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006 一日目の終わり
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「洞窟なんか必要ないだと?」
「ああ、そうだ」
皆が遠巻きに眺める中、霧島は洞窟に移らない理由を述べた。
ペラペラ、ペラペラ……それは数十分に及ぶ大演説だった。
(どれだけ舌が回るんだ、コイツ)
救助が円滑に進むようにだとか、身振り手振りを交えて語っている。
だが、その場にいる誰もが分かっていた。
彼の言い分が建前に過ぎない空虚なものであると。
本音は「お前が見つけた場所だからダメ」でしかない。
ただそれだけのことを言うのに、彼は数十分も語っているのだ。
「キング牧師も言っているように――ペラペラ、ペラペラ」
いよいよ公民権運動を引き合いに出して語り始めた。
洞窟を使わない理由と人種差別を結びつけて話せるのは彼くらいだろう。
もはや本人ですら何を話しているのか分かっていないのではないか。
「ああ、もういい、分かった。俺が悪かったよ。洞窟の件は忘れてくれ。空気を読まない発言をしてしまった。ここで過ごそう」
面倒臭くなったので適当に流した。
霧島は「分かったならそれでいい」と頷いた。
その顔はこの上なく満足気だ。
話が終わったので、俺は霧島から離れた。
そして、俺を慕ってくれている四人の女性陣と話す。
「霧島って、なんか俺に対して妙な敵意を抱いているよな」
「ユウマにリーダーの座を奪われそうで焦っているんでしょ」とアキノ。
「私もそう思うなー」
コトハが賛同する。
「俺はリーダーの座を奪う気なんかないのに」
「被害妄想が激しい変わり者なんだよ。一年の時から生徒会長に君臨している根っからのリーダー志望だから。学校だと教師にすら命令していたし」
サナエが呆れたように言った。
「すごいな」
視線を霧島に移す。
やはり多くの人から疎まれているようだ。
一方、仕切りたがりの彼を慕っている生徒も少しながらいた。
サナエは奴のことを好きな奴などいないと言っていたが実際は違う。
数少ない熱狂的な信者が存在しているようだ。
◇
日が暮れて夜になったが救助は来なかった。
狼煙の成果は残念ながら皆無だ。
その頃になると草原のシェルターも完成していた。
木の枝で組んだ骨組みに大きな葉を括り付けて屋根にしたものだ。
葉を屋根にする案は俺が考えた。
ただし、霧島はそのことに気づいていない。
俺が提案しても却下されるので、別の人間に提案してもらった。
後に霧島も気づいてしまったが時既に遅し。
流石に完成したあとだと歯ぎしりするだけで何も言わなかった。
「草原の上で寝るとか初めて! ちょっと臭いけど自然って感じがして楽しー!」
サナエは右に左に地面を転がっている。
丈の短いスカートがひらひら捲れてパンティーが丸見えだ。
その様子をスケベな男子どもが「おほほ」と覗いている。
俺もその一人だ。
「ねね、ユウマ君ってさ、なんでサバイバル技術に長けているの?」
俺の隣にコトハが座った。
丈の短いスカートなのに体育座りだ。
黒のニーハイのみならず太ももまでよく見える。
側面からなので耐えられるが、正面からだと勃起していただろう。
童貞の俺には少しばかし刺激が強すぎる。
「俺は探検家を目指しているんだ。そのために色々なサバイバル技術を磨いている」
「探検家って? アフリカとか行くの?」
「アフリカっていうか、未踏の地に興味があるんだ。あと未接触部族とかとも交流したいなーって」
殺されそうだけど、と笑う。
「未接種部族って何?」
「世界の文明から切り離されて過ごす部族のことだよ。有名なのだと北センチネル島なんかが有名だ」
「なんかその島の名前は聞いたことがあるかも」
「北センチネル島の部族は攻撃的なことでも有名で、接触を試みて殺された例もあるほどだ」
「怖ッ」
「ちなみに、世界には未接触部族が100以上も存在すると言われているんだ」
「100以上も? そんなに多いの?」
「推定だから実際のところは不明だけどな。で、それだけの未接触部族が存在するってことは、同じ数だけ俺たちの文明から隔絶された場所が存在するってことだろ? 俺はそういうところに行ってみたいんだ。宇宙や深海に興味を持つのと似ている」
