18 / 20
15話「モヒカンの鏡」
しおりを挟む
そんなこんなで俺と早希とアルシャは、ギルドに行くと言って聞かないエアに付き添う形でギルドへやってきたのだった。
今日は働かず部屋でぐーすか寝ているつもりだったんだけどなあ……
「ついたわ! 早速クエスト掲示板へGOよ!」
ギルドに着いて早々、エアが早歩きでクエスト掲示板の方へ向かってゆく。
その後ろを早希とアルシャは慌ててついていく姿が見えた。
どうせすぐには決まらないんだし、俺はゆっくり行こう。
「おう、ソウタ。またエアの姉ちゃんがなんかやらかしたか?」
「ん? ああ、ヤダカか。それがさあ、今朝からエアがわめき散らしやがってな? なんだかんだでクエストを受けることになっちまったんだよ」
「よくわからねえが、お前もさんざん煽ったんだろ?」
「まあそうなんだけどさ……」
こいつはヤダカ。ギルドで仲良くなった冒険者の一人だ。
チンピラ風の男で、金髪のモヒカンヘアーをしている。
俺は心の中でこいつのことをモヒカンエースと呼んでいる。
「なあモヒカンエース」
「モヒカンエースって誰だ!?」
「ああ悪い、つい心の中の呼び名が……おっと」
「お前俺のことを心の中でそう呼んでんのか!?」
やべ、つい心の中の呼び名で呼んじゃった。
「まあまあ、そこはおいといて」
「おいとけねえよ!?」
「ヤダカ、お前のパーティが見当たらないんだけど、どこいったん?」
「こいつ無視して続けやがった!! 」
うるせえやつだ。
ちなみにモヒカンエースの職業はソルジャーで、魔法は使えないがそれなりに剣の使いには長けている。
モヒカンエースのパーティメンバーにはウィザードのマチ、アーチャーのオンバが居て、それなりにバランスのとれたパーティメンバーとなっている。
いつもはモヒカンエース共々3人で一緒に行動しているんだが、今はこいつしか居ない。
ちなみにマチは黒髪ショートヘアーのいわゆる魔女っ子小学生みたいな見た目で、それなりにかわいい。
早希には遠く及ばないけど。
オンバは坊主頭の浅黒い肌をした長身の男だ。
俺は心の中でこいつらをそれぞれ
魔女っ子ロリ、ブラックトーテムと呼んでいる。
ちなみに早希たんのことはラブリーマイエンジェル早希たんと呼んでいる。
「あ、あいつらか? あいつらは……」
「ああっ!! ヤダカ、いたっ!!」
「こんなとこにいやがった!! 覚悟しろよこのクソ野郎!! おいソウタ、そいつ捕まえろ!!」
「!?」
「やべっ! おいソウタ、またな!!」
叫び声に反応してギルドの入り口を見ると、マチとオンバのふたりが鬼の形相でこちらを睨みながら走ってきていた。
俺は言われたとおりモヒカンエースを捕まえようとしたが、一瞬で逃げられてしまった。
「くそっ!! 逃げ足の速いやつめ!! 捕まえたらひどいぞ! ソウタも捕まえてくれよぉ」
「いやー悪い悪い、捕まえようとしたんだけどその前に逃げられちまったわ」
「ねえソウタ、あいつどこに行くかとか言ってた?」
「いや、なんも聞いてないな、すまん。ただ雑談してただけだ」
「そう……アタシたちから逃げ回ってるというのに、のんきに雑談なんかしてたの……ほんとに憎らしい男ね……!」
なんだろう、ここまでこいつらが怒ってるとこなんてはじめて見たな。
なにやらかしたのかちょっと聞いてみるか。
「なあ魔女っ子ロリ、ブラックトーテム」
「魔女っ子ロリ!?」
「ブラックトーテム!?」
やべ。また心の中の呼び名が。
「すまん、つい心の中の呼び名が」
「「アンタ(お前)アタシ(オレ)のことを心の中でそう呼んでるの(か)!?」」
「まあいいじゃん、それよりさ」
「「まあよくないよ!!」」
「あいつ何したん? お前らがそこまで怒るってことは相当やらかしたんだろうけど」
「「こいつ無視して続けやがった!!」」
こいつらパーティ全員同じ反応しやがる。
おもしれえ。
まあひとまずは理由が気になるから聞こう。あいつどんなひでえことしたんだろうか。
「まあいいか、聞いてくれよ。あいつオレらが楽しみにしてたプリンをひとりで食べちまいやがってな?」
存外クソくだらねえ理由だったわ……
なにこいつら、そんなことで人を殺しそうな勢いで追い詰めてんの?
