12 / 14
012 灯火の正体
しおりを挟む
森の奥に見えた灯火が近づいてきて、それを持つ者の姿を露わにした。
(やっぱり異世界人だ!)
茂みより現れたのは、中学生と思しき少女だった。
肌は褐色で、髪は黒のミディアム。
無地の白い服を着ていて、下は白いフリルのついた緑のスカート。
灯火は彼女が持つランタンだった。
(この世界の人間は、俺たちと全く変わらない姿をしているんだな)
建物の形状などから、大まかなシルエットが似ていることは分かっていた。
ただ、細かい部分では差が生じているかもしれないと思っていた。
例えば、腕の数が違ったり、頭が二つあったり。
そうしたことがなかったことに少なからず安堵した。
(それにしてもあの子……)
少女を凝視しながら、俺は思う。
(ブラをつけていないぞ!)
胸部に二つの突起が見える。
目を凝らすことで衣服の向こう側を透視しようと頑張った。
「…………」
少女は無言でランタンを消した。
周囲を警戒しつつ、慎重に城へ近づいていく。
しかし、中に入るつもりはないようだ。
近くの民家に背中を張り付けて、そーっと城を覗き込んでいる。
(見たところ武器を持っていないようだが……)
次の対応に悩む。
声を掛けるべきか、このまま様子を見るべきか。
そんな時だった。
「拓真くーん!」
「おーい、拓真ー!」
「伊吹せんぱーいー!」
城から璃子、紗良、真帆の三人が出てきたのだ。
その声によって異世界人の少女がビクッとする。
俺も驚いたし、違う家から響き続ける喘ぎ声も止まった。
「拓真め、どこに行ったんだー?」
城を出てすぐのところでキョロキョロする紗良。
「昨日は外にいたのですが……」と真帆。
「もしかしたら大浴場に行っているのかな?」
「ありえる! 今って男子の入浴時間だし!」
三人は再び城に戻っていった。
(あいつら、俺に何の用だったんだ?)
気になるところだが、今はそれ以上に大事なことがある。
異世界人の監視だ。
璃子たちが城へ消えると同時に、少女は茂みに向かった。
この場から離脱するようだ。
(紗良、璃子、真帆……無視してすまん!)
俺は静かに家を出て尾行することにした。
◇
異世界人の少女は、ランタンを消したまま森を進んでいく。
(いくら俺たちに気づかれるのを警戒しているからって、こんな真夜中に灯りをつけず移動して大丈夫なのか?)
数は多くないが、この辺には獰猛な獣が生息している。
俺たちが狩ったピューマやイノシシは、地球だと夜でも活発な動物だ。
(もしかしたらこの香りが獣除けになっているのかな?)
少女の通った道には線香を彷彿とさせる残り香が漂っていた。
「ガルルァ……!」
そんなことを考えていると、少女の前方にピューマが現れた。
体を低くし、目を大きく見開いた状態で唸っている。
誰が見ても分かるほどの攻撃態勢だ。
「ひぃ……!」
怯えた様子の少女。
獣との戦いに慣れているわけではないようだ。
「ガルッ!」
ピューマはクンクンと匂いを嗅ぐなり逃げていった。
やはり少女のまとっている線香に似た香りが獣除けのようだ。
とはいえ、絶対的な効果をもつものではないのだろう。
少女はホッとした顔で安堵の息を吐いていた。
(思ったよりも距離があるな)
その後も少女は黙々と歩き続けた。
一直線に2時間ほど。
ウチの生徒が誰も来たことのないエリアだ。
暗くて視界が優れないため、危険度は許容範囲を超えている。
今すぐにでも引き返すのが正解だ。
それでも俺は尾行を続けた。
次の機会があるか分からない以上、ここで逃がすわけにはいかない。
また、集落があるなら場所を知っておきたかった。
(む?)
少女の歩く速度が急激に落ちてきた。
それによって気づく。
前方に人間の集団がいることに。
少女と同じく中学生くらいの子供たちだ。
尾行していた少女を含めて8人。
男子5人に女子3人だ。
「キイナ、どうだった?」
男子が言った。
(日本語だと!?)
思わず声が出そうになった。
異世界人が日本語を話すのは想定外だ。
謎の異世界語を使うのだとばかり思っていた。
(もしかしてここは日本なのか!? ……いや、それはない)
動植物や魔法石など、あらゆるものが異世界だと示している。
その点は揺らがない。
「やっぱり人がいたよ。しかも私たちと同じ言葉を喋っていた!」
俺の尾行していた少女が答える。
キイナというのは彼女の名前だろう。
「俺たちと同じ言葉!? マジかよ!」
「村長に報告したほうがいいんじゃねーの?」と別の男子。
「ダメでしょ。私たちが森に入っていたとバレるわよ」
「そうよ。私たちだけの秘密にしないと」
キイナの他にいる二人の女子が言った。
「でもヤバい奴等ならどうするんだ? いきなり襲ってくるかも」
連中がああだこうだと話し合っている。
キイナは静かにその様子を眺めたあと、タイミングを見計らって提案した。
「じゃあ多数決でどう? 村長に報告するかどうか」
「そうだな、こういう時は多数決だ!」
リーダー格の男子が賛同。
他の子らも頷いて多数決を始まった。
結果は――。
「引き分けじゃん!」
どちらにも4票が入った。
女子3人と男子1人が村長に報告する派だ。
怒られてもいいから報告するべき、という考えである。
「こういう時はリーダーの俺の意見を尊重して報告しない方向で」
「それだったら命懸けで偵察したキイナを尊重して報告するべき」
森の中で言い合いが始まる。
(おいおい、どっちでもいいから早く進んでくれよ)
俺は茂みに伏せたまま様子を見守る。
彼らのセリフから、近くに村があるのは明らかだ。
その位置さえ分かれば……。
(ん? なんだ?)
背後からカサカサと音がする。
振り返るとヘビがいた。
それもニシキヘビのような大型種だ。
真っ直ぐ俺に迫ってくる。
(頼む……! 締め付けタイプでいてくれ!)
ヘビの攻撃スタイルは大きく分けて二つ。
咬んだで毒を注入するタイプと、胴体で締め付けて仕留めるタイプだ。
どちらも危険だが、状況的には後者の方が助かる。
(というか、それ以上は近づいてくるな!)
とりあえず拳より一回り大きい石を掴んでヘビを睨む。
真っ暗でも夜目が利いているので、輪郭くらいなら分かる。
キイナの仲間たちが持っているランタンの灯りも役に立っていた。
(ダメだ! コイツは俺と戦う気だ!)
残念なことにヘビは退かなかった。
ただ、幸いなことに締め付けタイプだった。
咬もうとはせず、初手で締め付けようとしてきたのだ。。
(このままだとやられる……。仕方ない、戦うか)
応戦することにした。
右手に持っている石をヘビの頭部に叩きつける。
これによってヘビは機能を停止した。
死んだのか失神しているだけなのかは分からない。
「「「誰だ!」」」
案の定、俺の存在がバレてしまった。
可能な限り静かな攻撃を心がけたが、それでも音を消しきれない。
(黙っていても見つかるだけだな)
ダメ元で抵抗を試みることにした。
ヘビを倒すのに使った石を遠くに投げる。
異世界人から見えないよう、地面すれすれの低い軌道で。
コツンッ。
石は遠く離れた木に命中したようだ。
当たったかどうかは見えないが、音でそう判断した。
「あっちだ!」
「逃がすな!」
連中は石の命中した方へ走り出す。
(苦し紛れの行動だったが上手くいったな)
俺は隙を突いてその場から離脱。
集落まで尾行しようと思ったが、今回は諦めるしかない。
獣に襲われないことを祈りながら城に向かう。
(この件は早川に話したほうがいいな)
異世界人が日本語を話せるなら事情が変わってくる。
コミュニケーションを取ることで有益な情報が得られるはずだ。
日本に戻る方法だって分かるかもしれない。
もちろん未知の存在と接触することのリスクは承知している。
話しかけた途端、いきなり攻撃される可能性だってあるだろう。
最初はイイ人を装いつつ、隙を見て騙し討ちしてくるかもしれない。
こういう時は皆のリーダーに丸投げするのが一番だ。
だって俺はモブキャラなのだから。
(やっぱり異世界人だ!)
茂みより現れたのは、中学生と思しき少女だった。
肌は褐色で、髪は黒のミディアム。
無地の白い服を着ていて、下は白いフリルのついた緑のスカート。
灯火は彼女が持つランタンだった。
(この世界の人間は、俺たちと全く変わらない姿をしているんだな)
建物の形状などから、大まかなシルエットが似ていることは分かっていた。
ただ、細かい部分では差が生じているかもしれないと思っていた。
例えば、腕の数が違ったり、頭が二つあったり。
そうしたことがなかったことに少なからず安堵した。
(それにしてもあの子……)
少女を凝視しながら、俺は思う。
(ブラをつけていないぞ!)
胸部に二つの突起が見える。
目を凝らすことで衣服の向こう側を透視しようと頑張った。
「…………」
少女は無言でランタンを消した。
周囲を警戒しつつ、慎重に城へ近づいていく。
しかし、中に入るつもりはないようだ。
近くの民家に背中を張り付けて、そーっと城を覗き込んでいる。
(見たところ武器を持っていないようだが……)
次の対応に悩む。
声を掛けるべきか、このまま様子を見るべきか。
そんな時だった。
「拓真くーん!」
「おーい、拓真ー!」
「伊吹せんぱーいー!」
城から璃子、紗良、真帆の三人が出てきたのだ。
その声によって異世界人の少女がビクッとする。
俺も驚いたし、違う家から響き続ける喘ぎ声も止まった。
「拓真め、どこに行ったんだー?」
城を出てすぐのところでキョロキョロする紗良。
「昨日は外にいたのですが……」と真帆。
「もしかしたら大浴場に行っているのかな?」
「ありえる! 今って男子の入浴時間だし!」
三人は再び城に戻っていった。
(あいつら、俺に何の用だったんだ?)
気になるところだが、今はそれ以上に大事なことがある。
異世界人の監視だ。
璃子たちが城へ消えると同時に、少女は茂みに向かった。
この場から離脱するようだ。
(紗良、璃子、真帆……無視してすまん!)
俺は静かに家を出て尾行することにした。
◇
異世界人の少女は、ランタンを消したまま森を進んでいく。
(いくら俺たちに気づかれるのを警戒しているからって、こんな真夜中に灯りをつけず移動して大丈夫なのか?)
数は多くないが、この辺には獰猛な獣が生息している。
俺たちが狩ったピューマやイノシシは、地球だと夜でも活発な動物だ。
(もしかしたらこの香りが獣除けになっているのかな?)
少女の通った道には線香を彷彿とさせる残り香が漂っていた。
「ガルルァ……!」
そんなことを考えていると、少女の前方にピューマが現れた。
体を低くし、目を大きく見開いた状態で唸っている。
誰が見ても分かるほどの攻撃態勢だ。
「ひぃ……!」
怯えた様子の少女。
獣との戦いに慣れているわけではないようだ。
「ガルッ!」
ピューマはクンクンと匂いを嗅ぐなり逃げていった。
やはり少女のまとっている線香に似た香りが獣除けのようだ。
とはいえ、絶対的な効果をもつものではないのだろう。
少女はホッとした顔で安堵の息を吐いていた。
(思ったよりも距離があるな)
その後も少女は黙々と歩き続けた。
一直線に2時間ほど。
ウチの生徒が誰も来たことのないエリアだ。
暗くて視界が優れないため、危険度は許容範囲を超えている。
今すぐにでも引き返すのが正解だ。
それでも俺は尾行を続けた。
次の機会があるか分からない以上、ここで逃がすわけにはいかない。
また、集落があるなら場所を知っておきたかった。
(む?)
少女の歩く速度が急激に落ちてきた。
それによって気づく。
前方に人間の集団がいることに。
少女と同じく中学生くらいの子供たちだ。
尾行していた少女を含めて8人。
男子5人に女子3人だ。
「キイナ、どうだった?」
男子が言った。
(日本語だと!?)
思わず声が出そうになった。
異世界人が日本語を話すのは想定外だ。
謎の異世界語を使うのだとばかり思っていた。
(もしかしてここは日本なのか!? ……いや、それはない)
動植物や魔法石など、あらゆるものが異世界だと示している。
その点は揺らがない。
「やっぱり人がいたよ。しかも私たちと同じ言葉を喋っていた!」
俺の尾行していた少女が答える。
キイナというのは彼女の名前だろう。
「俺たちと同じ言葉!? マジかよ!」
「村長に報告したほうがいいんじゃねーの?」と別の男子。
「ダメでしょ。私たちが森に入っていたとバレるわよ」
「そうよ。私たちだけの秘密にしないと」
キイナの他にいる二人の女子が言った。
「でもヤバい奴等ならどうするんだ? いきなり襲ってくるかも」
連中がああだこうだと話し合っている。
キイナは静かにその様子を眺めたあと、タイミングを見計らって提案した。
「じゃあ多数決でどう? 村長に報告するかどうか」
「そうだな、こういう時は多数決だ!」
リーダー格の男子が賛同。
他の子らも頷いて多数決を始まった。
結果は――。
「引き分けじゃん!」
どちらにも4票が入った。
女子3人と男子1人が村長に報告する派だ。
怒られてもいいから報告するべき、という考えである。
「こういう時はリーダーの俺の意見を尊重して報告しない方向で」
「それだったら命懸けで偵察したキイナを尊重して報告するべき」
森の中で言い合いが始まる。
(おいおい、どっちでもいいから早く進んでくれよ)
俺は茂みに伏せたまま様子を見守る。
彼らのセリフから、近くに村があるのは明らかだ。
その位置さえ分かれば……。
(ん? なんだ?)
背後からカサカサと音がする。
振り返るとヘビがいた。
それもニシキヘビのような大型種だ。
真っ直ぐ俺に迫ってくる。
(頼む……! 締め付けタイプでいてくれ!)
ヘビの攻撃スタイルは大きく分けて二つ。
咬んだで毒を注入するタイプと、胴体で締め付けて仕留めるタイプだ。
どちらも危険だが、状況的には後者の方が助かる。
(というか、それ以上は近づいてくるな!)
とりあえず拳より一回り大きい石を掴んでヘビを睨む。
真っ暗でも夜目が利いているので、輪郭くらいなら分かる。
キイナの仲間たちが持っているランタンの灯りも役に立っていた。
(ダメだ! コイツは俺と戦う気だ!)
残念なことにヘビは退かなかった。
ただ、幸いなことに締め付けタイプだった。
咬もうとはせず、初手で締め付けようとしてきたのだ。。
(このままだとやられる……。仕方ない、戦うか)
応戦することにした。
右手に持っている石をヘビの頭部に叩きつける。
これによってヘビは機能を停止した。
死んだのか失神しているだけなのかは分からない。
「「「誰だ!」」」
案の定、俺の存在がバレてしまった。
可能な限り静かな攻撃を心がけたが、それでも音を消しきれない。
(黙っていても見つかるだけだな)
ダメ元で抵抗を試みることにした。
ヘビを倒すのに使った石を遠くに投げる。
異世界人から見えないよう、地面すれすれの低い軌道で。
コツンッ。
石は遠く離れた木に命中したようだ。
当たったかどうかは見えないが、音でそう判断した。
「あっちだ!」
「逃がすな!」
連中は石の命中した方へ走り出す。
(苦し紛れの行動だったが上手くいったな)
俺は隙を突いてその場から離脱。
集落まで尾行しようと思ったが、今回は諦めるしかない。
獣に襲われないことを祈りながら城に向かう。
(この件は早川に話したほうがいいな)
異世界人が日本語を話せるなら事情が変わってくる。
コミュニケーションを取ることで有益な情報が得られるはずだ。
日本に戻る方法だって分かるかもしれない。
もちろん未知の存在と接触することのリスクは承知している。
話しかけた途端、いきなり攻撃される可能性だってあるだろう。
最初はイイ人を装いつつ、隙を見て騙し討ちしてくるかもしれない。
こういう時は皆のリーダーに丸投げするのが一番だ。
だって俺はモブキャラなのだから。
33
お気に入りに追加
217
あなたにおすすめの小説
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる