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151 ー狙いー
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開いた広場で花びらが舞った。小さな子供たちが集まっており、人々がその方向に振り向いた。
「子供たちが、祝いの踊りを踊っているんだよ」
成る程、子供たちの服装は朱や橙の華やかなもので、白色の布をゆったりと空に振っては、手足を伸ばして、鳥が舞うように踊っている。
その隙間から、小さな子供が花びらを空へ飛ばしていた。
「かわいい」
「今日は吉日だし、冬に近付いているから、急いで行なっているんだろうな。次の吉日は冬に近付きすぎて、あまり時期が良くないからね」
冬だと外で結婚式寒いだろうな。などと考えていると、レイシュンはふっと笑った。
「冬になると途端に雪が降るんだよ。しばらく、人の行き来ができなくなるくらい」
「え、そんなに?」
「そう。そんなに」
豪雪地であれば、冬ごもりの用意でもするのだろうか。町と町を行き来できなくなったら、この町に止まらなければならないわけで。
「え!?じゃあ、早くこの町出なきゃってことですか!?」
「そうだね」
って笑顔で返してくれるわけだ。いや、帰れないと困るんだって。
そうすれば犯人探しも進まないだろう。襲われてから早何日。フォーエンに事件について話が届いてるわけないと思っているが。
「そうだよ。だから、そろそろ来るだろうね」
「え?」
助けが来る?
その意味で喜びを含みながらレイシュンに振り向こうとしたら、レイシュンの指が子供たちの先を示した。
「ほら、花嫁花婿だ。ハクオウカを飲むところだね」
「はくおーか?」
「祝い酒だよ。結婚する夫婦が飲む、特別な酒だ」
子供たちの前にいる、刺繍がされたケープを被った若い二人のカップルが、小さな盃を同時に口へ運んだ。
二人が盃を置くと、わっと辺りの者たちの拍手と歓声が轟いた。
「お神酒かー」
神前式で行うように、お酒を飲み交わすのだろう。どこでも酒を飲むわけである。祝いの場では特に。
「雄株と雌株の花弁が合わさると白雉の形に見える花があってね。その花の蜜を熟成させたものなんだ。良縁を表す白雉にちなんで、結婚した男女が飲み干す。同時にね。共に飲むことによって対となり、一生離れることはなくなるそうだ」
「…へー」
白い雉の花ってどんなだろう。鷺草みたいなの?と雉を思い浮かべながら、違うことが頭に浮かんだ。
同時に飲む。飲み干す。どこかで聞いたような話だ。
「あーれー、それってー、うすーい、ピンクのー、甘いお酒?」
「ぴんく?」
ピンク通じない。
「えっとー、何色って言うんでしょ?赤より薄くて、白より赤でー。えーっとー」
いや、まさかな。考えたが、色が一緒だからと言って、同じものであるわけではない。
そう思いながらも、もしもそうならば、何故そんなものを飲んだのだろう。と頭の中でぐるぐる回った。
淡い薄い、桜色の、甘いお酒。
酒の味などわからないほどの、ジャスミンの香りを感じた、あの酒。
フォーエンは自分が口に盃を運ぶまで飲むのを待っていた。口につけると同時、フォーエンと理音は飲み干した。一口ほどの、少しの量を。
そんなわけがない。結婚式に飲むものを、何故自分とフォーエンが飲むというのだろうか。
そんなわけがない。自分は彼の横に座る者とは違う。
そうであれば、独断気にすることのない話だ。なのに知りたいと思うのは、それは自分がどこか期待をしているからではないだろうか。
「あ、何でもないです!えーと、あっち行きたいです。他にも何があるんだろう!」
自分で問うた質問に蓋をして、理音は話を変えることにした。
それを聞いてどうするつもりだと言うのだ。聞いても何もならない。
それが本物だとしても、ただのフリであるはずなのだから。
レイシュンは特に何を言うでもなく、馬の方向を変えた。結婚式で道をうめているため馬が通れないからだ。
ぽこぽこと、音を立てながらレイシュンは進んでくれる。馬の蹄の音はのんびりで、それが心拍数のように一定のリズムを取るものだから、先ほどの焦った心を落ち着かせてくれた。
露店が見られるように理音が好きそうな店の前ではその歩みも遅くなった。主に食べ物屋か服屋や雑貨屋である。
女子の好きそうな店が多いのか、その道をわざと通ってくれているのか、レイシュンは気になったら言ってね。と再度言いながら少しずつ進んだ。
そんなのんびりが続いた頃だった、突如雄叫びをあげた男が現れたのは。
「レイシュン、覚悟!」
弾ける金属と共に、馬がいななく。手綱を持った手を後ろにして、レイシュンは剣を振り抜いていた。切っ先が男の鼻っ柱をかすり、勢い良く地面に滑り込んだ。
周囲にいた人々が血にまみれた地面を見て、大きな悲鳴を上げる。
「リオンちゃん、自分で手綱持ってて!」
渡された手綱をとっさに握ると、レイシュンは剣を構え直した。
それを皮切りに、剣を持った男たちが現れたのだ。
「レイシュン、死ね!」
男たちはレイシュンの前に立ちはだかり、銀色の煌めきを振り抜かんと、走り出す。
男たちに囲まれながら笑ったのは、レイシュンだった。
「やっと来たか」
やっと来たって、どう言う意味だ。
レイシュンはこれまでで最大の悪い顔をして笑うと、馬に乗った理音を背にして、一瞬で走り抜けた。
相手の剣を受けると、受け止めたまま押しやり、次の相手を斬りつける。そうかと思えば下から振り抜き相手の腕を落とすと、そのまま振り抜いた。
飛び散る朱色の他に、飛んだものがあった。それが地面にぼとりと落ちた途端、悲鳴が上がり人々が逃げ惑った。
町の人々は急いで離れ、レイシュンと男たちの戦いから外れた。それでも人の多さのせいで道はごった返し、パニック状態だった。
その中、たった一人で男たちに張り合っている。レイシュンの剣の腕はかなりのものだ。
何人かいた男たちの他に追加で現れた男たちがいたが、それでも厳しい顔つきをしている。相手は七人いるか、既に四人は地面に這いつくばっていた。
いくら強くても大人数相手に楽に戦えるはずがない。突き刺した剣はどす黒く光り、レイシュンは握り締めながらも振り切ってその血を飛ばした。
なのに、レイシュンには焦りがなかった。むしろ男たちの方に焦りが見える。剣を握りながらじりじりと間合いを詰めている間も、その厳しさが表情に現れていた。
「レイシュン様!」
騒ぎを聞きつけてきたか、レイシュンを呼ぶ男たちが現れた。
数では圧倒的に増えた相手に、男たちは後ずさりをして逃げ出したのだ。
「遅くなり、申し訳ありません」
「謝罪はいい。後片付けを」
助けにきた男の謝りに、レイシュンは素っ気ない。跪くそれを横目にして、レイシュンは理音に近付いた。
「驚かせちゃったね」
「いえ…」
頰についた赤黒い液体に、理音は目をすがめた。嗅ぎ慣れた匂いは慣れることはない。
白金の刃は隠れたが、あれを見るのは寒気がするのだ。
自分が襲われたことも思い出すが、それよりもフォーエンが襲われたことを先に思い出す。
トラウマになっているのは、怖かっただけではないと思う。
自分が、何もできなかった、その悔しさでしかない。
視線を背ける理音に気付いたレイシュンは、それをすぐに拭った。
血の匂いに嫌がったか、馬も顔を背ける。馬を操ったことはないが、理音は何とか手綱を使い、馬がどこかへ行ってしまわないように抑えた。
レイシュンはわかっているのだと、それ以上近付かなかった。
「城へ送らせるよ。少し後処理があるからね」
残党を追うのに指揮でもするのだろう。理音は無言で頷く。
もしかしなくても、何かの戦いを察知していて、その待ち時間に理音を使って辺りを注視していたのだろう。戦う前提で人を連れるなど、さすがとしか言いようがない。
自ら囮になっていたのか、わざと目立つ理音を馬に乗せていた可能性もある。
囮の手伝いをさせられていた。それがしっくりくる。
レイシュンは町人のような体をしていても剣を持っていた。誰も連れて来ていないと見せかけてしっかり兵士がいたのだから、間違いないだろう。
やはりカモフラージュだったかと思わずにはいられない。兵士も町民の格好である。おそらく他にもたくさん町中に紛れていたのだろう。男たちを追った人数は多かった。
大人しく言うことを聞こうとレイシュンの部下が馬の手綱を持つところだった、倒れていた男が、ある方の手で剣を握り締めたのを見たのは。
「レイシュンさん!」
剣を握り締めながら振り抜こうとする男を背に、レイシュンは一瞬気付くのが遅れた。
理音の声に、レイシュンの部下たちは剣を手にしようとする。しかし、一歩遅い。
銀の煌めきが円を描いて振り抜かれる。
「レイシュン様!」
勢いで蹴った腹は、既に動かしていた。
「リオンちゃん!」
入り込んだレイシュンの前、理音の乗った馬が間を遮り、男の剣の軌道に入ったのだ。
「邪魔を!」
男の声は耳に届いていた。しかし、何をすればどう馬が動くかなど理音が知る由もない。
馬など扱ったことはないのだから、引いた手綱が興奮しつつある馬にどう伝わるかなど、わかるわけがなかった。
ドガッと鈍い音が響き、馬がいなないた。辺りに再び悲鳴が上がる。兵士たちが駆け寄り、赤黒く染まった地面に滑りこんだ。
「リオンちゃん!」
レイシュンの叫びが、耳に響いた。
「子供たちが、祝いの踊りを踊っているんだよ」
成る程、子供たちの服装は朱や橙の華やかなもので、白色の布をゆったりと空に振っては、手足を伸ばして、鳥が舞うように踊っている。
その隙間から、小さな子供が花びらを空へ飛ばしていた。
「かわいい」
「今日は吉日だし、冬に近付いているから、急いで行なっているんだろうな。次の吉日は冬に近付きすぎて、あまり時期が良くないからね」
冬だと外で結婚式寒いだろうな。などと考えていると、レイシュンはふっと笑った。
「冬になると途端に雪が降るんだよ。しばらく、人の行き来ができなくなるくらい」
「え、そんなに?」
「そう。そんなに」
豪雪地であれば、冬ごもりの用意でもするのだろうか。町と町を行き来できなくなったら、この町に止まらなければならないわけで。
「え!?じゃあ、早くこの町出なきゃってことですか!?」
「そうだね」
って笑顔で返してくれるわけだ。いや、帰れないと困るんだって。
そうすれば犯人探しも進まないだろう。襲われてから早何日。フォーエンに事件について話が届いてるわけないと思っているが。
「そうだよ。だから、そろそろ来るだろうね」
「え?」
助けが来る?
その意味で喜びを含みながらレイシュンに振り向こうとしたら、レイシュンの指が子供たちの先を示した。
「ほら、花嫁花婿だ。ハクオウカを飲むところだね」
「はくおーか?」
「祝い酒だよ。結婚する夫婦が飲む、特別な酒だ」
子供たちの前にいる、刺繍がされたケープを被った若い二人のカップルが、小さな盃を同時に口へ運んだ。
二人が盃を置くと、わっと辺りの者たちの拍手と歓声が轟いた。
「お神酒かー」
神前式で行うように、お酒を飲み交わすのだろう。どこでも酒を飲むわけである。祝いの場では特に。
「雄株と雌株の花弁が合わさると白雉の形に見える花があってね。その花の蜜を熟成させたものなんだ。良縁を表す白雉にちなんで、結婚した男女が飲み干す。同時にね。共に飲むことによって対となり、一生離れることはなくなるそうだ」
「…へー」
白い雉の花ってどんなだろう。鷺草みたいなの?と雉を思い浮かべながら、違うことが頭に浮かんだ。
同時に飲む。飲み干す。どこかで聞いたような話だ。
「あーれー、それってー、うすーい、ピンクのー、甘いお酒?」
「ぴんく?」
ピンク通じない。
「えっとー、何色って言うんでしょ?赤より薄くて、白より赤でー。えーっとー」
いや、まさかな。考えたが、色が一緒だからと言って、同じものであるわけではない。
そう思いながらも、もしもそうならば、何故そんなものを飲んだのだろう。と頭の中でぐるぐる回った。
淡い薄い、桜色の、甘いお酒。
酒の味などわからないほどの、ジャスミンの香りを感じた、あの酒。
フォーエンは自分が口に盃を運ぶまで飲むのを待っていた。口につけると同時、フォーエンと理音は飲み干した。一口ほどの、少しの量を。
そんなわけがない。結婚式に飲むものを、何故自分とフォーエンが飲むというのだろうか。
そんなわけがない。自分は彼の横に座る者とは違う。
そうであれば、独断気にすることのない話だ。なのに知りたいと思うのは、それは自分がどこか期待をしているからではないだろうか。
「あ、何でもないです!えーと、あっち行きたいです。他にも何があるんだろう!」
自分で問うた質問に蓋をして、理音は話を変えることにした。
それを聞いてどうするつもりだと言うのだ。聞いても何もならない。
それが本物だとしても、ただのフリであるはずなのだから。
レイシュンは特に何を言うでもなく、馬の方向を変えた。結婚式で道をうめているため馬が通れないからだ。
ぽこぽこと、音を立てながらレイシュンは進んでくれる。馬の蹄の音はのんびりで、それが心拍数のように一定のリズムを取るものだから、先ほどの焦った心を落ち着かせてくれた。
露店が見られるように理音が好きそうな店の前ではその歩みも遅くなった。主に食べ物屋か服屋や雑貨屋である。
女子の好きそうな店が多いのか、その道をわざと通ってくれているのか、レイシュンは気になったら言ってね。と再度言いながら少しずつ進んだ。
そんなのんびりが続いた頃だった、突如雄叫びをあげた男が現れたのは。
「レイシュン、覚悟!」
弾ける金属と共に、馬がいななく。手綱を持った手を後ろにして、レイシュンは剣を振り抜いていた。切っ先が男の鼻っ柱をかすり、勢い良く地面に滑り込んだ。
周囲にいた人々が血にまみれた地面を見て、大きな悲鳴を上げる。
「リオンちゃん、自分で手綱持ってて!」
渡された手綱をとっさに握ると、レイシュンは剣を構え直した。
それを皮切りに、剣を持った男たちが現れたのだ。
「レイシュン、死ね!」
男たちはレイシュンの前に立ちはだかり、銀色の煌めきを振り抜かんと、走り出す。
男たちに囲まれながら笑ったのは、レイシュンだった。
「やっと来たか」
やっと来たって、どう言う意味だ。
レイシュンはこれまでで最大の悪い顔をして笑うと、馬に乗った理音を背にして、一瞬で走り抜けた。
相手の剣を受けると、受け止めたまま押しやり、次の相手を斬りつける。そうかと思えば下から振り抜き相手の腕を落とすと、そのまま振り抜いた。
飛び散る朱色の他に、飛んだものがあった。それが地面にぼとりと落ちた途端、悲鳴が上がり人々が逃げ惑った。
町の人々は急いで離れ、レイシュンと男たちの戦いから外れた。それでも人の多さのせいで道はごった返し、パニック状態だった。
その中、たった一人で男たちに張り合っている。レイシュンの剣の腕はかなりのものだ。
何人かいた男たちの他に追加で現れた男たちがいたが、それでも厳しい顔つきをしている。相手は七人いるか、既に四人は地面に這いつくばっていた。
いくら強くても大人数相手に楽に戦えるはずがない。突き刺した剣はどす黒く光り、レイシュンは握り締めながらも振り切ってその血を飛ばした。
なのに、レイシュンには焦りがなかった。むしろ男たちの方に焦りが見える。剣を握りながらじりじりと間合いを詰めている間も、その厳しさが表情に現れていた。
「レイシュン様!」
騒ぎを聞きつけてきたか、レイシュンを呼ぶ男たちが現れた。
数では圧倒的に増えた相手に、男たちは後ずさりをして逃げ出したのだ。
「遅くなり、申し訳ありません」
「謝罪はいい。後片付けを」
助けにきた男の謝りに、レイシュンは素っ気ない。跪くそれを横目にして、レイシュンは理音に近付いた。
「驚かせちゃったね」
「いえ…」
頰についた赤黒い液体に、理音は目をすがめた。嗅ぎ慣れた匂いは慣れることはない。
白金の刃は隠れたが、あれを見るのは寒気がするのだ。
自分が襲われたことも思い出すが、それよりもフォーエンが襲われたことを先に思い出す。
トラウマになっているのは、怖かっただけではないと思う。
自分が、何もできなかった、その悔しさでしかない。
視線を背ける理音に気付いたレイシュンは、それをすぐに拭った。
血の匂いに嫌がったか、馬も顔を背ける。馬を操ったことはないが、理音は何とか手綱を使い、馬がどこかへ行ってしまわないように抑えた。
レイシュンはわかっているのだと、それ以上近付かなかった。
「城へ送らせるよ。少し後処理があるからね」
残党を追うのに指揮でもするのだろう。理音は無言で頷く。
もしかしなくても、何かの戦いを察知していて、その待ち時間に理音を使って辺りを注視していたのだろう。戦う前提で人を連れるなど、さすがとしか言いようがない。
自ら囮になっていたのか、わざと目立つ理音を馬に乗せていた可能性もある。
囮の手伝いをさせられていた。それがしっくりくる。
レイシュンは町人のような体をしていても剣を持っていた。誰も連れて来ていないと見せかけてしっかり兵士がいたのだから、間違いないだろう。
やはりカモフラージュだったかと思わずにはいられない。兵士も町民の格好である。おそらく他にもたくさん町中に紛れていたのだろう。男たちを追った人数は多かった。
大人しく言うことを聞こうとレイシュンの部下が馬の手綱を持つところだった、倒れていた男が、ある方の手で剣を握り締めたのを見たのは。
「レイシュンさん!」
剣を握り締めながら振り抜こうとする男を背に、レイシュンは一瞬気付くのが遅れた。
理音の声に、レイシュンの部下たちは剣を手にしようとする。しかし、一歩遅い。
銀の煌めきが円を描いて振り抜かれる。
「レイシュン様!」
勢いで蹴った腹は、既に動かしていた。
「リオンちゃん!」
入り込んだレイシュンの前、理音の乗った馬が間を遮り、男の剣の軌道に入ったのだ。
「邪魔を!」
男の声は耳に届いていた。しかし、何をすればどう馬が動くかなど理音が知る由もない。
馬など扱ったことはないのだから、引いた手綱が興奮しつつある馬にどう伝わるかなど、わかるわけがなかった。
ドガッと鈍い音が響き、馬がいなないた。辺りに再び悲鳴が上がる。兵士たちが駆け寄り、赤黒く染まった地面に滑りこんだ。
「リオンちゃん!」
レイシュンの叫びが、耳に響いた。
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