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C級の絶望(1-19)
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「こちら、マウビル第7救護隊ミカです。要救助者の救助に、カナート近郊の川溜まりへ向かいます。クエスト申請のあった冒険者はいますか?」
突然入った通信にアイシャは身震いした。
…嘘よ。フェリが救助要請だなんてことあるはずがないわ…
そう思いはするものの、朝一で出発すると聞いたはずだったフェリスは、片道2時間の距離なのに夕方になっても帰らず、不安を感じていたのも事実だった。
「こちらマウビルです。クエスト申請があったのはC級冒険者、"爆炎の騎士"ランスロットの1名です。」
マウビルの受付嬢の声は淡々としているのに対し、
「こちらカナート。こちらの申請者はA級冒険者、"絶望のフェリス"の1名です。」
アイシャの声は震えていた。
…お願い。フェリ。無事でいて…。
フラフラと席につき、震える手を組んでアイシャはフェリの無事を祈った。
冒険者「おい。さっきの通信…。"絶望のフェリス"なんじゃね?」
ギルド中に聞こえた通信に飲みに来ていた冒険者達が騒ぎだした。
冒険者「昨日行くって言ってたもんな。」
冒険者「A級なんていってたけどザマァねぇな。」
冒険者「もう。お前の時代は終わったんだっつーの!!」
冒険者「違いねぇ。」
冒険者「がははは」
空気を読まない冒険者達にアイシャは心底腹を立てて、睨みつけた。
冒険者「おー。恐ぇ。だが、日が暮れようとしてるってのに、帰らねぇんだ。そう思ってもおかしくねぇよ。」
冒険者『そうだそうだ。』
酔っぱらい冒険者達は口々に自分達を正当化した。
冒険者「だいたい、こんな何もない町にくすぶってたんだ。そりゃ腕も鈍って当然だろうぜ」
冒険者「A級って言っても女なんだ。本当に強えのか?どこぞのお貴族様と寝てA級にしてもらったんじゃねぇの?」
冒険者「い~ね~。女は。」
酔っぱらい冒険者達のゲスな笑い声が響く。
アイシャ「うるさいわねっ!黙れって言ってるのよ!!」
いつまでも友人を馬鹿にする男達にアイシャは苛立ち、立ち上がった。
ガターン
アイシャの勢いに椅子が倒れた。
その瞬間スイングドアの音もなく駆け込む人影。
「どうしたの!?何かあった!?」
そう自分に声をかける金髪紅眼の持ち主は、アイシャが無事の帰りを祈っていたその人だった。
「フェリ!!!心配したのよ。もー。」
アイシャは目にいっぱい涙を溜めて、フェリスを抱きしめた。
フェリス「遅くなってごめん。実は寝坊しちゃってさ。出たのお昼頃だったんだよね…。」
フェリスはバツが悪そうに、頬を掻いた。
アイシャ「もうもうもうっ!救助の照会が入って、あいつらがフェリじゃないかとか言うから心配したんだから!!」
アイシャがポカポカとフェリスを叩く。
フェリス「あー。それ呼んだの私…。ちょっとね…。1人は連れて来たんだけど…。シェリルー!大丈夫だったから入っておいでー。」
フェリスは外にいるシェリルに声をかけた。
アイシャ「?フェリが救護隊を呼んだって。どこか怪我でもしたの?」
アイシャはフェリの身体を見回した。
フェリス「いや。ないよ。詳しい話はあの娘と一緒にしよ?」
フェリスが親指でスイングドアの方を指すと、シェリルがスイングドアから顔を覗かせ、キョロキョロ見回して、フェリスの元へ駆け寄ってきた。
アイシャ「この娘は?」
フェリス「この娘はシェリル・フローディア。昔の仲間の娘でね。侯爵令嬢だよ。シェリル。この人はアイシャ。私が普段からお世話になってる友人で姉さんみたいな人なんだ。」
フェリスは双方に紹介をした。
シェリル「こんばんは。シェリル・フローディアと申します。先程フェリスさんに助けて頂き、こちらにお連れ頂きました。今日はこちらのお宿に泊まらせて頂けるとありがたいのですが…。」
アイシャ「まぁ!ご丁寧にありがとうございます。こんなボロ宿で申し訳ありませんが、小さな部屋でもよろしければ、空いております。どうぞ、お泊り下さい。」
アイシャは恭しく礼をした。
フェリス「堅苦しいのは抜きにして、3人で飲もうよ!」
アイシャ「そうね。討伐の話も聞きたいわ。あいつら、フェリが討伐に失敗したみたいに言うのよ。」
冒険者「おい!バラすなよ!アイシャ!救助要請があったのは確かじゃねぇか!」
アイシャ「ほら。無事だったのよ。謝ったらどう?」
冒険者「まだ、討伐証明を出してねぇじゃねぇか。討伐成功したとは限らねぇよ。」
酔っぱらい冒険者が減らず口を叩く。
フェリス「あー。ここじゃあね…?後で出すよ。先にシェリルにお風呂と服を貸してあげてくれない。」
シェリル「すみません。」
アイシャ「そうね。すぐに部屋に案内するわ。フェリは何か飲んでて。」
アイシャとシェリルの2人は2階へと上がっていった。
フェリスはカウンターの中から厨房に入って、ビールを持って戻る。
フェリス「あー。討伐後の1杯は美味い!!」
ゴクゴクと飲むフェリスの口には泡のひげが出来ていた。
冒険者「本当に討伐したのかよ?」
冒険者「スナッピングタートルの首くれぇ、ポンと出しゃ終いじゃねぇか。」
冒険者「そうそう。何を勿体ぶってんだか。」
冒険者「女らしく素直に亀さんが怖くて触れなかったの~。って言やぁいいのによ。」
冒険者「違いねぇ。女は女らしく、家にいりゃいいんだ。がはははは。」
フェリスは酔っぱらい冒険者達を一瞥するだけだった。
アイシャ「お待たせ。じゃあ報告聞かせて。救護隊にも連絡入れたいし。怪我をしたのはC級の"爆炎の騎士"ランスロットなのね?」
フェリス「名前は知らないけど、C級とは言ってたかな。」
アイシャ「馬に乗せられないから置いてきたのね。」
フェリス「まぁ。それもあるかな。」
アイシャ「そのC級はクエストに失敗して、フェリスがスナッピングタートルを倒したの?」
フェリス「そう。小さいの1匹以外は掃討したよ。」
アイシャ「どうして小さいの1匹は残したの?害はないから?」
フェリス「この位だから、大した被害はないと思う。それに、そのC級が倒すんじゃないかな?」
フェリスは身振り手振りを交えて説明した。
アイシャ「どうして曖昧にしか話してくれないの?」
フェリス「シェリルのプライバシーに関わるところだし…、それに私もちゃんとはわかってなくて…。」
アイシャ「分かったわ。あの娘が下りて来たら、聞いてみる。とりあえず、救護隊に脅威がないことだけは伝えるわね。因みにそのC級の怪我はどんな感じなの?」
フェリス「命に関わるほどではないよ。応急処置もして置いて来た。」
アイシャ「じゃあ、そう連絡するわね。」
アイシャはカウンターの中に入り、通信機のスイッチを入れた。
アイシャ「こちらカナートのアイシャです。マウビル第7救護隊の方応答願います。」
ミカ「はい。ミカです。」
アイシャ「報告します。"絶望のフェリス"帰還。"絶望のフェリス"がスナッピングタートルの掃討を完了。モンスターの脅威はなし。その際女性1名を救助し、男性は応急処置をして置いて来た為、救助要請をしたとの報告あり。」
ミカ「了解しました。ご連絡感謝します。」
アイシャ「これでよし。っと。」
通信を終え、アイシャがフェリスの元に戻ってきた。
アイシャ「さぁ、じゃあ、スナッピングタートルの首を出して頂戴?」
フェリス「えー。グロいし、お酒が不味くなるのにぃ。」
アイシャ「あいつらにずっと、グチグチ言われながらお酒飲むなんて私が嫌なの!」
フェリス「えー。私は弱いヤツらがいくら吠えたって気にならないのにぃ。」
冒険者「誰が弱いだって?」
酔っぱらい冒険者達が色めき立つ。
アイシャ「はいはい。C級以上のクエストなんだから、討伐証明さえ出れば、フェリの勝ちなんだから、早く黙らせてやりましょう。」
フェリス「ゔ~。分かったよ。じゃあ外に行こう。」
フェリスとアイシャは裏にある空き地の真ん中に移動した。その間何か話しているようだ。
酔っぱらい冒険者達は興味津々で窓やドアから覗いている。
フェリス「もっと近づいて見ても構わないぞ。」
冒険者「そんなに近づかなきゃ見えない子ガメちゃんなのかよ?」
酔っぱらい冒険者達が馬鹿にしに近づいて来たが、何故か逆にアイシャは離れて建物の近くに移動した。
フェリス「いいや。」
ニヤリと笑い、アイテムバッグからスナッピングタートルの首を取り出したフェリスは、酔っぱらい冒険者達をその下敷きにした。
冒険者達『うわっ!』
フェリス「こうするためだよ。」
何とか抜け出ようと藻掻く酔っぱらい冒険者達にしゃがんで話しかけるフェリス。
冒険者「俺達が悪かった。助けてくれ!」
酔っぱらい冒険者達は口々に謝ったが
フェリス「明日の朝までそこで反省してるんだな。」
アイシャ「しっかり反省なさい。」
フェリスとアイシャは颯爽と建物の中へと入って行った。
突然入った通信にアイシャは身震いした。
…嘘よ。フェリが救助要請だなんてことあるはずがないわ…
そう思いはするものの、朝一で出発すると聞いたはずだったフェリスは、片道2時間の距離なのに夕方になっても帰らず、不安を感じていたのも事実だった。
「こちらマウビルです。クエスト申請があったのはC級冒険者、"爆炎の騎士"ランスロットの1名です。」
マウビルの受付嬢の声は淡々としているのに対し、
「こちらカナート。こちらの申請者はA級冒険者、"絶望のフェリス"の1名です。」
アイシャの声は震えていた。
…お願い。フェリ。無事でいて…。
フラフラと席につき、震える手を組んでアイシャはフェリの無事を祈った。
冒険者「おい。さっきの通信…。"絶望のフェリス"なんじゃね?」
ギルド中に聞こえた通信に飲みに来ていた冒険者達が騒ぎだした。
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冒険者「もう。お前の時代は終わったんだっつーの!!」
冒険者「違いねぇ。」
冒険者「がははは」
空気を読まない冒険者達にアイシャは心底腹を立てて、睨みつけた。
冒険者「おー。恐ぇ。だが、日が暮れようとしてるってのに、帰らねぇんだ。そう思ってもおかしくねぇよ。」
冒険者『そうだそうだ。』
酔っぱらい冒険者達は口々に自分達を正当化した。
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冒険者「A級って言っても女なんだ。本当に強えのか?どこぞのお貴族様と寝てA級にしてもらったんじゃねぇの?」
冒険者「い~ね~。女は。」
酔っぱらい冒険者達のゲスな笑い声が響く。
アイシャ「うるさいわねっ!黙れって言ってるのよ!!」
いつまでも友人を馬鹿にする男達にアイシャは苛立ち、立ち上がった。
ガターン
アイシャの勢いに椅子が倒れた。
その瞬間スイングドアの音もなく駆け込む人影。
「どうしたの!?何かあった!?」
そう自分に声をかける金髪紅眼の持ち主は、アイシャが無事の帰りを祈っていたその人だった。
「フェリ!!!心配したのよ。もー。」
アイシャは目にいっぱい涙を溜めて、フェリスを抱きしめた。
フェリス「遅くなってごめん。実は寝坊しちゃってさ。出たのお昼頃だったんだよね…。」
フェリスはバツが悪そうに、頬を掻いた。
アイシャ「もうもうもうっ!救助の照会が入って、あいつらがフェリじゃないかとか言うから心配したんだから!!」
アイシャがポカポカとフェリスを叩く。
フェリス「あー。それ呼んだの私…。ちょっとね…。1人は連れて来たんだけど…。シェリルー!大丈夫だったから入っておいでー。」
フェリスは外にいるシェリルに声をかけた。
アイシャ「?フェリが救護隊を呼んだって。どこか怪我でもしたの?」
アイシャはフェリの身体を見回した。
フェリス「いや。ないよ。詳しい話はあの娘と一緒にしよ?」
フェリスが親指でスイングドアの方を指すと、シェリルがスイングドアから顔を覗かせ、キョロキョロ見回して、フェリスの元へ駆け寄ってきた。
アイシャ「この娘は?」
フェリス「この娘はシェリル・フローディア。昔の仲間の娘でね。侯爵令嬢だよ。シェリル。この人はアイシャ。私が普段からお世話になってる友人で姉さんみたいな人なんだ。」
フェリスは双方に紹介をした。
シェリル「こんばんは。シェリル・フローディアと申します。先程フェリスさんに助けて頂き、こちらにお連れ頂きました。今日はこちらのお宿に泊まらせて頂けるとありがたいのですが…。」
アイシャ「まぁ!ご丁寧にありがとうございます。こんなボロ宿で申し訳ありませんが、小さな部屋でもよろしければ、空いております。どうぞ、お泊り下さい。」
アイシャは恭しく礼をした。
フェリス「堅苦しいのは抜きにして、3人で飲もうよ!」
アイシャ「そうね。討伐の話も聞きたいわ。あいつら、フェリが討伐に失敗したみたいに言うのよ。」
冒険者「おい!バラすなよ!アイシャ!救助要請があったのは確かじゃねぇか!」
アイシャ「ほら。無事だったのよ。謝ったらどう?」
冒険者「まだ、討伐証明を出してねぇじゃねぇか。討伐成功したとは限らねぇよ。」
酔っぱらい冒険者が減らず口を叩く。
フェリス「あー。ここじゃあね…?後で出すよ。先にシェリルにお風呂と服を貸してあげてくれない。」
シェリル「すみません。」
アイシャ「そうね。すぐに部屋に案内するわ。フェリは何か飲んでて。」
アイシャとシェリルの2人は2階へと上がっていった。
フェリスはカウンターの中から厨房に入って、ビールを持って戻る。
フェリス「あー。討伐後の1杯は美味い!!」
ゴクゴクと飲むフェリスの口には泡のひげが出来ていた。
冒険者「本当に討伐したのかよ?」
冒険者「スナッピングタートルの首くれぇ、ポンと出しゃ終いじゃねぇか。」
冒険者「そうそう。何を勿体ぶってんだか。」
冒険者「女らしく素直に亀さんが怖くて触れなかったの~。って言やぁいいのによ。」
冒険者「違いねぇ。女は女らしく、家にいりゃいいんだ。がはははは。」
フェリスは酔っぱらい冒険者達を一瞥するだけだった。
アイシャ「お待たせ。じゃあ報告聞かせて。救護隊にも連絡入れたいし。怪我をしたのはC級の"爆炎の騎士"ランスロットなのね?」
フェリス「名前は知らないけど、C級とは言ってたかな。」
アイシャ「馬に乗せられないから置いてきたのね。」
フェリス「まぁ。それもあるかな。」
アイシャ「そのC級はクエストに失敗して、フェリスがスナッピングタートルを倒したの?」
フェリス「そう。小さいの1匹以外は掃討したよ。」
アイシャ「どうして小さいの1匹は残したの?害はないから?」
フェリス「この位だから、大した被害はないと思う。それに、そのC級が倒すんじゃないかな?」
フェリスは身振り手振りを交えて説明した。
アイシャ「どうして曖昧にしか話してくれないの?」
フェリス「シェリルのプライバシーに関わるところだし…、それに私もちゃんとはわかってなくて…。」
アイシャ「分かったわ。あの娘が下りて来たら、聞いてみる。とりあえず、救護隊に脅威がないことだけは伝えるわね。因みにそのC級の怪我はどんな感じなの?」
フェリス「命に関わるほどではないよ。応急処置もして置いて来た。」
アイシャ「じゃあ、そう連絡するわね。」
アイシャはカウンターの中に入り、通信機のスイッチを入れた。
アイシャ「こちらカナートのアイシャです。マウビル第7救護隊の方応答願います。」
ミカ「はい。ミカです。」
アイシャ「報告します。"絶望のフェリス"帰還。"絶望のフェリス"がスナッピングタートルの掃討を完了。モンスターの脅威はなし。その際女性1名を救助し、男性は応急処置をして置いて来た為、救助要請をしたとの報告あり。」
ミカ「了解しました。ご連絡感謝します。」
アイシャ「これでよし。っと。」
通信を終え、アイシャがフェリスの元に戻ってきた。
アイシャ「さぁ、じゃあ、スナッピングタートルの首を出して頂戴?」
フェリス「えー。グロいし、お酒が不味くなるのにぃ。」
アイシャ「あいつらにずっと、グチグチ言われながらお酒飲むなんて私が嫌なの!」
フェリス「えー。私は弱いヤツらがいくら吠えたって気にならないのにぃ。」
冒険者「誰が弱いだって?」
酔っぱらい冒険者達が色めき立つ。
アイシャ「はいはい。C級以上のクエストなんだから、討伐証明さえ出れば、フェリの勝ちなんだから、早く黙らせてやりましょう。」
フェリス「ゔ~。分かったよ。じゃあ外に行こう。」
フェリスとアイシャは裏にある空き地の真ん中に移動した。その間何か話しているようだ。
酔っぱらい冒険者達は興味津々で窓やドアから覗いている。
フェリス「もっと近づいて見ても構わないぞ。」
冒険者「そんなに近づかなきゃ見えない子ガメちゃんなのかよ?」
酔っぱらい冒険者達が馬鹿にしに近づいて来たが、何故か逆にアイシャは離れて建物の近くに移動した。
フェリス「いいや。」
ニヤリと笑い、アイテムバッグからスナッピングタートルの首を取り出したフェリスは、酔っぱらい冒険者達をその下敷きにした。
冒険者達『うわっ!』
フェリス「こうするためだよ。」
何とか抜け出ようと藻掻く酔っぱらい冒険者達にしゃがんで話しかけるフェリス。
冒険者「俺達が悪かった。助けてくれ!」
酔っぱらい冒険者達は口々に謝ったが
フェリス「明日の朝までそこで反省してるんだな。」
アイシャ「しっかり反省なさい。」
フェリスとアイシャは颯爽と建物の中へと入って行った。
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