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140 ー襲撃ー
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「お早く、こちらへ!」
従者が数名、焦りながら理音を促す。
足元は砂地で走りにくい。紐履を履いていたが、それでも足が砂に取られて進みが悪かった。裾をまくってすねまで見せていたが、それをたしなめる者はいない。
従者の焦りは嘘には見えず、理音は抗うことなく、自分の荷物を背負って従者について行く。背にした馬車の運転手は馬を操り、理音の乗らない馬車を動かし始めた。
「時間稼ぎを致します。どうぞこちらへ!」
先導する男は砂場から岩場を指差した。それを眺める間に、馬車は別の方向へと走っていく。
時間稼ぎって、何のだ。
問う間もなく、馬の尻を叩く音と馬車が走る音が遠のいていく。後ろを振り向いたが、従者が無理に理音を引いて岩陰へと走らせたので、理音の視界から馬車は見えなくなった。
背丈ほどの岩が続くのは近くに川があるからだろう。生臭い匂いは川の匂いで、走っていると水の音が聞こえ、寝ている間に気付かなかった谷が近くにあった。
「ここで、身を、隠してください!」
走って息が切れたか、従者の一人がたどたどしく吐き出すように言った。少し丸めの、理音より身長の低い男だ。理音の背負っている荷物を気にするように、岩と岩の間へ押し込めようとする。
間の先から川の流れが耳に届く。しかしここから川は見えない。道の先がないので、若干低い位置に川が流れているようだった。
水音からすると流れは早い。降りても川を渡れるような深さではないのかもしれない。
「一体、どこの賊だ。あんな人数」
丸めの男が言った。それに反応するように、他の従者が理音の前で剣を構えた。
「この辺りに賊が出るなんて聞いたことがない。安全な道を通って来たはずなのに」
吐き捨てるような声は、剣に伝わるように震えた。
「あと少しで次の町に辿り着くところが、こんな場所で賊とは」
「どうぞ、奥へ隠れてください。声を上げぬように、身を潜めていてください」
従者たちは理音を背にして、岩陰の向こうを剣を握りながら伺った。切っ先は地面に向け、従者たちは唇を噛み締めて、ただ握る手に力を入れていた。
ぎらぎらとした目は赤く血走り、両眼を飛び出させんと賊のいる先を睨みつけている。
理音はその様を、ぼんやりと眺めた。
ああ、彼らは知らなかったのだ。自分が囮であることを。
理音を奥へと追いやって、彼らは戦う気なのだ。
「川へ飛び込めませんか!?」
理音の声に、従者たちがギラついた目をしたまま理音に振り向く。こわばった表情のまま、小さく左右に顔を振った。
「危険です。流れが早く深い。あなた様では溺れてしまう」
「賊の人数は多いんでしょう?だったら戦うより川に逃げて、運に任せた方がましじゃないですか」
「無理です。ここでお待ちください。皇帝陛下よりあなた様を必ずお護りするよう仰せつかっております」
仰せつかっていたら、賊相手に命を懸けて戦うのか。
「だから何ですか。着物を脱いで、身を軽くして」
川に飛び込むのに厚着の着物は邪魔だ。
いきなり脱ぎ出した理音に、従者たちがぎょっとして見せたが、脱ぐ手をやめるわけがない。どうせ走るにも動きづらい格好だった。
「勝てないなら、戦う必要なんてないです!着物をできるだけ脱いで!着ていたら泳げない」
とっとと脱ぎ散らかして、あと一枚脱げばタンクトップと短パンになると言うところで、それは飛んできた。
風が凪ぐ音と、金属が弾ける音。跳ね返って回転した矢を眺める間に、次の矢が肉を突き抜けた。
「ぐあっ!」
目の前の男の胸から吹いたのは朱色の液体で、勢いよく背中から倒れる身体が地面にぶつかると、跳ねるように朱色が舞った。
「お下がりください!」
立ちふさがる男の後ろで、理音は尻餅をついた。
手に触れた暖かな朱色は、ぬるりとした感触で、地面に転がる従者から溢れてくる。それがどうして流れているかなんて、わかりきったものだ。
金属のかする音と、岩に弾かれた音。それから、肉を貫通する鈍い音が耳に届く。
幾つかが地面に突き刺さり、また従者の皮膚を破る。それが止むと地面を叩く音が近づくのに気付いた。
馬にまたがった男たちが飛び降りて剣を抜く。その姿すら唖然と見つめて、従者の男たちが理音から離れて行くのを、口を開いたまま見つめた。
それは、無理だよ。
だって、全然人数が足りない。
そんなことを思う時間が、あまりにも長く感じた。
舞った血しぶきと、呆気なく倒れた従者たちが、まるで映画のワンシーンのようだと思った。
歩むのに邪魔だとそれらを蹴り転がし、男たちは理音にゆっくりと近づいてくる。
薄汚れて所々ほつれた着物に、毛皮のようなチョッキを着ている。髪はざんばらで、気持ち程度に後ろで結ばれていたが、肩に乗った黒の毛は野良猫の尻尾のように逆立っている。
ぷうんと臭ったのは汗や泥が混じったもので、その中に鉄の錆びたような匂いも感じた。
薄汚れた手には斧のような厚みのある剣があり、剣身から鈍い銀とどす黒い赤がまだらになって見えた。切っ先から赤黒い液体がぬるりと流れ、地面を汚していく。
集まってきた賊は概ねそんな風貌だ。明らかに粗野で小汚い、荒くれ者と言う雰囲気があり、むしろこれで賊でなかったら何なのかと言う男たちの集まりだった。
がつん、と持っていた剣の先を地面に落とす。振られた勢いで生々しい色が地面に飛ぶと、じわりと砂へ濁るように混じった。
「これがその女か」
「随分貧相だな」
残っていた丸めの男とその後ろにいた理音に、賊が嘲るように言い放つ。
言葉は耳に届いていたが、それに反応する身体はなかった。金縛りにあったかのようにただ呆然と見上げるしかなかった。
それに応えたのは、残っていた丸めの男だ。
剣を地面に下ろしたまま、立ち上がり、ただ理音の前にふらりと立ちはだかった。
「そうでございます!この女が、目的の女です!」
お待ちしておりましたと言わんばかりの言葉に、理音は更に唖然とした。
丸めの男の猫背を眺めれば、その背を男たちに向け理音を指差す。
「残るはこの女のみでございます。ご命令通り、とどめをさしてやってください」
何だそれ。
その言葉が口から出たかわからない。
どうして裏切るんですか?なんてしおらしい言葉はなかった。
ただ、何だそれ。としか言葉にできない。
何だそれ。お前が手引きしたのかよ。
この国って、どんだけ命の重さが軽いんだよ。
そう思った時には、丸めの男に体当たりを食らわせていた。
豚のような猪のような鳴き声を上げてもんどり打った男は、前にいた賊に転げるようにぶつかった。
狭い岩陰で丸めの男がその身体で通せんぼをしてくれる。
それを跨ごうとする賊を横目にしながら、次に見ていたのは前に流れる川だった。
泳ぎが得意とは言わない。祖父に付き合って星を見るために山へ登ることはあっても、川遊びは稀だ。行っても飛び込むような真似なんてしない。
川に飛び込むなんて危険だ。深さがある場所は流れが早いと相場が決まっている。従者も言っていたではないか。川は流れが早く、深い。
こんな岩陰にある川がどんな速さで深さなのか、想像もつかなかった。近くに山が見えても山際ではないのだから、川の流れなど大したことがないかもしれない。
それよりも、下が川ではなくて川岸なら、石だらけなら、怪我をするかもしれない。また膝をぼろぼろにして、顎まで打ち付けて血だらけになるかもしれない。
そんな心配を、ほんの数メートルの距離で頭の中を滑るように流した。
その答えを出さぬまま、理音は地面を蹴り上げた。
茶色の地面が、青の色に変わって、それが水だと気付いた後、飛び降りてから川に入るまでに数秒かかった気がした。
ドボンと入り込んだ先は泡だらけの青で、天井からの光の帯がすり抜けていく。伸ばした手は泡を巻き込み、指先にただ掠って遠のいた。
青のグラデーションのかかる水の中は、冷たいと思うより痛いと思った。それを感じている間もなく、押されるような重力を感じた。
苦しさが、何の苦しさなのか考えられなかった。
息ができなくて苦しいのか、流れに抗えずに急流にのまれているから痛くて苦しいのか、護ろうとしてくれた人たちがあまりにも簡単に倒れたから苦しいのか、助けようとしてくれたと思ったら裏切られて苦しいのか。
苦しさを感じている間は一瞬で、けれど長くもあって、それを考えている間に、全てが闇へと巻き込まれていった。
従者が数名、焦りながら理音を促す。
足元は砂地で走りにくい。紐履を履いていたが、それでも足が砂に取られて進みが悪かった。裾をまくってすねまで見せていたが、それをたしなめる者はいない。
従者の焦りは嘘には見えず、理音は抗うことなく、自分の荷物を背負って従者について行く。背にした馬車の運転手は馬を操り、理音の乗らない馬車を動かし始めた。
「時間稼ぎを致します。どうぞこちらへ!」
先導する男は砂場から岩場を指差した。それを眺める間に、馬車は別の方向へと走っていく。
時間稼ぎって、何のだ。
問う間もなく、馬の尻を叩く音と馬車が走る音が遠のいていく。後ろを振り向いたが、従者が無理に理音を引いて岩陰へと走らせたので、理音の視界から馬車は見えなくなった。
背丈ほどの岩が続くのは近くに川があるからだろう。生臭い匂いは川の匂いで、走っていると水の音が聞こえ、寝ている間に気付かなかった谷が近くにあった。
「ここで、身を、隠してください!」
走って息が切れたか、従者の一人がたどたどしく吐き出すように言った。少し丸めの、理音より身長の低い男だ。理音の背負っている荷物を気にするように、岩と岩の間へ押し込めようとする。
間の先から川の流れが耳に届く。しかしここから川は見えない。道の先がないので、若干低い位置に川が流れているようだった。
水音からすると流れは早い。降りても川を渡れるような深さではないのかもしれない。
「一体、どこの賊だ。あんな人数」
丸めの男が言った。それに反応するように、他の従者が理音の前で剣を構えた。
「この辺りに賊が出るなんて聞いたことがない。安全な道を通って来たはずなのに」
吐き捨てるような声は、剣に伝わるように震えた。
「あと少しで次の町に辿り着くところが、こんな場所で賊とは」
「どうぞ、奥へ隠れてください。声を上げぬように、身を潜めていてください」
従者たちは理音を背にして、岩陰の向こうを剣を握りながら伺った。切っ先は地面に向け、従者たちは唇を噛み締めて、ただ握る手に力を入れていた。
ぎらぎらとした目は赤く血走り、両眼を飛び出させんと賊のいる先を睨みつけている。
理音はその様を、ぼんやりと眺めた。
ああ、彼らは知らなかったのだ。自分が囮であることを。
理音を奥へと追いやって、彼らは戦う気なのだ。
「川へ飛び込めませんか!?」
理音の声に、従者たちがギラついた目をしたまま理音に振り向く。こわばった表情のまま、小さく左右に顔を振った。
「危険です。流れが早く深い。あなた様では溺れてしまう」
「賊の人数は多いんでしょう?だったら戦うより川に逃げて、運に任せた方がましじゃないですか」
「無理です。ここでお待ちください。皇帝陛下よりあなた様を必ずお護りするよう仰せつかっております」
仰せつかっていたら、賊相手に命を懸けて戦うのか。
「だから何ですか。着物を脱いで、身を軽くして」
川に飛び込むのに厚着の着物は邪魔だ。
いきなり脱ぎ出した理音に、従者たちがぎょっとして見せたが、脱ぐ手をやめるわけがない。どうせ走るにも動きづらい格好だった。
「勝てないなら、戦う必要なんてないです!着物をできるだけ脱いで!着ていたら泳げない」
とっとと脱ぎ散らかして、あと一枚脱げばタンクトップと短パンになると言うところで、それは飛んできた。
風が凪ぐ音と、金属が弾ける音。跳ね返って回転した矢を眺める間に、次の矢が肉を突き抜けた。
「ぐあっ!」
目の前の男の胸から吹いたのは朱色の液体で、勢いよく背中から倒れる身体が地面にぶつかると、跳ねるように朱色が舞った。
「お下がりください!」
立ちふさがる男の後ろで、理音は尻餅をついた。
手に触れた暖かな朱色は、ぬるりとした感触で、地面に転がる従者から溢れてくる。それがどうして流れているかなんて、わかりきったものだ。
金属のかする音と、岩に弾かれた音。それから、肉を貫通する鈍い音が耳に届く。
幾つかが地面に突き刺さり、また従者の皮膚を破る。それが止むと地面を叩く音が近づくのに気付いた。
馬にまたがった男たちが飛び降りて剣を抜く。その姿すら唖然と見つめて、従者の男たちが理音から離れて行くのを、口を開いたまま見つめた。
それは、無理だよ。
だって、全然人数が足りない。
そんなことを思う時間が、あまりにも長く感じた。
舞った血しぶきと、呆気なく倒れた従者たちが、まるで映画のワンシーンのようだと思った。
歩むのに邪魔だとそれらを蹴り転がし、男たちは理音にゆっくりと近づいてくる。
薄汚れて所々ほつれた着物に、毛皮のようなチョッキを着ている。髪はざんばらで、気持ち程度に後ろで結ばれていたが、肩に乗った黒の毛は野良猫の尻尾のように逆立っている。
ぷうんと臭ったのは汗や泥が混じったもので、その中に鉄の錆びたような匂いも感じた。
薄汚れた手には斧のような厚みのある剣があり、剣身から鈍い銀とどす黒い赤がまだらになって見えた。切っ先から赤黒い液体がぬるりと流れ、地面を汚していく。
集まってきた賊は概ねそんな風貌だ。明らかに粗野で小汚い、荒くれ者と言う雰囲気があり、むしろこれで賊でなかったら何なのかと言う男たちの集まりだった。
がつん、と持っていた剣の先を地面に落とす。振られた勢いで生々しい色が地面に飛ぶと、じわりと砂へ濁るように混じった。
「これがその女か」
「随分貧相だな」
残っていた丸めの男とその後ろにいた理音に、賊が嘲るように言い放つ。
言葉は耳に届いていたが、それに反応する身体はなかった。金縛りにあったかのようにただ呆然と見上げるしかなかった。
それに応えたのは、残っていた丸めの男だ。
剣を地面に下ろしたまま、立ち上がり、ただ理音の前にふらりと立ちはだかった。
「そうでございます!この女が、目的の女です!」
お待ちしておりましたと言わんばかりの言葉に、理音は更に唖然とした。
丸めの男の猫背を眺めれば、その背を男たちに向け理音を指差す。
「残るはこの女のみでございます。ご命令通り、とどめをさしてやってください」
何だそれ。
その言葉が口から出たかわからない。
どうして裏切るんですか?なんてしおらしい言葉はなかった。
ただ、何だそれ。としか言葉にできない。
何だそれ。お前が手引きしたのかよ。
この国って、どんだけ命の重さが軽いんだよ。
そう思った時には、丸めの男に体当たりを食らわせていた。
豚のような猪のような鳴き声を上げてもんどり打った男は、前にいた賊に転げるようにぶつかった。
狭い岩陰で丸めの男がその身体で通せんぼをしてくれる。
それを跨ごうとする賊を横目にしながら、次に見ていたのは前に流れる川だった。
泳ぎが得意とは言わない。祖父に付き合って星を見るために山へ登ることはあっても、川遊びは稀だ。行っても飛び込むような真似なんてしない。
川に飛び込むなんて危険だ。深さがある場所は流れが早いと相場が決まっている。従者も言っていたではないか。川は流れが早く、深い。
こんな岩陰にある川がどんな速さで深さなのか、想像もつかなかった。近くに山が見えても山際ではないのだから、川の流れなど大したことがないかもしれない。
それよりも、下が川ではなくて川岸なら、石だらけなら、怪我をするかもしれない。また膝をぼろぼろにして、顎まで打ち付けて血だらけになるかもしれない。
そんな心配を、ほんの数メートルの距離で頭の中を滑るように流した。
その答えを出さぬまま、理音は地面を蹴り上げた。
茶色の地面が、青の色に変わって、それが水だと気付いた後、飛び降りてから川に入るまでに数秒かかった気がした。
ドボンと入り込んだ先は泡だらけの青で、天井からの光の帯がすり抜けていく。伸ばした手は泡を巻き込み、指先にただ掠って遠のいた。
青のグラデーションのかかる水の中は、冷たいと思うより痛いと思った。それを感じている間もなく、押されるような重力を感じた。
苦しさが、何の苦しさなのか考えられなかった。
息ができなくて苦しいのか、流れに抗えずに急流にのまれているから痛くて苦しいのか、護ろうとしてくれた人たちがあまりにも簡単に倒れたから苦しいのか、助けようとしてくれたと思ったら裏切られて苦しいのか。
苦しさを感じている間は一瞬で、けれど長くもあって、それを考えている間に、全てが闇へと巻き込まれていった。
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