「それだけでももうブッコロ案件なのよ。それで、その場でブチ切れてふたりで問い詰めたの。そしたらあいつなんて言ったと思う?」
「なんつったの?」
「『あぁ? うるせえなあ……てめぇら仮にも冒険者だろ? 冒険者ってぇのは常に弱肉強食だ。つまり、あんなとこにいかにも食って下さいと言わんばかりに入れとくてめぇらが間抜けだっただけだよ、悔しかったら次からは俺様にハンティングされないとこに入れときやがれ』って言いやがったのよ!?」
おおう……それはさすがに許せんな、俺でもブチ切れる。
「だから、オレたちは弱肉強食ならお前を狩ってもかまわないよな? と言ってあいつを半○しにしようとしたんだが、あいつ逃げ足が速くてな……クソ、ただじゃおかねえぞ」
「それは許せんわ、よし、俺もあいつを捕まえるのに協力して……」
「兄さん、なにしてるんですか? 兄さんが来ないからエアさんカンカンですよ?」
俺もモヒカンエースを捕まえようと腰を上げると、早希がすぐそばに来て俺に声をかけた。
「お、サキちゃんおはよう!」
「サキちゃんやっほ! どうしたの?」
「あ、オンバさん、マチさんおはようございます! 今日はエアさんの活躍を見るためにクエストを受けに来たんですが、エアさんを煽った肝心の兄さんが来ないので探しにきたんですよ」
「え……ソウタあんたこんなとこで油売ってていいの?」
「本来の用事ほったらかしてどうすんだよ……ヤダカのクソは俺たちだけで探すから、ソウタは早く行ってやりな」
うわ、そうだ、ギルドに来た理由ってエアのためにクエスト受けにきたんだったわ……
「すっかり忘れてたわ……」
「もう兄さん、だめですよ? はやく来てください。ではオンバさん、マチさんまた後ほど!」
「おう、がんばってな!」
「いってらっしゃーい!」
「マチ、オンバ、クエスト終わった後まだモヒカンエースのこと探してたら手伝ってやるからなー!」
「モヒカンエース!?」
「モヒカンエース!?」
俺は早希に引きずられながらエアとアルシャの待つクエスト掲示板前まで連行された。
今日は働かず部屋でぐーすか寝ているつもりだったんだけどなあ……
「ついたわ! 早速クエスト掲示板へGOよ!」
ギルドに着いて早々、エアが早歩きでクエスト掲示板の方へ向かってゆく。
その後ろを早希とアルシャは慌ててついていく姿が見えた。
どうせすぐには決まらないんだし、俺はゆっくり行こう。
「おう、ソウタ。またエアの姉ちゃんがなんかやらかしたか?」
「ん? ああ、ヤダカか。それがさあ、今朝からエアがわめき散らしやがってな? なんだかんだでクエストを受けることになっちまったんだよ」
「よくわからねえが、お前もさんざん煽ったんだろ?」
「まあそうなんだけどさ……」
こいつはヤダカ。ギルドで仲良くなった冒険者の一人だ。
チンピラ風の男で、金髪のモヒカンヘアーをしている。
俺は心の中でこいつのことをモヒカンエースと呼んでいる。
「なあモヒカンエース」
「モヒカンエースって誰だ!?」
「ああ悪い、つい心の中の呼び名が……おっと」
「お前俺のことを心の中でそう呼んでんのか!?」
やべ、つい心の中の呼び名で呼んじゃった。
「まあまあ、そこはおいといて」
「おいとけねえよ!?」
「ヤダカ、お前のパーティが見当たらないんだけど、どこいったん?」
「こいつ無視して続けやがった!! 」
うるせえやつだ。
ちなみにモヒカンエースの職業はソルジャーで、魔法は使えないがそれなりに剣の使いには長けている。
モヒカンエースのパーティメンバーにはウィザードのマチ、アーチャーのオンバが居て、それなりにバランスのとれたパーティメンバーとなっている。
いつもはモヒカンエース共々3人で一緒に行動しているんだが、今はこいつしか居ない。
ちなみにマチは黒髪ショートヘアーのいわゆる魔女っ子小学生みたいな見た目で、それなりにかわいい。
早希には遠く及ばないけど。
オンバは坊主頭の浅黒い肌をした長身の男だ。
俺は心の中でこいつらをそれぞれ
魔女っ子ロリ、ブラックトーテムと呼んでいる。
ちなみに早希たんのことはラブリーマイエンジェル早希たんと呼んでいる。
「あ、あいつらか? あいつらは……」
「ああっ!! ヤダカ、いたっ!!」
「こんなとこにいやがった!! 覚悟しろよこのクソ野郎!! おいソウタ、そいつ捕まえろ!!」
「!?」
「やべっ! おいソウタ、またな!!」
叫び声に反応してギルドの入り口を見ると、マチとオンバのふたりが鬼の形相でこちらを睨みながら走ってきていた。
俺は言われたとおりモヒカンエースを捕まえようとしたが、一瞬で逃げられてしまった。
「くそっ!! 逃げ足の速いやつめ!! 捕まえたらひどいぞ! ソウタも捕まえてくれよぉ」
「いやー悪い悪い、捕まえようとしたんだけどその前に逃げられちまったわ」
「ねえソウタ、あいつどこに行くかとか言ってた?」
「いや、なんも聞いてないな、すまん。ただ雑談してただけだ」
「そう……アタシたちから逃げ回ってるというのに、のんきに雑談なんかしてたの……ほんとに憎らしい男ね……!」
なんだろう、ここまでこいつらが怒ってるとこなんてはじめて見たな。
なにやらかしたのかちょっと聞いてみるか。
「なあ魔女っ子ロリ、ブラックトーテム」
「魔女っ子ロリ!?」
「ブラックトーテム!?」
やべ。また心の中の呼び名が。
「すまん、つい心の中の呼び名が」
「「アンタ(お前)アタシ(オレ)のことを心の中でそう呼んでるの(か)!?」」
「まあいいじゃん、それよりさ」
「「まあよくないよ!!」」
「あいつ何したん? お前らがそこまで怒るってことは相当やらかしたんだろうけど」
「「こいつ無視して続けやがった!!」」
こいつらパーティ全員同じ反応しやがる。
おもしれえ。
まあひとまずは理由が気になるから聞こう。あいつどんなひでえことしたんだろうか。
「まあいいか、聞いてくれよ。あいつオレらが楽しみにしてたプリンをひとりで食べちまいやがってな?」
存外クソくだらねえ理由だったわ……
なにこいつら、そんなことで人を殺しそうな勢いで追い詰めてんの?
「それだけでももうブッコロ案件なのよ。それで、その場でブチ切れてふたりで問い詰めたの。そしたらあいつなんて言ったと思う?」
「なんつったの?」
「『あぁ? うるせえなあ……てめぇら仮にも冒険者だろ? 冒険者ってぇのは常に弱肉強食だ。つまり、あんなとこにいかにも食って下さいと言わんばかりに入れとくてめぇらが間抜けだっただけだよ、悔しかったら次からは俺様にハンティングされないとこに入れときやがれ』って言いやがったのよ!?」
おおう……それはさすがに許せんな、俺でもブチ切れる。
「だから、オレたちは弱肉強食ならお前を狩ってもかまわないよな? と言ってあいつを半○しにしようとしたんだが、あいつ逃げ足が速くてな……クソ、ただじゃおかねえぞ」
「それは許せんわ、よし、俺もあいつを捕まえるのに協力して……」
「兄さん、なにしてるんですか? 兄さんが来ないからエアさんカンカンですよ?」
俺もモヒカンエースを捕まえようと腰を上げると、早希がすぐそばに来て俺に声をかけた。
「お、サキちゃんおはよう!」
「サキちゃんやっほ! どうしたの?」
「あ、オンバさん、マチさんおはようございます! 今日はエアさんの活躍を見るためにクエストを受けに来たんですが、エアさんを煽った肝心の兄さんが来ないので探しにきたんですよ」
「え……ソウタあんたこんなとこで油売ってていいの?」
「本来の用事ほったらかしてどうすんだよ……ヤダカのクソは俺たちだけで探すから、ソウタは早く行ってやりな」
うわ、そうだ、ギルドに来た理由ってエアのためにクエスト受けにきたんだったわ……
「すっかり忘れてたわ……」
「もう兄さん、だめですよ? はやく来てください。ではオンバさん、マチさんまた後ほど!」
「おう、がんばってな!」
「いってらっしゃーい!」
「マチ、オンバ、クエスト終わった後まだモヒカンエースのこと探してたら手伝ってやるからなー!」
「モヒカンエース!?」
「モヒカンエース!?」
俺は早希に引きずられながらエアとアルシャの待つクエスト掲示板前まで連行された。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。

プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる