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11~20
(14)殺し屋と幼子
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殺し屋が元パートナーの子どもと一緒に暮らすことになった話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あるところに、殺し屋がいました。その男は、裏世界の者なら知らぬ者はないというぐらい有名で、その腕に敵う者はないと言われていました。
そんなある日。殺し屋の元に少年が訪ねてきました。
聞けばどうもその少年は、殺し屋の元パートナーの子どもだと言うのです。
殺し屋には昔、優秀なパートナーがいました。しかしその女は、とある事故により帰らぬ人となったのでした。
殺し屋は、子どもの面倒をみている場合じゃないと、少年を修道院に連れていきました。
少年は、そんな殺し屋の態度に不満を持ち、殺し屋の本名を叫び散らしました。
これには慌てた殺し屋も、監視の意味も兼ね、仕方なく少年の面倒みることにしました。
そして、ある程度大きくなった少年は、学校に行くことになりました。
殺し屋は、一人で定住したほうが安全だろうと少年に金を渡し、少年との仮初の家族ごっこに終止符を打とうとしました。
「なんだかんだ言って優しいよね」
少年は、殺し屋が買ってきた入学祝いの服や本を抱きしめながら言いました。
「責任は取らないと、アイツに申し訳が立たないからな」
「母さんとは、やっぱり恋人同士だったんだ」
「まさか。そんなんじゃない」
「じゃあ、あんたの片思いか」
「それも違う。尊敬すべき女性ではあったがな」
「ふ~ん?」
それだけ聞くと、少年は全てに興味をなくしたように呟いて……。
「それでさ。そろそろ薬が効いてきた頃なんじゃないの?」
「……やはり、何か盛ったのか」
「はは。痺れて動けないでしょ?」
少年の言う通り、殺し屋の体の自由はとっくに奪われていて喋るのがやっと、という風に見えました。
「あんまり驚かないんだね」
「お前がいつか、私を殺そうとしているのはわかってた」
「なんだ。そう、僕はずっとこのときを待ってたんだ。ずっと復讐のときを夢見てたんだ」
少年は、いつもの食事に痺れ薬を盛りました。
「あんたのことなんか親だと思ったことはないよ。あるのは恨み憎しみの感情だけ」
少年は、何の抵抗もなく育ての親を陥れました。
「僕はあんたを殺したいんだよっ!」
少年は、目の前に転がる殺し屋を蹴り飛ばします。
「うっ」
「大人しく殺される気? 史上最強と言われた殺し屋のアンタが、僕みたいな少年に?」
大して抵抗もしない殺し屋に、少年は挑発するように謳います。
「お前に殺されるのならそれが正しい死に方だ。元からこんな人生惜しくもないよ」
「はは、そう。それじゃあ」
ちゅ、と音を立てて少年が殺し屋に口づけました。
「殺すんじゃなかったのか」
「殺せるわけないじゃないか、あんたのこと、好きになったんだからさ」
「は?」
「こっちは気づいてなかったんだ。あんたらしいや」
「お前、ホモだったのかよ」
「ていうか、あんたが好きってだけ。あんた以外好きになったことなんてないし」
「それは、勘違いだ。身近に私しかいなかったから、」
「勘違いでもなんでも、僕はあんたにしか興味ないよ」
少年の顔は真剣そのもので、殺し屋は思わず息を飲みました。
「……残念だったね。せっかく善意で育てたのにこんなになっちゃって。でも、もう遅い。あんたにわからせてやるんだ」
少年がにやりと笑い、殺し屋の頬を撫で上げます。
「待て」
「今さら抵抗したって、」
静かに抵抗する殺し屋に、少年は眉をひそめます。が。
「そうじゃない。警察だ。囲まれてる」
「な、いつのまに、」
殺し屋に言われて、少年はようやくその気配に気づきました。
「こんなときに……。おい、ちょっと我慢しろよ」
ちゅ。
「は?」
殺し屋は、ためらうこともなく少年に口づけると、テキパキとそこらにあった武器を装備し始めました。
どさ。
「な、これ……」
その横で、少年が崩れるようにして倒れ込みます。
そう。殺し屋は薬の入った水を、飲んだフリしただけだったのです。
そして今、隠していたそれを口に含み、少年へ口移したのです。
「うう……」
「許せ」
ちゅ。
殺し屋は、おもむろに少年の首筋に吸い付くと、わざとらしい痕を残し、シャツを乱しました。
そして。
『突入しろ!』
合図とともに警察が多数、武器を構えてなだれ込んできました。
「あーあ、せっかく手塩をかけて育てたわが子の味見をしてたってのに。アンタらほんと空気が読めないな」
「なに、いって……」
『捕まえろ!』
殺し屋は少年を放すと、警察を誘導するように挑発して逃げ出しました。
『大丈夫か?』
少年は、残った警官によって助け出されました。
ああ、あの人はここまで考えて……。
少年は浅はかだった自分の行いを悔いました。
そして。
数年後。
とあるバーに、かつて最強と謳われた殺し屋がいました。
「お客さん、片目どうしたんですか?」
「ああ。ちょっとヘマをやったんだよ」
殺し屋はあれから少し歳を取り、かつての鋭かった瞳も、一方は眼帯で塞がれ、一方はどこか悲しみを湛えていました。
殺し屋はあれから人を殺めることをすっぱりと辞め、今では真っ当な仕事に身をやつしていました。
「それって警察から逃げたときにできたんですか?」
「はは。どうしてわかる?」
「そりゃあ、僕のせいで負った傷ですからね」
振り返ったバーテンダーの微笑みを見て、殺し屋は持っていたグラスを取り落としました。
「お、まえ……」
殺し屋は服が濡れるのも厭わずに、バーテンダーの青年を見つめました。
それは、確かにあの少年の面影があり……。
「ずっと会いたかったんですよ。復讐のために、ね」
青年が、より一層歪んだ笑顔を殺し屋に向けると、アイスピックを持ったままに殺し屋の服をひっ掴みました。
抵抗せずに目を閉じた殺し屋は、どこか安心したように微笑みました。が。
ちゅ。
「な……」
青年の手に持ったアイスピックは振りかざされることもなく。青年は殺し屋の首に吸い付くと、いくつか痕をつけて、殺し屋を放しました。
「はい。お返しです。これが僕の復讐です」
「え……?」
それから殺し屋は、青年の店で働くことになりました。もっと言うと、またあの頃のように、一緒に暮らしはじめました。
「いい加減に僕のこと認めてくださいよ。あなただって、満更でもないんでしょ? あんなにあんあんふうふう言ってるのに、まだ僕のこと好きだって認めないんですか?」
「下品なやつめ、親の顔が見てみたいわ」
「あんたが親ですけど」
「親として認めないんだろ?」
「親兼恋人が可能ならば認めますけどね」
「だから、そういうのがダメだって」
「はぁ~、僕だって大人になったんですよ? そういうことだってやってるくせに、認めないとかほんと狡いです」
「認められるわけないだろ……。認めたら、こっちが抜け出せなくなりそうだし……」
殺し屋は、ごにょごにょと最後の言葉を誤魔化しながらそう呟きました。
殺し屋は、青年に真っ当な人生を送ってほしいと思っていました。まだ若い青年の将来を、自分が潰すわけにはいかないのだと思っていました。
「なんか難しいこと考えてます?」
青年が鋭い視線で殺し屋を射抜きます。
「いや……。だってなあ。世間の目があるし。そういう関係は怖いだろ?」
殺し屋はたじろぎながら、青年から目を逸らしました。
それに殺し屋にとって、自分が青年に溺れてしまったとき、裏切られてしまうのが
単純に怖かったのです。
ちゅ。
そんな殺し屋に青年は優しく口づけると、そっと手を取り撫で上げました。
「僕は周りのことなんてどうでもいい。僕は、あなたを愛したい。それだけなんです。母親がどうとか、育ての親だからどうとか、もうどうでもいいんです」
「でも……」
「ほら、その物欲しげな顔。気づいてます? そうとう悪質ですよ」
「そんな顔、してない」
「外でそんな色気飛ばさないでくださいよ?」
「意味がわからん」
「ただでさえモテるんですから。男だからって油断しないことです」
「とても説得力があるな」
「僕以外に許したら駄目ですよ?」
「お前じゃなかったら殺してでも逃げてるさ」
「それはそれは。あんたに親心があって良かった」
そんな皮肉を言うと、青年は殺し屋に口づけを落とし……。
二人は幸せに暮らしましたとさ。
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あるところに、殺し屋がいました。その男は、裏世界の者なら知らぬ者はないというぐらい有名で、その腕に敵う者はないと言われていました。
そんなある日。殺し屋の元に少年が訪ねてきました。
聞けばどうもその少年は、殺し屋の元パートナーの子どもだと言うのです。
殺し屋には昔、優秀なパートナーがいました。しかしその女は、とある事故により帰らぬ人となったのでした。
殺し屋は、子どもの面倒をみている場合じゃないと、少年を修道院に連れていきました。
少年は、そんな殺し屋の態度に不満を持ち、殺し屋の本名を叫び散らしました。
これには慌てた殺し屋も、監視の意味も兼ね、仕方なく少年の面倒みることにしました。
そして、ある程度大きくなった少年は、学校に行くことになりました。
殺し屋は、一人で定住したほうが安全だろうと少年に金を渡し、少年との仮初の家族ごっこに終止符を打とうとしました。
「なんだかんだ言って優しいよね」
少年は、殺し屋が買ってきた入学祝いの服や本を抱きしめながら言いました。
「責任は取らないと、アイツに申し訳が立たないからな」
「母さんとは、やっぱり恋人同士だったんだ」
「まさか。そんなんじゃない」
「じゃあ、あんたの片思いか」
「それも違う。尊敬すべき女性ではあったがな」
「ふ~ん?」
それだけ聞くと、少年は全てに興味をなくしたように呟いて……。
「それでさ。そろそろ薬が効いてきた頃なんじゃないの?」
「……やはり、何か盛ったのか」
「はは。痺れて動けないでしょ?」
少年の言う通り、殺し屋の体の自由はとっくに奪われていて喋るのがやっと、という風に見えました。
「あんまり驚かないんだね」
「お前がいつか、私を殺そうとしているのはわかってた」
「なんだ。そう、僕はずっとこのときを待ってたんだ。ずっと復讐のときを夢見てたんだ」
少年は、いつもの食事に痺れ薬を盛りました。
「あんたのことなんか親だと思ったことはないよ。あるのは恨み憎しみの感情だけ」
少年は、何の抵抗もなく育ての親を陥れました。
「僕はあんたを殺したいんだよっ!」
少年は、目の前に転がる殺し屋を蹴り飛ばします。
「うっ」
「大人しく殺される気? 史上最強と言われた殺し屋のアンタが、僕みたいな少年に?」
大して抵抗もしない殺し屋に、少年は挑発するように謳います。
「お前に殺されるのならそれが正しい死に方だ。元からこんな人生惜しくもないよ」
「はは、そう。それじゃあ」
ちゅ、と音を立てて少年が殺し屋に口づけました。
「殺すんじゃなかったのか」
「殺せるわけないじゃないか、あんたのこと、好きになったんだからさ」
「は?」
「こっちは気づいてなかったんだ。あんたらしいや」
「お前、ホモだったのかよ」
「ていうか、あんたが好きってだけ。あんた以外好きになったことなんてないし」
「それは、勘違いだ。身近に私しかいなかったから、」
「勘違いでもなんでも、僕はあんたにしか興味ないよ」
少年の顔は真剣そのもので、殺し屋は思わず息を飲みました。
「……残念だったね。せっかく善意で育てたのにこんなになっちゃって。でも、もう遅い。あんたにわからせてやるんだ」
少年がにやりと笑い、殺し屋の頬を撫で上げます。
「待て」
「今さら抵抗したって、」
静かに抵抗する殺し屋に、少年は眉をひそめます。が。
「そうじゃない。警察だ。囲まれてる」
「な、いつのまに、」
殺し屋に言われて、少年はようやくその気配に気づきました。
「こんなときに……。おい、ちょっと我慢しろよ」
ちゅ。
「は?」
殺し屋は、ためらうこともなく少年に口づけると、テキパキとそこらにあった武器を装備し始めました。
どさ。
「な、これ……」
その横で、少年が崩れるようにして倒れ込みます。
そう。殺し屋は薬の入った水を、飲んだフリしただけだったのです。
そして今、隠していたそれを口に含み、少年へ口移したのです。
「うう……」
「許せ」
ちゅ。
殺し屋は、おもむろに少年の首筋に吸い付くと、わざとらしい痕を残し、シャツを乱しました。
そして。
『突入しろ!』
合図とともに警察が多数、武器を構えてなだれ込んできました。
「あーあ、せっかく手塩をかけて育てたわが子の味見をしてたってのに。アンタらほんと空気が読めないな」
「なに、いって……」
『捕まえろ!』
殺し屋は少年を放すと、警察を誘導するように挑発して逃げ出しました。
『大丈夫か?』
少年は、残った警官によって助け出されました。
ああ、あの人はここまで考えて……。
少年は浅はかだった自分の行いを悔いました。
そして。
数年後。
とあるバーに、かつて最強と謳われた殺し屋がいました。
「お客さん、片目どうしたんですか?」
「ああ。ちょっとヘマをやったんだよ」
殺し屋はあれから少し歳を取り、かつての鋭かった瞳も、一方は眼帯で塞がれ、一方はどこか悲しみを湛えていました。
殺し屋はあれから人を殺めることをすっぱりと辞め、今では真っ当な仕事に身をやつしていました。
「それって警察から逃げたときにできたんですか?」
「はは。どうしてわかる?」
「そりゃあ、僕のせいで負った傷ですからね」
振り返ったバーテンダーの微笑みを見て、殺し屋は持っていたグラスを取り落としました。
「お、まえ……」
殺し屋は服が濡れるのも厭わずに、バーテンダーの青年を見つめました。
それは、確かにあの少年の面影があり……。
「ずっと会いたかったんですよ。復讐のために、ね」
青年が、より一層歪んだ笑顔を殺し屋に向けると、アイスピックを持ったままに殺し屋の服をひっ掴みました。
抵抗せずに目を閉じた殺し屋は、どこか安心したように微笑みました。が。
ちゅ。
「な……」
青年の手に持ったアイスピックは振りかざされることもなく。青年は殺し屋の首に吸い付くと、いくつか痕をつけて、殺し屋を放しました。
「はい。お返しです。これが僕の復讐です」
「え……?」
それから殺し屋は、青年の店で働くことになりました。もっと言うと、またあの頃のように、一緒に暮らしはじめました。
「いい加減に僕のこと認めてくださいよ。あなただって、満更でもないんでしょ? あんなにあんあんふうふう言ってるのに、まだ僕のこと好きだって認めないんですか?」
「下品なやつめ、親の顔が見てみたいわ」
「あんたが親ですけど」
「親として認めないんだろ?」
「親兼恋人が可能ならば認めますけどね」
「だから、そういうのがダメだって」
「はぁ~、僕だって大人になったんですよ? そういうことだってやってるくせに、認めないとかほんと狡いです」
「認められるわけないだろ……。認めたら、こっちが抜け出せなくなりそうだし……」
殺し屋は、ごにょごにょと最後の言葉を誤魔化しながらそう呟きました。
殺し屋は、青年に真っ当な人生を送ってほしいと思っていました。まだ若い青年の将来を、自分が潰すわけにはいかないのだと思っていました。
「なんか難しいこと考えてます?」
青年が鋭い視線で殺し屋を射抜きます。
「いや……。だってなあ。世間の目があるし。そういう関係は怖いだろ?」
殺し屋はたじろぎながら、青年から目を逸らしました。
それに殺し屋にとって、自分が青年に溺れてしまったとき、裏切られてしまうのが
単純に怖かったのです。
ちゅ。
そんな殺し屋に青年は優しく口づけると、そっと手を取り撫で上げました。
「僕は周りのことなんてどうでもいい。僕は、あなたを愛したい。それだけなんです。母親がどうとか、育ての親だからどうとか、もうどうでもいいんです」
「でも……」
「ほら、その物欲しげな顔。気づいてます? そうとう悪質ですよ」
「そんな顔、してない」
「外でそんな色気飛ばさないでくださいよ?」
「意味がわからん」
「ただでさえモテるんですから。男だからって油断しないことです」
「とても説得力があるな」
「僕以外に許したら駄目ですよ?」
「お前じゃなかったら殺してでも逃げてるさ」
「それはそれは。あんたに親心があって良かった」
そんな皮肉を言うと、青年は殺し屋に口づけを落とし……。
二人は幸せに暮らしましたとさ。
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