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110 ー壁ー
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その日の夜、やはりフォーエンが来るはずがなく、それから二日経ち、三日目に不穏な噂が流れた。
今回の病で、初めての死人が出たのだ。
「亡くなったのは、民部の方らしいよ」
荷物回収を行っている中、その話はどこかしらで耳にした。
歳のいった方だったらしく、病に罹って六日ほどで亡くなった。熱が続きそれが下がらず、そのまま亡くなったのだ。
ツワにフォーエンの様子を聞いてみたが、正確にはわからなかった。ただあまり良くないらしい、と言う曖昧な言葉だけだった。
実際わからないのだろう。五日も体調が悪ければいいわけがないし、まだ治っていないのであれば、悪いに決まっている。
人気のない場所を歩けば、別の噂も耳にした。
「皇帝陛下が、同じ病に罹られたとか」
「お倒れになってから、回復の兆しがないらしい」
やはりあの夜、ツワにでもフォーエンの体調が良くなさそうだと伝えるべきだった。今更後悔しても遅いが、それくらいならできたことだ。
こうやって人の話を又聞きして待つなんて、耐えられなくなってくる。
何とかして会いに行けないものだろうか。祈祷しているくらいならば、自分が看病した方がマシな気がしてくる。
しかし、ヘキ卿には難しいと言われてしまった。
考えて考えて、やはり無駄だと思っても、それでも何とかしたいと思えば、それをすぐに決行した。
ヘキ卿の部屋へ行くことにしたのだ。
初めはセイリンに聞いた。ヘキ卿がどの建物にいるかを。
セイリンなら大抵のことは知っているし、的確に指摘してくれるので、理音にとって助かる存在だった。
ヘキ卿も何かあれば来ていいと言っていたし、そもそも遠慮する余裕はなかった。だから、セイリンに聞いたのだ。
「ヘキ卿がいらっしゃる建物は、ここから二つ行った建物だけれど、お会いしたいの?」
「そう。ちょっと頼みたいことがあって」
「ヘキ卿に頼みって、そんなこと言えんの、お前だけだわ」
ハルイは呆れ顔を見せながら汁物をすすった。
「行っても通れるかわからないよ。建物に入るには許可がいるし、衛兵がいるから無理には入れない」
ヘキ卿がいる建物は、フォーエンがいつもいる政務室から近いらしく、そこの建物は他と違って厳重に守られている。許可がいるのは当然だった。
「でも、ヘキ卿がいつこっちに来るかわからないし、時間がないから早く会いたいの」
ヘキ卿は、たまにこちらの建物にいることがある。
偉い人が何をしに来るかと思うのだが、こちらの建物にヘキ卿の管轄があるらしく、顔を出すようにしているらしいのだ。
だがそれはまちまちで、いつ来るかがわからない。
だったら、会いに行った方が早い。
夕方仕事が終わったら、ヘキ卿が帰る前に会えればいいのだが、セイリンはそれに対して渋い顔をする。
「ヘキ卿に文を渡しても、お会いできるかなんてわからないし、文が渡るかもわからないから、リオンの場合行った方が早いのかもしれないけど、可能性は低いよ?」
「とりあえず行って、ダメなら別の手を考える」
ダメ元である。とにかくやってみなければ先へ進めない。それに時間もないだろう。
フォーエンが回復に向かっているのならば、それでいい。そうでなければ、よろしくないと言うシンプルな話だ。
「なら、今行っておいで。昼時だからお部屋にはいらっしゃらないかもしれないけれど、皆仕事を休んでいる。お忙しい時に行って追い払われるよりは、確率があるかもしれないからね」
「おいおい、本気かよ」
「ありがと。じゃあ、行って来る!」
「いやいや、無理だって」
ハルイはしつこく無理だと言い張ったが、セイリンが場所を教えてくれると立ち上がった。
「おいで、リオン。案内するから」
セイリンの言葉にハルイは無理を口にしたが、席を立つと結局一緒についてきた。
