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第2章後編
第77話 グラウゴ鉱山にて
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◇◇◇グラウゴ鉱山◇◇◇
とにかく速く移動して数分。疲れを感じさせないルグアを追いかけ。俺達四人は目的地に到着した。
ところどころプチ事件が起こったが、説明するほど派手ではない。全部ルグアが終わらせてたけど。
「ここでのクエストは……」
――――――――――――――
【坑道内安全確保】
クエストクラス:D+
クエスト形式:魔物討伐
クエスト場所:グラウゴ鉱山内部
クリア報酬:40,000ウェレス
サブクエスト:無し
――――――――――――――
「〝坑道内安全確保〟ってあるっすけど。具体的じゃないっすね……」
「そうだね」
「何か理由でもあったのかしら?」
「それ、僕も思った。明理さんどうしますか?」
「ん? ちょっと待って。何か感じる……」
突拍子もなく選択されたクエスト。こんな曖昧のもあるんだ……。って、関心してる場合じゃないって‼
俺にもなんか黒いオーラが見えるし、ルグアも察知したのかな? 黒や暗色の赤は敵対生物やエネミーがいる証。
この近くに敵が待機してるのだろう。俺とルグアは剣を握り、後ろのロムとメルフィナはポカンと口を半開き。
「二人とも何しているんですか?」
「敵はまだいないのよ?」
「たしかに(ルグアさん。あとどれくらいっすか?)」
「構えて損はないけどね(視認可能域まで残り30秒だ)」
(了解)
通信魔法がトランシーバーみたいになった。これ情報交換楽だわ。ルグア最高すぎ。めっちゃ好き。バージンロードを……。
――バシッ‼
「ちょっとルグア痛いっすよ‼」
「余計なこと考えてた罰ね。今は集中しなさい」
「……ハイ。シャーセンした……」
「来るよ。コボルト‼」
「も、もう敵種わかったんすか⁉」
「これぐらい朝飯前だって。何も食べてないけど」
「栄養の偏りはアウトっすからね……」
「んな、そんなことで頭回るなら私に合わせて‼ 行くよ‼」
「ちょ。待って‼」
――ビュシュン‼ ズサァ……。
俺が追いつく前に殲滅されてしもうた……。ルグアの動きマッハ出てんじゃね? マッハ20はありえないけど、マッハだよ‼
マッハ、フッは、アルファ、ゼータ……。
「違うやつ混じってっぞー」
「言われてみればそうっすね……」
「まもなく第2陣‼ ロムとメルフィナも交戦準備して‼」
察知スピード早ッ⁉ 俺オーラ見えなかったんだけど‼
「残念だけどアタシ……」
「着いてこないなら食事抜き‼ ご馳走は私とアレンでいただくけどいい?」
「わ、わかりました。僕やります‼」
「よろしい。私はアレンと入口前で戦うから。ロムとメルフィナは奥の方お願い」
◇◇◇それからしばらくして◇◇◇
「お疲れ様」
「お疲れ様っす‼ あれ? ロムさんとメルフィナさんボロボロっすけど……」
「アハハ。それが……」
***坑道最奥部****
『メルフィナさん‼』
『ええ、わかってるわよ‼ きゃっ⁉』
『だだ、大丈……。うぐぅ……。コボルトってこんなに強力なの……。アレンさんと明理さんは……対等に戦ってたのに……』
『アンタもそう感じてたのね……。……くっ。うきゃあ⁉』
『めるふぃ……ガハッ⁉ つ、強すぎるよ……』
*******
「ってことが……」
「まだ、ちょっと早かったかもしれないっすね……」
「……練習メニュー……追加……っと」
――Z+魔法 フローリア・ヒール‼
仕事が早い。瞬時に万能回復魔法を使用する団長がかっこいい。治癒速度も速いし。完璧なる異世界ナース。
――ボコッ‼
「痛ッ⁉ なんなんすか‼」
「アレン減点1ポイントね。このクエストともう2つ終わらせたら、エルフィレンナで鬼修行してもらうから。私を含めて」
「ルグア団長も修行するんですか? あんなに強いのに……」
「と言っても耐久戦の門番代理だけど。エルフィレンナの総長に聞いたら、アレン達は寝て良いって。私は罰付きの睡眠厳禁だね」
なんか怖い。ルグア狂人すぎるよ……。頭狂いすぎ。それより罰付きって何?
「極悪人用の小型爆弾を……。心臓のところに埋め込むくらいかな? 予約したのが連続爆破式の爆弾だから。
一度眠りに落ちたら無限に爆発する仕掛け。ついでに、負荷倍数も5000億倍にするから。絶対に眠れない状態だね。
私は寝るけど……」
「寝るんかーーーい‼」
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ‼ ルグア死ぬって‼ それヤバいって、嘘じゃないんだよね。いや嘘言わないんだった。
どーしよどーしよ。ルグアが死んじゃう‼ いや、彼女死ぬことできないんだっっけ? けど死ぬ死ぬ死ぬぅー‼
「メリナ通貨1000枚分購入したから、2000個だったかな? 前回代理した時もどんなものかと思っていたけど完徹でね。
一睡もしなかったから体験できなくて……。だから今回はわざと寝る感じで体験してみようかな? って」
「ちょっと今日のルグア怖すぎっす……。普段通りの正常だけど……」
「そうかな? ま、いいか。まずは親玉を倒してから。次は採取クエストだから、休憩がてらにやっていいよ」
「了解しやした‼」
「アレン君ノリノリね」
「僕にはできない反応です……」
とにかく速く移動して数分。疲れを感じさせないルグアを追いかけ。俺達四人は目的地に到着した。
ところどころプチ事件が起こったが、説明するほど派手ではない。全部ルグアが終わらせてたけど。
「ここでのクエストは……」
――――――――――――――
【坑道内安全確保】
クエストクラス:D+
クエスト形式:魔物討伐
クエスト場所:グラウゴ鉱山内部
クリア報酬:40,000ウェレス
サブクエスト:無し
――――――――――――――
「〝坑道内安全確保〟ってあるっすけど。具体的じゃないっすね……」
「そうだね」
「何か理由でもあったのかしら?」
「それ、僕も思った。明理さんどうしますか?」
「ん? ちょっと待って。何か感じる……」
突拍子もなく選択されたクエスト。こんな曖昧のもあるんだ……。って、関心してる場合じゃないって‼
俺にもなんか黒いオーラが見えるし、ルグアも察知したのかな? 黒や暗色の赤は敵対生物やエネミーがいる証。
この近くに敵が待機してるのだろう。俺とルグアは剣を握り、後ろのロムとメルフィナはポカンと口を半開き。
「二人とも何しているんですか?」
「敵はまだいないのよ?」
「たしかに(ルグアさん。あとどれくらいっすか?)」
「構えて損はないけどね(視認可能域まで残り30秒だ)」
(了解)
通信魔法がトランシーバーみたいになった。これ情報交換楽だわ。ルグア最高すぎ。めっちゃ好き。バージンロードを……。
――バシッ‼
「ちょっとルグア痛いっすよ‼」
「余計なこと考えてた罰ね。今は集中しなさい」
「……ハイ。シャーセンした……」
「来るよ。コボルト‼」
「も、もう敵種わかったんすか⁉」
「これぐらい朝飯前だって。何も食べてないけど」
「栄養の偏りはアウトっすからね……」
「んな、そんなことで頭回るなら私に合わせて‼ 行くよ‼」
「ちょ。待って‼」
――ビュシュン‼ ズサァ……。
俺が追いつく前に殲滅されてしもうた……。ルグアの動きマッハ出てんじゃね? マッハ20はありえないけど、マッハだよ‼
マッハ、フッは、アルファ、ゼータ……。
「違うやつ混じってっぞー」
「言われてみればそうっすね……」
「まもなく第2陣‼ ロムとメルフィナも交戦準備して‼」
察知スピード早ッ⁉ 俺オーラ見えなかったんだけど‼
「残念だけどアタシ……」
「着いてこないなら食事抜き‼ ご馳走は私とアレンでいただくけどいい?」
「わ、わかりました。僕やります‼」
「よろしい。私はアレンと入口前で戦うから。ロムとメルフィナは奥の方お願い」
◇◇◇それからしばらくして◇◇◇
「お疲れ様」
「お疲れ様っす‼ あれ? ロムさんとメルフィナさんボロボロっすけど……」
「アハハ。それが……」
***坑道最奥部****
『メルフィナさん‼』
『ええ、わかってるわよ‼ きゃっ⁉』
『だだ、大丈……。うぐぅ……。コボルトってこんなに強力なの……。アレンさんと明理さんは……対等に戦ってたのに……』
『アンタもそう感じてたのね……。……くっ。うきゃあ⁉』
『めるふぃ……ガハッ⁉ つ、強すぎるよ……』
*******
「ってことが……」
「まだ、ちょっと早かったかもしれないっすね……」
「……練習メニュー……追加……っと」
――Z+魔法 フローリア・ヒール‼
仕事が早い。瞬時に万能回復魔法を使用する団長がかっこいい。治癒速度も速いし。完璧なる異世界ナース。
――ボコッ‼
「痛ッ⁉ なんなんすか‼」
「アレン減点1ポイントね。このクエストともう2つ終わらせたら、エルフィレンナで鬼修行してもらうから。私を含めて」
「ルグア団長も修行するんですか? あんなに強いのに……」
「と言っても耐久戦の門番代理だけど。エルフィレンナの総長に聞いたら、アレン達は寝て良いって。私は罰付きの睡眠厳禁だね」
なんか怖い。ルグア狂人すぎるよ……。頭狂いすぎ。それより罰付きって何?
「極悪人用の小型爆弾を……。心臓のところに埋め込むくらいかな? 予約したのが連続爆破式の爆弾だから。
一度眠りに落ちたら無限に爆発する仕掛け。ついでに、負荷倍数も5000億倍にするから。絶対に眠れない状態だね。
私は寝るけど……」
「寝るんかーーーい‼」
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ‼ ルグア死ぬって‼ それヤバいって、嘘じゃないんだよね。いや嘘言わないんだった。
どーしよどーしよ。ルグアが死んじゃう‼ いや、彼女死ぬことできないんだっっけ? けど死ぬ死ぬ死ぬぅー‼
「メリナ通貨1000枚分購入したから、2000個だったかな? 前回代理した時もどんなものかと思っていたけど完徹でね。
一睡もしなかったから体験できなくて……。だから今回はわざと寝る感じで体験してみようかな? って」
「ちょっと今日のルグア怖すぎっす……。普段通りの正常だけど……」
「そうかな? ま、いいか。まずは親玉を倒してから。次は採取クエストだから、休憩がてらにやっていいよ」
「了解しやした‼」
「アレン君ノリノリね」
「僕にはできない反応です……」
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