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Execution of Justiceルート(山ノ井花音編)
8話「行動セヨ」
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少し昔の出来事だ。確か小学3年生の時のこと。
あの日はなんやかんやあって午前中授業だった。私はお昼ご飯を食べて彩と遊ぼうと外に出ていた。
しかし家にいなかった。学校を軽く見てもいなかった。こうなっては仕方ないので他の友達と遊んだ。
午後5時くらいだった。友達が家に帰り、私も帰ろうとしていた時に公園のベンチで彩が泣いているのを私が見つけた。急いで駆け寄る。
「どうしたの?大丈夫?」
彩は泣きっぱなしだった。隣に座って彩をずっとなだめる。いつもはこんなに泣く子じゃなかったからびっくりした。
しばらくして落ち着いたようで私にギュッと抱きついていた。服がボロボロだったので、どこぞのいじめっ子にいじめられたんだろうとその時は思っていた。
ただ全然違っていた。
「なんで泣いてるの?」
「……先生に……怖いことされた……」
「怖いこと?」
この時もどうせ先生に怒られたとかそんなんだろうと思っていた。
「なんかね……倉庫に連れていかれたの。それでね……それでね……」
彩がまたポロポロと泣き始めた。……ここで嫌な予感はしていた。
「い……色んなところ触られて……痛いことされて……気持ち悪いことされて……」
「……」
言葉が出なかった。私はおませな女の子だったからどんなことをされたのかがなんとなく分かっていた。
「それで……なんか言われたら……親にね……これ見せろって……」
彩がボイスレコーダーを渡してきた。ボイスレコーダーはお父さんに『何かあった時はこれを使いなさい』って言われていて使い方は分かっていた。
ボイスレコーダーを再生してみる。……途中でやめた。
だいたい内容は分かるだろう。問題は声だった。当時皆から人気の先生である竹島康穂先生の声が聞こえてきた。
ただその声がおかしい。なんとなく違和感がある。声に感情がないっていうか迫力がないっていうか……。まるで誰かに作られたような声だ。
そもそも強姦した本人がなぜ本人のボイスレコーダーを渡すんだ。そもそもの時点でおかしい。
「……彩ちゃん。お股大丈夫?」
「……痛い。すごく痛い」
「分かった。家に帰ったら誰にやられたかを正直に言ってね」
私は立ち上がった。その時の私は怒りに満ちていた。それがどんなに酷いことでどんなに屑のやることかだいたい分かっていた。
「彩ちゃん。誰に酷いことやられたの?」
「……田岡先生」
「わかった。ありがとう」
私は学校へと脚を運んで行った。
「ほら、起きて」
「ぐえッッ!?」
お腹を蹴られた。割と強めに。キョロちゃんの鳴き声みたいな声が出てしまった。
「ちょっ!?蹴ることないじゃん!」
「……お腹柔らかいね。陸上してたんじゃないの?もしかしてサボってる?」
「やかましい!これでも長距離してるの!」
私が頬を膨らませて怒っているのを無視して彩は私に何かを投げてきた。慌てて受け取ってみるとそれはハンドガンだった。
持つ所とか引き金とか銃口まで全部真っ黒の銃だ。名前は……確か……なんだっけな。……あぁそうだ。名前はベレッタ92だ。よく映画とかでも見るやつ。
「ないよりマシでしょ。銃の使い方は分かる?」
「自衛隊陸将の娘を舐めないでいただいて?」
「ふーん」
昔にお父さんから銃の使い方は習ってる。確かその時はグロックってやつだった。上の方が銀色のやつ。
でも人を撃ったことはないかな。撃ったのは的だけ。
「弾は合計で60発撃てる。装弾数は15発で弾倉の数は4つ。バックに入れておいたから大切に使いなよ。ゲームみたいにそこら辺に弾が落ちてるわけでもないし」
「そっちは大丈夫なの?」
「大丈夫」
彩が肩をコキコキ鳴らしてそう言った。なんだか色々と心配だなぁ。
「じゃあ行くよ。ついてきて」
「うん」
そう言って彩はなぜか2階へと上がり始めた。……なんで2階?
「どこ行ってるの?」
「2階。もしかして玄関から出ていこうとしてた?」
「え?違うの?」
「はぁ……正面から出たらゾンビがうじゃうじゃいるでしょ?だから屋根から出て、屋根を伝って移動するの」
あぁそうか。確かにそれなら安心だ。ただあのゾンビは見つかったら屋根の上でも余裕で飛び乗ってきそうだ。
彩が扉を開ける。中はとても綺麗で散らかってもなかった。というか物があんまりなかった。
そういえば帰ってきてなかったって言ってたっけな。……なんか悲しくなってきた。
彩が窓を開けた。ぬるい空気が顔に当たった。
「できるだけ静かにね。銃も極力使わない。ゾンビが何で人を感知しているか分からないし」
「うん」
リュックを背負い直して銃を握りしめた。
窓から青い屋根に登る。辺りを見渡してみるとゾンビがポツポツと歩いていた。
「割といるね」
「下から行ってたらどうなってたことだろうね」
彩がコソッと嫌味を言ってきた。ムッとしたが我慢した。
「昔みたいに動ける?」
「まぁいけるよ」
「ならいいよ。じゃあ着いてきてね」
彩はそう言うと思い切り踏み込んで隣の家の屋根に飛び移った。私も続くようにして飛び移る。
空から太陽がほんの少しだけでていた。なんだかその太陽が悲しく見えてきたのだった。
「……なんかすごいことになってるね」
周りを見渡しながら彩に話しかけた。まるで世紀末のような光景だ。火事が起きてる所もあるし半壊している家もある。
「そこら辺から血の匂いもする……なんでこんなことに……」
「喋る暇があったら手と脚を動かした方がいいよ。死にたいんなら別だけど」
彩は私の言葉を無視して颯爽と屋根を歩いている。昔は優しい子だったのに。今日は悲しいことがよく起こる。
地面に降り立った。ようやく生きてるって感覚がする。屋根は落ちそうで怖かった。
「……あの何分くらいで着きそう?」
「この調子で行くと30分くらいはかかると思う」
「なかなか遠いね」
「私一人なら20分で着く」
「なら私は10分くらいかな」
「その体で?」
「私!これでも!太って!ないから!」
太ってるって……この私の体のどこを見て言ってるのかなぁ!?歩美ちゃんとかは私のことをスタイリッシュって言ってくれてたのに!
これでもパルクールとか練習してるし。今はバックが重いからできないけど。
「ハイハイ静かに。バレたらどうすんの」
ガルルルッッと狼のように威嚇したが、彩は特に気にせず歩いていった。昔はあんな子じゃなかったのに。
しばらく歩いていると、ドラッグストアの前に通りかかった。灰色の建物ですごく大きい。
そういえばガーゼとかは持ってきてるけど包帯はなかったっけ。もしもの時とかに消毒とかもいるよね。
「……ちょっと寄ろうよ」
「え?ドラッグストアなんでショッピングモールにもあるでしょ」
「こっちの方が品揃えいいでしょ。怪我とかした時の包帯とかも欲しいし」
「……はぁ、ちょっとだけね」
彩は渋々納得してくれた。やっぱりなんだかんだ言っていい子なんだよね。
「ただし10分だけだから。それ以上超えたら置いてくよ」
「分かった。じゃあ入ろう」
私は自動じゃなくなった自動ドアをこじ開けて中に入った。
続く
あの日はなんやかんやあって午前中授業だった。私はお昼ご飯を食べて彩と遊ぼうと外に出ていた。
しかし家にいなかった。学校を軽く見てもいなかった。こうなっては仕方ないので他の友達と遊んだ。
午後5時くらいだった。友達が家に帰り、私も帰ろうとしていた時に公園のベンチで彩が泣いているのを私が見つけた。急いで駆け寄る。
「どうしたの?大丈夫?」
彩は泣きっぱなしだった。隣に座って彩をずっとなだめる。いつもはこんなに泣く子じゃなかったからびっくりした。
しばらくして落ち着いたようで私にギュッと抱きついていた。服がボロボロだったので、どこぞのいじめっ子にいじめられたんだろうとその時は思っていた。
ただ全然違っていた。
「なんで泣いてるの?」
「……先生に……怖いことされた……」
「怖いこと?」
この時もどうせ先生に怒られたとかそんなんだろうと思っていた。
「なんかね……倉庫に連れていかれたの。それでね……それでね……」
彩がまたポロポロと泣き始めた。……ここで嫌な予感はしていた。
「い……色んなところ触られて……痛いことされて……気持ち悪いことされて……」
「……」
言葉が出なかった。私はおませな女の子だったからどんなことをされたのかがなんとなく分かっていた。
「それで……なんか言われたら……親にね……これ見せろって……」
彩がボイスレコーダーを渡してきた。ボイスレコーダーはお父さんに『何かあった時はこれを使いなさい』って言われていて使い方は分かっていた。
ボイスレコーダーを再生してみる。……途中でやめた。
だいたい内容は分かるだろう。問題は声だった。当時皆から人気の先生である竹島康穂先生の声が聞こえてきた。
ただその声がおかしい。なんとなく違和感がある。声に感情がないっていうか迫力がないっていうか……。まるで誰かに作られたような声だ。
そもそも強姦した本人がなぜ本人のボイスレコーダーを渡すんだ。そもそもの時点でおかしい。
「……彩ちゃん。お股大丈夫?」
「……痛い。すごく痛い」
「分かった。家に帰ったら誰にやられたかを正直に言ってね」
私は立ち上がった。その時の私は怒りに満ちていた。それがどんなに酷いことでどんなに屑のやることかだいたい分かっていた。
「彩ちゃん。誰に酷いことやられたの?」
「……田岡先生」
「わかった。ありがとう」
私は学校へと脚を運んで行った。
「ほら、起きて」
「ぐえッッ!?」
お腹を蹴られた。割と強めに。キョロちゃんの鳴き声みたいな声が出てしまった。
「ちょっ!?蹴ることないじゃん!」
「……お腹柔らかいね。陸上してたんじゃないの?もしかしてサボってる?」
「やかましい!これでも長距離してるの!」
私が頬を膨らませて怒っているのを無視して彩は私に何かを投げてきた。慌てて受け取ってみるとそれはハンドガンだった。
持つ所とか引き金とか銃口まで全部真っ黒の銃だ。名前は……確か……なんだっけな。……あぁそうだ。名前はベレッタ92だ。よく映画とかでも見るやつ。
「ないよりマシでしょ。銃の使い方は分かる?」
「自衛隊陸将の娘を舐めないでいただいて?」
「ふーん」
昔にお父さんから銃の使い方は習ってる。確かその時はグロックってやつだった。上の方が銀色のやつ。
でも人を撃ったことはないかな。撃ったのは的だけ。
「弾は合計で60発撃てる。装弾数は15発で弾倉の数は4つ。バックに入れておいたから大切に使いなよ。ゲームみたいにそこら辺に弾が落ちてるわけでもないし」
「そっちは大丈夫なの?」
「大丈夫」
彩が肩をコキコキ鳴らしてそう言った。なんだか色々と心配だなぁ。
「じゃあ行くよ。ついてきて」
「うん」
そう言って彩はなぜか2階へと上がり始めた。……なんで2階?
「どこ行ってるの?」
「2階。もしかして玄関から出ていこうとしてた?」
「え?違うの?」
「はぁ……正面から出たらゾンビがうじゃうじゃいるでしょ?だから屋根から出て、屋根を伝って移動するの」
あぁそうか。確かにそれなら安心だ。ただあのゾンビは見つかったら屋根の上でも余裕で飛び乗ってきそうだ。
彩が扉を開ける。中はとても綺麗で散らかってもなかった。というか物があんまりなかった。
そういえば帰ってきてなかったって言ってたっけな。……なんか悲しくなってきた。
彩が窓を開けた。ぬるい空気が顔に当たった。
「できるだけ静かにね。銃も極力使わない。ゾンビが何で人を感知しているか分からないし」
「うん」
リュックを背負い直して銃を握りしめた。
窓から青い屋根に登る。辺りを見渡してみるとゾンビがポツポツと歩いていた。
「割といるね」
「下から行ってたらどうなってたことだろうね」
彩がコソッと嫌味を言ってきた。ムッとしたが我慢した。
「昔みたいに動ける?」
「まぁいけるよ」
「ならいいよ。じゃあ着いてきてね」
彩はそう言うと思い切り踏み込んで隣の家の屋根に飛び移った。私も続くようにして飛び移る。
空から太陽がほんの少しだけでていた。なんだかその太陽が悲しく見えてきたのだった。
「……なんかすごいことになってるね」
周りを見渡しながら彩に話しかけた。まるで世紀末のような光景だ。火事が起きてる所もあるし半壊している家もある。
「そこら辺から血の匂いもする……なんでこんなことに……」
「喋る暇があったら手と脚を動かした方がいいよ。死にたいんなら別だけど」
彩は私の言葉を無視して颯爽と屋根を歩いている。昔は優しい子だったのに。今日は悲しいことがよく起こる。
地面に降り立った。ようやく生きてるって感覚がする。屋根は落ちそうで怖かった。
「……あの何分くらいで着きそう?」
「この調子で行くと30分くらいはかかると思う」
「なかなか遠いね」
「私一人なら20分で着く」
「なら私は10分くらいかな」
「その体で?」
「私!これでも!太って!ないから!」
太ってるって……この私の体のどこを見て言ってるのかなぁ!?歩美ちゃんとかは私のことをスタイリッシュって言ってくれてたのに!
これでもパルクールとか練習してるし。今はバックが重いからできないけど。
「ハイハイ静かに。バレたらどうすんの」
ガルルルッッと狼のように威嚇したが、彩は特に気にせず歩いていった。昔はあんな子じゃなかったのに。
しばらく歩いていると、ドラッグストアの前に通りかかった。灰色の建物ですごく大きい。
そういえばガーゼとかは持ってきてるけど包帯はなかったっけ。もしもの時とかに消毒とかもいるよね。
「……ちょっと寄ろうよ」
「え?ドラッグストアなんでショッピングモールにもあるでしょ」
「こっちの方が品揃えいいでしょ。怪我とかした時の包帯とかも欲しいし」
「……はぁ、ちょっとだけね」
彩は渋々納得してくれた。やっぱりなんだかんだ言っていい子なんだよね。
「ただし10分だけだから。それ以上超えたら置いてくよ」
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私は自動じゃなくなった自動ドアをこじ開けて中に入った。
続く
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