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第十八話
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結局、ナオトは名古屋で合流することもなかったし、当然新横浜の駅にいることもなかった。改札で牧瀬里穂、的なパターンもあるかと思ったが、流石に甘かった。そんな簡単な話なら、ここまで苦労していない。
どうしようか。今は二年生の三学期、三月の末。考えてみれば、あと一年気長に青春してゴール、というパターンも全然あるかもしれない。
ここは腰を据えて、長い目で付き合っていこうかしらん、とも思う。これはゲームじゃない。人と人との信頼関係の構築だ。もしかすると、それがまだ十分に達成出来ていないかもしれない。
でも、振り帰ると金にモノを言わせて好感度を上げて、フラグも大量に立てた。シミュレーションゲームというのは、当然人と人との関係を基にしたものだ。そこまで私のやっていることは間違ってはいなかった――。
頭を振る。その発想が間違いなのだ。私にできることは、ただナオトを想い、真摯に答えて、そして正しく女子高生をすること。それだけだ。
「――で、マコトはどうするの?」
自分の世界に入ってしまっていたが、信頼できるクラスメイトは横にいたまま。
「え?」
全然聞いてなかった。
「だから、私たちは一旦学校戻るけど、マコトはどうするのかって」
香織の横にいた美麗も頷く。
学校に戻るか、家に帰るかの二択。
伝説の樹の話は覚えている。修学旅行の初日、香織が言っていた伝説だ。伝説の樹の前で、恋人は必ず結ばれると。
しかし今、ナオトはいない。
が、
「私も行くわ――行かなくちゃならないの」
さんざんナオトを引きずり回した報いという、自罰的な意味合いもあったかもしれない。でも、今度は私がちゃんと待つ番だ。彼が来なかったとしても、今日は待ち続ける。
それくらいしか、今の私にできることはない。
私の答えを聞いて、「そ」と答えて、じゃあタクシー割り勘ねと言って香織が乗降場に先導する。ガラガラと手荷物を引きながら、それに着いていく。
途中、香織がお手洗いに行ったので荷物を美麗と見張り、二人きりになるタイミングがあった。もうこのお嬢様が何を考えているのやら、この旅行で読めなくなっていた。いきなりこの場で踊り出しても、驚きはしないだろう。スマホをいじって誰かに連絡している画面が横から見える、歌い出すことはないだろう。
少し混んでいたかもしれないな、と思うくらい待ったが香織も普通に出てきた。いや、何にせよ考えすぎた。神経が尖りすぎている。
幸い、かどうかは分からないが、ちょうど着いたタイミングでタクシーが来たので乗り込む。運転手に手伝ってもらい、三人分の荷物をトランクに乗せ、助手席に香織が乗り込み、私と美麗は後部座席。
テキパキと香織が運転手に学校までの道を指示し、タクシーは静かに発進した。
車内は静かだ。とっぷりと暮れた夜に集中しているのか運転手も余計なことは言わないし、美麗も香織も疲れているのか、自分からは口を出さない。
沈黙に耐えかねたわけではないが、
「そういえば、美麗はどうして学校に戻るの?」
と訪ねた。
一瞬視線が鋭くなったが、
「……なんとなくですわ。家の方向ですし」
という言葉に、それ以上は雑談をする気にもなれなかった。諸々の疲労もあった。
タクシーは特筆すべきこともなく、学校に着いた。なにか大きなイベントが起きるんじゃないかと身構えていた私は、虫がよすぎたか、はたまた引き続きの高ぶりすぎか、あるいは何かの第六感か。多分全部が複合してそわそわしているのだろう。
校門の前でタクシーを降り、バスで向かうよりも数百円高い程度の金額を渡す。タクシー代金を三人で割った金額だ。
校庭に一歩踏み入れると、見上げた。
「桜――」
出発の時点では全く開いてなかった蕾が、視界いっぱいに花開いている。校門からの校舎に向かう通路の両側にいっぱいに桜が咲いている。
そしてその先、ひときわ大きな桜も満開だ。照らされた桜は、さながらスポットライトを浴びた舞台で、誰かの到着を待っている。
そしてその下に、暗がりから歩いてくる影。
すらりとした長身、着こなされた詰襟、整った眉、くっきりとした目鼻立ち。
いや、そんなもの見なくても気配で十分に分かった。
荷物をその場に放り投げ、ナオトに向かって駆け出す。
ナオトは最初から私の方を見ており、声にならない声を上げながら抱き着いた私を柔らかく受け止めた。
身長差があるから、自然と私の顔の位置がナオトの胸板の位置にあたる。そこに私は額を押しつけた。ナオトは何も言わずに抱かれることを許した。
桜が見守るなか、しばらくそうしていた。できればずっとそうしていたかった。でも、私は言葉を紡がなくてはならない。
「……ごめん」
やっとの思いで絞り出したその言葉は、涙に濡れている。
「……何も謝ることはないよ」
何が、と言わない人。ナオトはそういう人だ。私が何をしたかどうか、そこには委細構わず、私を受け入れてくれる人。それがナオト。
でも、私は言わなくてはならない。胸から顔を離して、ナオトの澄んだ慈愛の目を見る。
「私ね。ずっとあなたを自分の思う通りに動かそうとしていたの。でも分かったの。そんなことしてもどうにもならないって。こうして直接肌を触れ合わせて、心からの言葉を交わさないとだめなのよ。普段は全然本音で話せなかったとしても、絶対に言わなきゃいけないことがあったの――」
腰に絡めていた腕をほどく。ちょうど一歩分、ナオトとの距離が空いた。
「今日は、まず謝りたかった。ずっと不義理なことをしていてごめんなさい。理解して欲しいなんて都合の良いことを言うつもりはないわ。でも――ごめんなさい」
頭を垂れる。心から。許して欲しいのは本音、でも理解してもらえるなんて思ってないというのも本音。女の子はマシュマロでできた妖精のたぐいだと思って欲しい。自分でもわけがわからないのだ。
下げた頭の目の前が一瞬暗くなり、その直後、背中と頭に手が回される。
「……僕が聞きたいのはそんな言葉じゃない。そんな言葉のために、ずっと走り回っていたわけじゃないんだ」
ナオトを見上げる。ずっと私を見ていたようで、身じろぎもせず見つめ返してくる。
――ここだ。ここで借りを返さなければいけない。唇が凍っている場合ではないんだ。
意を決する。ここに到達するまでに、どれだけの労力を費やしただろう。でもこの瞬間、青春を謳歌するものとして無上の喜びの時であり、また誰しもが夢見る時でもある。そのようなチャンスを獲得できたことがもうたまらなく嬉しいし、どういう訳がそれをモノにできそうな自分にも嬉しい。
「……き」
「え?」
今私の顔は上気しているか、しているだろう。闇の中でも、心揺さぶる 目覚めをしたい。
「……好き。あなたが好き。心から好きッ」
言えた。ついに言えた。そしてその思いは多分叶っただろう。その証拠にほら、目と目の距離が近づいて、唇が重なった。
その瞬間は長くなく、でも永かった。一瞬が永遠に引き延ばされ、また同じ刻を歩み始める。
顔が離れた。目を開けていられなかった。まさに火が出る思いだ。こんな思いをするくらいなら――いや、こんな思いがしたかったんだ。忘れていた。ここまで恋に没頭出来たのなら、後悔はない。
後ろから拍手と歓声が聞こえる。風がささやかに桜を揺らし、まだ水分に満ちた花びらを舞わす。
気づけば、教室の明かりも点いている。どこからか、それこそスポットライトのような証明が確かに、しかし柔らかく私たちを包む。
桜の木の周りには、今まであった全ての友達が囲んでいる。香織や美麗はもちろん、代官山、保険医、野球部のマネージャー、黒服、親衛隊やファンクラブの人、チンピラ役の人、カジノのディーラー……。
――ありがとう。こんなに嬉しいことはない。
見上げる。視線の先にはナオト。その奥には桜、街の夜空。
今、再びその背景が狭まり、視界いっぱいに愛する人の姿が映る。私からも少し背伸びをして、それを迎える。
目を閉じれば、幸せが包む。
どうしようか。今は二年生の三学期、三月の末。考えてみれば、あと一年気長に青春してゴール、というパターンも全然あるかもしれない。
ここは腰を据えて、長い目で付き合っていこうかしらん、とも思う。これはゲームじゃない。人と人との信頼関係の構築だ。もしかすると、それがまだ十分に達成出来ていないかもしれない。
でも、振り帰ると金にモノを言わせて好感度を上げて、フラグも大量に立てた。シミュレーションゲームというのは、当然人と人との関係を基にしたものだ。そこまで私のやっていることは間違ってはいなかった――。
頭を振る。その発想が間違いなのだ。私にできることは、ただナオトを想い、真摯に答えて、そして正しく女子高生をすること。それだけだ。
「――で、マコトはどうするの?」
自分の世界に入ってしまっていたが、信頼できるクラスメイトは横にいたまま。
「え?」
全然聞いてなかった。
「だから、私たちは一旦学校戻るけど、マコトはどうするのかって」
香織の横にいた美麗も頷く。
学校に戻るか、家に帰るかの二択。
伝説の樹の話は覚えている。修学旅行の初日、香織が言っていた伝説だ。伝説の樹の前で、恋人は必ず結ばれると。
しかし今、ナオトはいない。
が、
「私も行くわ――行かなくちゃならないの」
さんざんナオトを引きずり回した報いという、自罰的な意味合いもあったかもしれない。でも、今度は私がちゃんと待つ番だ。彼が来なかったとしても、今日は待ち続ける。
それくらいしか、今の私にできることはない。
私の答えを聞いて、「そ」と答えて、じゃあタクシー割り勘ねと言って香織が乗降場に先導する。ガラガラと手荷物を引きながら、それに着いていく。
途中、香織がお手洗いに行ったので荷物を美麗と見張り、二人きりになるタイミングがあった。もうこのお嬢様が何を考えているのやら、この旅行で読めなくなっていた。いきなりこの場で踊り出しても、驚きはしないだろう。スマホをいじって誰かに連絡している画面が横から見える、歌い出すことはないだろう。
少し混んでいたかもしれないな、と思うくらい待ったが香織も普通に出てきた。いや、何にせよ考えすぎた。神経が尖りすぎている。
幸い、かどうかは分からないが、ちょうど着いたタイミングでタクシーが来たので乗り込む。運転手に手伝ってもらい、三人分の荷物をトランクに乗せ、助手席に香織が乗り込み、私と美麗は後部座席。
テキパキと香織が運転手に学校までの道を指示し、タクシーは静かに発進した。
車内は静かだ。とっぷりと暮れた夜に集中しているのか運転手も余計なことは言わないし、美麗も香織も疲れているのか、自分からは口を出さない。
沈黙に耐えかねたわけではないが、
「そういえば、美麗はどうして学校に戻るの?」
と訪ねた。
一瞬視線が鋭くなったが、
「……なんとなくですわ。家の方向ですし」
という言葉に、それ以上は雑談をする気にもなれなかった。諸々の疲労もあった。
タクシーは特筆すべきこともなく、学校に着いた。なにか大きなイベントが起きるんじゃないかと身構えていた私は、虫がよすぎたか、はたまた引き続きの高ぶりすぎか、あるいは何かの第六感か。多分全部が複合してそわそわしているのだろう。
校門の前でタクシーを降り、バスで向かうよりも数百円高い程度の金額を渡す。タクシー代金を三人で割った金額だ。
校庭に一歩踏み入れると、見上げた。
「桜――」
出発の時点では全く開いてなかった蕾が、視界いっぱいに花開いている。校門からの校舎に向かう通路の両側にいっぱいに桜が咲いている。
そしてその先、ひときわ大きな桜も満開だ。照らされた桜は、さながらスポットライトを浴びた舞台で、誰かの到着を待っている。
そしてその下に、暗がりから歩いてくる影。
すらりとした長身、着こなされた詰襟、整った眉、くっきりとした目鼻立ち。
いや、そんなもの見なくても気配で十分に分かった。
荷物をその場に放り投げ、ナオトに向かって駆け出す。
ナオトは最初から私の方を見ており、声にならない声を上げながら抱き着いた私を柔らかく受け止めた。
身長差があるから、自然と私の顔の位置がナオトの胸板の位置にあたる。そこに私は額を押しつけた。ナオトは何も言わずに抱かれることを許した。
桜が見守るなか、しばらくそうしていた。できればずっとそうしていたかった。でも、私は言葉を紡がなくてはならない。
「……ごめん」
やっとの思いで絞り出したその言葉は、涙に濡れている。
「……何も謝ることはないよ」
何が、と言わない人。ナオトはそういう人だ。私が何をしたかどうか、そこには委細構わず、私を受け入れてくれる人。それがナオト。
でも、私は言わなくてはならない。胸から顔を離して、ナオトの澄んだ慈愛の目を見る。
「私ね。ずっとあなたを自分の思う通りに動かそうとしていたの。でも分かったの。そんなことしてもどうにもならないって。こうして直接肌を触れ合わせて、心からの言葉を交わさないとだめなのよ。普段は全然本音で話せなかったとしても、絶対に言わなきゃいけないことがあったの――」
腰に絡めていた腕をほどく。ちょうど一歩分、ナオトとの距離が空いた。
「今日は、まず謝りたかった。ずっと不義理なことをしていてごめんなさい。理解して欲しいなんて都合の良いことを言うつもりはないわ。でも――ごめんなさい」
頭を垂れる。心から。許して欲しいのは本音、でも理解してもらえるなんて思ってないというのも本音。女の子はマシュマロでできた妖精のたぐいだと思って欲しい。自分でもわけがわからないのだ。
下げた頭の目の前が一瞬暗くなり、その直後、背中と頭に手が回される。
「……僕が聞きたいのはそんな言葉じゃない。そんな言葉のために、ずっと走り回っていたわけじゃないんだ」
ナオトを見上げる。ずっと私を見ていたようで、身じろぎもせず見つめ返してくる。
――ここだ。ここで借りを返さなければいけない。唇が凍っている場合ではないんだ。
意を決する。ここに到達するまでに、どれだけの労力を費やしただろう。でもこの瞬間、青春を謳歌するものとして無上の喜びの時であり、また誰しもが夢見る時でもある。そのようなチャンスを獲得できたことがもうたまらなく嬉しいし、どういう訳がそれをモノにできそうな自分にも嬉しい。
「……き」
「え?」
今私の顔は上気しているか、しているだろう。闇の中でも、心揺さぶる 目覚めをしたい。
「……好き。あなたが好き。心から好きッ」
言えた。ついに言えた。そしてその思いは多分叶っただろう。その証拠にほら、目と目の距離が近づいて、唇が重なった。
その瞬間は長くなく、でも永かった。一瞬が永遠に引き延ばされ、また同じ刻を歩み始める。
顔が離れた。目を開けていられなかった。まさに火が出る思いだ。こんな思いをするくらいなら――いや、こんな思いがしたかったんだ。忘れていた。ここまで恋に没頭出来たのなら、後悔はない。
後ろから拍手と歓声が聞こえる。風がささやかに桜を揺らし、まだ水分に満ちた花びらを舞わす。
気づけば、教室の明かりも点いている。どこからか、それこそスポットライトのような証明が確かに、しかし柔らかく私たちを包む。
桜の木の周りには、今まであった全ての友達が囲んでいる。香織や美麗はもちろん、代官山、保険医、野球部のマネージャー、黒服、親衛隊やファンクラブの人、チンピラ役の人、カジノのディーラー……。
――ありがとう。こんなに嬉しいことはない。
見上げる。視線の先にはナオト。その奥には桜、街の夜空。
今、再びその背景が狭まり、視界いっぱいに愛する人の姿が映る。私からも少し背伸びをして、それを迎える。
目を閉じれば、幸せが包む。
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