70 / 101
第3章 水の研究者、勇者を還す
第70話 ミーナ・ギャレット(1/3)
しおりを挟む
ファーラムに向かう旅の途中。
「こうやって寝てると、可愛いニャ」
小さな寝息を立ててウチの膝で寝るトール。
悪人は一切の容赦なく殺しちゃう冷徹さ、魔物はおろか魔族だって瞬殺しちゃう彼の強さは異次元過ぎて、ちょっと怖い時もあるニャ。
でもこんなリラックスして眠るトールを見ることができるのは、世界でウチだけ。そう思うと、なんとも言えない気持ちだニャ。
「ウチをあの地獄から助けてくれて、ほんとにありがとニャ」
──***──
今からおよそ1年前。
とある獣人の里が人族の軍隊に襲われていた。
「クソっ! 敵の数が多すぎる!!」
「一旦退きましょう」
「ミーナ隊長も、こちらへ!」
「ウチがこいつらの足止めするニャ! だから、みんなを逃がしてニャ!!」
数十人の兵士を相手にミーナがたったひとりで奮闘していた。
ちなみに獣人族で語尾が特徴的なのは女性の猫獣人だけ。昔の勇者が獣人の姫を助けた時の“お願い”が原因でこんなことになっている。
「あれが、“凶獣ミーナ”か」
「口調と強さが合ってねーよ」
「つ、強すぎんだろ……」
少し離れた場所にいる人族の兵士たちは、多くがそのような感想を抱いた。
重鎧を纏った大男たちが、「せいニャ!」という掛け声とともに繰り出されるパンチで吹き飛ばされていくのだ。
信じがたい光景だった。
獣人に魔法を使える者は少ない。
その代わりに彼らは魔力を身体中に巡らせ、元より高い身体能力を更に高めて戦うのだ。中でもミーナは獣人にしては魔力が多く、戦闘スキルも高いため他国にもその名を知られるほどの武力を有していた。
凶獣──それが、彼女を恐れた人族たちがミーナに付けた仇名だった。
「この先には絶対通さんニャ。死にたい奴から向かって来いニャ!」
「ひ、怯むな! かかれぇ!!」
「いけぇぇぇぇ!!」
「「「うぉぉぉおお!」」」
彼女はこの日、およそ500人の人族を戦闘不能にさせた。
しかし獣人の里を攻めてきた兵の数が多すぎた。
魔力が切れ、体力がなくなった彼女は生きたまま拘束された。
その後、意識を失ったミーナは人族の兵士たちに犯されそうになったが、軍の司令官によってその行為は止められた。司令官はミーナに減らされた戦力を、彼女の身を奴隷として売ることで賄おうとしたのだ。
その目論見は見事に成功する。
凶獣という二つ名をつけられ、屈強な兵士ですらその姿を目にしたら逃げ出そうとするほどに強い獣人を好きにできると聞きつけた大商人がミーナを買うと申し出た。
5,000人規模の軍を編成できるほどの大金で彼女は売られた。
数日後、屋敷に送られてきたミーナを大商人がいざ犯そうとすると──
「いぎゃぁぁぁああああああ!」
「こんな拘束でウチを止められると思うとか、アンタ馬鹿なのかニャ?」
彼女は手足を鉄製の鎖で拘束されていたが、ミーナはその状態のまま大商人の股間を粉砕してしまった。悶絶し、泡を吹く大商人。
大商人の護衛たちが騒ぎを聞いてかけつけ、ミーナの鎖を掴んで取り押さえようとするが、彼女はここでも大暴れした。
多大な犠牲を出しながらも、最後は大商人が贔屓にしていたオリハルコン級冒険者が何とか彼女を取り押さえた。
ミーナが再び拘束された場所まで部下たちに支えられながら、ふらふらとした足取りでやって来た大商人に冒険者が問いかける。
「コイツ、ここで殺しましょう。それとも部下に犯させますか? その場合は、手足を斬っておくことをおススメします」
「……いや、ダメだ。この雌猫はコロッセオに送る。そこで確実に殺せ」
大金をはたいて買った女なので、それを他の男に犯させるという選択をしたくなかった。また彼は股間を潰され、男性としての闘争心が薄れていた。
ミーナへの怒りはあるが、それをどう処理すれば良いか分からなかった。周りの部下たちの声を無視して大商人はそのような選択をしたのだ。
こうしてミーナはコロッセオにて、トールと出会うことになる。
一方、ミーナを買った大商人だが、もともと彼は豪胆で他国にも知られる男だった。そんな大商人は陰嚢を失い、目に見えて活力がなくなった。大きな商談に何度も失敗した。財産を失っても、それを取り戻そうとする気力も湧かなかった。
ある日、屋敷にある金が底を尽きそうだという報告を受けた大商人は、その話を聞いた部屋の窓から飛び降りて死んでしまう。
それはミーナを買ってから、わずか2週間後のこと。
彼女がコロッセオで戦う前だったが、残された者たちは凶獣に手を出そうとしたことが全ての原因だと考え、その後は誰もミーナに干渉しようとはしなかった。
「こうやって寝てると、可愛いニャ」
小さな寝息を立ててウチの膝で寝るトール。
悪人は一切の容赦なく殺しちゃう冷徹さ、魔物はおろか魔族だって瞬殺しちゃう彼の強さは異次元過ぎて、ちょっと怖い時もあるニャ。
でもこんなリラックスして眠るトールを見ることができるのは、世界でウチだけ。そう思うと、なんとも言えない気持ちだニャ。
「ウチをあの地獄から助けてくれて、ほんとにありがとニャ」
──***──
今からおよそ1年前。
とある獣人の里が人族の軍隊に襲われていた。
「クソっ! 敵の数が多すぎる!!」
「一旦退きましょう」
「ミーナ隊長も、こちらへ!」
「ウチがこいつらの足止めするニャ! だから、みんなを逃がしてニャ!!」
数十人の兵士を相手にミーナがたったひとりで奮闘していた。
ちなみに獣人族で語尾が特徴的なのは女性の猫獣人だけ。昔の勇者が獣人の姫を助けた時の“お願い”が原因でこんなことになっている。
「あれが、“凶獣ミーナ”か」
「口調と強さが合ってねーよ」
「つ、強すぎんだろ……」
少し離れた場所にいる人族の兵士たちは、多くがそのような感想を抱いた。
重鎧を纏った大男たちが、「せいニャ!」という掛け声とともに繰り出されるパンチで吹き飛ばされていくのだ。
信じがたい光景だった。
獣人に魔法を使える者は少ない。
その代わりに彼らは魔力を身体中に巡らせ、元より高い身体能力を更に高めて戦うのだ。中でもミーナは獣人にしては魔力が多く、戦闘スキルも高いため他国にもその名を知られるほどの武力を有していた。
凶獣──それが、彼女を恐れた人族たちがミーナに付けた仇名だった。
「この先には絶対通さんニャ。死にたい奴から向かって来いニャ!」
「ひ、怯むな! かかれぇ!!」
「いけぇぇぇぇ!!」
「「「うぉぉぉおお!」」」
彼女はこの日、およそ500人の人族を戦闘不能にさせた。
しかし獣人の里を攻めてきた兵の数が多すぎた。
魔力が切れ、体力がなくなった彼女は生きたまま拘束された。
その後、意識を失ったミーナは人族の兵士たちに犯されそうになったが、軍の司令官によってその行為は止められた。司令官はミーナに減らされた戦力を、彼女の身を奴隷として売ることで賄おうとしたのだ。
その目論見は見事に成功する。
凶獣という二つ名をつけられ、屈強な兵士ですらその姿を目にしたら逃げ出そうとするほどに強い獣人を好きにできると聞きつけた大商人がミーナを買うと申し出た。
5,000人規模の軍を編成できるほどの大金で彼女は売られた。
数日後、屋敷に送られてきたミーナを大商人がいざ犯そうとすると──
「いぎゃぁぁぁああああああ!」
「こんな拘束でウチを止められると思うとか、アンタ馬鹿なのかニャ?」
彼女は手足を鉄製の鎖で拘束されていたが、ミーナはその状態のまま大商人の股間を粉砕してしまった。悶絶し、泡を吹く大商人。
大商人の護衛たちが騒ぎを聞いてかけつけ、ミーナの鎖を掴んで取り押さえようとするが、彼女はここでも大暴れした。
多大な犠牲を出しながらも、最後は大商人が贔屓にしていたオリハルコン級冒険者が何とか彼女を取り押さえた。
ミーナが再び拘束された場所まで部下たちに支えられながら、ふらふらとした足取りでやって来た大商人に冒険者が問いかける。
「コイツ、ここで殺しましょう。それとも部下に犯させますか? その場合は、手足を斬っておくことをおススメします」
「……いや、ダメだ。この雌猫はコロッセオに送る。そこで確実に殺せ」
大金をはたいて買った女なので、それを他の男に犯させるという選択をしたくなかった。また彼は股間を潰され、男性としての闘争心が薄れていた。
ミーナへの怒りはあるが、それをどう処理すれば良いか分からなかった。周りの部下たちの声を無視して大商人はそのような選択をしたのだ。
こうしてミーナはコロッセオにて、トールと出会うことになる。
一方、ミーナを買った大商人だが、もともと彼は豪胆で他国にも知られる男だった。そんな大商人は陰嚢を失い、目に見えて活力がなくなった。大きな商談に何度も失敗した。財産を失っても、それを取り戻そうとする気力も湧かなかった。
ある日、屋敷にある金が底を尽きそうだという報告を受けた大商人は、その話を聞いた部屋の窓から飛び降りて死んでしまう。
それはミーナを買ってから、わずか2週間後のこと。
彼女がコロッセオで戦う前だったが、残された者たちは凶獣に手を出そうとしたことが全ての原因だと考え、その後は誰もミーナに干渉しようとはしなかった。
0
応援よろしくお願いします!!
別作品も投稿してます! こっちも見てねー!!
スキル【特許権】で高位魔法や便利魔法を独占!
俺の考案した魔法を使いたいなら、特許使用料を
ステータスポイントでお支払いください
お気に入りに追加
922
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる