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第16話 お嬢様視点 5
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「何もせず我慢しているだけじゃ自分の身を守れないと思ったから、私なりにできることがないかを考えはじめたのね。それと車が欲しくなった」
「車?」
「あのとき乗せてもらった紗雪の車。本当の車が欲しかったわけじゃないわよ。あの車の中でパンを食べさせてもらったとき、なんていうんだろう、はじめて安心できたというか、ここは安全だと思えたというか……だから、そんな場所を作りたかった」
「それがこのマンションですか」
私は笑みを浮かべて頷く。だからあの車の中で得た感覚を手に入れるためには紗雪も必要なのだと、あの頃の私は単純にそう思っていた。
「あの頃の私が頼れるのは祖父だけだったから、祖父の力を借りて紗雪をさがしたのよ」
「あ、スカウトに来たときにご一緒だった方がおじい様ですか?」
「そんなわけないでしょう。あの人は祖父から借りた私専属の運転手」
「あぁ、なるほど」
「ちなみに一人暮らしも祖父の手を借りていて、紗雪は祖父の推薦で祖父が雇った使用人ということになってるわ」
「え? 一度もお会いしたことないのに?」
「だから紗雪が粗相をすると祖父が恥をかくことになるのよ」
紗雪は少し顔を引きつらせながら背筋を伸ばした。
「えっと、それでお嬢様の一人暮らしは短大を卒業するまでのはずでしたよね? それがどうして急に結婚ということになったんですか?」
私は深く息を付いてすっかり冷めてしまった紅茶を一口飲んだ。
「父の跡継ぎになる予定の兄の出来が思った以上に悪かったからかな」
「お兄様が?」
紗雪は首を傾げる。
「父は当主に収まったけれどいまだに敵も多いのよ。そういうやり方をしてきたから当然よね。父の失脚を狙っている人たちにとって、兄が絶好のアキレス腱に見えているわけ」
「なるほど。でもそれがどうしてお嬢様の結婚になるんですか?」
「順を追って話すわね。まず父の失脚を狙う反抗勢力も何か旗印のようなものを欲しているの。自分たちが正義だと言うための名目ね。私は桜木家の人間だし、実の母のこともあって父とは反目している。さらに美人で聡明だから反対勢力にとっては担ぎ上げやすいコマなのよ」
「コマなんて……でもお嬢様はそんな立場だったんですね」
「そうらしいわね」
「その旗印にお父様のご兄弟はなれないんですか?」
「その辺りが機能しないから私なんでしょう?」
「なるほど」
「そうはいっても兄もまだ大学生だし、私も高校生だから今すぐ何かを起こすつもりはないのよ。ただ、そのときのために水面下で動いている感じね」
「やっぱりどうしてお嬢様が結婚することになるのかわからないんですけど」
「結婚の相手は父の息のかかっている男なのよ。そこに嫁がせれば私に旗印としての効力がなくなるでしょう?」
「あっ……」
「父としては、今後邪魔になりそうな芽を早く摘んでしまいたいんでしょうね。それに私が成人する前の方が手間がかからないと思ったんでしょう」
「実の娘なのに」
「実の娘だからよ。自分の手足になってくれそうな男に忠誠を誓わせるための供物としては最適でしょう? 父にとっては自分に反抗的な娘なんて邪魔なだけだもの。厄介払いできる上に自分の地盤を固められるなんて最高じゃない」
紗雪は嫌悪の気持ちを隠すこともなく表情に出している。だから実家の話を紗雪にしたくなかったし、実家に近付けたくなかった。
「時代錯誤もいいところでしょう?」
私はそう言って笑ってみせたのだけど、紗雪はクスリとも笑わない。
「これからどうするつもりなんですか?」
しばらく押し黙っていた紗雪が重い口を開いた。
「腹が立たから、最初は敵対勢力と共謀して父を徹底的に叩き潰そうと思ってたんだけど……」
「お嬢様……」
紗雪は渋い顔をする。だから明るい口調で言葉を続けた。
「そうすると紗雪とパン屋さんをやれなくなっちゃうでしょう?」
すると紗雪は少し表情を緩めてホッと息を付く。
