいくつも建てられている。オブジェは大小あり、微妙に角度を変えていた。
そこから少し離れた場所にも白石が積まれている。そこには根に見える小さな台座と大きな受け皿が置かれていた。
その昔、年に一度だけ決まった時間に日光が一定位置にたどり着くと光が伸び影を作った。その影が受け皿のある台座まで伸びると、受け皿の台座から木の枝が伸びたように見えたという。影は空へと上り、まるでウーゴの木の枝が天に届くような錯覚を覚えたとか。
空へと上るように見えるのは台座の後ろが長い白壁になっているからだ。オブジェの影が壁に映り直角に折れて天に上るように見せたのだろう。日の光を使った年に一度のショーだったわけだ。
当時はその日の天候が悪いだけでその年の収穫が悪くなるとされていた。
しかし、毎年その日差しは届くことがなくなり、受け皿に枝が伸びたように見えなくなってしまった。おそらく毎年収穫が悪いとされ皇帝の権限が損なわれることになり、新しいギミックを作り出す必要が起きたに違いない。
今では台座をオブジェから離し、炎を日の光として使用し、受け皿に燃料や香木を置き火を燃やす儀式に変わったそうだ。
炎の揺らめきが影になって石壁に映り、煙が天へ向かう様をウーゴと見立てるのだ。そのため儀式は夜行われる。
昔は受け皿はなかったに違いない。日の光で儀式を行なっていたのは記述にあるだけの古いものなので、古い時代から受け皿で燃料を炎で燃やす儀式に変更された。
そのせいで毎年舞台で影を伸ばすためのギミックを作らなければならなくなってしまったわけである。
そのギミックを隠すために垂れ幕で囲った会場を作っている。周囲に櫓を組んで松明を運んだり、お食事用の机を運んだりとかなり大掛かりな会場づくりをしているのだが、割に関わっている人が少ない。猫の手も借りたいということだろう。ヨウは遠慮なく理音を使ってくれた。
「そっち、引っ張ってくれ」
「器具が足りない。どこに置いたんだ」
男たちが急ピッチで舞台を仕上げていく。
数人がかりで綱を引っ張るのを見上げながら、理音も松明を置く場所に決められた数だけ木を置いていく。これが意外に多い。人も多く訪れるため、松明を置く場所は多いようだ。ただ大々的に燃やすわけではないので、燃料の木の数は多くない。
しかもスモークを使うようで、天幕の後ろの隠れた場所で燃やすものの用意がされていた。びっくりするぐらいインチキ儀式である。
これが昔は自然を使った神聖なる儀式だったのだ。時代の流れと季節のずれによって、切ないほどの人為的な儀式に変わってしまった。寂しいものだ。本物見たかった。
夕方になってくると風も吹き始めて、吐く息は白く手足が凍えるほど冷たくなっていた。こちらに来る前にツワがいつもより厚めの服を中に着せてくれ靴には綿の入ったものを履かせてくれたのだが、それでも底冷えする寒さだ。風が吹くと頭の上が冷えて痛いくらい寒かった。
この寒さでは男性だけで正解だと思う。女の子は冷えてお腹が痛くなるレベルだ。
「さむ…」
これはおトイレが近くなるやつである。地団駄して足の指先を何とか温めようとしたが、そんなもので温まる冷えではない。これで雪が降って来たら凍え死にそうだ。フォーエンは大雪になってほしいようだが、さすがに今から降っても中止にはならないと思う。だから降らないでほしい。
そう思っていたのに、うっすらちらちら風花が舞ってきていた。やめてほしい。
儀式の舞台はフォーエンが立つ高めの場所で、そこから影が伸びるわけなので、背後にはたくさんの光が必要となる。そのため後ろは屋根のある光を閉じ込める小屋となった。小屋には何人もスタンバイし、火を焚いて影を伸ばすために火を移動させて、と大掛かりな動きがあるのだ。インチキも大変だな。
フォーエンのいる場所から下にはお偉いさんがいつも通り真ん中の道を開けて左右に並ぶ。食事と言っても収穫祭に必ず食べるお餅とお酒らしい。それを食べると無病息災になるとか何とか。
ただ、あまり明るくない中で飲食するため、毒が入れられる事件が昔あったらしく、命が狙われそうなお偉いさんは口にしないことが多いそうだ。意味がわからない。
何年かに一回は不審者が捕らえられることもあって、この儀式はそれなりに気を遣う儀式であるようだ。
それだからか、警備の兵士がやたら多いのである。
外から見えないように白い垂れ幕に囲まれた場所になるため、その周囲を警備が鋭く侵入者を確認していた。用意をする者たちは皆真っ黒な着物を着ている。理音も同じく上から下まで真っ黒だ。黒子の役目なので、闇に紛れる色をまとっていた。
なおさら、服でも用意されたら悪用される気がするけれども、完全に不審者をシャットアウトするのは難しいだろう。
お腹が鳴り始めて止まらなくなった頃、順に参加者が入って来ていた。あまり身分の高くない参加者たちが後ろの席を埋めていく。偉い人たちは最後の方に入ってくるので、道を挟んだフォーエンに近い前の席は埋まるのが遅かった。
ちらちら雪が降っていたが積もるほどではない。椅子があるので地面に座るわけではないが、じっとしていたらかなり寒い。待っている人たちも震えるように身体をすくめている。背後に松明が置かれ暖房代わりに置いてあっていても、吹きさらしの場所でそう温まるわけでもない。暖かい格好をしていても、毛皮のような物を神聖な儀式で着られないらしく、少々厚手の着物で我慢しなければならないようだ。辛すぎる。
人が大体席に座った辺りでハク大輔やヘキ卿が現れた。二人ともフォーエンに近い席なので舞台の方へ歩いている。彼らのようなフォーエンの親戚たちが入ってくればあとはフォーエンが来るだけだった。しかし思っていたよりずっと規模の小さい会場だ。
いつもの集まりと違って人数が少ないのは、神格化の儀式が遠目からではよく見えなくなるためだろう。影が見えなければ何をやっているのか理解できないからだ。そのため人数も厳選しており供の者たちは二人ほど控えるだけで、しかも垂れ幕近くで待機だ。
シヴァ少将も既に来ていた。こちらに気づいた小河原と一瞬目が合う。小さく頷いて前を見据えると、麿と武士に促されてシヴァ少将の座る席へと歩いていく。シヴァ少将は少将でもフォーエンの血族なので前の方なのだ。
スミアからもらった小袋の中には植物の種が入っていた。何の種かは見た感じわからないが、花が咲く植物だろうか。あの後スミアはルファンと共に建物へ行ってしまったので、植物の説明はされなかった。
一応小袋は胸元にしまってある。いきなりまた出会って何か言われてもすぐに出せるようにだ。スミアが何故自分をルファンの前に連れたのかわからない。ただ植物の種を与えたかった程度ならばいいのだが。
「リオン、松明持ってこっち来てくれる」
「はーい」
本日は収穫祭だ。収穫祭は女子禁制かと思っていたが、フォーエンがかなりの適当さで手伝いを許してくれた。ヘキ卿が眉をひそめたくらいだったのに、陛下がいいと言うならば、手伝ってもらおう。と許可が出たのである。
フォーエンは結構宗教観が適当なのだ。ウーゴに関しても信じていなそうだったので、女子がいては収穫が悪くなってしまう。などと全く思うわけがなかった。手伝える者がいれば手伝えばいいだろう。くらいである。さすがフォーエン。
ヨウに指示されながら、理音は松明を運んだ。収穫祭は夜に行い、ギミックを誤魔化す必要があり儀式の都合上できるだけ暗い中で行われる。フォーエンにとってはかなり危険な儀式になるだろう。そのため、用意に入られる人間が制限されていた。
場所は初めて入るところで、周囲は林に囲まれていた。明かりがなければ闇に包まれ真っ暗になりそうな場所で、建物からも遠く庭園でもない。しかし足元は白い石が敷き詰められているので、小さな広場と言ったところだろう。
そこに舞台のようなものが建てられている。石で組まれた舞台だが、他の建物と違った雰囲気なのは石しか使われていないからだ。
白石で組まれた舞台は屋根のないものだが段差のあるもので高く積まれており、そこにねじれて伸びたオブジェがいくつも建てられている。オブジェは大小あり、微妙に角度を変えていた。
そこから少し離れた場所にも白石が積まれている。そこには根に見える小さな台座と大きな受け皿が置かれていた。
その昔、年に一度だけ決まった時間に日光が一定位置にたどり着くと光が伸び影を作った。その影が受け皿のある台座まで伸びると、受け皿の台座から木の枝が伸びたように見えたという。影は空へと上り、まるでウーゴの木の枝が天に届くような錯覚を覚えたとか。
空へと上るように見えるのは台座の後ろが長い白壁になっているからだ。オブジェの影が壁に映り直角に折れて天に上るように見せたのだろう。日の光を使った年に一度のショーだったわけだ。
当時はその日の天候が悪いだけでその年の収穫が悪くなるとされていた。
しかし、毎年その日差しは届くことがなくなり、受け皿に枝が伸びたように見えなくなってしまった。おそらく毎年収穫が悪いとされ皇帝の権限が損なわれることになり、新しいギミックを作り出す必要が起きたに違いない。
今では台座をオブジェから離し、炎を日の光として使用し、受け皿に燃料や香木を置き火を燃やす儀式に変わったそうだ。
炎の揺らめきが影になって石壁に映り、煙が天へ向かう様をウーゴと見立てるのだ。そのため儀式は夜行われる。
昔は受け皿はなかったに違いない。日の光で儀式を行なっていたのは記述にあるだけの古いものなので、古い時代から受け皿で燃料を炎で燃やす儀式に変更された。
そのせいで毎年舞台で影を伸ばすためのギミックを作らなければならなくなってしまったわけである。
そのギミックを隠すために垂れ幕で囲った会場を作っている。周囲に櫓を組んで松明を運んだり、お食事用の机を運んだりとかなり大掛かりな会場づくりをしているのだが、割に関わっている人が少ない。猫の手も借りたいということだろう。ヨウは遠慮なく理音を使ってくれた。
「そっち、引っ張ってくれ」
「器具が足りない。どこに置いたんだ」
男たちが急ピッチで舞台を仕上げていく。
数人がかりで綱を引っ張るのを見上げながら、理音も松明を置く場所に決められた数だけ木を置いていく。これが意外に多い。人も多く訪れるため、松明を置く場所は多いようだ。ただ大々的に燃やすわけではないので、燃料の木の数は多くない。
しかもスモークを使うようで、天幕の後ろの隠れた場所で燃やすものの用意がされていた。びっくりするぐらいインチキ儀式である。
これが昔は自然を使った神聖なる儀式だったのだ。時代の流れと季節のずれによって、切ないほどの人為的な儀式に変わってしまった。寂しいものだ。本物見たかった。
夕方になってくると風も吹き始めて、吐く息は白く手足が凍えるほど冷たくなっていた。こちらに来る前にツワがいつもより厚めの服を中に着せてくれ靴には綿の入ったものを履かせてくれたのだが、それでも底冷えする寒さだ。風が吹くと頭の上が冷えて痛いくらい寒かった。
この寒さでは男性だけで正解だと思う。女の子は冷えてお腹が痛くなるレベルだ。
「さむ…」
これはおトイレが近くなるやつである。地団駄して足の指先を何とか温めようとしたが、そんなもので温まる冷えではない。これで雪が降って来たら凍え死にそうだ。フォーエンは大雪になってほしいようだが、さすがに今から降っても中止にはならないと思う。だから降らないでほしい。
そう思っていたのに、うっすらちらちら風花が舞ってきていた。やめてほしい。
儀式の舞台はフォーエンが立つ高めの場所で、そこから影が伸びるわけなので、背後にはたくさんの光が必要となる。そのため後ろは屋根のある光を閉じ込める小屋となった。小屋には何人もスタンバイし、火を焚いて影を伸ばすために火を移動させて、と大掛かりな動きがあるのだ。インチキも大変だな。
フォーエンのいる場所から下にはお偉いさんがいつも通り真ん中の道を開けて左右に並ぶ。食事と言っても収穫祭に必ず食べるお餅とお酒らしい。それを食べると無病息災になるとか何とか。
ただ、あまり明るくない中で飲食するため、毒が入れられる事件が昔あったらしく、命が狙われそうなお偉いさんは口にしないことが多いそうだ。意味がわからない。
何年かに一回は不審者が捕らえられることもあって、この儀式はそれなりに気を遣う儀式であるようだ。
それだからか、警備の兵士がやたら多いのである。
外から見えないように白い垂れ幕に囲まれた場所になるため、その周囲を警備が鋭く侵入者を確認していた。用意をする者たちは皆真っ黒な着物を着ている。理音も同じく上から下まで真っ黒だ。黒子の役目なので、闇に紛れる色をまとっていた。
なおさら、服でも用意されたら悪用される気がするけれども、完全に不審者をシャットアウトするのは難しいだろう。
お腹が鳴り始めて止まらなくなった頃、順に参加者が入って来ていた。あまり身分の高くない参加者たちが後ろの席を埋めていく。偉い人たちは最後の方に入ってくるので、道を挟んだフォーエンに近い前の席は埋まるのが遅かった。
ちらちら雪が降っていたが積もるほどではない。椅子があるので地面に座るわけではないが、じっとしていたらかなり寒い。待っている人たちも震えるように身体をすくめている。背後に松明が置かれ暖房代わりに置いてあっていても、吹きさらしの場所でそう温まるわけでもない。暖かい格好をしていても、毛皮のような物を神聖な儀式で着られないらしく、少々厚手の着物で我慢しなければならないようだ。辛すぎる。
人が大体席に座った辺りでハク大輔やヘキ卿が現れた。二人ともフォーエンに近い席なので舞台の方へ歩いている。彼らのようなフォーエンの親戚たちが入ってくればあとはフォーエンが来るだけだった。しかし思っていたよりずっと規模の小さい会場だ。
いつもの集まりと違って人数が少ないのは、神格化の儀式が遠目からではよく見えなくなるためだろう。影が見えなければ何をやっているのか理解できないからだ。そのため人数も厳選しており供の者たちは二人ほど控えるだけで、しかも垂れ幕近くで待機だ。
シヴァ少将も既に来ていた。こちらに気づいた小河原と一瞬目が合う。小さく頷いて前を見据えると、麿と武士に促されてシヴァ少将の座る席へと歩いていく。シヴァ少将は少将でもフォーエンの血族なので前の方なのだ。
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