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第3章 150年の月日
第45話 ゲームの中でまたゲーム(WM35年)
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「モードレ様、呼び方の件なのですが」
「ああ、あれか。初めて会った時は、”モルド”って言ってたよな」
「はい。今、少々困惑しておりまして、どちらでお呼びすればよろしいでしょうか?」
「ん~。私はなんでもいいが…………。そういや、ゲーム内でミニゲームしたよな? あれって、まだあるか?」
「もちろんでございます。全8000問用意されていますので……。また、新規問題も随時更新しているので、ご心配なく」
「8000問か…………。それ、10問ずつ同時に出題してくれ」
数学問題がある可能性を知っていての、10問同時。数学のは授業は嫌いでも、ミニゲームは大好きなので、問題無し。
「では…………。こちらの準備は完了しました。始めます」
私の周辺に10個の窓。全てジャンルが違う問題。私は、両手で2問同時に問題を解いていく。
――現在50問正解しました。
「おっ!! クリア数のアナウンス付きか……。面白くなってきたぜ」
◇◇◇1時間半後◇◇◇
――現在1000問正解しました。
「1時間半で1000問ですか…………。となると、1分間に11問。そのペースで続けると、後々後悔しま…………」
「問題ねぇよ。これくらい。脳はほとんど使ってないからさ」
「と、言いますと?」
「全て勘。それだけで終わらせてる」
「勘ですか……。とても正確なので不自然に思いますが…………」
――現在1500問正解しました。
楽しい、楽しすぎる。いくら勘だとしても、クリアすればするほど、気持ちが高揚してくる。
――1750問正解しました。
一晩中やっていたい。まるで、わんこそばみたいな、問題の嵐。
勘の力をフル稼働させて、高速で正解していく。
元々入力スピードが速く、両手の指も波打つようにキーボードを叩き続ける。
解いている問題が違うため、片手で1つのキーボード、両手を使っているので、2つのキーボードを操作。別々の入力情報を約5秒、早くて3秒で確定を押す。
――現在2500問正解しました。
「ゼアン。あと、残り何問だ?」
「5500問です。この調子ですと、あと4時間で全問終わることになりますね。ですが、そろそろ勘も疲れてくるのでは?」
「…………。まあ、確かにその通りだ。けど、私にとって体力的なやつは関係ないと思っている」
「なるほど。問題を追加しましょうか?」
「頼む」
――出題数が現在生成済みの6000問追加されました。
「これで残り11500問ですが、よろしいでしょうか?」
「おう、全部解いてやる!!」
◇◇◇3時間後◇◇◇
――現在8560問正解しました。
楽しい、ほんとに楽しい。楽しくて仕方がない。
――9390問正解しました。
もう終わってしまうのが、悔しいくらいだ。多種多様な問題で、頭の中にかさばるのはしょうがないけど、未だに勘は健在。
――10680問正解しました。同時に、現在生成済みの5600問追加されました。
「マジか!? ラッキー!!」
言ってもいないのに、更新される問題集。勘の力が切れるまで、問題を解き続ける。
◇◇◇さらに4時間後◇◇◇
――現在26740問正解しました。
急に勘も冴え始め、入力スピードも神レベルまで速くなっていた。そして、一番すごいのは、出題数の更新の速さ。
おかげで、8時間以上手を止めることなく解いている。だが、疲れも出始めていた。
「モードレ様、そろそろお休みになられてはいかがでしょうか?」
「もう少ししてからでいい。このゲーム最高過ぎだぜ!! って……。ふわぁ~う……。眠くなってきた……」
「はて、この者はどこまでが正気で、どこからが馬鹿なのでしょうか?」
――現在39600問正解しました。生成回数制限到達により出題を終了します。
「わたくしのスーパーコンピュータが…………、負けた…………」
頭を抱えて絶句するゼアン。私は、最初から予想できていたので、脳と身体を休めるために、かまどの中へ。
火が消えかけていたので、魔法で火種と薪を用意して、温度を上げる。
落ち着く温度は、
「これくらいかな。温度計は…………」
5600度。太陽の表面温度に近い温度だ。不用意に入れば――用意したとしても――跡形もなく消えてしまう。
ゲーム内だからこそ、できることではあるが、今のところこの温度で入れるのは、私とガデルの2人。
そして、1万度以上に入れるのは、私1人しかいない。1万度以上だと…………。考えたくもない。
でも、落ち着けるのは変わらないので、長時間眠れる。というのは、やはり私だけなのだろう。すると、
――出題再開の準備が完了しました。新規問題、及び過去に出題した問題、難易度変更・再生成済みの50000問を適応しますか?
「まだあんのかよ!! まあ、直接脳に繋げてくれれば、休憩しながら問題解けるが…………」
――再開しますか? …………。ルグアから、ダイレクトアクセスのリクエストが届きました。ゲームマスター、承認しますか?
「なあ、ゼアン。お願いできるか?」
「大丈夫ですが…………。それで、本当に休めるのですか?」
「わかんねぇ。わかんねぇけど、やりたい。それだけだ」
「了解しました。では、何問ず…………」
「10問。今までと同じでいい。あと、ダイレクトの方が、終わるの速いと思うから、生成スピードを上げてくれないか? 未使用のスパコン総出でさ」
この発言に、ゼアンは戸惑いの表情を浮かべたが、
「では、そうさせていただきましょう」
――ルグアへのダイレクトアクセスが承認されました。同時出題数10に固定。出題を再開します。
「んじゃ、おやすみ…………」
「おやすみなさい。ゆっくりでいいですから、あまり無理をしないように…………」
――現在10000問正解しました。
「…………!? い、1万問!? 数秒の間に一体何が!!」
驚愕の数字に、棒立ちになるゼアン。
(こんくらい、楽勝だぜ)
相変わらずの、ルグアだった。
◇◇◇3時間後◇◇◇
――現在456,700問正解しました。
(あと少しで、休憩終わりにするか…………)
――678,100問正解しました。
(だんだん、疲れも取れてきたし…………)
――795,350問正解しました。
(思考力と勘は問題ないし…………)
――950,340問正解しました。
――1,000,600問正解しました。
『モードレ様、モードレ様!!』
どこからか、ゼアンの声が聞こえてきた。私は、一旦解答を止めて目を開ける。
「急にどうしたんだよ。ゼアン…………」
「いえ。そんな大きなことではないのですが…………。モードレ様の具合が気になりまして…………」
「あぁ~、そのことか。おかげさまでスッキリした。存分に問題解けたしさ。加えて、これが再開してからの解答数だ」
そう言って、私はメニュー画面から、専用の窓を開く。
〈ルグアさんの解答数〉
〈108,644,500問中、1,546,200正解しています。未解答は107,098,300問です〉
いつの間にか、全体問題数が9桁になっていた。別に、すぐに終わるやつなので、焦る必要はない。
「って、ことで早速これを…………。よし!! 終わり!!」
〈解答数〉
〈108,644,500問中、108,644,500問正解しました。以上で終了します〉
「ま、こんなもんかな…………。ってことで、2度寝させてもらうぜ」
「ああ、あれか。初めて会った時は、”モルド”って言ってたよな」
「はい。今、少々困惑しておりまして、どちらでお呼びすればよろしいでしょうか?」
「ん~。私はなんでもいいが…………。そういや、ゲーム内でミニゲームしたよな? あれって、まだあるか?」
「もちろんでございます。全8000問用意されていますので……。また、新規問題も随時更新しているので、ご心配なく」
「8000問か…………。それ、10問ずつ同時に出題してくれ」
数学問題がある可能性を知っていての、10問同時。数学のは授業は嫌いでも、ミニゲームは大好きなので、問題無し。
「では…………。こちらの準備は完了しました。始めます」
私の周辺に10個の窓。全てジャンルが違う問題。私は、両手で2問同時に問題を解いていく。
――現在50問正解しました。
「おっ!! クリア数のアナウンス付きか……。面白くなってきたぜ」
◇◇◇1時間半後◇◇◇
――現在1000問正解しました。
「1時間半で1000問ですか…………。となると、1分間に11問。そのペースで続けると、後々後悔しま…………」
「問題ねぇよ。これくらい。脳はほとんど使ってないからさ」
「と、言いますと?」
「全て勘。それだけで終わらせてる」
「勘ですか……。とても正確なので不自然に思いますが…………」
――現在1500問正解しました。
楽しい、楽しすぎる。いくら勘だとしても、クリアすればするほど、気持ちが高揚してくる。
――1750問正解しました。
一晩中やっていたい。まるで、わんこそばみたいな、問題の嵐。
勘の力をフル稼働させて、高速で正解していく。
元々入力スピードが速く、両手の指も波打つようにキーボードを叩き続ける。
解いている問題が違うため、片手で1つのキーボード、両手を使っているので、2つのキーボードを操作。別々の入力情報を約5秒、早くて3秒で確定を押す。
――現在2500問正解しました。
「ゼアン。あと、残り何問だ?」
「5500問です。この調子ですと、あと4時間で全問終わることになりますね。ですが、そろそろ勘も疲れてくるのでは?」
「…………。まあ、確かにその通りだ。けど、私にとって体力的なやつは関係ないと思っている」
「なるほど。問題を追加しましょうか?」
「頼む」
――出題数が現在生成済みの6000問追加されました。
「これで残り11500問ですが、よろしいでしょうか?」
「おう、全部解いてやる!!」
◇◇◇3時間後◇◇◇
――現在8560問正解しました。
楽しい、ほんとに楽しい。楽しくて仕方がない。
――9390問正解しました。
もう終わってしまうのが、悔しいくらいだ。多種多様な問題で、頭の中にかさばるのはしょうがないけど、未だに勘は健在。
――10680問正解しました。同時に、現在生成済みの5600問追加されました。
「マジか!? ラッキー!!」
言ってもいないのに、更新される問題集。勘の力が切れるまで、問題を解き続ける。
◇◇◇さらに4時間後◇◇◇
――現在26740問正解しました。
急に勘も冴え始め、入力スピードも神レベルまで速くなっていた。そして、一番すごいのは、出題数の更新の速さ。
おかげで、8時間以上手を止めることなく解いている。だが、疲れも出始めていた。
「モードレ様、そろそろお休みになられてはいかがでしょうか?」
「もう少ししてからでいい。このゲーム最高過ぎだぜ!! って……。ふわぁ~う……。眠くなってきた……」
「はて、この者はどこまでが正気で、どこからが馬鹿なのでしょうか?」
――現在39600問正解しました。生成回数制限到達により出題を終了します。
「わたくしのスーパーコンピュータが…………、負けた…………」
頭を抱えて絶句するゼアン。私は、最初から予想できていたので、脳と身体を休めるために、かまどの中へ。
火が消えかけていたので、魔法で火種と薪を用意して、温度を上げる。
落ち着く温度は、
「これくらいかな。温度計は…………」
5600度。太陽の表面温度に近い温度だ。不用意に入れば――用意したとしても――跡形もなく消えてしまう。
ゲーム内だからこそ、できることではあるが、今のところこの温度で入れるのは、私とガデルの2人。
そして、1万度以上に入れるのは、私1人しかいない。1万度以上だと…………。考えたくもない。
でも、落ち着けるのは変わらないので、長時間眠れる。というのは、やはり私だけなのだろう。すると、
――出題再開の準備が完了しました。新規問題、及び過去に出題した問題、難易度変更・再生成済みの50000問を適応しますか?
「まだあんのかよ!! まあ、直接脳に繋げてくれれば、休憩しながら問題解けるが…………」
――再開しますか? …………。ルグアから、ダイレクトアクセスのリクエストが届きました。ゲームマスター、承認しますか?
「なあ、ゼアン。お願いできるか?」
「大丈夫ですが…………。それで、本当に休めるのですか?」
「わかんねぇ。わかんねぇけど、やりたい。それだけだ」
「了解しました。では、何問ず…………」
「10問。今までと同じでいい。あと、ダイレクトの方が、終わるの速いと思うから、生成スピードを上げてくれないか? 未使用のスパコン総出でさ」
この発言に、ゼアンは戸惑いの表情を浮かべたが、
「では、そうさせていただきましょう」
――ルグアへのダイレクトアクセスが承認されました。同時出題数10に固定。出題を再開します。
「んじゃ、おやすみ…………」
「おやすみなさい。ゆっくりでいいですから、あまり無理をしないように…………」
――現在10000問正解しました。
「…………!? い、1万問!? 数秒の間に一体何が!!」
驚愕の数字に、棒立ちになるゼアン。
(こんくらい、楽勝だぜ)
相変わらずの、ルグアだった。
◇◇◇3時間後◇◇◇
――現在456,700問正解しました。
(あと少しで、休憩終わりにするか…………)
――678,100問正解しました。
(だんだん、疲れも取れてきたし…………)
――795,350問正解しました。
(思考力と勘は問題ないし…………)
――950,340問正解しました。
――1,000,600問正解しました。
『モードレ様、モードレ様!!』
どこからか、ゼアンの声が聞こえてきた。私は、一旦解答を止めて目を開ける。
「急にどうしたんだよ。ゼアン…………」
「いえ。そんな大きなことではないのですが…………。モードレ様の具合が気になりまして…………」
「あぁ~、そのことか。おかげさまでスッキリした。存分に問題解けたしさ。加えて、これが再開してからの解答数だ」
そう言って、私はメニュー画面から、専用の窓を開く。
〈ルグアさんの解答数〉
〈108,644,500問中、1,546,200正解しています。未解答は107,098,300問です〉
いつの間にか、全体問題数が9桁になっていた。別に、すぐに終わるやつなので、焦る必要はない。
「って、ことで早速これを…………。よし!! 終わり!!」
〈解答数〉
〈108,644,500問中、108,644,500問正解しました。以上で終了します〉
「ま、こんなもんかな…………。ってことで、2度寝させてもらうぜ」
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