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3章「美しき水の世界」
76話「セクハラお姉さんにはご注意を!」
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――数分後。
「――お客さん。起きてください」
「んぇ……」
どうやら眠っていたようだ。目をパチパチして頭を起こす。
「できあがりました。これでどうですか?」
「――わぁ!」
目の前に鏡に写っていたのは自分自身。見慣れたはずの自分自身に驚いていた。
いつもよりも綺麗に輝く黒髪。肩まで伸びていた黒髪は短くショートに。うなじが綺麗に見えるほどの短さになった。
こめかみから持ってきた髪をまとめて結んで高い位置にお団子を作っている。残った髪の毛は下へ。お団子ヘアーのショートバージョンになっていた。
「なんか、なんかすごいです!」
「気に入って貰えたようで嬉しいです」
雰囲気も更にキュートに。それでいて少しのお嬢様感も醸し出されている。
「メイクもしておきました。なにかご不満はないですか?」
「――いえいえ!そんな滅相もない!」
メイク……はしたようには見えない。来る前とはあまり変わらない。元々顔がいいからだろうか。
「服も用意できたようです」
「あ、はい。ありがとうございました」
ペコりと頭を下げる。キュッと締められたお団子が上下に揺れた。
「あの……お金の方は」
「お客さまはブティックからいらしたので、あちらと合同で払ってもらいます。ちなみに値段は3000円となります」
「はい」
便利にできている。ヘキオンはブティックの方へと歩いていった。
「――ヘキオンちゃん可愛い!」
先に終わらせていたロード。ヘキオンの髪型を興味津々で見つめる。ロードの髪型は対して変わっていない。髪を後ろで結んだシンプルなものだ。
「ロードちゃんも可愛いよ」
「えへへー。そう?」
「子供っぽくて」
「もう!」
パチンと肩を叩く。
「お待ちしておりました。これを」
さっきの店員さん。試着室での出来事を思い出してビクビクするヘキオン。別にエロい意味ではない。
店員に黒いドレスとアクセサリーを渡される。とても綺麗。シルクのような肌触りのドレスにキラキラした装飾品のアクセサリー。
「ほ、宝石かぁ……」
渋い顔になる。ちょっと前にクリスタリアンに痛めつけられたのでなんとも複雑。
「どうかした?」
「あー。なんでもないよ。これ試着してもいいですか?」
「はい。もちろんです」
それでもワクワクするのは女の子だからか。顔をキラキラとさせながら試着室のカーテンを開けた。
後ろを振り向く。そこにはニコニコしている店員が靴を脱ごうとしている姿があった。
「……あの……なにを……?」
「?ドレスの着用をお手伝いしようと――」
「だいっ、大丈夫です!1人で着れます!」
「そうですか……」
残念そうな顔。なにが残念なのだろうか。
そのまま試着室へ。試着室での出来事をまた思い出す。ただでさえ赤かった顔が更に赤く。熱も帯びていた。
「と、とりあえず早く着よう」
上半身の服を脱ごうとした時。ヘキオンはどこかから視線を感じ取った。
目の前の鏡。自分の背後に写っているカーテン。それが少し捲られ、そこから瞳があるのを視認した。
すぐに振り返ってその場所を確認。いたのは店員さんだ。ほとんど……というか完全に覗き魔みたいになっている。
「……なにをしてるんですか?」
「?ドレスを試着できるかの確認を……」
「いや、だから大丈夫ですって!」
「そうですかぁ……」
ヌッと外へと消える瞳。ヘキオンは顔を真っ赤にしてプルプル震えていた。
カララ。
カーテンが開かれる。
「――いい!ヘキオンちゃんすごく可愛いよ!」
「すごくお似合いですお客さま!」
黒のロングドレス。胸元が大きく開いたノースリーブ。胸から脚にかけてのラインがよく見えるセクシーなドレス。赤色に輝く宝石のアクセサリーが黒いドレスによく合う。
黒いハイヒールも美しい。小さな身長が高く、脚もどこか長く見える。元々綺麗だった脚が更に綺麗になった。どことなくセクシーさをかんじる。
いつもと同じ黒色。ただし印象は真逆。子供っぽかった見た目が一気に大人びた女性のような印象へとなった。
見えてる肌も綺麗。どこかのお貴族令嬢と言ってもバレなさそうな見た目。街を歩けば振り返りそうなほどの美しさ。
「そ、そうかな……」
短い髪を弄りながら答える。恥ずかしそうに赤らめる顔が黒色のドレスにギャップを持たせていた。
「どこかの王女様みたい!」
「あんまり褒めないでよ……着慣れないから恥ずかしいし……」
「すごく可愛いよヘキオンちゃん!!」
「……」
俯いて赤くなる。褒められすぎてオーバーヒートしたようだ。
「こ、これ全部でいくらくらいするんですか……?」
「全部で12000円です。美容院代を含めると15000円となります」
「え!?たったそれだけ!?もっとするのかと思った……」
「事前に聞いたお予算内で決めさせてもらいましたから」
ニコリとする店員。見た目だけならセレブが着るようなドレス。美しさが極まってるこのドレスが靴とアクセサリーを含めても12000円。破格の安さと言うべきだろう。
「――これ買わせていただきます!」
「はい。かしこまりました」
もちろんヘキオンに買わないという選択肢はなかった。
「ご来店ありがとうございました」
「こ、こちらこそありがとうございました」
店員さんの綺麗なお辞儀に、ヘキオンはぎこちないお辞儀で返す。
「ロードちゃんは買わなくてよかったの?」
「んー。やっぱり別にいいかなって。美容院で髪整えてもらったし」
貰った袋に着ていた服を詰める。ロードは手ぶらのままだ。
「にしても……やっぱりヘキオンちゃん可愛いね。冒険者にしとくのは勿体ないよ」
「や、やめてよ……恥ずかしい」
ニヤニヤしながら褒めるロードにヘキオンは恥ずかしさからそっぽを向いた。
その先ではさっきの店員が他の客を相手にしていた。相手は身長の高いナイスバディなお姉さん。高そうな服とアクセサリーを既に身につけている。
「本日はどのようなご要件で?」
「うーん……おまかせでいこうかしら」
「分かりました。ではサーチさせてもらいます」
そういうと店員はお姉さんの前に手をかざした。黄色いオーラがお姉さんを1周。その後、店員の手の中へと入っていった。
「サーチできましたのでしばらくお待ちください」
目を丸くしながらその光景を見ていたヘキオン。そんなヘキオンと店員の目が合う。
パチッ。
店員のお姉さんのウインク。その顔はどこか意地悪、小悪魔のような顔になっていた。
「――///」
全てを理解したヘキオンの顔は、今日この日で1番赤く染まったのだった。
続く
「――お客さん。起きてください」
「んぇ……」
どうやら眠っていたようだ。目をパチパチして頭を起こす。
「できあがりました。これでどうですか?」
「――わぁ!」
目の前に鏡に写っていたのは自分自身。見慣れたはずの自分自身に驚いていた。
いつもよりも綺麗に輝く黒髪。肩まで伸びていた黒髪は短くショートに。うなじが綺麗に見えるほどの短さになった。
こめかみから持ってきた髪をまとめて結んで高い位置にお団子を作っている。残った髪の毛は下へ。お団子ヘアーのショートバージョンになっていた。
「なんか、なんかすごいです!」
「気に入って貰えたようで嬉しいです」
雰囲気も更にキュートに。それでいて少しのお嬢様感も醸し出されている。
「メイクもしておきました。なにかご不満はないですか?」
「――いえいえ!そんな滅相もない!」
メイク……はしたようには見えない。来る前とはあまり変わらない。元々顔がいいからだろうか。
「服も用意できたようです」
「あ、はい。ありがとうございました」
ペコりと頭を下げる。キュッと締められたお団子が上下に揺れた。
「あの……お金の方は」
「お客さまはブティックからいらしたので、あちらと合同で払ってもらいます。ちなみに値段は3000円となります」
「はい」
便利にできている。ヘキオンはブティックの方へと歩いていった。
「――ヘキオンちゃん可愛い!」
先に終わらせていたロード。ヘキオンの髪型を興味津々で見つめる。ロードの髪型は対して変わっていない。髪を後ろで結んだシンプルなものだ。
「ロードちゃんも可愛いよ」
「えへへー。そう?」
「子供っぽくて」
「もう!」
パチンと肩を叩く。
「お待ちしておりました。これを」
さっきの店員さん。試着室での出来事を思い出してビクビクするヘキオン。別にエロい意味ではない。
店員に黒いドレスとアクセサリーを渡される。とても綺麗。シルクのような肌触りのドレスにキラキラした装飾品のアクセサリー。
「ほ、宝石かぁ……」
渋い顔になる。ちょっと前にクリスタリアンに痛めつけられたのでなんとも複雑。
「どうかした?」
「あー。なんでもないよ。これ試着してもいいですか?」
「はい。もちろんです」
それでもワクワクするのは女の子だからか。顔をキラキラとさせながら試着室のカーテンを開けた。
後ろを振り向く。そこにはニコニコしている店員が靴を脱ごうとしている姿があった。
「……あの……なにを……?」
「?ドレスの着用をお手伝いしようと――」
「だいっ、大丈夫です!1人で着れます!」
「そうですか……」
残念そうな顔。なにが残念なのだろうか。
そのまま試着室へ。試着室での出来事をまた思い出す。ただでさえ赤かった顔が更に赤く。熱も帯びていた。
「と、とりあえず早く着よう」
上半身の服を脱ごうとした時。ヘキオンはどこかから視線を感じ取った。
目の前の鏡。自分の背後に写っているカーテン。それが少し捲られ、そこから瞳があるのを視認した。
すぐに振り返ってその場所を確認。いたのは店員さんだ。ほとんど……というか完全に覗き魔みたいになっている。
「……なにをしてるんですか?」
「?ドレスを試着できるかの確認を……」
「いや、だから大丈夫ですって!」
「そうですかぁ……」
ヌッと外へと消える瞳。ヘキオンは顔を真っ赤にしてプルプル震えていた。
カララ。
カーテンが開かれる。
「――いい!ヘキオンちゃんすごく可愛いよ!」
「すごくお似合いですお客さま!」
黒のロングドレス。胸元が大きく開いたノースリーブ。胸から脚にかけてのラインがよく見えるセクシーなドレス。赤色に輝く宝石のアクセサリーが黒いドレスによく合う。
黒いハイヒールも美しい。小さな身長が高く、脚もどこか長く見える。元々綺麗だった脚が更に綺麗になった。どことなくセクシーさをかんじる。
いつもと同じ黒色。ただし印象は真逆。子供っぽかった見た目が一気に大人びた女性のような印象へとなった。
見えてる肌も綺麗。どこかのお貴族令嬢と言ってもバレなさそうな見た目。街を歩けば振り返りそうなほどの美しさ。
「そ、そうかな……」
短い髪を弄りながら答える。恥ずかしそうに赤らめる顔が黒色のドレスにギャップを持たせていた。
「どこかの王女様みたい!」
「あんまり褒めないでよ……着慣れないから恥ずかしいし……」
「すごく可愛いよヘキオンちゃん!!」
「……」
俯いて赤くなる。褒められすぎてオーバーヒートしたようだ。
「こ、これ全部でいくらくらいするんですか……?」
「全部で12000円です。美容院代を含めると15000円となります」
「え!?たったそれだけ!?もっとするのかと思った……」
「事前に聞いたお予算内で決めさせてもらいましたから」
ニコリとする店員。見た目だけならセレブが着るようなドレス。美しさが極まってるこのドレスが靴とアクセサリーを含めても12000円。破格の安さと言うべきだろう。
「――これ買わせていただきます!」
「はい。かしこまりました」
もちろんヘキオンに買わないという選択肢はなかった。
「ご来店ありがとうございました」
「こ、こちらこそありがとうございました」
店員さんの綺麗なお辞儀に、ヘキオンはぎこちないお辞儀で返す。
「ロードちゃんは買わなくてよかったの?」
「んー。やっぱり別にいいかなって。美容院で髪整えてもらったし」
貰った袋に着ていた服を詰める。ロードは手ぶらのままだ。
「にしても……やっぱりヘキオンちゃん可愛いね。冒険者にしとくのは勿体ないよ」
「や、やめてよ……恥ずかしい」
ニヤニヤしながら褒めるロードにヘキオンは恥ずかしさからそっぽを向いた。
その先ではさっきの店員が他の客を相手にしていた。相手は身長の高いナイスバディなお姉さん。高そうな服とアクセサリーを既に身につけている。
「本日はどのようなご要件で?」
「うーん……おまかせでいこうかしら」
「分かりました。ではサーチさせてもらいます」
そういうと店員はお姉さんの前に手をかざした。黄色いオーラがお姉さんを1周。その後、店員の手の中へと入っていった。
「サーチできましたのでしばらくお待ちください」
目を丸くしながらその光景を見ていたヘキオン。そんなヘキオンと店員の目が合う。
パチッ。
店員のお姉さんのウインク。その顔はどこか意地悪、小悪魔のような顔になっていた。
「――///」
全てを理解したヘキオンの顔は、今日この日で1番赤く染まったのだった。
続く
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