52 / 92
本編前のエピソード
兵の道 9 道の歩き方
しおりを挟む
リュートが間合いを詰める素振りを見せると、短髪はそれを牽制するように剣を振る。
短髪が動くのを感じると直ぐに体を引き、必要以上に間合いを取っていたリュートだが、段々とその距離は縮まっていく。
短髪の剣は我流からくるものなのか、太刀筋が不規則に変わり安定していない。捌きができない状況で打ち込むためには、踏み込む隙や相手の癖を読まなければならないが今まで経験したことのない動きがそれを邪魔する。そして、厄介なのはこれだ。
リュートは後ろに飛ぶ。
短髪は脈略もなく剣を振ってくる。急所を狙ってくるわけではなく、木剣ごとこちらを断ち切ろうともしない。単純に当てやすそうな箇所を狙う。力より速さに重きを置かれていることから、致命傷を狙っていないのが分かる。与える傷は浅くとも、体を斬られ続けながら戦意を保つことは難しい。リュートは最後の一歩が踏み出せないでいる。
髭面の踏んだ場数の多さがそのまま闘い方に表れ、経験の差が至る所にでる。その差が悔しくて憎らしい。
リュートは大きく間合いを詰める。髭面は当然のように、踏み込んできた足を払いにくる。さらにリュートは斜めに踏み込み、身体を独楽のように回す。
その動きにボンシャは「ほぉー」と小さく感嘆する。直後にバシィと乾いた音が鳴り、短髪は堪らず「ぐっ」と声を漏らしながら足を引く。
「何だあいつは、ホロイ家なのにマルセールをやりやがる。面白いやつだ」
今度はバチンと跳ねた音がする。リュートに打ち込まれた髭面が、苦悶の表情で脇を抑える。
「西のコルセーヌ地方には、ああいった敵と戦うための剣技があるのだよ。剣を躱しつつ斬りつけるのが特徴でな」
ボンシャは、剣に添えていた手を離し腕を組む。「まあ、こんな所でこんな事をしているやつには一生縁の無い話だがな」
髭面は横目で顔を確認すると、余裕が生まれたボンシャに聞こえるように舌打ちをする。
「こちらが木剣で良かったな」
「黙れ」
二人の会話から分かるように、腕の差は歴然である。しかしまだ勝負はついていない。短髪は普通に強い。誤った判断をすれば、戦況は一瞬でひっくり返る。
「お前たちの強さはどれぐらいなのだ?」
ボンシャの問い掛けに髭面は答えない。
「こちらはマルセールの話をして、手の内を明かしてやったのだ。それぐらい答えてもいいんじゃないか?」
「答える気はない。聞いた噂で、「風にちょっかいをだすと、上手いこと策に嵌められて悔しい思いをする」と聞いたことがある。今も俺たちの情報を集めているのだろう」
髭面は冷たく言い放つ。
「そうか。それは残念だが、そう言われてしまうと諦めるしかない。お前たちにはお前たちなりの考えがあるのだからな」
お互いの視線が合うことはない。
顔が向けられてい先にある剣が、ランプの灯りを反射してキラキラ光る。短髪は確かめるように肩を動かしてから、先ほどとは違う構えをとる。
一体、こいつらは何者なんだ。好機と見て何度か踏み込もうとしたが、牽制が上手く抑え込まれてしまった。さっき相手をした長髪は素早さこそあったが、身体は見た目通り軽かった。しかし、刃物を持っていたらどうだったろう。
長引かせるのは危険だ。
リュートは、弓を引くように構えてから木剣を突く。髭面がどう動くかを知っているかのように剣を躱してながらリュートは体を回す。上がり始めた髭面の手を叩き落とす。僅かな衝撃が手に伝わるのと同時に、短髪の顎先からチッ!と音が聞こえる。
「だから心配いらぬと言ったであろう」
ボンシャが言い終わる前に、カランと長剣が落ちる音がする。髭面が膝から落ちるのを見届けた途端、全身から汗が吹き出した。
「劣勢を覆すために武があり、あいつはそれを磨き続けている」
ボンシャは腕を解き、木剣に手を乗せる。
「見ての通り、あの若者にすら勝てん。それがお前たちの実力だ」
「弱い奴らは大人しくしてろって言いてえのか?」
「何を言っている。「弱い奴が悪い」これはお前たちが風を襲う考え方なんであろう?それなら俺たちは悪くない。違うのか?」
「ふざけるな」
「ふざけてはいない。それでは失礼するよ、次もあるんでね」
「待て」
髭面は大声を上げる。
ボンシャは厄介事を見るような目つきで見返す。
髭面が目を逸らさないので、ボンシャは軽くため息を吐く。
「リュート、お前の木剣そろそろ替え時だろ。新しいのを買ってやるから少し貸せ」
「いえ。ありがとうございます、まだ使えるので」
リュートはそう答えた後に、髭面に木剣を渡す。
「なぜ俺たちのことを理解しようとしない奴に、合わせなければいけないのだ」
ボンシャが愚痴をこぼすと、髭面は無言で構える。
「長髪のやつは頭の回転が早い。あいつがお前の右腕といったところで、後の二人は護衛だな。最も、二人とも役に立たなかったがな」
髭面の顔が変わる。
しかし、勝敗は一瞬でついた。初手をボンシャが勢い良く弾き返すと、その衝撃に堪えられずにリュートの木剣が宙を舞った。
ボンシャは髭面から視線を外し、木剣を腰に仕舞う。
「確かお前はダズと言ったな?」
髭面は自分の名前を突然呼ばれても、顔色ひとつ変えず睨み返す。
それにボンシャが気が付く。
「お前はこの賊の頭脳とか呼ばれているだってな?」
髭面の眉がぴくりと動く。
「あそこに俺が居たから、その若いのを向かわせたのか?」
「用は済んだ、戻るぞ」
「おい」
呼び止めたところで無駄だ。ボンシャは何も言わずに外に出る。リュートは木剣を拾い上げ、その後を追う。
髭面は次の言葉が出てこないのか、立ち尽くしていた。
外に出ると、月は雲に隠れてしまい来た時よりも暗くなっていた。見え難くなっていたが、通った道を思い出しながら進む。
脇道から通りに出ると、直ぐにボンシャに声を掛けられる。リュートが横に並ぶと、歩く速度が徐々に上がっていく。
「もう少し進んだら合図を送る。それによってあっちの灯りが落とされるから、賊が動き出す前に戻る。絶対に気付かれるなよ」
「はい」
「あとはひたすら身を潜めるだけだ。細かいことはさっき伝えたが、覚えているか?」
「はい」
「よし」ボンシャは頷く。「ホロイ家よ、名はなんと申す」
リュートは驚いた表情を見せた後、嬉しそうにボンシャを見返す。
「ありがとうございます。リュートです」
当然、俺の名前を忘れたわけでは無い。
「リュートよ、お前の名を覚えたぞ」
「ありがとうございます」
名を聞かれるのではない、名を覚えると言ってもらえた。
リュートは小さく拳を握る。
短髪が動くのを感じると直ぐに体を引き、必要以上に間合いを取っていたリュートだが、段々とその距離は縮まっていく。
短髪の剣は我流からくるものなのか、太刀筋が不規則に変わり安定していない。捌きができない状況で打ち込むためには、踏み込む隙や相手の癖を読まなければならないが今まで経験したことのない動きがそれを邪魔する。そして、厄介なのはこれだ。
リュートは後ろに飛ぶ。
短髪は脈略もなく剣を振ってくる。急所を狙ってくるわけではなく、木剣ごとこちらを断ち切ろうともしない。単純に当てやすそうな箇所を狙う。力より速さに重きを置かれていることから、致命傷を狙っていないのが分かる。与える傷は浅くとも、体を斬られ続けながら戦意を保つことは難しい。リュートは最後の一歩が踏み出せないでいる。
髭面の踏んだ場数の多さがそのまま闘い方に表れ、経験の差が至る所にでる。その差が悔しくて憎らしい。
リュートは大きく間合いを詰める。髭面は当然のように、踏み込んできた足を払いにくる。さらにリュートは斜めに踏み込み、身体を独楽のように回す。
その動きにボンシャは「ほぉー」と小さく感嘆する。直後にバシィと乾いた音が鳴り、短髪は堪らず「ぐっ」と声を漏らしながら足を引く。
「何だあいつは、ホロイ家なのにマルセールをやりやがる。面白いやつだ」
今度はバチンと跳ねた音がする。リュートに打ち込まれた髭面が、苦悶の表情で脇を抑える。
「西のコルセーヌ地方には、ああいった敵と戦うための剣技があるのだよ。剣を躱しつつ斬りつけるのが特徴でな」
ボンシャは、剣に添えていた手を離し腕を組む。「まあ、こんな所でこんな事をしているやつには一生縁の無い話だがな」
髭面は横目で顔を確認すると、余裕が生まれたボンシャに聞こえるように舌打ちをする。
「こちらが木剣で良かったな」
「黙れ」
二人の会話から分かるように、腕の差は歴然である。しかしまだ勝負はついていない。短髪は普通に強い。誤った判断をすれば、戦況は一瞬でひっくり返る。
「お前たちの強さはどれぐらいなのだ?」
ボンシャの問い掛けに髭面は答えない。
「こちらはマルセールの話をして、手の内を明かしてやったのだ。それぐらい答えてもいいんじゃないか?」
「答える気はない。聞いた噂で、「風にちょっかいをだすと、上手いこと策に嵌められて悔しい思いをする」と聞いたことがある。今も俺たちの情報を集めているのだろう」
髭面は冷たく言い放つ。
「そうか。それは残念だが、そう言われてしまうと諦めるしかない。お前たちにはお前たちなりの考えがあるのだからな」
お互いの視線が合うことはない。
顔が向けられてい先にある剣が、ランプの灯りを反射してキラキラ光る。短髪は確かめるように肩を動かしてから、先ほどとは違う構えをとる。
一体、こいつらは何者なんだ。好機と見て何度か踏み込もうとしたが、牽制が上手く抑え込まれてしまった。さっき相手をした長髪は素早さこそあったが、身体は見た目通り軽かった。しかし、刃物を持っていたらどうだったろう。
長引かせるのは危険だ。
リュートは、弓を引くように構えてから木剣を突く。髭面がどう動くかを知っているかのように剣を躱してながらリュートは体を回す。上がり始めた髭面の手を叩き落とす。僅かな衝撃が手に伝わるのと同時に、短髪の顎先からチッ!と音が聞こえる。
「だから心配いらぬと言ったであろう」
ボンシャが言い終わる前に、カランと長剣が落ちる音がする。髭面が膝から落ちるのを見届けた途端、全身から汗が吹き出した。
「劣勢を覆すために武があり、あいつはそれを磨き続けている」
ボンシャは腕を解き、木剣に手を乗せる。
「見ての通り、あの若者にすら勝てん。それがお前たちの実力だ」
「弱い奴らは大人しくしてろって言いてえのか?」
「何を言っている。「弱い奴が悪い」これはお前たちが風を襲う考え方なんであろう?それなら俺たちは悪くない。違うのか?」
「ふざけるな」
「ふざけてはいない。それでは失礼するよ、次もあるんでね」
「待て」
髭面は大声を上げる。
ボンシャは厄介事を見るような目つきで見返す。
髭面が目を逸らさないので、ボンシャは軽くため息を吐く。
「リュート、お前の木剣そろそろ替え時だろ。新しいのを買ってやるから少し貸せ」
「いえ。ありがとうございます、まだ使えるので」
リュートはそう答えた後に、髭面に木剣を渡す。
「なぜ俺たちのことを理解しようとしない奴に、合わせなければいけないのだ」
ボンシャが愚痴をこぼすと、髭面は無言で構える。
「長髪のやつは頭の回転が早い。あいつがお前の右腕といったところで、後の二人は護衛だな。最も、二人とも役に立たなかったがな」
髭面の顔が変わる。
しかし、勝敗は一瞬でついた。初手をボンシャが勢い良く弾き返すと、その衝撃に堪えられずにリュートの木剣が宙を舞った。
ボンシャは髭面から視線を外し、木剣を腰に仕舞う。
「確かお前はダズと言ったな?」
髭面は自分の名前を突然呼ばれても、顔色ひとつ変えず睨み返す。
それにボンシャが気が付く。
「お前はこの賊の頭脳とか呼ばれているだってな?」
髭面の眉がぴくりと動く。
「あそこに俺が居たから、その若いのを向かわせたのか?」
「用は済んだ、戻るぞ」
「おい」
呼び止めたところで無駄だ。ボンシャは何も言わずに外に出る。リュートは木剣を拾い上げ、その後を追う。
髭面は次の言葉が出てこないのか、立ち尽くしていた。
外に出ると、月は雲に隠れてしまい来た時よりも暗くなっていた。見え難くなっていたが、通った道を思い出しながら進む。
脇道から通りに出ると、直ぐにボンシャに声を掛けられる。リュートが横に並ぶと、歩く速度が徐々に上がっていく。
「もう少し進んだら合図を送る。それによってあっちの灯りが落とされるから、賊が動き出す前に戻る。絶対に気付かれるなよ」
「はい」
「あとはひたすら身を潜めるだけだ。細かいことはさっき伝えたが、覚えているか?」
「はい」
「よし」ボンシャは頷く。「ホロイ家よ、名はなんと申す」
リュートは驚いた表情を見せた後、嬉しそうにボンシャを見返す。
「ありがとうございます。リュートです」
当然、俺の名前を忘れたわけでは無い。
「リュートよ、お前の名を覚えたぞ」
「ありがとうございます」
名を聞かれるのではない、名を覚えると言ってもらえた。
リュートは小さく拳を握る。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる