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023 板室との会話
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甲府の外れにある運送会社にやってきた。
大型トラックが大量に並び、運転手が出発の準備を進めている。
19時を過ぎているだけあって忙しそうだ。
「この会社がここより西への運搬をメインにしていることは把握済みだ。さーて、近畿まで運んでもらうとするかぁ!」
「「おー!」」
俺たちは会社の敷地内に入り、適当な運転手に声を掛けていく。
その結果――。
「悪いなーそれは遠すぎて無理だ」
「乗せてやるのはかまわないが近畿まではちょっとな」
「近畿まで行きたいだ? 冗談だろ、無理無理」
揃いも揃って距離が遠すぎるとして拒まれた。
どうも名古屋まで行く点が引っかかるらしい。
近畿以前の問題だった。
一方、俺は最低でも名古屋を越えてほしいと考えている。
名古屋が超危険地帯だと言われているからだ。
東京や大阪に匹敵するゲートの数ともっぱらの噂である。
日中に突破するのはリスクが高い。
「名古屋の手前まで運んでもらって、名古屋は自力で抜けたらいいんじゃない? 暗い内に自転車でさ」
杏奈が提案してきた。
「私はそれでもいいと思う! 電動自転車だから快適だもん!」
梨花が賛成票を投じる。
「簡単に言ってのけるけど、それってかなりの距離だぜ? 『名古屋の手前』と言っても、実際には手前から程遠いからな」
最も西側へ行くトラックですら恵那市が限界だ。
恵那市は岐阜県の小さな町で、名古屋市までは自転車で4時間の距離がある。
越えるとなればさらに距離が伸びるだろう。
「じゃあどうするよー?」
「仕方ない、かくなる上は卑怯な手を使おう……!」
「「卑怯な手?」」
「ふふふ、まぁ見てな」
俺は会話を切り上げ、恵那市までと言った運転手に近づく。
「あのー、すみません」
「なんだ、またあんたらか!」
運転手のおっさんは鬱陶しそうな顔をこちらに向けた。
「やっぱり運んでもらえないでしょうか?」
「それはいいけど、さっきも言った通り俺は恵那市までしか――」
「3万」
「へ?」
「ここに3万円があります。これで滋賀県の琵琶湖付近まで運んでくれませんか?」
「3万……!」
おっさんがゴクリと唾を飲む。
その心は分かりやすく揺らいでいた。
無理もない。
3万円はとんでもない大金だ。
それが普段より2時間ほど長く運転するだけで手に入る。
「どうにかなりませんか?」
「お前、3万は魅力だが……」
それでも運転手は二つ返事で承諾しようとしない。
勿体つけて金額をつり上げようと企てているのだろうか。
いや、違う。
3万円は法外な金額だ。
相手からしても喉から手が出るほど欲しいはず。
ここで渋って俺に「ほな結構」と言われたら最悪だ。
きっと別の理由がある。
「何か引っかかる点が?」
「そりゃ色々あるさ。例えば燃料がもつかどうかとかな」
「なるほど」
この問題は他の運転手でも変わらないだろう。
そう判断した俺は、こちらの要求レベルを引き下げることにした。
「じゃあ名古屋市までならどうですか? それなら滋賀よりは近い」
ここから名古屋市までは車だと3時間程の距離だ。
夜間でスピードが出しづらいことを考慮しても4時間前後で済む。
20時に発てば24時に到着する見込みだ。
名古屋市まで車で行けたら、あとは自転車で移動すればいい。
最低限の目標である名古屋市の突破は難なく達成できる。
「名古屋市か……」
「それで3万。こんなにいい条件はありませんよ」
「そうだな。よし、引き受けよう! こちとら根っからの長距離ドライバーだ。やってやらぁ!」
ずいぶんと悩んでいたが、最終的に運転手は承諾した。
こんな時代になっても金は偉大である。
◇
20時を迎える少し前に、俺たちは甲府市を発った。
杏奈と梨花はコンテナで過ごし、俺は助手席でおっさんと二人きり。
「ところで兄ちゃん、よほど近畿に行きたいようだが何が目的なんだ? あっちはこの辺よりも危険だぜ」
ぼんやり夜道を眺めていると、運転手の板室が話しかけてきた。
「俺はドラゴンを倒したいんですよ」
「ドラゴン? 関西に出るっていう空飛ぶ化け物のことか?」
「そうです」
「そりゃ無理だろー。あの化け物は空自の戦闘機を軒並み撃墜して制空権を確保しているんだぜ。兄ちゃんがどれほどの人間かは分からないが、戦闘機に勝てるってこたぁないだろ?」
板室は至極当然の反応を示した。
「だからこそ拝んでみたいなーって。危険は承知なんですけどねー」
俺は適当に流した。
「兄ちゃんはそれでいいとして一緒に乗っている女の子らはどうなんだ?」
「どうなんでしょう。俺にもよく分かりません」
板室は「ふぅん」とつまらなさそう。
俺の反応が気に食わなかったようだ。
「何だっていいが、あんまり魔物に固執しないほうがいいぜ。魔物のいる世界だってそう悪くないんだからさ」
これは予想外の発言だった。
反射的に「ほお」と反応してしまう。
「魔物のいる世界が悪くないってのはどうしてですか?」
俺の知る限り、自分以外でそんなことを言ったのは板室が初めてだ。
「そりゃ前より環境が良くなったからな」
「というと?」
板室は小さくクラクションを鳴らした。
対向車線を走るトラックに挨拶したようだ。
それから俺の質問に答えた。
「俺たちトラック乗りの労働条件は魔物の出現前よりずっといいんだ。昔は毎日10時間以上の運転が当たり前で、休みもなくて、トラックの中で寝るなんざ日常茶飯事だった」
「今は?」
「週5日で夜から朝にかけて7~8時間だ。しかも給料が前より格段にいい」
「給料? 月1万とかですよね?」
「物価が変わっちまって単純な比較はできないが、現代の1万は昔の30~40万に匹敵する」
「そんなに!?」
「メシ代が1日3食として月3000円。家賃は普通の家なら月1000円だろ?」
家賃のことは知らなかったが、「ですね」と相槌を打つ。
「すると6000円が残るわけだ。これだけありゃ遊び放題だ。男同士だから話すが、俺は風俗が好きでな、今でも暇な時はよく行くんだよ」
「そうなんですか」
「昔の風俗は安くても2万はしたものだ。それが今じゃ引換券10枚でいい」
「ということは1000円で3回利用できるわけですね」
「6000円ありゃ18回も遊べる。まぁ1000円は念のためにおいときたいから使えるのは5000円までとして、それでも15回分だ。しかも嬢のレベルが結構高い。昔なら最低でも3~4万はするレベルの上玉しかいない」
「それが15回ってことで、食費や家賃も含めて40万くらいの価値があると」
板室は「そういうこった」と頷いた。
「前よりも条件がいいから今の世界も悪くないわけか……」
俺は窓の外に向かって呟いた。
独り言のつもりだったのでそうしたのだが、板室は反応した。
「だがな、一番嬉しいのは自分の待遇が良くなったことじゃねぇんだ」
「え? 他に何が?」
「兄ちゃんは見たところ若いけど高校生かそこらか?」
「魔物が出る前は高三でした。今は19歳の無職です」
「なら分からないと思うが、魔物が出る前の世の中には無駄な仕事が溢れていたんだ。エアコンの効いた快適な部屋で、何をしているのかも分からねぇ、大学を出たってことだけが取り柄のクズがさ、俺みたいな日本の物流を支えている人間より稼いでいたんだよ」
びっくりするほど憎悪のこもった口調だ。
よほどムカついていたらしい。
「そういう能なしどもが、今では真っ当な対価……俺より安い報酬で働いているんだ。それがもうたまらねぇんだわ」
俺は「ですねー」と流した。
「でもまぁ、こうやって真っ当な社会になったことを喜べるのは、親しい人間を魔物に殺されなかったからってのが大きいんだろうな。家族が魔物に殺されていようものなら感じ方が違っていたかもしれねぇ」
その発言に対しては何も答えなかった。
板室が話し終えて満足そうな顔をしていたからだ。
俺も「もう会話は十分かな」と思っていた。
(誰もが昔に戻りたがっていると思っていたが、そういうわけでもないんだな)
世の中には思ったよりも色々な人間がいるみたいだ。
板室とのやり取りで、何だか視野が広がったような気がした。
大型トラックが大量に並び、運転手が出発の準備を進めている。
19時を過ぎているだけあって忙しそうだ。
「この会社がここより西への運搬をメインにしていることは把握済みだ。さーて、近畿まで運んでもらうとするかぁ!」
「「おー!」」
俺たちは会社の敷地内に入り、適当な運転手に声を掛けていく。
その結果――。
「悪いなーそれは遠すぎて無理だ」
「乗せてやるのはかまわないが近畿まではちょっとな」
「近畿まで行きたいだ? 冗談だろ、無理無理」
揃いも揃って距離が遠すぎるとして拒まれた。
どうも名古屋まで行く点が引っかかるらしい。
近畿以前の問題だった。
一方、俺は最低でも名古屋を越えてほしいと考えている。
名古屋が超危険地帯だと言われているからだ。
東京や大阪に匹敵するゲートの数ともっぱらの噂である。
日中に突破するのはリスクが高い。
「名古屋の手前まで運んでもらって、名古屋は自力で抜けたらいいんじゃない? 暗い内に自転車でさ」
杏奈が提案してきた。
「私はそれでもいいと思う! 電動自転車だから快適だもん!」
梨花が賛成票を投じる。
「簡単に言ってのけるけど、それってかなりの距離だぜ? 『名古屋の手前』と言っても、実際には手前から程遠いからな」
最も西側へ行くトラックですら恵那市が限界だ。
恵那市は岐阜県の小さな町で、名古屋市までは自転車で4時間の距離がある。
越えるとなればさらに距離が伸びるだろう。
「じゃあどうするよー?」
「仕方ない、かくなる上は卑怯な手を使おう……!」
「「卑怯な手?」」
「ふふふ、まぁ見てな」
俺は会話を切り上げ、恵那市までと言った運転手に近づく。
「あのー、すみません」
「なんだ、またあんたらか!」
運転手のおっさんは鬱陶しそうな顔をこちらに向けた。
「やっぱり運んでもらえないでしょうか?」
「それはいいけど、さっきも言った通り俺は恵那市までしか――」
「3万」
「へ?」
「ここに3万円があります。これで滋賀県の琵琶湖付近まで運んでくれませんか?」
「3万……!」
おっさんがゴクリと唾を飲む。
その心は分かりやすく揺らいでいた。
無理もない。
3万円はとんでもない大金だ。
それが普段より2時間ほど長く運転するだけで手に入る。
「どうにかなりませんか?」
「お前、3万は魅力だが……」
それでも運転手は二つ返事で承諾しようとしない。
勿体つけて金額をつり上げようと企てているのだろうか。
いや、違う。
3万円は法外な金額だ。
相手からしても喉から手が出るほど欲しいはず。
ここで渋って俺に「ほな結構」と言われたら最悪だ。
きっと別の理由がある。
「何か引っかかる点が?」
「そりゃ色々あるさ。例えば燃料がもつかどうかとかな」
「なるほど」
この問題は他の運転手でも変わらないだろう。
そう判断した俺は、こちらの要求レベルを引き下げることにした。
「じゃあ名古屋市までならどうですか? それなら滋賀よりは近い」
ここから名古屋市までは車だと3時間程の距離だ。
夜間でスピードが出しづらいことを考慮しても4時間前後で済む。
20時に発てば24時に到着する見込みだ。
名古屋市まで車で行けたら、あとは自転車で移動すればいい。
最低限の目標である名古屋市の突破は難なく達成できる。
「名古屋市か……」
「それで3万。こんなにいい条件はありませんよ」
「そうだな。よし、引き受けよう! こちとら根っからの長距離ドライバーだ。やってやらぁ!」
ずいぶんと悩んでいたが、最終的に運転手は承諾した。
こんな時代になっても金は偉大である。
◇
20時を迎える少し前に、俺たちは甲府市を発った。
杏奈と梨花はコンテナで過ごし、俺は助手席でおっさんと二人きり。
「ところで兄ちゃん、よほど近畿に行きたいようだが何が目的なんだ? あっちはこの辺よりも危険だぜ」
ぼんやり夜道を眺めていると、運転手の板室が話しかけてきた。
「俺はドラゴンを倒したいんですよ」
「ドラゴン? 関西に出るっていう空飛ぶ化け物のことか?」
「そうです」
「そりゃ無理だろー。あの化け物は空自の戦闘機を軒並み撃墜して制空権を確保しているんだぜ。兄ちゃんがどれほどの人間かは分からないが、戦闘機に勝てるってこたぁないだろ?」
板室は至極当然の反応を示した。
「だからこそ拝んでみたいなーって。危険は承知なんですけどねー」
俺は適当に流した。
「兄ちゃんはそれでいいとして一緒に乗っている女の子らはどうなんだ?」
「どうなんでしょう。俺にもよく分かりません」
板室は「ふぅん」とつまらなさそう。
俺の反応が気に食わなかったようだ。
「何だっていいが、あんまり魔物に固執しないほうがいいぜ。魔物のいる世界だってそう悪くないんだからさ」
これは予想外の発言だった。
反射的に「ほお」と反応してしまう。
「魔物のいる世界が悪くないってのはどうしてですか?」
俺の知る限り、自分以外でそんなことを言ったのは板室が初めてだ。
「そりゃ前より環境が良くなったからな」
「というと?」
板室は小さくクラクションを鳴らした。
対向車線を走るトラックに挨拶したようだ。
それから俺の質問に答えた。
「俺たちトラック乗りの労働条件は魔物の出現前よりずっといいんだ。昔は毎日10時間以上の運転が当たり前で、休みもなくて、トラックの中で寝るなんざ日常茶飯事だった」
「今は?」
「週5日で夜から朝にかけて7~8時間だ。しかも給料が前より格段にいい」
「給料? 月1万とかですよね?」
「物価が変わっちまって単純な比較はできないが、現代の1万は昔の30~40万に匹敵する」
「そんなに!?」
「メシ代が1日3食として月3000円。家賃は普通の家なら月1000円だろ?」
家賃のことは知らなかったが、「ですね」と相槌を打つ。
「すると6000円が残るわけだ。これだけありゃ遊び放題だ。男同士だから話すが、俺は風俗が好きでな、今でも暇な時はよく行くんだよ」
「そうなんですか」
「昔の風俗は安くても2万はしたものだ。それが今じゃ引換券10枚でいい」
「ということは1000円で3回利用できるわけですね」
「6000円ありゃ18回も遊べる。まぁ1000円は念のためにおいときたいから使えるのは5000円までとして、それでも15回分だ。しかも嬢のレベルが結構高い。昔なら最低でも3~4万はするレベルの上玉しかいない」
「それが15回ってことで、食費や家賃も含めて40万くらいの価値があると」
板室は「そういうこった」と頷いた。
「前よりも条件がいいから今の世界も悪くないわけか……」
俺は窓の外に向かって呟いた。
独り言のつもりだったのでそうしたのだが、板室は反応した。
「だがな、一番嬉しいのは自分の待遇が良くなったことじゃねぇんだ」
「え? 他に何が?」
「兄ちゃんは見たところ若いけど高校生かそこらか?」
「魔物が出る前は高三でした。今は19歳の無職です」
「なら分からないと思うが、魔物が出る前の世の中には無駄な仕事が溢れていたんだ。エアコンの効いた快適な部屋で、何をしているのかも分からねぇ、大学を出たってことだけが取り柄のクズがさ、俺みたいな日本の物流を支えている人間より稼いでいたんだよ」
びっくりするほど憎悪のこもった口調だ。
よほどムカついていたらしい。
「そういう能なしどもが、今では真っ当な対価……俺より安い報酬で働いているんだ。それがもうたまらねぇんだわ」
俺は「ですねー」と流した。
「でもまぁ、こうやって真っ当な社会になったことを喜べるのは、親しい人間を魔物に殺されなかったからってのが大きいんだろうな。家族が魔物に殺されていようものなら感じ方が違っていたかもしれねぇ」
その発言に対しては何も答えなかった。
板室が話し終えて満足そうな顔をしていたからだ。
俺も「もう会話は十分かな」と思っていた。
(誰もが昔に戻りたがっていると思っていたが、そういうわけでもないんだな)
世の中には思ったよりも色々な人間がいるみたいだ。
板室とのやり取りで、何だか視野が広がったような気がした。
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