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119 ー来訪ー
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「俺、あれやられたら泣くかも」
足での壁ドンがトラウマになる。
ハルイが視線を逸らして青ざめた表情でぽそりと言った。
「そこまでじゃないでしょ」
「あれは、強烈だったと思うよ、リオン…。残念だけれど、どこの家の子供だって騒ぎたてられてもおかしくない」
お里が知れるという感じだろうか。一般市民にはそんなものは大した問題ではないのだが、宮廷では問題だとセイリンが頭を抱えた。
「脅しただけだよ。やるならこっそりやる」
「お前…。見た目と違ってガラ悪いな」
ここでの女子としてならばあるまじき行為だろう。高校でやったらどこのヤンキーだ。ドン引きされるかもしれない。
けれど友人たちなら、拍手とかしてくれそうである。天文部ののんびり屋さんたちは理音の気の強さを、一種のツンくらいに思っているのだから。
口が悪いのは兄の影響がある。ガラが悪いが手先が器用なファッションデザイナー希望の兄は、言葉使いは悪いが心根は優しい。言葉が悪いからと言って性格が悪いのではないので気にはしない。
無論母から注意を受けるので、言葉遣いには気をつけてはいる。
「あれでやめてくれればいいけどね。忠告はしたし。それでもやってくるようならやり返すしかないよね」
「笑顔で言うなよ。怖えから」
やり返すはすでにやり返したと思っている。あれだけ人がいる場所でお前がやったことをやり返すぞ、と言われれば、何かをしていたのかは皆が知っただろう。
そしてミンランは数人を辞めさせていることも知られているのだから、非がどちらにあるかは言うまでもない。
「ケンカは売るなって言われたんだけど、買うならいいよね」
「良くねえって…」
「次は頭突きかましてやる…」
「呟くなよ、怖えから!」
「リオン、」
苦笑いをしていたセイリンが顔を強張らせて腕を引いた。セイリンの視線の先を見て、内心もうバレたのだと思った。前にいたのは知らない男だったが、リオンの前で頭を下げたからだ。ハルイも男のお辞儀に歩く足を止めて、理音の顔を仰いだ。
「リオン様、お呼びですので、こちらへどうぞ」
働いている途中で呼ばれたのは初めてだった。
フォーエンに何かあったのだろうか。熱は下がっていたのに、また体調を崩したのだろうか。
まだ微熱があったので、もしかしたら上がるかもしれないと思ったが、問題ないと判断した。けれど、もしものために、薬を渡しておけばよかったかもしれない。
男は見慣れた服装、ここで働く者たちと同じ姿をしている。身分はそう高くない、官位が低い職員のものだ。
男は後宮の方ではなく、別の建物へ渡る回廊へと進んでいた。その後ろを追い歩みながら、理音は歩む足を少しだけ緩めた。
フォーエンのところに行くにはおめかしをしなければならない。一度レイセン宮に戻らねばまたコウユウに言われるだろう。だが、目の前の男はそれを気にせず歩んでいる。
ああ、これは違う。
ついて行っていいことはないだろう。そう思った。
ついて行って何が起きるのか、何かが起きた際にその相手を引きずり出せるか、フォーエンの役に立てる情報を引き出せるか、それが頭に巡った。
胸元のボールペンに指を滑らしてそのまま袖に隠すと、一定の距離をもって男の後をついた。
男は回廊の入り口付近で立ち止まると、理音へと振り向き、深くお辞儀したのだ。
警戒心に気づかれただろうか。
理音は男の動きを隈なく見つめて、何かを起こすのかを注視した。
「ここでお待ちください。ある方が参ります」
そう言って、男はその回廊を進んで行ってしまった。
ある方って何だ。予想外に男がいなくなってしまった。だが、こんな場所に呼び出すのならば、おかしな相手であるのは間違いない。
辺りを見回しボールペンを持つ手に力を入れると、それは現れた。
中庭で、おいでおいでと招いている男がいる。それは見慣れた顔で、理音は脱力した。
ナラカだ。
ナラカは静かにするように仕草をすると、さっさとこっちに来いと手招きした。
服装は同じく職員のそれで、全く不似合いな服を着ていると思った。ナラカならば衛兵の服装が合っているだろう。どう見てもデスクワークは似合いそうにない。
「何やってんのよ、こんなとこで」
「お前が戻ってそうだったから。見学?」
何を見学するつもりなのか。自由自在の行動範囲に呆れるしかない。やはりガバガバセキュリティである。
「こないだは途中まで協力ありがとう。助かったわ。途中まで」
「強調すんなよ。結果的に良かったんだからいいじゃねえか」
「結果的にね!」
あの後はほとんど体当たりの運試しだった。ツテがないと言うものはそんなものだけれど、協力してくれるなら最後まで協力してくれればいいのに。礼はできないが。
そう、礼ができなければ強要も難しい。手伝ってくれただけありがたかった。おかげで食い扶持を失うことはなかったのだから。
「で、今日は何見学?」
「皇帝が死にそうだったらしいな」
「ただの風邪でしょう。何よ死にそうって」
「風邪でも死ぬやつは死ぬ。お前があの後どうなったかと思えば、皇帝の看病に女が出たと聞いて、まあお前だろうと。あの後から出仕か?囮はどうした」
「働き口もらっただけだよ。何もしてない」
ナラカはフォーエンをどうしたいのかよくわからない相手だ。全てを教えるのは危険だろう。今のところ敵ではなさそうだが、味方でもない。
「働き口ね。今日は面白いやつにケンカを売っていたな」
なぜそんなことを知っている。
ミンランとやり合ったのは今日の今日である。それを知っていると言うことは、先ほどの男が伝えたのだろうか。
ナラカに仲間はいるのだろうが、情報を聞くだけでもその相手は多そうだ。興味だけでは納得できないその情報量と行動範囲。組織に組み込まれて動くタイプには見えないが、協力者はいる。誰か命令をする人間がいるのか、しかし、大人しく命令を聞くタイプにも思えない。その辺り、とにかく謎だ。
「筒抜けだね。ケンカは売ったんじゃないよ。買ったの」
「同じだろ。あいつは父親の部下を出してくるぞ。気をつけた方がいいんじゃねえの?」
「うえー、めんどくさいな。向こうからしつこいんだよね」
「一人にはならないことだな。前に死にかけたやつも出ている」
そんな者を放置しているわけだ。子供と言ってもろくな奴ではない。そう言ったことも管轄が難しいのだろうか。できるわけがないか、これだけ広大な土地に大勢が働いている。
お互いの損得も、黙っていればわからないような未曾有の中だ。フォーエンはそれをまとめようと日々動いているのだから。
まだ彼が始めたのはほんの少しの期間。これから長くかけて直していかなければならないのに謀反やら暗殺やらがくるのだから、足を引っ張られてばかりだろう。
「私がもっと強かったらな。せめて自分守れるくらいは」
「囮であるならそれは必要かもな。それで、皇帝の女としての働きは昼は休みか」
「微妙な言い方しないでよ。ただの囮は出仕を許されてるの。昼間暇でしょうがないんだもん」
「やる気のない囮だな。だが看病には行ったんだろう。お前が皇帝の部屋に出入りした途端、皇帝の病が回復したと大騒ぎだ。祈祷師を追い出したって?」
そんなことまで知っている。一体どれほどの情報網があるのだろう。ここまでくれば怪しいだけでは済まない。
「フォーエンの側に密偵でもいんの?」
「どこにでも話したがるやつはいるもんだろ」
全く穏やかではない話だ。フォーエンの周り全てが安全ではないと、ナラカはわかりやすく教えてくれる。
「お前が二日いただけで死にそうだった皇帝が回復して、面目を潰されたやつらもいる」
「…医者とか祈祷師とか?」
「中宮職とかな。皇帝の周りを世話するやつらからすれば、迷惑だろう」
できなかったことを理音が行なった。そのおかげでフォーエンは回復したが、それは身の回りの世話をする者をないがしろにしただけでなく、貶めることになる。手柄を奪われたと逆恨みするかもしれない。
「ほんと、しょうもない考え方」
「そんなもんだ。特にお前は得体の知れないどこぞから来た女。囮強化にはなっただろうがな」
「そうね。それはわかっている。噂が回ったから良かったと安直に言われたからね」
「皇帝にか?」
「フォーエンはそういうことは言わない。今回は意図しなくて、でも悪目立ちしたのはわかってる。それで、フォーエンの邪魔をするやつらが餌に引っかかってくれれば、それでいい」
できるだけ釣っていきたい。それはいられる間しかなすことができない。実の所、もうあと数日しかないと思うのだ。だからこそフォーエンに早く会いたかったのものある。
ただ、前回見た流星がもしも同じものだとしたら、時期も間隔も予想できなくなるのだが。
「命を賭ける相手か?」
ナラカは怪訝な顔で問うた。
「賭けたりなんてしないけど、役に立てればいいなって、それだけ」
「それで売られておきながら」
それを言われると反論できない。あれは喉元すぎればである。もうすぎたことで、無事だったのだから何も思うことはない。
ただ、次からは反撃の手を持とうと考えただけだ。
足での壁ドンがトラウマになる。
ハルイが視線を逸らして青ざめた表情でぽそりと言った。
「そこまでじゃないでしょ」
「あれは、強烈だったと思うよ、リオン…。残念だけれど、どこの家の子供だって騒ぎたてられてもおかしくない」
お里が知れるという感じだろうか。一般市民にはそんなものは大した問題ではないのだが、宮廷では問題だとセイリンが頭を抱えた。
「脅しただけだよ。やるならこっそりやる」
「お前…。見た目と違ってガラ悪いな」
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けれど友人たちなら、拍手とかしてくれそうである。天文部ののんびり屋さんたちは理音の気の強さを、一種のツンくらいに思っているのだから。
口が悪いのは兄の影響がある。ガラが悪いが手先が器用なファッションデザイナー希望の兄は、言葉使いは悪いが心根は優しい。言葉が悪いからと言って性格が悪いのではないので気にはしない。
無論母から注意を受けるので、言葉遣いには気をつけてはいる。
「あれでやめてくれればいいけどね。忠告はしたし。それでもやってくるようならやり返すしかないよね」
「笑顔で言うなよ。怖えから」
やり返すはすでにやり返したと思っている。あれだけ人がいる場所でお前がやったことをやり返すぞ、と言われれば、何かをしていたのかは皆が知っただろう。
そしてミンランは数人を辞めさせていることも知られているのだから、非がどちらにあるかは言うまでもない。
「ケンカは売るなって言われたんだけど、買うならいいよね」
「良くねえって…」
「次は頭突きかましてやる…」
「呟くなよ、怖えから!」
「リオン、」
苦笑いをしていたセイリンが顔を強張らせて腕を引いた。セイリンの視線の先を見て、内心もうバレたのだと思った。前にいたのは知らない男だったが、リオンの前で頭を下げたからだ。ハルイも男のお辞儀に歩く足を止めて、理音の顔を仰いだ。
「リオン様、お呼びですので、こちらへどうぞ」
働いている途中で呼ばれたのは初めてだった。
フォーエンに何かあったのだろうか。熱は下がっていたのに、また体調を崩したのだろうか。
まだ微熱があったので、もしかしたら上がるかもしれないと思ったが、問題ないと判断した。けれど、もしものために、薬を渡しておけばよかったかもしれない。
男は見慣れた服装、ここで働く者たちと同じ姿をしている。身分はそう高くない、官位が低い職員のものだ。
男は後宮の方ではなく、別の建物へ渡る回廊へと進んでいた。その後ろを追い歩みながら、理音は歩む足を少しだけ緩めた。
フォーエンのところに行くにはおめかしをしなければならない。一度レイセン宮に戻らねばまたコウユウに言われるだろう。だが、目の前の男はそれを気にせず歩んでいる。
ああ、これは違う。
ついて行っていいことはないだろう。そう思った。
ついて行って何が起きるのか、何かが起きた際にその相手を引きずり出せるか、フォーエンの役に立てる情報を引き出せるか、それが頭に巡った。
胸元のボールペンに指を滑らしてそのまま袖に隠すと、一定の距離をもって男の後をついた。
男は回廊の入り口付近で立ち止まると、理音へと振り向き、深くお辞儀したのだ。
警戒心に気づかれただろうか。
理音は男の動きを隈なく見つめて、何かを起こすのかを注視した。
「ここでお待ちください。ある方が参ります」
そう言って、男はその回廊を進んで行ってしまった。
ある方って何だ。予想外に男がいなくなってしまった。だが、こんな場所に呼び出すのならば、おかしな相手であるのは間違いない。
辺りを見回しボールペンを持つ手に力を入れると、それは現れた。
中庭で、おいでおいでと招いている男がいる。それは見慣れた顔で、理音は脱力した。
ナラカだ。
ナラカは静かにするように仕草をすると、さっさとこっちに来いと手招きした。
服装は同じく職員のそれで、全く不似合いな服を着ていると思った。ナラカならば衛兵の服装が合っているだろう。どう見てもデスクワークは似合いそうにない。
「何やってんのよ、こんなとこで」
「お前が戻ってそうだったから。見学?」
何を見学するつもりなのか。自由自在の行動範囲に呆れるしかない。やはりガバガバセキュリティである。
「こないだは途中まで協力ありがとう。助かったわ。途中まで」
「強調すんなよ。結果的に良かったんだからいいじゃねえか」
「結果的にね!」
あの後はほとんど体当たりの運試しだった。ツテがないと言うものはそんなものだけれど、協力してくれるなら最後まで協力してくれればいいのに。礼はできないが。
そう、礼ができなければ強要も難しい。手伝ってくれただけありがたかった。おかげで食い扶持を失うことはなかったのだから。
「で、今日は何見学?」
「皇帝が死にそうだったらしいな」
「ただの風邪でしょう。何よ死にそうって」
「風邪でも死ぬやつは死ぬ。お前があの後どうなったかと思えば、皇帝の看病に女が出たと聞いて、まあお前だろうと。あの後から出仕か?囮はどうした」
「働き口もらっただけだよ。何もしてない」
ナラカはフォーエンをどうしたいのかよくわからない相手だ。全てを教えるのは危険だろう。今のところ敵ではなさそうだが、味方でもない。
「働き口ね。今日は面白いやつにケンカを売っていたな」
なぜそんなことを知っている。
ミンランとやり合ったのは今日の今日である。それを知っていると言うことは、先ほどの男が伝えたのだろうか。
ナラカに仲間はいるのだろうが、情報を聞くだけでもその相手は多そうだ。興味だけでは納得できないその情報量と行動範囲。組織に組み込まれて動くタイプには見えないが、協力者はいる。誰か命令をする人間がいるのか、しかし、大人しく命令を聞くタイプにも思えない。その辺り、とにかく謎だ。
「筒抜けだね。ケンカは売ったんじゃないよ。買ったの」
「同じだろ。あいつは父親の部下を出してくるぞ。気をつけた方がいいんじゃねえの?」
「うえー、めんどくさいな。向こうからしつこいんだよね」
「一人にはならないことだな。前に死にかけたやつも出ている」
そんな者を放置しているわけだ。子供と言ってもろくな奴ではない。そう言ったことも管轄が難しいのだろうか。できるわけがないか、これだけ広大な土地に大勢が働いている。
お互いの損得も、黙っていればわからないような未曾有の中だ。フォーエンはそれをまとめようと日々動いているのだから。
まだ彼が始めたのはほんの少しの期間。これから長くかけて直していかなければならないのに謀反やら暗殺やらがくるのだから、足を引っ張られてばかりだろう。
「私がもっと強かったらな。せめて自分守れるくらいは」
「囮であるならそれは必要かもな。それで、皇帝の女としての働きは昼は休みか」
「微妙な言い方しないでよ。ただの囮は出仕を許されてるの。昼間暇でしょうがないんだもん」
「やる気のない囮だな。だが看病には行ったんだろう。お前が皇帝の部屋に出入りした途端、皇帝の病が回復したと大騒ぎだ。祈祷師を追い出したって?」
そんなことまで知っている。一体どれほどの情報網があるのだろう。ここまでくれば怪しいだけでは済まない。
「フォーエンの側に密偵でもいんの?」
「どこにでも話したがるやつはいるもんだろ」
全く穏やかではない話だ。フォーエンの周り全てが安全ではないと、ナラカはわかりやすく教えてくれる。
「お前が二日いただけで死にそうだった皇帝が回復して、面目を潰されたやつらもいる」
「…医者とか祈祷師とか?」
「中宮職とかな。皇帝の周りを世話するやつらからすれば、迷惑だろう」
できなかったことを理音が行なった。そのおかげでフォーエンは回復したが、それは身の回りの世話をする者をないがしろにしただけでなく、貶めることになる。手柄を奪われたと逆恨みするかもしれない。
「ほんと、しょうもない考え方」
「そんなもんだ。特にお前は得体の知れないどこぞから来た女。囮強化にはなっただろうがな」
「そうね。それはわかっている。噂が回ったから良かったと安直に言われたからね」
「皇帝にか?」
「フォーエンはそういうことは言わない。今回は意図しなくて、でも悪目立ちしたのはわかってる。それで、フォーエンの邪魔をするやつらが餌に引っかかってくれれば、それでいい」
できるだけ釣っていきたい。それはいられる間しかなすことができない。実の所、もうあと数日しかないと思うのだ。だからこそフォーエンに早く会いたかったのものある。
ただ、前回見た流星がもしも同じものだとしたら、時期も間隔も予想できなくなるのだが。
「命を賭ける相手か?」
ナラカは怪訝な顔で問うた。
「賭けたりなんてしないけど、役に立てればいいなって、それだけ」
「それで売られておきながら」
それを言われると反論できない。あれは喉元すぎればである。もうすぎたことで、無事だったのだから何も思うことはない。
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