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037 論破
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食堂にやってきた悠人と葵。
セックスを中断させてまで彼女が見せたかったものは――。
「学校の中からあれこれ命令するだけの奴が偉そうにすんなって言ってんだよ! このハゲ!」
「ハゲとはなんだハゲとは! それが教師に対する口の利き方か!」
――男子生徒と教頭の口論だった。
多くの生徒が二人を囲むようにして立っている。
「え、これを見せるために俺を呼んだの?」
悠人の顔が露骨に歪んだ。
かつてないほど不機嫌な表情をしている。
今すぐこの場で葵を滅茶苦茶にしたいと思っていた。
「ゆうくんがイラッとする気持ちは分かるよ。でも、このままだとエスカレートすると思う。だからあの争いを終わらせてくれない?」
「なんで俺なんだ? 教師か誰か適当な奴がやればいいじゃないか」
「それで終わらなかったからゆうくんを呼びに行ったの。あとね、ゆうくん、一刻も早くあの争いを終わらせてくれないと、私はきっとすごく怒ると思う」
葵が真剣な表情で悠人を見る。
「怒るって……俺に?」
「ううん、あそこで揉めている人たちに。だってここは食堂で、料理は私や家庭科部の子らが作ったの。皆で美味しく楽しく食べてもらいたくて頑張ったのに、こんなのってあんまりじゃない?」
悠人は怒った葵がどうなるか知っている。
思い出すだけで彼のペニスは極限まで小さくなった。
「よし、食堂に平和をもたらせよう」
「ほんと!?」
「性奴隷もといセックスパートナー、すなわち『セフレ』のメンタルケアをするのは快適な性行為に必要なことだからな」
「じゃあお願い!」と、嬉しそうに笑う葵。
「任せておけ」
悠人は人だかりを掻き分けて争いの中心に向かう。
「だからなぁ、このハゲ、お前マジでいい加減に――」
「ちょっと待ったァ!」
大きな声で注目を集める悠人。
「む? 君は……霧島君じゃないか!」
「出禁にした相手の名前くらいは覚えていたか」
「ぐっ……」
バツの悪そうな顔をする教頭。
一方、教頭と言い争っていた男子は顔を明るくした。
「霧島! いいところに来た!」
「ちょっと待ってくれ。お前の顔には見覚えがある」
男子の顔を凝視する悠人。
「俺だよ! 阿古屋だ!」
「いや、その名前には聞き覚えがない」
「そうか、前の時は名乗れなかったんだった。頭が二つあるライオンに襲われていた俺たちを助けてくれたのは覚えているか? 初日だ」
「ああ」
悠人は思い出した。
あの時に助けた男子の一人が彼――三年の阿古屋だったのだ。
「それで阿古屋先輩、そのハゲと何を言い争っているんだ?」
「誰がハゲだ!」
教頭が悠人に向かって怒鳴る。
「うるせーなぁ、ハゲがよぉ。こっちはセックスを妨害されてイライラしてんだ。黙ってろよ」
悠人が睨むと、教頭は口を閉ざした。
野次馬たちも「こえー」とビビっている。
今の悠人からは人を殺しかねないオーラが漂っていた。
「霧島、俺のことは呼び捨てでいいよ。それで何があったかって言うと、そこのハゲがさぁ――」
阿古屋は教頭を睨みながら話し始めた。
口論のきっかけは全くもってくだらないことだ。
食事中の阿古屋に対し、教頭が座り方を注意したという。
普段なら「へいへい、すんません」で終わる話だ。
だが、この時の阿古屋はそうもいかなかった。
日中に行った食料の調達で親友が命を落としたからだ。
『偉そうなことを言うならお前だって外に出てメシを集めてこいよ!』
阿古屋は席を立ち、教頭に向かって怒鳴った。
それをきっかけに変わらぬやり取りを一時間以上も繰り広げて今に至る。
「もう何度も言ったけど、何で男子だけが外回りなんだよ。その時点でクソだ。でも、それはまぁいいとしよう。女子だって学校で頑張ってくれているからな。だがよ、あんたら教師はどうだ? 違うだろ! 偉そうにしているだけで働きしやしねぇ!」
阿古屋は「教師」と言っているが、正しくは「教職員」である。
事務員も含まれているからだ。
「だから私だって何度も言っているだろ! こういった環境においては統率者の存在が不可欠だ。統率者がいなければ組織は瞬く間に崩壊する。では誰が統率者を務めるべきか? そんなものは大人、すなわち我々に決まっている。学内の秩序を守るためにも、我々は学校にいなければならない!」
教頭が言い終えると、葵がスッとやってきて悠人に耳打ちする。
「ずっとこの調子なの」
悠人は「やれやれ」と大きなため息をついた。
それから私見を述べる。
「どう考えても阿古屋が正しい」
「だろ!?」
阿古屋の目が輝く。
「霧島君、きみ――」
「まぁ待て教頭。俺の話には続きがある」
「続きだぁ?」
悠人は「おう」と頷いた。
「あんたの言い分も分かるよ。統率者は必要だ。そしてその役目は大人が担うべきだというあんたの考えは間違っていない」
「そうだろう、そうだろう」
今度は教頭が笑みを浮かべる。
「だがな、統率者が男の教職員である必要はない。そうだろ?」
「へ?」
「編入時に渡された冊子によると、この学校には校長を含めて19人の女性教師が在籍している。最高責任者の校長を抜いて18人とし、それらを各学年へ均等に配置した場合、1学年につき6人が割り当てられる。事務員も含めたらさらに増えるだろう。そいつらが統率者となればいい」
「んがっ…………! んがががっ……!」
何も言い返せない教頭。
「で、あんたら男の教職員は、男子生徒と同じく外回りを担当する。そうすればあんたの言う大人の統率者もいるし、阿古屋の言い分である男性の教職員による外回りも実現される」
「霧島の言う通りだ!」
いの一番に賛同する阿古屋。
「そうだ! そうしろ! そうしろよ!」
「俺も賛成!」
周囲の野次馬も盛り上がる。
だが――。
「ふざけたことを言うなぁああああ!」
教頭が吠えた。
すぐ傍のテーブルを両手で叩く。
「私は校長先生から全権を与えられているんだ! その私が! 決めたこと! それが絶対に正しいんだ! 生徒が意見するなどおこがましい!」
首筋に血管を浮かばせ、鼻息を荒くして喚く教頭。
悠人は呆れ顔で笑った。
「今のではっきりしたな。つまるところテメェは自分が安全圏にいたいだけだ。統率者だ何だというのはそのための建前に過ぎない。とんだクソ野郎だぜ」
「そうだそうだ!」
「失せろこのハゲ!」
「死ねやハゲ!」
ブーイングの嵐が巻き起こる。
「うるさいうるさいうるさい! 黙れ! ガキども!」
教頭はテーブルを蹴飛ばすと食堂から出て行った。
「ああいう大人にはなりたくねぇな」
悠人は苦笑いで呟いた。
「霧島、助かったぜ! お前すげーな! 強いだけじゃなくて論破能力もたけーじゃん!」
阿古屋は大興奮。
「教頭のあの引きつった顔ったらたまらなかったな!」
他の生徒も盛り上がっている。
「――とまぁ、こんな感じになったけど大丈夫だったか?」
悠人は葵に尋ねた。
「うん! ありがとー、ゆうくん! 助かったよ!」
葵は悠人に抱きついてキスした。
衆目の中なのに堂々としている。
――と、思いきや。
「あ、えと、ごめん、ちょっと、勢い余っちゃった」
顔を真っ赤にして逃げ出してしまった。
見られていることをすっかり忘れていたのだ。
「わー! 部長がキスした!」
「さっきの部長、女の顔になってたよね!」
「うんうん! なんか青春って感じー!」
家庭科部の女子たちは初めて見る葵の姿に大はしゃぎ。
「霧島が宮藤をモノにしたって話はマジだったんだな……」
「俺、実は宮藤のことが好きだったんだよな……」
「俺もだ……! 辛いぜ……!」
「でもちょっと……勃起したよな……」
「だな……なんかエロいキスだった……」
葵に惚れている男子たちは悲しんでいた。
(とりあえず、これで一件落着だな。早く戻ってセックスの続きだ)
悠人は安堵の息を吐くと食堂から出る。
そしていよいよ明日は他の種族を求めて冒険の旅に。
――となるはずだったが、そうはらなかった。
阿古屋たちの教師に対する恨みは、悠人が思うより根深かったのだ。
翌日、悠人はそれを知ることになる。
セックスを中断させてまで彼女が見せたかったものは――。
「学校の中からあれこれ命令するだけの奴が偉そうにすんなって言ってんだよ! このハゲ!」
「ハゲとはなんだハゲとは! それが教師に対する口の利き方か!」
――男子生徒と教頭の口論だった。
多くの生徒が二人を囲むようにして立っている。
「え、これを見せるために俺を呼んだの?」
悠人の顔が露骨に歪んだ。
かつてないほど不機嫌な表情をしている。
今すぐこの場で葵を滅茶苦茶にしたいと思っていた。
「ゆうくんがイラッとする気持ちは分かるよ。でも、このままだとエスカレートすると思う。だからあの争いを終わらせてくれない?」
「なんで俺なんだ? 教師か誰か適当な奴がやればいいじゃないか」
「それで終わらなかったからゆうくんを呼びに行ったの。あとね、ゆうくん、一刻も早くあの争いを終わらせてくれないと、私はきっとすごく怒ると思う」
葵が真剣な表情で悠人を見る。
「怒るって……俺に?」
「ううん、あそこで揉めている人たちに。だってここは食堂で、料理は私や家庭科部の子らが作ったの。皆で美味しく楽しく食べてもらいたくて頑張ったのに、こんなのってあんまりじゃない?」
悠人は怒った葵がどうなるか知っている。
思い出すだけで彼のペニスは極限まで小さくなった。
「よし、食堂に平和をもたらせよう」
「ほんと!?」
「性奴隷もといセックスパートナー、すなわち『セフレ』のメンタルケアをするのは快適な性行為に必要なことだからな」
「じゃあお願い!」と、嬉しそうに笑う葵。
「任せておけ」
悠人は人だかりを掻き分けて争いの中心に向かう。
「だからなぁ、このハゲ、お前マジでいい加減に――」
「ちょっと待ったァ!」
大きな声で注目を集める悠人。
「む? 君は……霧島君じゃないか!」
「出禁にした相手の名前くらいは覚えていたか」
「ぐっ……」
バツの悪そうな顔をする教頭。
一方、教頭と言い争っていた男子は顔を明るくした。
「霧島! いいところに来た!」
「ちょっと待ってくれ。お前の顔には見覚えがある」
男子の顔を凝視する悠人。
「俺だよ! 阿古屋だ!」
「いや、その名前には聞き覚えがない」
「そうか、前の時は名乗れなかったんだった。頭が二つあるライオンに襲われていた俺たちを助けてくれたのは覚えているか? 初日だ」
「ああ」
悠人は思い出した。
あの時に助けた男子の一人が彼――三年の阿古屋だったのだ。
「それで阿古屋先輩、そのハゲと何を言い争っているんだ?」
「誰がハゲだ!」
教頭が悠人に向かって怒鳴る。
「うるせーなぁ、ハゲがよぉ。こっちはセックスを妨害されてイライラしてんだ。黙ってろよ」
悠人が睨むと、教頭は口を閉ざした。
野次馬たちも「こえー」とビビっている。
今の悠人からは人を殺しかねないオーラが漂っていた。
「霧島、俺のことは呼び捨てでいいよ。それで何があったかって言うと、そこのハゲがさぁ――」
阿古屋は教頭を睨みながら話し始めた。
口論のきっかけは全くもってくだらないことだ。
食事中の阿古屋に対し、教頭が座り方を注意したという。
普段なら「へいへい、すんません」で終わる話だ。
だが、この時の阿古屋はそうもいかなかった。
日中に行った食料の調達で親友が命を落としたからだ。
『偉そうなことを言うならお前だって外に出てメシを集めてこいよ!』
阿古屋は席を立ち、教頭に向かって怒鳴った。
それをきっかけに変わらぬやり取りを一時間以上も繰り広げて今に至る。
「もう何度も言ったけど、何で男子だけが外回りなんだよ。その時点でクソだ。でも、それはまぁいいとしよう。女子だって学校で頑張ってくれているからな。だがよ、あんたら教師はどうだ? 違うだろ! 偉そうにしているだけで働きしやしねぇ!」
阿古屋は「教師」と言っているが、正しくは「教職員」である。
事務員も含まれているからだ。
「だから私だって何度も言っているだろ! こういった環境においては統率者の存在が不可欠だ。統率者がいなければ組織は瞬く間に崩壊する。では誰が統率者を務めるべきか? そんなものは大人、すなわち我々に決まっている。学内の秩序を守るためにも、我々は学校にいなければならない!」
教頭が言い終えると、葵がスッとやってきて悠人に耳打ちする。
「ずっとこの調子なの」
悠人は「やれやれ」と大きなため息をついた。
それから私見を述べる。
「どう考えても阿古屋が正しい」
「だろ!?」
阿古屋の目が輝く。
「霧島君、きみ――」
「まぁ待て教頭。俺の話には続きがある」
「続きだぁ?」
悠人は「おう」と頷いた。
「あんたの言い分も分かるよ。統率者は必要だ。そしてその役目は大人が担うべきだというあんたの考えは間違っていない」
「そうだろう、そうだろう」
今度は教頭が笑みを浮かべる。
「だがな、統率者が男の教職員である必要はない。そうだろ?」
「へ?」
「編入時に渡された冊子によると、この学校には校長を含めて19人の女性教師が在籍している。最高責任者の校長を抜いて18人とし、それらを各学年へ均等に配置した場合、1学年につき6人が割り当てられる。事務員も含めたらさらに増えるだろう。そいつらが統率者となればいい」
「んがっ…………! んがががっ……!」
何も言い返せない教頭。
「で、あんたら男の教職員は、男子生徒と同じく外回りを担当する。そうすればあんたの言う大人の統率者もいるし、阿古屋の言い分である男性の教職員による外回りも実現される」
「霧島の言う通りだ!」
いの一番に賛同する阿古屋。
「そうだ! そうしろ! そうしろよ!」
「俺も賛成!」
周囲の野次馬も盛り上がる。
だが――。
「ふざけたことを言うなぁああああ!」
教頭が吠えた。
すぐ傍のテーブルを両手で叩く。
「私は校長先生から全権を与えられているんだ! その私が! 決めたこと! それが絶対に正しいんだ! 生徒が意見するなどおこがましい!」
首筋に血管を浮かばせ、鼻息を荒くして喚く教頭。
悠人は呆れ顔で笑った。
「今のではっきりしたな。つまるところテメェは自分が安全圏にいたいだけだ。統率者だ何だというのはそのための建前に過ぎない。とんだクソ野郎だぜ」
「そうだそうだ!」
「失せろこのハゲ!」
「死ねやハゲ!」
ブーイングの嵐が巻き起こる。
「うるさいうるさいうるさい! 黙れ! ガキども!」
教頭はテーブルを蹴飛ばすと食堂から出て行った。
「ああいう大人にはなりたくねぇな」
悠人は苦笑いで呟いた。
「霧島、助かったぜ! お前すげーな! 強いだけじゃなくて論破能力もたけーじゃん!」
阿古屋は大興奮。
「教頭のあの引きつった顔ったらたまらなかったな!」
他の生徒も盛り上がっている。
「――とまぁ、こんな感じになったけど大丈夫だったか?」
悠人は葵に尋ねた。
「うん! ありがとー、ゆうくん! 助かったよ!」
葵は悠人に抱きついてキスした。
衆目の中なのに堂々としている。
――と、思いきや。
「あ、えと、ごめん、ちょっと、勢い余っちゃった」
顔を真っ赤にして逃げ出してしまった。
見られていることをすっかり忘れていたのだ。
「わー! 部長がキスした!」
「さっきの部長、女の顔になってたよね!」
「うんうん! なんか青春って感じー!」
家庭科部の女子たちは初めて見る葵の姿に大はしゃぎ。
「霧島が宮藤をモノにしたって話はマジだったんだな……」
「俺、実は宮藤のことが好きだったんだよな……」
「俺もだ……! 辛いぜ……!」
「でもちょっと……勃起したよな……」
「だな……なんかエロいキスだった……」
葵に惚れている男子たちは悲しんでいた。
(とりあえず、これで一件落着だな。早く戻ってセックスの続きだ)
悠人は安堵の息を吐くと食堂から出る。
そしていよいよ明日は他の種族を求めて冒険の旅に。
――となるはずだったが、そうはらなかった。
阿古屋たちの教師に対する恨みは、悠人が思うより根深かったのだ。
翌日、悠人はそれを知ることになる。
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