「あちらの建物には、左局と右局があるんだ。ヘキ卿がいらっしゃるのは左局で、祭りなどを統括する省がある。儀式などは式部、宴などは治部。それから、今話題になっている民部。ヘキ卿がいらっしゃるのは中務になる。皇帝陛下が行われる物事全てを管理される場所だ」
「それくらい、知っとけって」
話を真面目に聞いている理音に、ハルイが茶々を入れる。宮廷にいるのに、それぐらいなぜ知らないのかと言う顔だ。
「衛兵が扉の前にいる。見えるよね」
渡り廊下の先、建物の扉は閉まっており、そこに衛兵が四人いた。
建物に入りにくいように、門の前にいる衛兵の前に、木でできたハードルのような柵が交互に幾つか置かれている。
障害物代りだろう。誰かが突進してきても、ハードルの柵があると勢いが消される。
廊下の先を封じているだけでなく、その建物は高い壁で隔てられていた。窓から侵入すらできない。
レイセン宮のように、宮ごとに壁が造られ、行き来を封じている。
なるほど、さすがに厳重だ。完全に許可のある者しか入られないのだろう。
あれを何とかスルーできないものだろうか。
「許可がなければ入れん」
だよな。ハルイが隣でぼそりと言う。
衛兵たちは虫を払うようにして手を振った。
服の色だけで判断されているらしく、その服ではこちらには入れないのだと、きっぱりと断られる。
確かに、レイセン宮でも女官たちは同じ服装をしている。ツワだろうが誰だろうが、同じ色で同じ素材の服だ。
それはレイセン宮で働く者たちの色であって、他では使われていない。
「ヘキ卿に、お伝えいただけませんか」
「そんなの無理に決まっているだろう。その服装では、こちらには入れない決まりだ」
「リオン、諦めろよ。元々無理だったんだって」
しかし、ここで黙って帰るわけにはいかないのだ。
「ヘキ卿に取り次ぎを。彼自身から来ることを許されている」
扉が開けば、知っている人間がいるかもしれない。
リン大尉かユウリンに話がいかないだろうか。
「ハク大輔でも誰でもいい。ヘキ卿に話があると伝えて。時間がないの」
「何を無茶なことを、そう簡単にハク大輔やヘキ卿に会えるわけがないだろう」
衛兵たちは呆れ顔で理音を見やった。
いくら出仕を許されている子供でも、この扉に関しては特別はないと、断固拒否の姿勢だ。
「なら、その扉を開けて。リン大尉に伝えてもらえれば、ハク大輔に伝わる。扉を開けて」
「…リオン」
ハルイが困惑顔でこちらを見ている。セイリンは無言だが、さすがに緊張しているか顔が強張っていた。
リン大尉がここにいるかは知らないし、ハク大輔もどこの配属なのかさっぱり知らないが、知っている名前を呼ぶしかない。
今すぐにフォーエンに会いたいのだ。ヘキ卿に会って、何とかしてもらうしか手がない。
「彼は、ハク大輔の紹介を得ているんですよ。ここで蔑ろにすれば、問題になるのでは」
セイリンが援護射撃をした。
冷静にそんなことを言われれば、衛兵たちもさすがにたじろぐ。
しかし、一度顔を見合わせたが、子供の言葉に耳を貸すつもりはないと、一人の衛兵が理音を廊下から払おうとした。
目立つなとフォーエンから言われている。だが、ここで怯んでいたら、会える日がわからない。
「皇帝陛下からも許しは頂いている。その扉を開けて」
予想外の名前を出したせいで、衛兵たちが顔を引きつらせた。
さすがに皇帝陛下は無理があると、ハルイがオロオロし始める。
そこでどっしり睨みつけてくれなければ迫力がない。セイリンも冷や汗をかいていた。
「開けた方がいいぞ。その子供は特別だからな」
突然、どこからか届いた声は扉からではなく、建物の先を遮る塀の向こうから聞こえた。
聞き覚えのある声の主は、中庭で休憩でもしていたのか、しばらくすると建物の扉を開けたのだ。
「リオン、今度は宮廷で出仕か。忙しいな」
親しげな話し方と声で誰だかわかったが、一瞬気後れした。
現れたのは、だらしなさを発揮するはだけた胸元はしまい、深い青地に紺色の縁取りをした着物をまとった男だ。いつもの触覚も後ろ髪に縛ってお団子をしている。
すっきりしすぎて、見ただけなら、誰?と問い返しているところだ。
「ウンリュウさん!?」
今回の病で、初めての死人が出たのだ。
「亡くなったのは、民部の方らしいよ」
荷物回収を行っている中、その話はどこかしらで耳にした。
歳のいった方だったらしく、病に罹って六日ほどで亡くなった。熱が続きそれが下がらず、そのまま亡くなったのだ。
ツワにフォーエンの様子を聞いてみたが、正確にはわからなかった。ただあまり良くないらしい、と言う曖昧な言葉だけだった。
実際わからないのだろう。五日も体調が悪ければいいわけがないし、まだ治っていないのであれば、悪いに決まっている。
人気のない場所を歩けば、別の噂も耳にした。
「皇帝陛下が、同じ病に罹られたとか」
「お倒れになってから、回復の兆しがないらしい」
やはりあの夜、ツワにでもフォーエンの体調が良くなさそうだと伝えるべきだった。今更後悔しても遅いが、それくらいならできたことだ。
こうやって人の話を又聞きして待つなんて、耐えられなくなってくる。
何とかして会いに行けないものだろうか。祈祷しているくらいならば、自分が看病した方がマシな気がしてくる。
しかし、ヘキ卿には難しいと言われてしまった。
考えて考えて、やはり無駄だと思っても、それでも何とかしたいと思えば、それをすぐに決行した。
ヘキ卿の部屋へ行くことにしたのだ。
初めはセイリンに聞いた。ヘキ卿がどの建物にいるかを。
セイリンなら大抵のことは知っているし、的確に指摘してくれるので、理音にとって助かる存在だった。
ヘキ卿も何かあれば来ていいと言っていたし、そもそも遠慮する余裕はなかった。だから、セイリンに聞いたのだ。
「ヘキ卿がいらっしゃる建物は、ここから二つ行った建物だけれど、お会いしたいの?」
「そう。ちょっと頼みたいことがあって」
「ヘキ卿に頼みって、そんなこと言えんの、お前だけだわ」
ハルイは呆れ顔を見せながら汁物をすすった。
「行っても通れるかわからないよ。建物に入るには許可がいるし、衛兵がいるから無理には入れない」
ヘキ卿がいる建物は、フォーエンがいつもいる政務室から近いらしく、そこの建物は他と違って厳重に守られている。許可がいるのは当然だった。
「でも、ヘキ卿がいつこっちに来るかわからないし、時間がないから早く会いたいの」
ヘキ卿は、たまにこちらの建物にいることがある。
偉い人が何をしに来るかと思うのだが、こちらの建物にヘキ卿の管轄があるらしく、顔を出すようにしているらしいのだ。
だがそれはまちまちで、いつ来るかがわからない。
だったら、会いに行った方が早い。
夕方仕事が終わったら、ヘキ卿が帰る前に会えればいいのだが、セイリンはそれに対して渋い顔をする。
「ヘキ卿に文を渡しても、お会いできるかなんてわからないし、文が渡るかもわからないから、リオンの場合行った方が早いのかもしれないけど、可能性は低いよ?」
「とりあえず行って、ダメなら別の手を考える」
ダメ元である。とにかくやってみなければ先へ進めない。それに時間もないだろう。
フォーエンが回復に向かっているのならば、それでいい。そうでなければ、よろしくないと言うシンプルな話だ。
「なら、今行っておいで。昼時だからお部屋にはいらっしゃらないかもしれないけれど、皆仕事を休んでいる。お忙しい時に行って追い払われるよりは、確率があるかもしれないからね」
「おいおい、本気かよ」
「ありがと。じゃあ、行って来る!」
「いやいや、無理だって」
ハルイはしつこく無理だと言い張ったが、セイリンが場所を教えてくれると立ち上がった。
「おいで、リオン。案内するから」
セイリンの言葉にハルイは無理を口にしたが、席を立つと結局一緒についてきた。
「あちらの建物には、左局と右局があるんだ。ヘキ卿がいらっしゃるのは左局で、祭りなどを統括する省がある。儀式などは式部、宴などは治部。それから、今話題になっている民部。ヘキ卿がいらっしゃるのは中務になる。皇帝陛下が行われる物事全てを管理される場所だ」
「それくらい、知っとけって」
話を真面目に聞いている理音に、ハルイが茶々を入れる。宮廷にいるのに、それぐらいなぜ知らないのかと言う顔だ。
「衛兵が扉の前にいる。見えるよね」
渡り廊下の先、建物の扉は閉まっており、そこに衛兵が四人いた。
建物に入りにくいように、門の前にいる衛兵の前に、木でできたハードルのような柵が交互に幾つか置かれている。
障害物代りだろう。誰かが突進してきても、ハードルの柵があると勢いが消される。
廊下の先を封じているだけでなく、その建物は高い壁で隔てられていた。窓から侵入すらできない。
レイセン宮のように、宮ごとに壁が造られ、行き来を封じている。
なるほど、さすがに厳重だ。完全に許可のある者しか入られないのだろう。
あれを何とかスルーできないものだろうか。
「許可がなければ入れん」
だよな。ハルイが隣でぼそりと言う。
衛兵たちは虫を払うようにして手を振った。
服の色だけで判断されているらしく、その服ではこちらには入れないのだと、きっぱりと断られる。
確かに、レイセン宮でも女官たちは同じ服装をしている。ツワだろうが誰だろうが、同じ色で同じ素材の服だ。
それはレイセン宮で働く者たちの色であって、他では使われていない。
「ヘキ卿に、お伝えいただけませんか」
「そんなの無理に決まっているだろう。その服装では、こちらには入れない決まりだ」
「リオン、諦めろよ。元々無理だったんだって」
しかし、ここで黙って帰るわけにはいかないのだ。
「ヘキ卿に取り次ぎを。彼自身から来ることを許されている」
扉が開けば、知っている人間がいるかもしれない。
リン大尉かユウリンに話がいかないだろうか。
「ハク大輔でも誰でもいい。ヘキ卿に話があると伝えて。時間がないの」
「何を無茶なことを、そう簡単にハク大輔やヘキ卿に会えるわけがないだろう」
衛兵たちは呆れ顔で理音を見やった。
いくら出仕を許されている子供でも、この扉に関しては特別はないと、断固拒否の姿勢だ。
「なら、その扉を開けて。リン大尉に伝えてもらえれば、ハク大輔に伝わる。扉を開けて」
「…リオン」
ハルイが困惑顔でこちらを見ている。セイリンは無言だが、さすがに緊張しているか顔が強張っていた。
リン大尉がここにいるかは知らないし、ハク大輔もどこの配属なのかさっぱり知らないが、知っている名前を呼ぶしかない。
今すぐにフォーエンに会いたいのだ。ヘキ卿に会って、何とかしてもらうしか手がない。
「彼は、ハク大輔の紹介を得ているんですよ。ここで蔑ろにすれば、問題になるのでは」
セイリンが援護射撃をした。
冷静にそんなことを言われれば、衛兵たちもさすがにたじろぐ。
しかし、一度顔を見合わせたが、子供の言葉に耳を貸すつもりはないと、一人の衛兵が理音を廊下から払おうとした。
目立つなとフォーエンから言われている。だが、ここで怯んでいたら、会える日がわからない。
「皇帝陛下からも許しは頂いている。その扉を開けて」
予想外の名前を出したせいで、衛兵たちが顔を引きつらせた。
さすがに皇帝陛下は無理があると、ハルイがオロオロし始める。
そこでどっしり睨みつけてくれなければ迫力がない。セイリンも冷や汗をかいていた。
「開けた方がいいぞ。その子供は特別だからな」
突然、どこからか届いた声は扉からではなく、建物の先を遮る塀の向こうから聞こえた。
聞き覚えのある声の主は、中庭で休憩でもしていたのか、しばらくすると建物の扉を開けたのだ。
「リオン、今度は宮廷で出仕か。忙しいな」
親しげな話し方と声で誰だかわかったが、一瞬気後れした。
現れたのは、だらしなさを発揮するはだけた胸元はしまい、深い青地に紺色の縁取りをした着物をまとった男だ。いつもの触覚も後ろ髪に縛ってお団子をしている。
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