18 / 33
クラスの女子も困りもの
しおりを挟む
「そんなんじゃないって、今度遊びに行こうって言われただけだって」
あれだけ大きな声で話をしていたら、自然と視線はそちらに向けられる。そこには三沢 花音、木下 和花、岩瀬 華の仲良しグループが話をしている。
「だから違うって言ってるでしょ」
三人で話をしているはずなのに、花音の声だけが鈴香たちの位置まで聞こえてくる。
「始まったな」
鈴香は声の聞こえた方へ顔を向ける。
「佐藤君、始まったって何が?」
「決まってんだろ、いつものあれだよ」
「いつものあれ?」
「えっ!?知らねーの?有名じゃん」
「うん、知らない」
鈴香は首を振る。
「マジで?」
今度はしゃべりかけてきた横山の方へ顔を向ける。
「うん」
「へー、やっぱりお前って変わってんだな」
「そうなの?瑠美ちゃんは知ってる?」
「うん」
「それなら教えてくれると嬉しいな」
「えっとぉ…、何て言えばいいのかなぁ…」
瑠美の口が重くなったのを見て、鈴香はあまり良い話ではないことに気が付く。
「そんなの決まってんだろ、お花畑のバカ話だよ」
「うるさい、あんたには聞いてない!」
都丸は「教えてやっただけだろうがよ」と、あからさまに機嫌を悪くして首元を指でかく。
その様子を見た横山は嬉しそうに笑う。それに気が付いた都丸は、後で見てろよと横山を軽く睨みつけるが、鈴香の視線に気が付いて「あー、めんどくせー」と天井を仰ぎ見る。
「一年の時、宇佐美って三沢とクラスが違ったから知らないのかもな」
都丸と鈴香の雲行きが怪しくなってきたので、北村がフォローを入れる。
「いやいやキャプテン、三沢の「私を見て、私ってすごいでしょ?なぜなら私が一番なの」ってやつ、かなり有名じゃん。それにいつも一緒にいるのが木下だぜ。あいつってめちゃくちゃ性格きついじゃん」
「まあな、佐藤の言いたいことも分かるよ」
あっ、そうなんだ。花音ちゃんてそんな風にみんなから見られているんだ。確かに言われてみたらそうかもしれないけれど、もっとキャラが濃い人を草薙食堂で見てきてるから、そこまで気にならなかったな。
鈴香は思い当たる人の顔を思い浮かべてみる。酔っ払っている人ってそんな人が多いかも、ということに気が付く。
「だろ?それを知らないって信じられねーよ」
「いや、俺は信じられるよ。これが他の女子なら裏があるかもとか、かわい子ぶってんのかなって思うけれど、宇佐美に限ってはそれはない。それはないっていうか、そんな駆け引きが出来るやつじゃない」
あれ?ちょっと待って。北村君は私のことを褒められているんだよね?
「あー、言われてみたらそうかも」
「だろ?もっと言うと、こいつはそんなことには興味がないんだよ」
やっぱり何かがおかしい。
瑠美ちゃんと視線を合わせようとしてもなかなか合わないから、確証が取れない。ん?合わないってことはやっぱりそういうことなの?
ねえ瑠美ちゃん教えて、お願い。
「キャプテン、こいつは食うこと以外に興味がないってはっきり言っちゃえよ」
「都丸、それで納得できた。そうだ、それが一番しっくりくる」
「だろ?佐藤」
「おう」
北村君の視線を感じる。
気を遣ってくれてありがとね。でももう我慢の限界なの。
腕まくりをしている途中で再び瑠美ちゃんに服を引っ張られた。でも、今の私は誰にも止められない。今回は瑠美ちゃんに向かって私が首を横に振る。怒りに満ち満ちた顔で敵を見据えと、私の迫力に恐れをなしたのか相手は目を逸らした。
謝ったとしても絶対に許さない。そう心に決めて深く息を吸い込んでから、全身に力を込める。
いざゆかん。
「何やってるのぉ?」
ブリブリの可愛らしい花音の声が教室内に響く。
自分の感情と真反対の声により、鈴香の溜め込んだ力がヘナヘナと抜けていく。
「なんかそっちって楽しそうだね」
花音を先頭にして、三人は一緒になって鈴香の方に歩いて来る。
「くだらない話で盛り上がってるだけだよ。迷惑だった?」
北村が花音に話しかける。
三人の話をしていたなどと言ってしまったら、花音の性格上、会話の内容を聞かれる可能性が高い。北村らしい無難な対応と言って差し支えないだろう。
「迷惑だなんて全然。楽しそうだなって気になって来ちゃった。こっちこそ迷惑?」
「そんなことないよ」
北村は笑顔で答える。
二人が大人の会話をしているなか、すぐ近くでは別の戦いが繰り広げられていた。
命拾いしたわね。と鈴香が都丸を睨むと、都丸は余裕綽々の顔で見つめ返す。その顔が鈴香のハートに再び火を灯したが、三人が近くにいるため踏み止まる。しかしそれを感じ取った都丸は、鈴香をおちょくる顔をする。
ふーん。そっちがその気なら端ないとか恥ずかしいなんて言ってられない。その挑戦受けてたちましょう。
再び瞳に燃えたぎる炎を宿した瞬間「鈴香ってサッカー部の男子と仲良いよね」と、またもや花音に出鼻を挫かれる。
「それそれ、私もそれが気になってた」和花は花音の話に乗る。「なんか、宇佐美って男子とよく絡むよね。でも、サッカー部と仲良しっていうかペット的な可愛がられ方だよね」
「あー、それ分かるかも。綺麗っていうより可愛いって感じだけど、その可愛いもペットとかの可愛いって感じだよね」
「分かるー」
あっ、私この二人の口調って苦手。
鈴香は俯く。
その場にいる男子たちの顔が変わっていく。
特に都丸が一番ひどく、何でわざわざこっちに来てこんなくだらない話をしだしてんだと、冷めた目つきが物語っている。
「うざ」
都丸は二人に向かって短く言葉を投げつける
「それってひどくない?」
「本当、ひどーい。華もそう思うでしょ?」
「う、うん」
二人に気圧されるようにして、華は頷く。
「チッ」
三人に聞こえるように舌打ちをして、都丸はその場から離れようとする。
「おい、どこ行くんだよ?」
北村が都丸を呼び止める。
「便所」
その言葉に「あ、俺も」と佐藤が都丸の後をついていく。横山もその場を離れたそうにしていたが、何か思うことがあるらしくその場に留まる事を決めたらしい。
「さっきのあの態度なくない?」
和花に同意を求められた瑠美は、「そうだね」と言葉少なめに答える。それが物足りないのか、和花は次の言葉を要求するように瑠美のことを見つめる。
「ちょっと怖かったかも」
自分の求めている言葉が出てこなかったのか、和花は顔を歪めて不満を露わにする。
「あいつも悪気があったわけじゃないんじゃないかな」
「何それ?あれで?」
横山が都丸を庇うと、和花は反抗的な顔で横山を睨みつける。横山の顔がピクリと動くが、瑠美の視線を感じて思い止まる。
「俺もそう思うよ。ほら、あいつって機嫌が悪くなると態度に出るやつじゃん。さっきまで宇佐美とバチバチやってたから、それで機嫌が悪かったんじゃないかな?」
「それって鈴香が悪いってこと?」
和花は横山に対してとった態度と同じものを北原にぶつける。
「それは違うな」
突然冷たい口調になった北原に対して和花は一瞬だけ怯む。
二人のやりとりを見ていた花音が「もういいよ。行こ」と言うと「そうだね」と和花は頷く。そして花音は「行くよ」と華に話しかける。
その場に残された全員が、三人が教室から出ていくのを何も言わずに見送った。
あれだけ大きな声で話をしていたら、自然と視線はそちらに向けられる。そこには三沢 花音、木下 和花、岩瀬 華の仲良しグループが話をしている。
「だから違うって言ってるでしょ」
三人で話をしているはずなのに、花音の声だけが鈴香たちの位置まで聞こえてくる。
「始まったな」
鈴香は声の聞こえた方へ顔を向ける。
「佐藤君、始まったって何が?」
「決まってんだろ、いつものあれだよ」
「いつものあれ?」
「えっ!?知らねーの?有名じゃん」
「うん、知らない」
鈴香は首を振る。
「マジで?」
今度はしゃべりかけてきた横山の方へ顔を向ける。
「うん」
「へー、やっぱりお前って変わってんだな」
「そうなの?瑠美ちゃんは知ってる?」
「うん」
「それなら教えてくれると嬉しいな」
「えっとぉ…、何て言えばいいのかなぁ…」
瑠美の口が重くなったのを見て、鈴香はあまり良い話ではないことに気が付く。
「そんなの決まってんだろ、お花畑のバカ話だよ」
「うるさい、あんたには聞いてない!」
都丸は「教えてやっただけだろうがよ」と、あからさまに機嫌を悪くして首元を指でかく。
その様子を見た横山は嬉しそうに笑う。それに気が付いた都丸は、後で見てろよと横山を軽く睨みつけるが、鈴香の視線に気が付いて「あー、めんどくせー」と天井を仰ぎ見る。
「一年の時、宇佐美って三沢とクラスが違ったから知らないのかもな」
都丸と鈴香の雲行きが怪しくなってきたので、北村がフォローを入れる。
「いやいやキャプテン、三沢の「私を見て、私ってすごいでしょ?なぜなら私が一番なの」ってやつ、かなり有名じゃん。それにいつも一緒にいるのが木下だぜ。あいつってめちゃくちゃ性格きついじゃん」
「まあな、佐藤の言いたいことも分かるよ」
あっ、そうなんだ。花音ちゃんてそんな風にみんなから見られているんだ。確かに言われてみたらそうかもしれないけれど、もっとキャラが濃い人を草薙食堂で見てきてるから、そこまで気にならなかったな。
鈴香は思い当たる人の顔を思い浮かべてみる。酔っ払っている人ってそんな人が多いかも、ということに気が付く。
「だろ?それを知らないって信じられねーよ」
「いや、俺は信じられるよ。これが他の女子なら裏があるかもとか、かわい子ぶってんのかなって思うけれど、宇佐美に限ってはそれはない。それはないっていうか、そんな駆け引きが出来るやつじゃない」
あれ?ちょっと待って。北村君は私のことを褒められているんだよね?
「あー、言われてみたらそうかも」
「だろ?もっと言うと、こいつはそんなことには興味がないんだよ」
やっぱり何かがおかしい。
瑠美ちゃんと視線を合わせようとしてもなかなか合わないから、確証が取れない。ん?合わないってことはやっぱりそういうことなの?
ねえ瑠美ちゃん教えて、お願い。
「キャプテン、こいつは食うこと以外に興味がないってはっきり言っちゃえよ」
「都丸、それで納得できた。そうだ、それが一番しっくりくる」
「だろ?佐藤」
「おう」
北村君の視線を感じる。
気を遣ってくれてありがとね。でももう我慢の限界なの。
腕まくりをしている途中で再び瑠美ちゃんに服を引っ張られた。でも、今の私は誰にも止められない。今回は瑠美ちゃんに向かって私が首を横に振る。怒りに満ち満ちた顔で敵を見据えと、私の迫力に恐れをなしたのか相手は目を逸らした。
謝ったとしても絶対に許さない。そう心に決めて深く息を吸い込んでから、全身に力を込める。
いざゆかん。
「何やってるのぉ?」
ブリブリの可愛らしい花音の声が教室内に響く。
自分の感情と真反対の声により、鈴香の溜め込んだ力がヘナヘナと抜けていく。
「なんかそっちって楽しそうだね」
花音を先頭にして、三人は一緒になって鈴香の方に歩いて来る。
「くだらない話で盛り上がってるだけだよ。迷惑だった?」
北村が花音に話しかける。
三人の話をしていたなどと言ってしまったら、花音の性格上、会話の内容を聞かれる可能性が高い。北村らしい無難な対応と言って差し支えないだろう。
「迷惑だなんて全然。楽しそうだなって気になって来ちゃった。こっちこそ迷惑?」
「そんなことないよ」
北村は笑顔で答える。
二人が大人の会話をしているなか、すぐ近くでは別の戦いが繰り広げられていた。
命拾いしたわね。と鈴香が都丸を睨むと、都丸は余裕綽々の顔で見つめ返す。その顔が鈴香のハートに再び火を灯したが、三人が近くにいるため踏み止まる。しかしそれを感じ取った都丸は、鈴香をおちょくる顔をする。
ふーん。そっちがその気なら端ないとか恥ずかしいなんて言ってられない。その挑戦受けてたちましょう。
再び瞳に燃えたぎる炎を宿した瞬間「鈴香ってサッカー部の男子と仲良いよね」と、またもや花音に出鼻を挫かれる。
「それそれ、私もそれが気になってた」和花は花音の話に乗る。「なんか、宇佐美って男子とよく絡むよね。でも、サッカー部と仲良しっていうかペット的な可愛がられ方だよね」
「あー、それ分かるかも。綺麗っていうより可愛いって感じだけど、その可愛いもペットとかの可愛いって感じだよね」
「分かるー」
あっ、私この二人の口調って苦手。
鈴香は俯く。
その場にいる男子たちの顔が変わっていく。
特に都丸が一番ひどく、何でわざわざこっちに来てこんなくだらない話をしだしてんだと、冷めた目つきが物語っている。
「うざ」
都丸は二人に向かって短く言葉を投げつける
「それってひどくない?」
「本当、ひどーい。華もそう思うでしょ?」
「う、うん」
二人に気圧されるようにして、華は頷く。
「チッ」
三人に聞こえるように舌打ちをして、都丸はその場から離れようとする。
「おい、どこ行くんだよ?」
北村が都丸を呼び止める。
「便所」
その言葉に「あ、俺も」と佐藤が都丸の後をついていく。横山もその場を離れたそうにしていたが、何か思うことがあるらしくその場に留まる事を決めたらしい。
「さっきのあの態度なくない?」
和花に同意を求められた瑠美は、「そうだね」と言葉少なめに答える。それが物足りないのか、和花は次の言葉を要求するように瑠美のことを見つめる。
「ちょっと怖かったかも」
自分の求めている言葉が出てこなかったのか、和花は顔を歪めて不満を露わにする。
「あいつも悪気があったわけじゃないんじゃないかな」
「何それ?あれで?」
横山が都丸を庇うと、和花は反抗的な顔で横山を睨みつける。横山の顔がピクリと動くが、瑠美の視線を感じて思い止まる。
「俺もそう思うよ。ほら、あいつって機嫌が悪くなると態度に出るやつじゃん。さっきまで宇佐美とバチバチやってたから、それで機嫌が悪かったんじゃないかな?」
「それって鈴香が悪いってこと?」
和花は横山に対してとった態度と同じものを北原にぶつける。
「それは違うな」
突然冷たい口調になった北原に対して和花は一瞬だけ怯む。
二人のやりとりを見ていた花音が「もういいよ。行こ」と言うと「そうだね」と和花は頷く。そして花音は「行くよ」と華に話しかける。
その場に残された全員が、三人が教室から出ていくのを何も言わずに見送った。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

記憶がないなら私は……
しがと
恋愛
ずっと好きでようやく付き合えた彼が記憶を無くしてしまった。しかも私のことだけ。そして彼は以前好きだった女性に私の目の前で抱きついてしまう。もう諦めなければいけない、と彼のことを忘れる決意をしたが……。 *全4話
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

好きな人がいるならちゃんと言ってよ
しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる