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3章「美しき水の世界」
101話「小休憩!」
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「2回戦は30分後に開始されます!それまでひと時の休憩をお楽しみください!」
指を天に掲げて鳴らす。座っている観客たち。その膝の上に色々なものが出現した。
お菓子、食べ物、飲み物。高級食材からよくあるオムライスまで。唐突に出てきたそれらに驚くのではなく、観客たちは喜んでいた。
「今出てきた食べ物の代金はとりません!どうぞ満足するまでいくらでもお食べ下さい!」
「――ほんと。あの男よくわかんないね」
「……なんの魔術なんだあれ」
控え室。戦いを終えた選手たちが控え室で休憩をとっていた。
負けた選手もここにいて観戦しても別に問題はない。救急室に運ばれているロードとチャイルドームとルネサンス以外は動くことは無かった。
「いい戦いだったなレオン。いつかあんたと殴りあってみたいよ……」
「俺もだクリントン……ここで優勝してお前を嫁に貰ってやる」
「素敵……」
「ちょっと待って、付き合うんじゃなかったの?なんか嫁にランクアップしてない?」
既に付き合ってそうな雰囲気の2人。胸筋を流れる汗をどこから持ってきたのか分からないタオルで吹いている。
「ノノ様!あんたと戦えるのが楽しみだよ!ちなみに俺も冒険者だが、あんたのことは嫌ってないぞ」
「……そ。ありがと」
控え室の端っこで座っているノノ。さっきの戦いなどもう頭から消えかけているような顔だ。
「だが手加減はしないぞ!こっちには優勝しなければならない理由があるからな!それは――」
「言わなくていいよしつこいな。心配しなくても私が倒してあげるから」
「ハッハッハ!ノノ様の炎魔法を喰らうのが楽しみだ!」
「……ちょっと。付き合う前から浮気?」
「馬鹿なこと言うなよ。俺が本当に受けたいのはお前の拳だけだよ……」
「レオン……」
「なにその告白」
なんだかソワソワしてるヘキオン。一定の場所を行ったり来たり。くるくる回ったりしている。
そんなヘキオンを不思議そうに見つめる選手たち。
「……どうしたんだヘキオン」
「いや……カエデさんがどんな反応してくれるかなって」
「カエデってあのヒョロヒョロしてるやつ?」
「クリントンさんからしたらだいたいの人がヒョロヒョロしてるでしょ……普通にガッシリしてますよ」
2m超えてる2人がいるから忘れてると思うが、カエデも割とムキムキだ。
「……カエデさん、どんな反応してるかなぁ」
「――さっすがヘキオン!!やっぱり2回戦進出かぁ!!そうだよそうだよ、麒麟を倒すようなやつが1回戦負けするわけないしな!」
はしゃいでいた。ヘキオンも予想がつかないほどのはしゃぎっぷりだ。手に持った焼菓子を子供のようにグルグルと回している。
「……でも次が心配だな。ロードが負けるってことはあのオフィサーってやつは相当強いんだろうし……心配だな――」
カエデの頭に何かがかかった。白くて冷たい液体。口の中に入ってきた感じだと、ちょっと甘めの牛乳のようだ。
「――?」
「あーー!ごめんなさいごめんなさい!」
上から甲高い声。カエデが振り向く。
「すみません大丈夫ですか?」
「ほらほら早くタオルを渡してあげなさい」
「あーえっと、タオルタオル……」
3人組。落としたのはその中の1人の女の子だ。髪はショート。小柄だが体格は割と大きめ。特に肩から腕にかけての筋肉がすごい。
飲み物をかけてしまったことに焦っているのか、タオルを出すのにも手間取っている。
「うちのものがすみません……お怪我は?」
「いえ、大丈夫です。飲み物がかかっただけですし」
「……あれホットミルクだと思ってたんだが」
……まだ手間取ってるようだ。どんだけバックに物を入れてるんだろうか。
「今日は誰を応援してたんですか?」
「ヘキオンです!」
「1回目に戦ってたあの子か。確かに可愛いし、強かったな……」
「でしょでしょ!!あの子はね、俺の……彼女なんだよ」
「「――えぇ!?」」
見栄張った。ちょっと……いや、とんでもなく見栄張った。後々バレる嘘をなぜ付くのか。馬鹿としか言えないな。
「ほんとですか?強いし可愛い彼女なんて……羨ましいですね!」
「式なら内の教会がオススメですよ!」
「式だなんて……まだそれは早いというかぁ……えへへー……」
顔を赤くして体をくねらせている。率直に言って気持ち悪い。こんな姿をヘキオンに見られたらどうするつもりなのだろうか。
「あーでも残念ですね。私たちの仲間が出てるからヘキオンさんは応援できません……」
「そうなんですか?……その言い方だと2回戦に?」
「その通り。見事に行ってくれました」
「えー誰だろ……?」
「――あ!見つかった!」
「遅いですよ……もう若干乾き始めてませんか?」
「ないよりかマシですよ!本当にすみませんねぇ……」
「わざわざお気遣いありがとうございます――」
白いタオル。その端っこに刺繍が縫われてある。
金色。地面に剣が突き刺さった絵。それが円の中に描かれている。
これはこの世界に住むならほとんどの人が知っているモノ。紋章と言った方がいいか。もちろんカエデも見たことがあった。
「……こ、これって……勇者パーティの紋章……ですか?」
「あちゃー。バレちゃいましたか」
頭をポリポリとかく金髪の男。その隣にはニコニコとした大柄な男。さらに隣は申し訳なさそうな顔の女。
こんな覇気のないどこにでもいる3人。カエデも人のことが言える覇気を持ってはないが、それにしてもこの3人が、だ。
「――も、もしかして勇者パーティさん?」
「はい!この私こそが勇者ライトでございます!」
カエデの驚いた声が響き渡るのはそう遅いものではなかった。
続く
指を天に掲げて鳴らす。座っている観客たち。その膝の上に色々なものが出現した。
お菓子、食べ物、飲み物。高級食材からよくあるオムライスまで。唐突に出てきたそれらに驚くのではなく、観客たちは喜んでいた。
「今出てきた食べ物の代金はとりません!どうぞ満足するまでいくらでもお食べ下さい!」
「――ほんと。あの男よくわかんないね」
「……なんの魔術なんだあれ」
控え室。戦いを終えた選手たちが控え室で休憩をとっていた。
負けた選手もここにいて観戦しても別に問題はない。救急室に運ばれているロードとチャイルドームとルネサンス以外は動くことは無かった。
「いい戦いだったなレオン。いつかあんたと殴りあってみたいよ……」
「俺もだクリントン……ここで優勝してお前を嫁に貰ってやる」
「素敵……」
「ちょっと待って、付き合うんじゃなかったの?なんか嫁にランクアップしてない?」
既に付き合ってそうな雰囲気の2人。胸筋を流れる汗をどこから持ってきたのか分からないタオルで吹いている。
「ノノ様!あんたと戦えるのが楽しみだよ!ちなみに俺も冒険者だが、あんたのことは嫌ってないぞ」
「……そ。ありがと」
控え室の端っこで座っているノノ。さっきの戦いなどもう頭から消えかけているような顔だ。
「だが手加減はしないぞ!こっちには優勝しなければならない理由があるからな!それは――」
「言わなくていいよしつこいな。心配しなくても私が倒してあげるから」
「ハッハッハ!ノノ様の炎魔法を喰らうのが楽しみだ!」
「……ちょっと。付き合う前から浮気?」
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「レオン……」
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そんなヘキオンを不思議そうに見つめる選手たち。
「……どうしたんだヘキオン」
「いや……カエデさんがどんな反応してくれるかなって」
「カエデってあのヒョロヒョロしてるやつ?」
「クリントンさんからしたらだいたいの人がヒョロヒョロしてるでしょ……普通にガッシリしてますよ」
2m超えてる2人がいるから忘れてると思うが、カエデも割とムキムキだ。
「……カエデさん、どんな反応してるかなぁ」
「――さっすがヘキオン!!やっぱり2回戦進出かぁ!!そうだよそうだよ、麒麟を倒すようなやつが1回戦負けするわけないしな!」
はしゃいでいた。ヘキオンも予想がつかないほどのはしゃぎっぷりだ。手に持った焼菓子を子供のようにグルグルと回している。
「……でも次が心配だな。ロードが負けるってことはあのオフィサーってやつは相当強いんだろうし……心配だな――」
カエデの頭に何かがかかった。白くて冷たい液体。口の中に入ってきた感じだと、ちょっと甘めの牛乳のようだ。
「――?」
「あーー!ごめんなさいごめんなさい!」
上から甲高い声。カエデが振り向く。
「すみません大丈夫ですか?」
「ほらほら早くタオルを渡してあげなさい」
「あーえっと、タオルタオル……」
3人組。落としたのはその中の1人の女の子だ。髪はショート。小柄だが体格は割と大きめ。特に肩から腕にかけての筋肉がすごい。
飲み物をかけてしまったことに焦っているのか、タオルを出すのにも手間取っている。
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「いえ、大丈夫です。飲み物がかかっただけですし」
「……あれホットミルクだと思ってたんだが」
……まだ手間取ってるようだ。どんだけバックに物を入れてるんだろうか。
「今日は誰を応援してたんですか?」
「ヘキオンです!」
「1回目に戦ってたあの子か。確かに可愛いし、強かったな……」
「でしょでしょ!!あの子はね、俺の……彼女なんだよ」
「「――えぇ!?」」
見栄張った。ちょっと……いや、とんでもなく見栄張った。後々バレる嘘をなぜ付くのか。馬鹿としか言えないな。
「ほんとですか?強いし可愛い彼女なんて……羨ましいですね!」
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顔を赤くして体をくねらせている。率直に言って気持ち悪い。こんな姿をヘキオンに見られたらどうするつもりなのだろうか。
「あーでも残念ですね。私たちの仲間が出てるからヘキオンさんは応援できません……」
「そうなんですか?……その言い方だと2回戦に?」
「その通り。見事に行ってくれました」
「えー誰だろ……?」
「――あ!見つかった!」
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「ないよりかマシですよ!本当にすみませんねぇ……」
「わざわざお気遣いありがとうございます――」
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これはこの世界に住むならほとんどの人が知っているモノ。紋章と言った方がいいか。もちろんカエデも見たことがあった。
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頭をポリポリとかく金髪の男。その隣にはニコニコとした大柄な男。さらに隣は申し訳なさそうな顔の女。
こんな覇気のないどこにでもいる3人。カエデも人のことが言える覇気を持ってはないが、それにしてもこの3人が、だ。
「――も、もしかして勇者パーティさん?」
「はい!この私こそが勇者ライトでございます!」
カエデの驚いた声が響き渡るのはそう遅いものではなかった。
続く
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