9 / 21
009 弓矢
しおりを挟む
「狩りだー! 私に続けー!」
石斧を片手に飛び出そうとするサナエ。
俺は苦笑いで「そうじゃない」と止めた。
「まずは武器を作ることから始めよう」
「武器ならあるじゃないか! この石斧が!」
石斧を掲げるサナエ。
それに合わせてミズキが「シャキーン」と擬音を口ずさむ。
「ゲームならそれでいいけど、現実はそうもいかない」
「えー、そうなのぉ?」
分かりやすく不満そうなサナエに対し、俺は笑いながら頷いた。
「必要なのは人類史において長らく最強とされていた武器――弓だ」
狩猟に必要なのは弓矢と罠である。
近接武器は弓が使えない時の最終手段でしかない。
「たしかに弓は熱い! でも弓って作れるの?」
首を傾げるサナエ。
俺が答えようとするが、先にアキノが口を開いた。
「本体さえどうにかすれば大丈夫じゃない? 糸の作り方は分かったから弦はどうにかなるとして、矢も適当な木を石包丁で削ればいいし」
他の三人が「たしかに」と口を揃える。
「アキノの言う通りだ。補足するなら、木の矢は先端を火で炙って硬くするといいだろう。あと矢羽根がないと安定しないから、笹の葉か何か適当な物を付ければいい」
矢羽根の材料として理想的なのは鳥の羽根だ。
雉や猛禽類などが定番である。
「本体に関しては竹を使おう。ちょうど近くに女竹が生えている」
「女竹って水を煮沸するのに使った竹とはまた別物?」とコトハ。
「全く違うよ。水の煮沸に用いた竹筒は孟宗竹だ」
「どう違うの?」
「一番は外見だな。孟宗竹は大きくて太いが、女竹は小さくて細い。ちなみに市販のタケノコは孟宗竹が使われていることが多い。女竹のタケノコは苦みが強いから人気が低いんだ」
「そうなんだー!」
「すごいねユウマ、竹学者じゃん!」
ミズキが肘でグイグイと突いてきた。
「竹学者じゃないけど、竹は便利だから最低限の知識はあるよ」
話が逸れてきたので元に戻す。
「ということで、俺は女竹と笹の葉を用意する。皆は手分けして材料の調達や製糸作業をこなしてくれ」
「糸作りはこのミズキさんにお任せあれ!」
「よっ! 手先の器用さに定評のある女!」
サナエが手をメガホンに見立てて声を張り上げる。
「ミズキは器用さに定評があるのか」
「ふふふ、こう見えて私は細かい作業が大の得意なのさ! 派手な見た目に反する内職志向の女! それが青山ミズキ!」
「それは頼もしい、期待しているよ」
こうして俺たちは弓矢の製作に向けて動き出した。
◇
弓矢に必要な材料を調達したのでいざ製作へ。
――と、その前に。
「襲われただって?」
「まー私が近づきすぎたのがいけないんだけどねぇ! 幸いにも怪我しないで済んだしヘーキヘーキ!」
後頭部を掻きながら笑うサナエ。
外で作業していたところイノシシに襲われたそうだ。
「よく無事で済んだな」
イノシシは凶暴で、個体にもよるがしつこいタイプだ。
軽く襲っただけであっさり見逃してくれるとは思えない。
「そこは私のカラリパヤットで軽く追い払ったさ……と言いたいけど、本当はビビって石を投げたのが功を奏したみたい」
「石で怯んだのか?」
「たまたま目に当たってくれてさー。びっくりして逃げていっちゃった!」
「なるほど、それならありえるな」
どんな動物でも目は弱点だ。
頑強な皮膚を持つイノシシですら目は脆い。
「そのイノシシにはきっちり報復するとして、そのための弓矢を作ろう」
「おー!」
俺は洞窟に入ってすぐのところに材料を並べた。
まずは弓の製作からだ。
「孟宗竹や真竹だったら縦に割るんだけど、今回使う女竹は細いからそのままでいいだろう」
女竹の中でも特に稈の直径が小さいものを選んできた。
その太さは勃起状態のペニスを遥かに下回る。
「両端に弦を結ぶわけだが、そのままだと味気ないので糸を通すための穴を開けるとしよう」
石包丁の尖っている部分でグリグリ。
竹なので硬いものの、難なく穴を開けることに成功した。
「あとは弦だ。両端の穴に糸を通して結ぶだけだが……」
チラリとミズキを見る。
「もうできていますよ! プリプリの弦ちゃんが!」
製糸担当の彼女は、既に良質な糸を作り終えていた。
「本当に器用なんだな」
「まぁねーん♪」
ミズキから受け取った糸を弦として使う。
女竹の真ん中を足で踏み、両端を引っ張って反らせる。
「女竹はしなやかだから、『折れるかも』と思うくらいまで反らせても大丈夫だ」
強めに反らせて弦を張った。
「これで本体は完成だ」
「おー、あっさりできた!」
「私の作った糸が立派な弦ちゃんになっちゃった!」
「ユウマ君の手にかかったら何でも楽勝だねー!」
「すごいね」
次は矢の製作だ。
「矢を作る際のポイントといえば、可能な限り規格を統一することだ」
「なにそれ?」とサナエ。
「たぶんサイズ感を揃えるってことじゃない?」
アキノが正解を言った。
「その通り。規格が異なると飛び方も変わってくる。だから規格を統一して安定性を高めるんだ」
ということで、まずは矢の本体の規格を統一する。
女性陣の集めた枝を石包丁で削り、長さと太さを整えた。
「次に先端――矢尻だ」
ここでも石包丁を使う。
先端が鋭利になるよう削った。
女性陣も俺の見様見真似で作業に取り組む。
「なんか大きな鉛筆を削ってるって感じ」とアキノ。
コトハが「分かる分かる!」と笑みを浮かべた。
「削り終わったら削りカスを一カ所に集めてくれ」
「カスも矢に使えるの?」とサナエ。
「いや、火熾しに使うんだ」
「あーね1」
火熾しでは小さな火を徐々に大きくしていく。
木の削りカスはその初期段階にとても適していた。
「削りカスまで有効利用できるなんてすごいなぁ」
コトハが削りカスをまとめながら言う。
大した動きをしていないのに胸がぷるんぷるんしていた。
「矢尻を火で炙って硬化させたら、最後に矢羽根の装着だ」
羽根は笹の葉を使い、接着剤代わりの松脂でくっつける。
松脂はその名の通り松の木から採取可能だ。
採取方法は簡単で、樹皮を軽く削るだけでいい。
すると削った箇所から勝手に出てくる。
この松脂を洞窟に持ち帰って溶かす。
平べったい石の上に置いて火に掛けるだけだ。
溶けたら粘着性の高いドロドロになるので、それを矢に塗る。
で、矢羽根となる笹の葉を装着して乾かせばOK。
「これで弓矢の完成だ!」
「「「おお!」」」
「さっそく試してみるとしよう。サナエ、イノシシに襲われたのはどこだ」
「あっち!」
サナエが指したのは洞窟の東側だ。
「了解。では行こう。狩りの時間だ! 俺に続け!」
四人が「おー!」と拳を突き上げる。
「……って、それ私が最初に言ったセリフじゃん!」
サナエが「パクるなし!」と小突いてきた。
石斧を片手に飛び出そうとするサナエ。
俺は苦笑いで「そうじゃない」と止めた。
「まずは武器を作ることから始めよう」
「武器ならあるじゃないか! この石斧が!」
石斧を掲げるサナエ。
それに合わせてミズキが「シャキーン」と擬音を口ずさむ。
「ゲームならそれでいいけど、現実はそうもいかない」
「えー、そうなのぉ?」
分かりやすく不満そうなサナエに対し、俺は笑いながら頷いた。
「必要なのは人類史において長らく最強とされていた武器――弓だ」
狩猟に必要なのは弓矢と罠である。
近接武器は弓が使えない時の最終手段でしかない。
「たしかに弓は熱い! でも弓って作れるの?」
首を傾げるサナエ。
俺が答えようとするが、先にアキノが口を開いた。
「本体さえどうにかすれば大丈夫じゃない? 糸の作り方は分かったから弦はどうにかなるとして、矢も適当な木を石包丁で削ればいいし」
他の三人が「たしかに」と口を揃える。
「アキノの言う通りだ。補足するなら、木の矢は先端を火で炙って硬くするといいだろう。あと矢羽根がないと安定しないから、笹の葉か何か適当な物を付ければいい」
矢羽根の材料として理想的なのは鳥の羽根だ。
雉や猛禽類などが定番である。
「本体に関しては竹を使おう。ちょうど近くに女竹が生えている」
「女竹って水を煮沸するのに使った竹とはまた別物?」とコトハ。
「全く違うよ。水の煮沸に用いた竹筒は孟宗竹だ」
「どう違うの?」
「一番は外見だな。孟宗竹は大きくて太いが、女竹は小さくて細い。ちなみに市販のタケノコは孟宗竹が使われていることが多い。女竹のタケノコは苦みが強いから人気が低いんだ」
「そうなんだー!」
「すごいねユウマ、竹学者じゃん!」
ミズキが肘でグイグイと突いてきた。
「竹学者じゃないけど、竹は便利だから最低限の知識はあるよ」
話が逸れてきたので元に戻す。
「ということで、俺は女竹と笹の葉を用意する。皆は手分けして材料の調達や製糸作業をこなしてくれ」
「糸作りはこのミズキさんにお任せあれ!」
「よっ! 手先の器用さに定評のある女!」
サナエが手をメガホンに見立てて声を張り上げる。
「ミズキは器用さに定評があるのか」
「ふふふ、こう見えて私は細かい作業が大の得意なのさ! 派手な見た目に反する内職志向の女! それが青山ミズキ!」
「それは頼もしい、期待しているよ」
こうして俺たちは弓矢の製作に向けて動き出した。
◇
弓矢に必要な材料を調達したのでいざ製作へ。
――と、その前に。
「襲われただって?」
「まー私が近づきすぎたのがいけないんだけどねぇ! 幸いにも怪我しないで済んだしヘーキヘーキ!」
後頭部を掻きながら笑うサナエ。
外で作業していたところイノシシに襲われたそうだ。
「よく無事で済んだな」
イノシシは凶暴で、個体にもよるがしつこいタイプだ。
軽く襲っただけであっさり見逃してくれるとは思えない。
「そこは私のカラリパヤットで軽く追い払ったさ……と言いたいけど、本当はビビって石を投げたのが功を奏したみたい」
「石で怯んだのか?」
「たまたま目に当たってくれてさー。びっくりして逃げていっちゃった!」
「なるほど、それならありえるな」
どんな動物でも目は弱点だ。
頑強な皮膚を持つイノシシですら目は脆い。
「そのイノシシにはきっちり報復するとして、そのための弓矢を作ろう」
「おー!」
俺は洞窟に入ってすぐのところに材料を並べた。
まずは弓の製作からだ。
「孟宗竹や真竹だったら縦に割るんだけど、今回使う女竹は細いからそのままでいいだろう」
女竹の中でも特に稈の直径が小さいものを選んできた。
その太さは勃起状態のペニスを遥かに下回る。
「両端に弦を結ぶわけだが、そのままだと味気ないので糸を通すための穴を開けるとしよう」
石包丁の尖っている部分でグリグリ。
竹なので硬いものの、難なく穴を開けることに成功した。
「あとは弦だ。両端の穴に糸を通して結ぶだけだが……」
チラリとミズキを見る。
「もうできていますよ! プリプリの弦ちゃんが!」
製糸担当の彼女は、既に良質な糸を作り終えていた。
「本当に器用なんだな」
「まぁねーん♪」
ミズキから受け取った糸を弦として使う。
女竹の真ん中を足で踏み、両端を引っ張って反らせる。
「女竹はしなやかだから、『折れるかも』と思うくらいまで反らせても大丈夫だ」
強めに反らせて弦を張った。
「これで本体は完成だ」
「おー、あっさりできた!」
「私の作った糸が立派な弦ちゃんになっちゃった!」
「ユウマ君の手にかかったら何でも楽勝だねー!」
「すごいね」
次は矢の製作だ。
「矢を作る際のポイントといえば、可能な限り規格を統一することだ」
「なにそれ?」とサナエ。
「たぶんサイズ感を揃えるってことじゃない?」
アキノが正解を言った。
「その通り。規格が異なると飛び方も変わってくる。だから規格を統一して安定性を高めるんだ」
ということで、まずは矢の本体の規格を統一する。
女性陣の集めた枝を石包丁で削り、長さと太さを整えた。
「次に先端――矢尻だ」
ここでも石包丁を使う。
先端が鋭利になるよう削った。
女性陣も俺の見様見真似で作業に取り組む。
「なんか大きな鉛筆を削ってるって感じ」とアキノ。
コトハが「分かる分かる!」と笑みを浮かべた。
「削り終わったら削りカスを一カ所に集めてくれ」
「カスも矢に使えるの?」とサナエ。
「いや、火熾しに使うんだ」
「あーね1」
火熾しでは小さな火を徐々に大きくしていく。
木の削りカスはその初期段階にとても適していた。
「削りカスまで有効利用できるなんてすごいなぁ」
コトハが削りカスをまとめながら言う。
大した動きをしていないのに胸がぷるんぷるんしていた。
「矢尻を火で炙って硬化させたら、最後に矢羽根の装着だ」
羽根は笹の葉を使い、接着剤代わりの松脂でくっつける。
松脂はその名の通り松の木から採取可能だ。
採取方法は簡単で、樹皮を軽く削るだけでいい。
すると削った箇所から勝手に出てくる。
この松脂を洞窟に持ち帰って溶かす。
平べったい石の上に置いて火に掛けるだけだ。
溶けたら粘着性の高いドロドロになるので、それを矢に塗る。
で、矢羽根となる笹の葉を装着して乾かせばOK。
「これで弓矢の完成だ!」
「「「おお!」」」
「さっそく試してみるとしよう。サナエ、イノシシに襲われたのはどこだ」
「あっち!」
サナエが指したのは洞窟の東側だ。
「了解。では行こう。狩りの時間だ! 俺に続け!」
四人が「おー!」と拳を突き上げる。
「……って、それ私が最初に言ったセリフじゃん!」
サナエが「パクるなし!」と小突いてきた。
0
お気に入りに追加
267
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる