21 / 72
転生者
第18話
しおりを挟む
シェリーと名乗った竜人族は俺達の馬車を見ると
「お困りなら手をかすわよ~?」
と俺達に手を差し伸べたのだった。
「助かります。ちょっといろいろあって馬車が暴走して車輪が取れてしまったんです」
簡単に事情を説明したサラの話を聞いたシェリーは馬車の前の地竜アースドラゴンの前に行くと無言で目を見ている。なぜかパイオツカイデーが視線を逸らしているように見えるけど。
「そう、なら車輪を直せばいいのね~?」
とだけ言うと、外れてしまった車輪を収納庫から取り出した魔法陣が描かれた板の上に乗せ、魔力を込めながらしばらく作業をすると壊れていた車輪が元通りの形になっていた。
すごい、研究者である俺達でもそんなすぐに金属を分解して形状変化、再結合をさせる事はかなり手がかかる。繊細な魔力操作も必要だ。そのためこの場で直すことは諦め代わりの車輪を作る方向で一致していたというのに。
俺とサラはその手腕に見とれていると、
「ちょっとボクちゃん、車輪をはめ込むから荷台持ち上げてくれない?地竜ちゃんにも手伝ってもらうから馬車と繋いでいるのも外してもらいたいのだけど~」
何?地竜に手伝ってもらう?確かに力はかなりあるがそんな器用さはない。
それに。
「持ち上げるだけなら俺だけで大丈夫だよ」
といって俺は荷台の下を掴むと持ち上げた。もちろんライトウェポン1号さんに魔力を込めながらだ。
「すごい力持ちなのね~」
少し驚いたような顔をしたが、俺が持ち上げている間に作業を開始した。先ほどの魔法陣が描かれた板とは違う板を収納庫から取り出したかと思うとそれを車輪の下に敷き魔力を込めながら作業し、程なくして取り付けが完了したのだろう。
板を引き抜き収納庫にしまいながら
「もういいわよ~」
と完了報告をしてきたのだった。
「ありがとうございます。本当に助かりました。何かお礼をさせてもらいたいのですが」
「いいのよ~、困ったときはお互い様っていうでしょ~?」
俺とサラはアイコンタクトで通じ合った。この凄そうな技術者の話を聞いてみたいと。
「じゃあせめてお昼ご一緒しませんか?簡単なものですがごちそうさせてもらいます」
「そうねぇ、じゃあごちそうになろうかしら」
と俺達はミッション成功となったのだ。
取り合えず場所を変えようということで、シャリーさんの乗っていたバイク的な物も荷台に積み俺達は出
発したのだ。ちなみに俺とサラが御者台、シェリーさんには荷台に乗ってもらった。
「なんかいろいろ聞きたい事があるんだけど」
と話を切り出したところ、
「ボクちゃん可愛いからお姉さん何でも聞いてあげちゃうわよ~?」
子ども扱いされることなんて転生後よくあったのでその点は無視してもいい。いいのだが、どうも俺の本能の部分がこのお姉さんを気にして仕方がない。
天気もいいし果物狩りなんていいですよね。
いや違う。今は違うんだ。
「さっき乗っていたのは何?」
そう、この世界で乗り物と言えば馬や地竜などの生き物を使ったものしか見たことないのだ。
まぁ、魔法のじゅうたんとか箒とかで空を飛ぶ人もいるかもしれないが、少なくとも今まで見たことは無い。
しかしそれらとは無関係に荷台に乗せたそれは明らかに異質だ。俺にはバイクにしか見えなかったのだから。
「これはね~、お姉さんが開発した自力で走ることのできるマシンよ。これでも地元では一番の発明家だったんだから~」
そういいながら力こぶを作って見せる姿は、発明と腕力は関係ないだろっ!というツッコミ待ちなのかもしれないが、俺の視線はその腕の付け根あたりから外れない。たわわだ。
「奇遇ですね、私達も研究者なんです。先ほどの車輪を直した腕前もすごかったです」
「そんなたいしたことじゃないわよ~」
「でも意外です。竜人族って確かもっと伝統的な生活を好んでいて、人族が持つ技術などもあまり取り入れないと思っていました」
確かにサラの言う通り、俺の認識でも竜人族というのは原始的な生活をすると聞いていた。
まぁ脳筋じゃない俺のような獣人族や、魔力適応に優れているのに肉体言語が得意なエルフもいるんだ。
何事にも例外はあるか。
「それよりも二人はどんな関係なのかしら~?」
ど、どんな関係と言われましても……そのなんだ。嫁です。
チラッとサラを見ると頬を染めている。
どうしよう。求愛した相手に恋人を紹介するのってやっぱ変だよな?
