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3章「美しき水の世界」
114話「最悪で最高な対面!」
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空は暗闇。差し込む光はリベレイターに向けられている。その立ち振る舞いはスーパースター。さながら超有名アーティストと言える。
周りの暗度は光の中を強調し、視界にその景色をしっかりと焼き付ける効果を放つ。
「――おまたせしました。これより始まるは決勝戦。数多くの戦士たちを退け、この舞台の上に足をつける2人の戦い」
口を開く。その声はコロシアム内全ての人間の耳に入ってきた。観客、用務員、補助員、敗北した戦士たち、果てはコロシアム内になぜかいる猫にまで。
その声は大きく。全ての出来事を事実にしてしまうかのような強き声である。
耳を傾けざるおえない。どうしても耳に入ってくる。不快感などあるはずもない。惚れ惚れするかのようだ。
「誰を応援してただろうか……決勝戦に残った2人の中にいるのか?それとも2回戦で敗北?もしかして1回戦で敗北?……今はそんなことなどどうでもいい」
コロシアムにいる全ての人間がリベレイターに意識を向ける。
「今ここにある事実。最強のふたりがここで戦う。それが心理、この場こそが中立である!」
暗闇が晴れて明るくなる。フワッと観客たちの髪の毛を揺らす風。興奮の衝撃は観客たちを震えさせた。
心の中に誰でもある獣の心。押さえつけていたはずの感情。もはや隠す必要も無い。
惜しげも無くあげる歓声。暴動や革命よりも大きい声が観客を鼓舞する。
「いい声だ!!もう誰も止められない!!ここに隕石が落ちてこようと、この戦いは止められない!!」
歓声を倍増。リベレイターの声が歓声をさらに大きくした。
「もはや言うことはあるまい!!さっさと登場してもらおうか……まずは1人!!」
いつものように指を鳴らす。リングの半分を覆うほどの煙が噴出。厚い煙の中にいる一人の少女に観客は意識を向けた。
「筋肉の要塞と花の戦士を下し、決勝戦まで進んできたこの少女!!魔法使いながらその圧倒的な格闘技術はここでも通用するのか――」
「――ヘキオン選手!!!!」
煙が晴れる。出てきたのはヘキオン。威圧感はない。強そうな雰囲気もない。だがそれでも強い。
2回戦の登場時と同じく、仁王立ちである。できるだけ体を大きく見せるため。それとも自分の強さを心の底から理解しているからこその自尊心か。
「そして次はこの人!!」
鳴らす指。出てくる煙がリングの半分を覆う。ヘキオンの目の前に現れた煙は、まるで壁のようにヘキオンの前に立ち塞がった。
「氷の皇帝、筋肉重戦車を叩きのめし、決勝戦まで進んだこの人!!自慢の炎魔法はヘキオン選手に届くのか――」
「――ノノ選手!!!!」
晴れた煙の先で立つノノ。ヘキオンの眼前にそのポーカーフェイスを向けていた。
ただ立ち尽くす。誰も自分の強さを疑ってはいない。ならば下手にポーズなんてとらなくてもいい。強そうに見せなくてもいい。
選手控え室。1番の特等席にいるのは、予選を勝ち抜いた6人。ロードはまだ来ていないが、すぐに来るだろう。
怪我で立てない人はベットごと来ている。……1分で病室からここまで来たというのか。まぁ十中八九クリントンとレオンがやったのだろう。戦ったというのに元気な2人だ。
「どっち応援する?」
「あたしはもちろんヘキオンだね!」
「……この俺に勝ったんなら、せめて優勝してもらわないと」
「私は中立ー。でもどっちかとノノ様かなー」
「え、なんであなたがいるんだ?」
「だって仕事ないしー。私も決勝戦見たいしー」
なぜかいるお姉さん。強弱のない声に力が抜ける6人であった。
「――ついに決勝戦か」
ワクワクした表情でリングを見つめるカエデ。その後ろの3人も食い入るようにリングを見つめていた。
「ノノは勝ってくれるかな?」
「あいつだぞ?絶対に勝ってくれるさ」
「ですが何が起こるのか分からないのが戦い……実力ではノノの方が上でも、ヘキオンさんが勝つ可能性は十分すぎるほどあります」
ショウの言う通り。どちらが勝つのか分からないのが戦い。それこそが面白さに直結している。
「お前は狼男や麒麟と戦った冒険者だ……自信を持って戦えよ」
ヘキオンには聞こえないほどの声。耳に入ることは無いだろう。それでもカエデはヘキオンを鼓舞した。
「これが最後の戦いです。この最高の戦いを目に焼き付ける準備はできたか!?」
呼応する観客。分かりきった反応にこれ以上答える理由はない。
「それじゃあ始めるぞ……よォい――」
ヘキオンが構える。いつもと同じの構え。前傾姿勢の攻撃態勢。前に出ることしか考えてないような構え方。両手に纏われた水は生き物のように震えている。
ノノは無構え。いつもと同じの構え。縄のように纏われる左腕の炎。構えは違えど、ヘキオンと同じの攻撃態勢だ。
戦いはこれで最後。闘技大会はこれで終わる。最後の戦いを見に焼きつけるため、観客たちは音を立てることなく前のめりになった。
「――ファイト!!」
鳴らされるゴングが会場を振動させる。2人が動くのは、その数コンマ後であった。
続く
周りの暗度は光の中を強調し、視界にその景色をしっかりと焼き付ける効果を放つ。
「――おまたせしました。これより始まるは決勝戦。数多くの戦士たちを退け、この舞台の上に足をつける2人の戦い」
口を開く。その声はコロシアム内全ての人間の耳に入ってきた。観客、用務員、補助員、敗北した戦士たち、果てはコロシアム内になぜかいる猫にまで。
その声は大きく。全ての出来事を事実にしてしまうかのような強き声である。
耳を傾けざるおえない。どうしても耳に入ってくる。不快感などあるはずもない。惚れ惚れするかのようだ。
「誰を応援してただろうか……決勝戦に残った2人の中にいるのか?それとも2回戦で敗北?もしかして1回戦で敗北?……今はそんなことなどどうでもいい」
コロシアムにいる全ての人間がリベレイターに意識を向ける。
「今ここにある事実。最強のふたりがここで戦う。それが心理、この場こそが中立である!」
暗闇が晴れて明るくなる。フワッと観客たちの髪の毛を揺らす風。興奮の衝撃は観客たちを震えさせた。
心の中に誰でもある獣の心。押さえつけていたはずの感情。もはや隠す必要も無い。
惜しげも無くあげる歓声。暴動や革命よりも大きい声が観客を鼓舞する。
「いい声だ!!もう誰も止められない!!ここに隕石が落ちてこようと、この戦いは止められない!!」
歓声を倍増。リベレイターの声が歓声をさらに大きくした。
「もはや言うことはあるまい!!さっさと登場してもらおうか……まずは1人!!」
いつものように指を鳴らす。リングの半分を覆うほどの煙が噴出。厚い煙の中にいる一人の少女に観客は意識を向けた。
「筋肉の要塞と花の戦士を下し、決勝戦まで進んできたこの少女!!魔法使いながらその圧倒的な格闘技術はここでも通用するのか――」
「――ヘキオン選手!!!!」
煙が晴れる。出てきたのはヘキオン。威圧感はない。強そうな雰囲気もない。だがそれでも強い。
2回戦の登場時と同じく、仁王立ちである。できるだけ体を大きく見せるため。それとも自分の強さを心の底から理解しているからこその自尊心か。
「そして次はこの人!!」
鳴らす指。出てくる煙がリングの半分を覆う。ヘキオンの目の前に現れた煙は、まるで壁のようにヘキオンの前に立ち塞がった。
「氷の皇帝、筋肉重戦車を叩きのめし、決勝戦まで進んだこの人!!自慢の炎魔法はヘキオン選手に届くのか――」
「――ノノ選手!!!!」
晴れた煙の先で立つノノ。ヘキオンの眼前にそのポーカーフェイスを向けていた。
ただ立ち尽くす。誰も自分の強さを疑ってはいない。ならば下手にポーズなんてとらなくてもいい。強そうに見せなくてもいい。
選手控え室。1番の特等席にいるのは、予選を勝ち抜いた6人。ロードはまだ来ていないが、すぐに来るだろう。
怪我で立てない人はベットごと来ている。……1分で病室からここまで来たというのか。まぁ十中八九クリントンとレオンがやったのだろう。戦ったというのに元気な2人だ。
「どっち応援する?」
「あたしはもちろんヘキオンだね!」
「……この俺に勝ったんなら、せめて優勝してもらわないと」
「私は中立ー。でもどっちかとノノ様かなー」
「え、なんであなたがいるんだ?」
「だって仕事ないしー。私も決勝戦見たいしー」
なぜかいるお姉さん。強弱のない声に力が抜ける6人であった。
「――ついに決勝戦か」
ワクワクした表情でリングを見つめるカエデ。その後ろの3人も食い入るようにリングを見つめていた。
「ノノは勝ってくれるかな?」
「あいつだぞ?絶対に勝ってくれるさ」
「ですが何が起こるのか分からないのが戦い……実力ではノノの方が上でも、ヘキオンさんが勝つ可能性は十分すぎるほどあります」
ショウの言う通り。どちらが勝つのか分からないのが戦い。それこそが面白さに直結している。
「お前は狼男や麒麟と戦った冒険者だ……自信を持って戦えよ」
ヘキオンには聞こえないほどの声。耳に入ることは無いだろう。それでもカエデはヘキオンを鼓舞した。
「これが最後の戦いです。この最高の戦いを目に焼き付ける準備はできたか!?」
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「それじゃあ始めるぞ……よォい――」
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戦いはこれで最後。闘技大会はこれで終わる。最後の戦いを見に焼きつけるため、観客たちは音を立てることなく前のめりになった。
「――ファイト!!」
鳴らされるゴングが会場を振動させる。2人が動くのは、その数コンマ後であった。
続く
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