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学校
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朝の学校に来てからの廊下は人気者だと実感できる場だと俺、晴は思う。
『晴!おはようさん!』
『晴くーん!おはよー!』
『今日も元気そうじゃねぇーか』
『晴!昨日はよくも掃除サボったな!』
次から次へと言葉が俺へと飛んでくる。
話上手なせいか顔の良さのおかげかは分からないが、相変わらず人気者だなと我ながら思う。
朝は基本機嫌が良くないのに今日はホットケーキを兄に喜んでもらったお陰で機嫌が良いせいか、自然と笑顔になれる。
『相変わらずお前らはうるせーなぁ、おはよう』
そう機嫌が良くてもあえてそっけなく呆れた顔で廊下を通りすぎると、自分のクラスに入る。
入るとすぐに長い髪にツインテールが特徴の見慣れた顔の女の子が俺へと駆け寄ってくる。
『晴!昨日なんで電話かけたのにでなかったの!?』
この鬱陶しい感じの幼なじみの葵は家も少し近所でもあるがやたら俺へと絡んでくる。
悪い気はなれたのでしない。
…というか、電話なんかかけてくれたのか?
『電話、かけてくれたのか?着信履歴には入ってなかったんだが…』
『絶対かけたわ!夜の7時くらいに3回もね!』
前にもこのような事は皆違う女子ではあったが何回かあった。それは葵でおきたのは初めてなのだが…考えるのも支障はそんなないと思うし、面倒だ。
『なんでだろな、着信履歴にないし…お前の勘違いだろ』
そう平然と俺ははぐらかした。
『もー!晴のばか!』
『ごめんごめん…これで機嫌なおせって』
少し怒った表情の葵に差し出したのは手のひらサイズの葵に用意していたピンクのウサギの人形であった。
『…え?何これ?』
『お前も俺の兄さんと同じ誕生日だろ?』
『これを、私に?』
『いらなかったら別にいい』
『いるっ!!!!』
そう奪い取るように嬉しそうに俺からウサギをとった。
たまたま兄さんと同じ誕生日で幼なじみだから覚えていたもののこんな喜んで貰えると可愛い女の子だなと少し思えた。
この時の俺は何事も深く考えていなかった。
『晴!おはようさん!』
『晴くーん!おはよー!』
『今日も元気そうじゃねぇーか』
『晴!昨日はよくも掃除サボったな!』
次から次へと言葉が俺へと飛んでくる。
話上手なせいか顔の良さのおかげかは分からないが、相変わらず人気者だなと我ながら思う。
朝は基本機嫌が良くないのに今日はホットケーキを兄に喜んでもらったお陰で機嫌が良いせいか、自然と笑顔になれる。
『相変わらずお前らはうるせーなぁ、おはよう』
そう機嫌が良くてもあえてそっけなく呆れた顔で廊下を通りすぎると、自分のクラスに入る。
入るとすぐに長い髪にツインテールが特徴の見慣れた顔の女の子が俺へと駆け寄ってくる。
『晴!昨日なんで電話かけたのにでなかったの!?』
この鬱陶しい感じの幼なじみの葵は家も少し近所でもあるがやたら俺へと絡んでくる。
悪い気はなれたのでしない。
…というか、電話なんかかけてくれたのか?
『電話、かけてくれたのか?着信履歴には入ってなかったんだが…』
『絶対かけたわ!夜の7時くらいに3回もね!』
前にもこのような事は皆違う女子ではあったが何回かあった。それは葵でおきたのは初めてなのだが…考えるのも支障はそんなないと思うし、面倒だ。
『なんでだろな、着信履歴にないし…お前の勘違いだろ』
そう平然と俺ははぐらかした。
『もー!晴のばか!』
『ごめんごめん…これで機嫌なおせって』
少し怒った表情の葵に差し出したのは手のひらサイズの葵に用意していたピンクのウサギの人形であった。
『…え?何これ?』
『お前も俺の兄さんと同じ誕生日だろ?』
『これを、私に?』
『いらなかったら別にいい』
『いるっ!!!!』
そう奪い取るように嬉しそうに俺からウサギをとった。
たまたま兄さんと同じ誕生日で幼なじみだから覚えていたもののこんな喜んで貰えると可愛い女の子だなと少し思えた。
この時の俺は何事も深く考えていなかった。
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