思わず熱弁してしまう。
そんな俺の話を、コトハは真剣に聞いていた。
「ユウマ君って私と同い年なのに私よりずっと大人だね。目標があってそれに努力しているのってすごくカッコイイと思うよ」
「そ、そうかな?」
照れた俺は「ぐへへ」と気持ち悪い笑みを浮かべる。
そんな俺を見て、コトハは「あはは」と可愛らしく笑った。
「ちょいと失礼!」
俺たちの会話にミズキが割り込んできた。
俺の隣――彼女はコトハとは反対側――に腰を下ろした。
「ユウマって地理に詳しい系?」
「いや、そうでもないけど。どうした?」
「いやね、ふと思ったんだけどさー、ここってどこなんだろうかね?」
「常識的に考えると、日本の本土より東に位置する離島だろう」
クルーズ船は太平洋側を通って北海道の港に向かっていた。
その道中で事故に遭ったのなら、必然と太平洋側のどこかになる。
時間的にも本土からそれほど離れていないだろう。
「ただし、常識的に考えると、そもそも今の状況が説明できなくなる」
夕方から夜にかけて、俺は多くの生徒にある質問をして回った。
『この草原に来る直前はどうしていたか』と。
俺の場合は少し早めの就寝をしていた。
だが、全員が同じように寝ていたとは思わない。
寝ないで起きていた奴もいたはずだ。
案の定、聞き回ると起きていたと言う者が数名いた。
連中によると、草原に“転移”したのは午前5時過ぎだという。
5時過ぎに突如として意識が飛び、目覚めると草原にいたそうだ。
「島の環境も常識じゃ考えられないんでしょ?」とミズキ。
「俺の知る限りはそうだ」
「じゃあこれが異世界転移ってやつかー!」
「なるほど異世界転移か、それなら納得だなぁ……ってんなわけあるかい!」
俺は笑いながらツッコミを入れた。
「えー、でも他にあり得なくない? なくなくない?」
俺は「まぁ……」としか言えなかった。
仮に異世界転移説を否定したとしても、別のSF説が浮上するだけだ。
それらを排除した場合、それはそれで奇天烈な説になってしまう。
「ま、異世界転移でも何でもいいさ。元の暮らしができるならな」
この島は興味深いが、ここに骨を埋めるつもりはない。
明日には救助が来ることを祈り、俺はこの日を終える。
だが、この祈りが通じることはなかった――。
「ああ、そうだ」
皆が遠巻きに眺める中、霧島は洞窟に移らない理由を述べた。
ペラペラ、ペラペラ……それは数十分に及ぶ大演説だった。
(どれだけ舌が回るんだ、コイツ)
救助が円滑に進むようにだとか、身振り手振りを交えて語っている。
だが、その場にいる誰もが分かっていた。
彼の言い分が建前に過ぎない空虚なものであると。
本音は「お前が見つけた場所だからダメ」でしかない。
ただそれだけのことを言うのに、彼は数十分も語っているのだ。
「キング牧師も言っているように――ペラペラ、ペラペラ」
いよいよ公民権運動を引き合いに出して語り始めた。
洞窟を使わない理由と人種差別を結びつけて話せるのは彼くらいだろう。
もはや本人ですら何を話しているのか分かっていないのではないか。
「ああ、もういい、分かった。俺が悪かったよ。洞窟の件は忘れてくれ。空気を読まない発言をしてしまった。ここで過ごそう」
面倒臭くなったので適当に流した。
霧島は「分かったならそれでいい」と頷いた。
その顔はこの上なく満足気だ。
話が終わったので、俺は霧島から離れた。
そして、俺を慕ってくれている四人の女性陣と話す。
「霧島って、なんか俺に対して妙な敵意を抱いているよな」
「ユウマにリーダーの座を奪われそうで焦っているんでしょ」とアキノ。
「私もそう思うなー」
コトハが賛同する。
「俺はリーダーの座を奪う気なんかないのに」
「被害妄想が激しい変わり者なんだよ。一年の時から生徒会長に君臨している根っからのリーダー志望だから。学校だと教師にすら命令していたし」
サナエが呆れたように言った。
「すごいな」
視線を霧島に移す。
やはり多くの人から疎まれているようだ。
一方、仕切りたがりの彼を慕っている生徒も少しながらいた。
サナエは奴のことを好きな奴などいないと言っていたが実際は違う。
数少ない熱狂的な信者が存在しているようだ。
◇
日が暮れて夜になったが救助は来なかった。
狼煙の成果は残念ながら皆無だ。
その頃になると草原のシェルターも完成していた。
木の枝で組んだ骨組みに大きな葉を括り付けて屋根にしたものだ。
葉を屋根にする案は俺が考えた。
ただし、霧島はそのことに気づいていない。
俺が提案しても却下されるので、別の人間に提案してもらった。
後に霧島も気づいてしまったが時既に遅し。
流石に完成したあとだと歯ぎしりするだけで何も言わなかった。
「草原の上で寝るとか初めて! ちょっと臭いけど自然って感じがして楽しー!」
サナエは右に左に地面を転がっている。
丈の短いスカートがひらひら捲れてパンティーが丸見えだ。
その様子をスケベな男子どもが「おほほ」と覗いている。
俺もその一人だ。
「ねね、ユウマ君ってさ、なんでサバイバル技術に長けているの?」
俺の隣にコトハが座った。
丈の短いスカートなのに体育座りだ。
黒のニーハイのみならず太ももまでよく見える。
側面からなので耐えられるが、正面からだと勃起していただろう。
童貞の俺には少しばかし刺激が強すぎる。
「俺は探検家を目指しているんだ。そのために色々なサバイバル技術を磨いている」
「探検家って? アフリカとか行くの?」
「アフリカっていうか、未踏の地に興味があるんだ。あと未接触部族とかとも交流したいなーって」
殺されそうだけど、と笑う。
「未接種部族って何?」
「世界の文明から切り離されて過ごす部族のことだよ。有名なのだと北センチネル島なんかが有名だ」
「なんかその島の名前は聞いたことがあるかも」
「北センチネル島の部族は攻撃的なことでも有名で、接触を試みて殺された例もあるほどだ」
「怖ッ」
「ちなみに、世界には未接触部族が100以上も存在すると言われているんだ」
「100以上も? そんなに多いの?」
「推定だから実際のところは不明だけどな。で、それだけの未接触部族が存在するってことは、同じ数だけ俺たちの文明から隔絶された場所が存在するってことだろ? 俺はそういうところに行ってみたいんだ。宇宙や深海に興味を持つのと似ている」
思わず熱弁してしまう。
そんな俺の話を、コトハは真剣に聞いていた。
「ユウマ君って私と同い年なのに私よりずっと大人だね。目標があってそれに努力しているのってすごくカッコイイと思うよ」
「そ、そうかな?」
照れた俺は「ぐへへ」と気持ち悪い笑みを浮かべる。
そんな俺を見て、コトハは「あはは」と可愛らしく笑った。
「ちょいと失礼!」
俺たちの会話にミズキが割り込んできた。
俺の隣――彼女はコトハとは反対側――に腰を下ろした。
「ユウマって地理に詳しい系?」
「いや、そうでもないけど。どうした?」
「いやね、ふと思ったんだけどさー、ここってどこなんだろうかね?」
「常識的に考えると、日本の本土より東に位置する離島だろう」
クルーズ船は太平洋側を通って北海道の港に向かっていた。
その道中で事故に遭ったのなら、必然と太平洋側のどこかになる。
時間的にも本土からそれほど離れていないだろう。
「ただし、常識的に考えると、そもそも今の状況が説明できなくなる」
夕方から夜にかけて、俺は多くの生徒にある質問をして回った。
『この草原に来る直前はどうしていたか』と。
俺の場合は少し早めの就寝をしていた。
だが、全員が同じように寝ていたとは思わない。
寝ないで起きていた奴もいたはずだ。
案の定、聞き回ると起きていたと言う者が数名いた。
連中によると、草原に“転移”したのは午前5時過ぎだという。
5時過ぎに突如として意識が飛び、目覚めると草原にいたそうだ。
「島の環境も常識じゃ考えられないんでしょ?」とミズキ。
「俺の知る限りはそうだ」
「じゃあこれが異世界転移ってやつかー!」
「なるほど異世界転移か、それなら納得だなぁ……ってんなわけあるかい!」
俺は笑いながらツッコミを入れた。
「えー、でも他にあり得なくない? なくなくない?」
俺は「まぁ……」としか言えなかった。
仮に異世界転移説を否定したとしても、別のSF説が浮上するだけだ。
それらを排除した場合、それはそれで奇天烈な説になってしまう。
「ま、異世界転移でも何でもいいさ。元の暮らしができるならな」
この島は興味深いが、ここに骨を埋めるつもりはない。
明日には救助が来ることを祈り、俺はこの日を終える。
だが、この祈りが通じることはなかった――。
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