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18.最果ての孤島
9.再びのドラゴンフォール
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これ以上留まっているとダークナーガが起きてきそうなので、先へと進むことにした。どこかで休憩するときにエンドローゼに事情を聞こうと思っている。ごめんなさいとはどういう意味だったのか。
奥へと進むと、下へ降りる道があった。海岸があった場所から1mほど登ったかもしれないが、その程度の高さだ。この下り坂は1m以上下に続いているように見える。ということはこの道の先は地下なのだろうか。
下り坂を歩いていると、上からロックドラゴンやオルトロスが降ってきた。両側が崖による壁面であり、挟み撃ちされたアレン達には逃げ場がない。
魔王インサーニアの城へと向かう途中でも似たようなことがあったな、などと感慨に耽っていると、ロックドラゴンが襲ってくる。
「後ろは任せた!」
誰かに対して言ったわけではない一言を残し、コストイラはロックドラゴンの群れに突っ込んだ。後ろではアシドが立ち塞がった。その後ろからアストロがオルトロスを燃やしていく。アストロの炎技を躱したオルトロスをアシドが叩き落としていく。
アシドとアストロのコンビはコストイラと違い、何匹か漏らしてしまう。コストイラの強さが感じ取れてしまい、アストロが舌を打った。
アストロ達を置いて先の方まで突っ込んでいく。足から伝わる感触が変わる。岩のような感触から砂のような感触になった。この近くに海があるのか?
群れを成すロックドラゴンに囲まれつつ、先の光景もしっかり確認しておく。岩が迫るのを皮一枚で躱し、ロックドラゴンを2体持っていく。
血の臭いに交じって潮の匂いもしている。やはり海は近い。気付いた時にはロックドラゴンを全滅させていた。
「あれ? オレそんなに戦ってたっけ?」
コストイラは刀に付着した血を拭いながら首を傾げた。後ろにはシキがいて、ロックドラゴンの皮膚を剥いでいた。多分原因はこれだろう。
「何してんだ?」
「ん? ん。何かアレンの矢が足りないらしい」
「あぁ。ていうか、オメェも爆弾足りないんじゃねェの?」
「ん。材料はあるけど、白瓏石がない」
「致命的じゃん」
コストイラが刀を収めると、シキは鱗やら骨やらをしまいこむ。
「オイ! これ潮の匂いじゃねェのか!?」
アシドのテンションがまたバグっている。面倒なので無視したいが、それはそれで面倒なことになりそうだから辞めておこう。
「あぁ、この近くっていうか先にありそうだよな」
崖を曲がっているため、先が見えていないが、おそらく海があるのだろう。頑張れば波の音が聞こえてくる。
アシドが走ろうとした時、ワイバーンやレッドドラゴンが出現した。上空を飛び回るワイバーンに魔術を当て、地上に下りてくるレッドドラゴンには刀やナイフが舞い踊る。
コストイラやシキが道をつくる。ドラゴン族は縄張り意識が以上に強い。縄張りから出れば、どれだけ怒り狂っていようとも、攻撃してこない。どこまでが縄張りか分からないが、どこまでも先へと進む。
すでに曲がり角を曲がっており、それなりの距離を進んでいる。だというのにまだ縄張りを抜けない。後ろから迫る敵をアシドとシキが撃ち落としていく。
崖で挟まれた道の曲がり角の2つ目を抜ける。目の前に青い海と白い砂浜が見えた。火属性であるレッドドラゴンが海の近くに縄張りを持っているとは思えない。
7人全員が浜辺に出る。エンドローゼは勢い余って浜辺を転がる。コストイラがその場に止まり、崖路を見る。レッドドラゴン達は浜辺まで入ってきた。
奥へと進むと、下へ降りる道があった。海岸があった場所から1mほど登ったかもしれないが、その程度の高さだ。この下り坂は1m以上下に続いているように見える。ということはこの道の先は地下なのだろうか。
下り坂を歩いていると、上からロックドラゴンやオルトロスが降ってきた。両側が崖による壁面であり、挟み撃ちされたアレン達には逃げ場がない。
魔王インサーニアの城へと向かう途中でも似たようなことがあったな、などと感慨に耽っていると、ロックドラゴンが襲ってくる。
「後ろは任せた!」
誰かに対して言ったわけではない一言を残し、コストイラはロックドラゴンの群れに突っ込んだ。後ろではアシドが立ち塞がった。その後ろからアストロがオルトロスを燃やしていく。アストロの炎技を躱したオルトロスをアシドが叩き落としていく。
アシドとアストロのコンビはコストイラと違い、何匹か漏らしてしまう。コストイラの強さが感じ取れてしまい、アストロが舌を打った。
アストロ達を置いて先の方まで突っ込んでいく。足から伝わる感触が変わる。岩のような感触から砂のような感触になった。この近くに海があるのか?
群れを成すロックドラゴンに囲まれつつ、先の光景もしっかり確認しておく。岩が迫るのを皮一枚で躱し、ロックドラゴンを2体持っていく。
血の臭いに交じって潮の匂いもしている。やはり海は近い。気付いた時にはロックドラゴンを全滅させていた。
「あれ? オレそんなに戦ってたっけ?」
コストイラは刀に付着した血を拭いながら首を傾げた。後ろにはシキがいて、ロックドラゴンの皮膚を剥いでいた。多分原因はこれだろう。
「何してんだ?」
「ん? ん。何かアレンの矢が足りないらしい」
「あぁ。ていうか、オメェも爆弾足りないんじゃねェの?」
「ん。材料はあるけど、白瓏石がない」
「致命的じゃん」
コストイラが刀を収めると、シキは鱗やら骨やらをしまいこむ。
「オイ! これ潮の匂いじゃねェのか!?」
アシドのテンションがまたバグっている。面倒なので無視したいが、それはそれで面倒なことになりそうだから辞めておこう。
「あぁ、この近くっていうか先にありそうだよな」
崖を曲がっているため、先が見えていないが、おそらく海があるのだろう。頑張れば波の音が聞こえてくる。
アシドが走ろうとした時、ワイバーンやレッドドラゴンが出現した。上空を飛び回るワイバーンに魔術を当て、地上に下りてくるレッドドラゴンには刀やナイフが舞い踊る。
コストイラやシキが道をつくる。ドラゴン族は縄張り意識が以上に強い。縄張りから出れば、どれだけ怒り狂っていようとも、攻撃してこない。どこまでが縄張りか分からないが、どこまでも先へと進む。
すでに曲がり角を曲がっており、それなりの距離を進んでいる。だというのにまだ縄張りを抜けない。後ろから迫る敵をアシドとシキが撃ち落としていく。
崖で挟まれた道の曲がり角の2つ目を抜ける。目の前に青い海と白い砂浜が見えた。火属性であるレッドドラゴンが海の近くに縄張りを持っているとは思えない。
7人全員が浜辺に出る。エンドローゼは勢い余って浜辺を転がる。コストイラがその場に止まり、崖路を見る。レッドドラゴン達は浜辺まで入ってきた。
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