「そうだ。私とのことを公表しちゃうっていうのはどうですか? 同性愛者で恋人もいるから家には関わらないって宣言したら結婚を破談にできるなんてことは……」
「難しいでしょうね。それに、私は公表してもいいんだけど、紗雪が困ったことになると思うわよ」
「私は平気です」
紗雪は力強く言う。
「その気持ちはうれしいんだけど、私の年齢知ってる?」
「あ、はい。もちろん」
「中学生で一人暮らしをしていた私を紗雪がたぶらかしたって言われるわよ、多分」
「え? なんで?」
「その方が面白いもの。世間的には」
「十二歳の少女を弄んだロリコンと呼ばれるか、お金目当ての守銭奴と呼ばれるかは知らないけど」
紗雪は力なくうなだれた。
「何もしてないのに……」
何もしていないかと言えば、昨日のアレでアウトだと思うけれど、そこに触れると私も動揺してしまいそうなのでそっとしておく。
「事実は関係ないのよ。火のないところにだって簡単に煙を立てられるんだから」
「怖いですね」
「だから私たちのことはこの事態が収まるまで公表したくないの」
「はい……でも、それならどうするんですか?」
「私もこれまでぼんやり過ごしてきたわけじゃないのよ。それなりに情報と人脈を広げてきたの。それを使うわ」
「人脈?」
「具体的には伯母に再登場していただく感じね」
「伯母様? お父様のお姉様、ですか? でも争いが嫌で海外に渡ったって」
「よく覚えてたわね。偉いわ、紗雪」
「ありがとうございます! って、ちゃんと聞いてましたから」
紗雪は苦笑いを浮かべて言った。私はそれを笑顔で受け止める。
「伯母は海外でかなり成功してるみたいなの。桜木家とは一切関わるつもりがないみたいだから、父や敵対勢力も伯母のことは静観しているみたいね」
「そんな方が協力してくださるんですか?」
紗雪の疑問はその通りだ。私自身も自由に飛び回っている伯母を巻き込みたくはない。だけど今の私が切れる最強のカードが伯母なのだ。
「桜木家に戻ってもらおうというんじゃなくて、私が自由になるための後ろ盾になってもらおうと思っているの」
「後ろ盾ですか?」
「敵対勢力にとって、現段階で一番使いやすいコマは私だけど、まだ十代の私には何の力もないでしょう。神輿に飾るための人形みたいなものよ。だから今回の結婚話みたいに簡単に叩き潰すことができる」
私の話を理解しようと紗雪は真剣なまなざしで私の言葉を聞いている。
「だけど伯母は違うわ。父にとって姉という立場で、海外で成功をしている実績もあって、さらに人望も厚い。もしも伯母が表舞台にでてきたら、敵対勢力の勢いは一気に加速するわ」
「それはそうでしょうけど、伯母様は……」
「ええ。伯母はそれを望んでいない。だけど父にとって、絶対に出てきてほしくないカードであることは間違いない。だから私の後ろ盾に成り得るの。簡単に言えば、伯母という最強のカードをちらつかせて父を脅迫するのよ」
「お嬢様……」
紗雪がドン引きしているのが手に取るようにわかる。だから教えたくなかったのだ。だけどこれも私なのだから仕方がない。
「怖いなら手を引いてもいいのよ」
「怖い……ですね。全然わからない世界なので、すごく怖いと思います」
私は目を伏せる。昨日は一緒に逃げようとまで言ってくれたけれど、すべてを話したらこうなることも覚悟はしていた。紗雪を責めることはできない。
すると紗雪は少し腰を上げて私に近い位置に座り直した。そして手を伸ばして私の手を握った。
「でも手を引くのなら、こうしてお嬢様の手を引きたいです」
「な、なにうまいこと言ったみたいな顔してるのよっ」
私は紗雪の手を払って両手で頬を押さえた。せっかく平静を保っていたのに、不意を突かれてしまったから顔から火が出そうだ。
紗雪はうれしそうな笑みを浮かべながら「すみません」と心にもなさそうな謝罪をする。
「でも、肝心の叔母様は本当に協力してくださるんですか? 確かに伯母様はお父様にとって脅威なのでしょうけれど、伯母様にその気がないと分かれば、そのカードは切れませんよね?」
「すごい紗雪、ちゃんと理解しているのね」
「お嬢様は私をなんだと思ってるんですか」
紗雪は渋い顔をしてつぶやいた。
「伯母との交渉はこれから。紗雪が昨日、ああいってくれなければ私は伯母には迷惑を掛けずに父と刺し違えるくらいのつもりでいたし」
「車?」
「あのとき乗せてもらった紗雪の車。本当の車が欲しかったわけじゃないわよ。あの車の中でパンを食べさせてもらったとき、なんていうんだろう、はじめて安心できたというか、ここは安全だと思えたというか……だから、そんな場所を作りたかった」
「それがこのマンションですか」
私は笑みを浮かべて頷く。だからあの車の中で得た感覚を手に入れるためには紗雪も必要なのだと、あの頃の私は単純にそう思っていた。
「あの頃の私が頼れるのは祖父だけだったから、祖父の力を借りて紗雪をさがしたのよ」
「あ、スカウトに来たときにご一緒だった方がおじい様ですか?」
「そんなわけないでしょう。あの人は祖父から借りた私専属の運転手」
「あぁ、なるほど」
「ちなみに一人暮らしも祖父の手を借りていて、紗雪は祖父の推薦で祖父が雇った使用人ということになってるわ」
「え? 一度もお会いしたことないのに?」
「だから紗雪が粗相をすると祖父が恥をかくことになるのよ」
紗雪は少し顔を引きつらせながら背筋を伸ばした。
「えっと、それでお嬢様の一人暮らしは短大を卒業するまでのはずでしたよね? それがどうして急に結婚ということになったんですか?」
私は深く息を付いてすっかり冷めてしまった紅茶を一口飲んだ。
「父の跡継ぎになる予定の兄の出来が思った以上に悪かったからかな」
「お兄様が?」
紗雪は首を傾げる。
「父は当主に収まったけれどいまだに敵も多いのよ。そういうやり方をしてきたから当然よね。父の失脚を狙っている人たちにとって、兄が絶好のアキレス腱に見えているわけ」
「なるほど。でもそれがどうしてお嬢様の結婚になるんですか?」
「順を追って話すわね。まず父の失脚を狙う反抗勢力も何か旗印のようなものを欲しているの。自分たちが正義だと言うための名目ね。私は桜木家の人間だし、実の母のこともあって父とは反目している。さらに美人で聡明だから反対勢力にとっては担ぎ上げやすいコマなのよ」
「コマなんて……でもお嬢様はそんな立場だったんですね」
「そうらしいわね」
「その旗印にお父様のご兄弟はなれないんですか?」
「その辺りが機能しないから私なんでしょう?」
「なるほど」
「そうはいっても兄もまだ大学生だし、私も高校生だから今すぐ何かを起こすつもりはないのよ。ただ、そのときのために水面下で動いている感じね」
「やっぱりどうしてお嬢様が結婚することになるのかわからないんですけど」
「結婚の相手は父の息のかかっている男なのよ。そこに嫁がせれば私に旗印としての効力がなくなるでしょう?」
「あっ……」
「父としては、今後邪魔になりそうな芽を早く摘んでしまいたいんでしょうね。それに私が成人する前の方が手間がかからないと思ったんでしょう」
「実の娘なのに」
「実の娘だからよ。自分の手足になってくれそうな男に忠誠を誓わせるための供物としては最適でしょう? 父にとっては自分に反抗的な娘なんて邪魔なだけだもの。厄介払いできる上に自分の地盤を固められるなんて最高じゃない」
紗雪は嫌悪の気持ちを隠すこともなく表情に出している。だから実家の話を紗雪にしたくなかったし、実家に近付けたくなかった。
「時代錯誤もいいところでしょう?」
私はそう言って笑ってみせたのだけど、紗雪はクスリとも笑わない。
「これからどうするつもりなんですか?」
しばらく押し黙っていた紗雪が重い口を開いた。
「腹が立たから、最初は敵対勢力と共謀して父を徹底的に叩き潰そうと思ってたんだけど……」
「お嬢様……」
紗雪は渋い顔をする。だから明るい口調で言葉を続けた。
「そうすると紗雪とパン屋さんをやれなくなっちゃうでしょう?」
すると紗雪は少し表情を緩めてホッと息を付く。
「そうだ。私とのことを公表しちゃうっていうのはどうですか? 同性愛者で恋人もいるから家には関わらないって宣言したら結婚を破談にできるなんてことは……」
「難しいでしょうね。それに、私は公表してもいいんだけど、紗雪が困ったことになると思うわよ」
「私は平気です」
紗雪は力強く言う。
「その気持ちはうれしいんだけど、私の年齢知ってる?」
「あ、はい。もちろん」
「中学生で一人暮らしをしていた私を紗雪がたぶらかしたって言われるわよ、多分」
「え? なんで?」
「その方が面白いもの。世間的には」
「十二歳の少女を弄んだロリコンと呼ばれるか、お金目当ての守銭奴と呼ばれるかは知らないけど」
紗雪は力なくうなだれた。
「何もしてないのに……」
何もしていないかと言えば、昨日のアレでアウトだと思うけれど、そこに触れると私も動揺してしまいそうなのでそっとしておく。
「事実は関係ないのよ。火のないところにだって簡単に煙を立てられるんだから」
「怖いですね」
「だから私たちのことはこの事態が収まるまで公表したくないの」
「はい……でも、それならどうするんですか?」
「私もこれまでぼんやり過ごしてきたわけじゃないのよ。それなりに情報と人脈を広げてきたの。それを使うわ」
「人脈?」
「具体的には伯母に再登場していただく感じね」
「伯母様? お父様のお姉様、ですか? でも争いが嫌で海外に渡ったって」
「よく覚えてたわね。偉いわ、紗雪」
「ありがとうございます! って、ちゃんと聞いてましたから」
紗雪は苦笑いを浮かべて言った。私はそれを笑顔で受け止める。
「伯母は海外でかなり成功してるみたいなの。桜木家とは一切関わるつもりがないみたいだから、父や敵対勢力も伯母のことは静観しているみたいね」
「そんな方が協力してくださるんですか?」
紗雪の疑問はその通りだ。私自身も自由に飛び回っている伯母を巻き込みたくはない。だけど今の私が切れる最強のカードが伯母なのだ。
「桜木家に戻ってもらおうというんじゃなくて、私が自由になるための後ろ盾になってもらおうと思っているの」
「後ろ盾ですか?」
「敵対勢力にとって、現段階で一番使いやすいコマは私だけど、まだ十代の私には何の力もないでしょう。神輿に飾るための人形みたいなものよ。だから今回の結婚話みたいに簡単に叩き潰すことができる」
私の話を理解しようと紗雪は真剣なまなざしで私の言葉を聞いている。
「だけど伯母は違うわ。父にとって姉という立場で、海外で成功をしている実績もあって、さらに人望も厚い。もしも伯母が表舞台にでてきたら、敵対勢力の勢いは一気に加速するわ」
「それはそうでしょうけど、伯母様は……」
「ええ。伯母はそれを望んでいない。だけど父にとって、絶対に出てきてほしくないカードであることは間違いない。だから私の後ろ盾に成り得るの。簡単に言えば、伯母という最強のカードをちらつかせて父を脅迫するのよ」
「お嬢様……」
紗雪がドン引きしているのが手に取るようにわかる。だから教えたくなかったのだ。だけどこれも私なのだから仕方がない。
「怖いなら手を引いてもいいのよ」
「怖い……ですね。全然わからない世界なので、すごく怖いと思います」
私は目を伏せる。昨日は一緒に逃げようとまで言ってくれたけれど、すべてを話したらこうなることも覚悟はしていた。紗雪を責めることはできない。
すると紗雪は少し腰を上げて私に近い位置に座り直した。そして手を伸ばして私の手を握った。
「でも手を引くのなら、こうしてお嬢様の手を引きたいです」
「な、なにうまいこと言ったみたいな顔してるのよっ」
私は紗雪の手を払って両手で頬を押さえた。せっかく平静を保っていたのに、不意を突かれてしまったから顔から火が出そうだ。
紗雪はうれしそうな笑みを浮かべながら「すみません」と心にもなさそうな謝罪をする。
「でも、肝心の叔母様は本当に協力してくださるんですか? 確かに伯母様はお父様にとって脅威なのでしょうけれど、伯母様にその気がないと分かれば、そのカードは切れませんよね?」
「すごい紗雪、ちゃんと理解しているのね」
「お嬢様は私をなんだと思ってるんですか」
紗雪は渋い顔をしてつぶやいた。
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