「ふ~ん、人には言えないただならぬ関係なのね~」
俺達が答えないでいるとその様子から勝手に納得していた。
「いや、そういう訳じゃ…」
「じゃあどうなのかしら~?」
最初見た時はバイクスーツっぽい服を着て車輪を直すその手際の良さからカッコイイお姉さんなのに、喋ると間延びした甘い声。ギャップ萌え死ぬ。
いや、俺は理性の塊だ!
おっ、あんなところに!
「ちょうど開けているところがありました。あそこで昼食にしましょう」
俺は馬車を開けた場所に停めるとサラがササっと枯れ枝を集めに行った。俺はその間に火を起こす場所に石を集めているとすぐに戻ってきたサラから枝を受け取り焚火を作る。
二人で分業しながら簡単な昼食を作った。
「サラちゃんとゲンスイ君って~、なんだか夫婦みたいね~」
「お褒めに預かり光栄です。でもお姉さんもとても魅力的でよかったらこの後一緒に僕と……」
「ゲンスイさん?」
ビキッというSEを俺の耳は捉えた。俺はいつだって冷静だ。狼的な本能になんか飲まれないよ。本当だよ。
「……僕たちの作った昼食です。お口に会えばいいのですが」
作った料理を差し出した。
「まぁ~、ありがと~。美味しそうね~」
人魚くんも含めて4人で昼食をとりながら俺達が人魚を海に帰す旅を話した。
「最初見た時は二人の子供かと思ったのだけれど」
なんて爆弾を落とす性格はどうやらかなり天然なことが分かった。
サラは終始ペースを崩されているようだったが。
「それで、お姉さんは?」
「私はねぇ~、発明家だから人族の街をいろいろ見て回って開発のヒントを集めていたのよ~。その甲斐あっていい物見つけたわ~」
「どんなものか聞いてもいいですか?」
「キミよ~、ゲンスイ君」
「お困りなら手をかすわよ~?」
と俺達に手を差し伸べたのだった。
「助かります。ちょっといろいろあって馬車が暴走して車輪が取れてしまったんです」
簡単に事情を説明したサラの話を聞いたシェリーは馬車の前の地竜アースドラゴンの前に行くと無言で目を見ている。なぜかパイオツカイデーが視線を逸らしているように見えるけど。
「そう、なら車輪を直せばいいのね~?」
とだけ言うと、外れてしまった車輪を収納庫から取り出した魔法陣が描かれた板の上に乗せ、魔力を込めながらしばらく作業をすると壊れていた車輪が元通りの形になっていた。
すごい、研究者である俺達でもそんなすぐに金属を分解して形状変化、再結合をさせる事はかなり手がかかる。繊細な魔力操作も必要だ。そのためこの場で直すことは諦め代わりの車輪を作る方向で一致していたというのに。
俺とサラはその手腕に見とれていると、
「ちょっとボクちゃん、車輪をはめ込むから荷台持ち上げてくれない?地竜ちゃんにも手伝ってもらうから馬車と繋いでいるのも外してもらいたいのだけど~」
何?地竜に手伝ってもらう?確かに力はかなりあるがそんな器用さはない。
それに。
「持ち上げるだけなら俺だけで大丈夫だよ」
といって俺は荷台の下を掴むと持ち上げた。もちろんライトウェポン1号さんに魔力を込めながらだ。
「すごい力持ちなのね~」
少し驚いたような顔をしたが、俺が持ち上げている間に作業を開始した。先ほどの魔法陣が描かれた板とは違う板を収納庫から取り出したかと思うとそれを車輪の下に敷き魔力を込めながら作業し、程なくして取り付けが完了したのだろう。
板を引き抜き収納庫にしまいながら
「もういいわよ~」
と完了報告をしてきたのだった。
「ありがとうございます。本当に助かりました。何かお礼をさせてもらいたいのですが」
「いいのよ~、困ったときはお互い様っていうでしょ~?」
俺とサラはアイコンタクトで通じ合った。この凄そうな技術者の話を聞いてみたいと。
「じゃあせめてお昼ご一緒しませんか?簡単なものですがごちそうさせてもらいます」
「そうねぇ、じゃあごちそうになろうかしら」
と俺達はミッション成功となったのだ。
取り合えず場所を変えようということで、シャリーさんの乗っていたバイク的な物も荷台に積み俺達は出
発したのだ。ちなみに俺とサラが御者台、シェリーさんには荷台に乗ってもらった。
「なんかいろいろ聞きたい事があるんだけど」
と話を切り出したところ、
「ボクちゃん可愛いからお姉さん何でも聞いてあげちゃうわよ~?」
子ども扱いされることなんて転生後よくあったのでその点は無視してもいい。いいのだが、どうも俺の本能の部分がこのお姉さんを気にして仕方がない。
天気もいいし果物狩りなんていいですよね。
いや違う。今は違うんだ。
「さっき乗っていたのは何?」
そう、この世界で乗り物と言えば馬や地竜などの生き物を使ったものしか見たことないのだ。
まぁ、魔法のじゅうたんとか箒とかで空を飛ぶ人もいるかもしれないが、少なくとも今まで見たことは無い。
しかしそれらとは無関係に荷台に乗せたそれは明らかに異質だ。俺にはバイクにしか見えなかったのだから。
「これはね~、お姉さんが開発した自力で走ることのできるマシンよ。これでも地元では一番の発明家だったんだから~」
そういいながら力こぶを作って見せる姿は、発明と腕力は関係ないだろっ!というツッコミ待ちなのかもしれないが、俺の視線はその腕の付け根あたりから外れない。たわわだ。
「奇遇ですね、私達も研究者なんです。先ほどの車輪を直した腕前もすごかったです」
「そんなたいしたことじゃないわよ~」
「でも意外です。竜人族って確かもっと伝統的な生活を好んでいて、人族が持つ技術などもあまり取り入れないと思っていました」
確かにサラの言う通り、俺の認識でも竜人族というのは原始的な生活をすると聞いていた。
まぁ脳筋じゃない俺のような獣人族や、魔力適応に優れているのに肉体言語が得意なエルフもいるんだ。
何事にも例外はあるか。
「それよりも二人はどんな関係なのかしら~?」
ど、どんな関係と言われましても……そのなんだ。嫁です。
チラッとサラを見ると頬を染めている。
どうしよう。求愛した相手に恋人を紹介するのってやっぱ変だよな?
「ふ~ん、人には言えないただならぬ関係なのね~」
俺達が答えないでいるとその様子から勝手に納得していた。
「いや、そういう訳じゃ…」
「じゃあどうなのかしら~?」
最初見た時はバイクスーツっぽい服を着て車輪を直すその手際の良さからカッコイイお姉さんなのに、喋ると間延びした甘い声。ギャップ萌え死ぬ。
いや、俺は理性の塊だ!
おっ、あんなところに!
「ちょうど開けているところがありました。あそこで昼食にしましょう」
俺は馬車を開けた場所に停めるとサラがササっと枯れ枝を集めに行った。俺はその間に火を起こす場所に石を集めているとすぐに戻ってきたサラから枝を受け取り焚火を作る。
二人で分業しながら簡単な昼食を作った。
「サラちゃんとゲンスイ君って~、なんだか夫婦みたいね~」
「お褒めに預かり光栄です。でもお姉さんもとても魅力的でよかったらこの後一緒に僕と……」
「ゲンスイさん?」
ビキッというSEを俺の耳は捉えた。俺はいつだって冷静だ。狼的な本能になんか飲まれないよ。本当だよ。
「……僕たちの作った昼食です。お口に会えばいいのですが」
作った料理を差し出した。
「まぁ~、ありがと~。美味しそうね~」
人魚くんも含めて4人で昼食をとりながら俺達が人魚を海に帰す旅を話した。
「最初見た時は二人の子供かと思ったのだけれど」
なんて爆弾を落とす性格はどうやらかなり天然なことが分かった。
サラは終始ペースを崩されているようだったが。
「それで、お姉さんは?」
「私はねぇ~、発明家だから人族の街をいろいろ見て回って開発のヒントを集めていたのよ~。その甲斐あっていい物見つけたわ~」
「どんなものか聞いてもいいですか?」
「キミよ~、ゲンスイ君」
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
異世界で世界樹の精霊と呼ばれてます
空色蜻蛉
ファンタジー
普通の高校生の樹(いつき)は、勇者召喚された友人達に巻き込まれ、異世界へ。
勇者ではない一般人の樹は元の世界に返してくれと訴えるが。
事態は段々怪しい雲行きとなっていく。
実は、樹には自分自身も知らない秘密があった。
異世界の中心である世界樹、その世界樹を守護する、最高位の八枚の翅を持つ精霊だという秘密が。
【重要なお知らせ】
※書籍2018/6/25発売。書籍化記念に第三部<過去編>を掲載しました。
※本編第一部・第二部、2017年10月8日に完結済み。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる